有機農産物の需要拡大に向けては、消費実態を正確に把握し、将来動向などの分析を行うことが重要です。
そのため、県では、群馬県産有機農産物の主たる供給先である群馬県内や東京都内の在住者(19歳以下~90歳以上の男女)を主な対象とし、アンケート調査を実施し、その結果を公表します。
調査概要
(1)調査手法
インターネットによるオンライン調査
(2)調査時期
令和6年7月31日(水曜日)~令和6年9月10日(火曜日)
(3)調査受託事業者
株式会社47CLUB、株式会社上毛新聞社
(4)回答者
2,477名(うち群馬県在住:539名、東京都在住:563名、その他(神奈川県等)
調査結果(※Google Looker Studio)
【調査結果URL】
https://lookerstudio.google.com/reporting/6caac7e0-4d4e-4051-a5f4-bf93967c97ab
【群馬県】有機農産物消費実態調査<外部リンク>
調査結果のポイント
調査結果のポイント一覧
カテゴリ
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内容
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消費者の好みと傾向
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- 多くの消費者は「スーパーマーケット」で有機農産物を購入している。東京都では「自然食品店等の専門店」で購入している方が多い。
- 群馬県、東京都ともに購入する頻度の高い有機食品は米や野菜などの農産物であった。
- 今後販売を希望する有機食品についても、加工品よりも米や野菜などの農産物を望む声が多かった。
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消費者の認知度と意識調査
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- 有機農産物の3つの要件を認知している人は、群馬県では45.5%、東京都では50.8%であった。
【3つの要件】
(ア) 化学肥料を使用しない
(イ) 化学合成農薬を使用しない
(ウ) 遺伝子組み換え技術を使用していない
・有機JASマークを知っている人は群馬県では35.4%、東京都では46%となり、認知度が十分にあるとは言い難い結果となった。
※有機JASマーク
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購買動機の理解
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- 有機農産物を初めて購入したきっかけは、群馬県と東京都のいずれにおいても「健康を意識しているため」が1番多く、「近くのスーパー等で取扱いが増え興味を持ったため」「食べる機会があり、美味しかったため」という回答が続いた。
- 初めて購入したきっかけの「その他」について、群馬県では育児関連の回答が多く挙がった。一方で、東京都では「体質(アトピー等)の改善のため」という回答が多かった。
- 継続して有機農産物を購入している理由を見ると、群馬県と東京都、いずれにおいても、「できるだけ安全な農産物を摂取したいから」という回答が多かった。
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消費者の課題と障壁
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- 値段や興味・関心の有無が購入の際の課題となっている。
- キャベツ一玉100円の場合、有機キャベツの値段が群馬県では価格差30円、東京都では価格差50円までであれば、有機農産物を購入する可能性がある。
- 群馬県と東京都のいずれにおいても、有機農産物の3つの要件を知っている人の購入頻度が高い。
- 群馬県と東京都のいずれにおいても、有機JASマークを知っている人の購入頻度が高いことが分かった。
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報道提供資料 (PDF:301KB)