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特定外来生物セアカゴケグモの確認について(自然環境課)

更新日:2024年11月12日 印刷ページ表示

1 概要

 令和6年11月9日(土曜日)から11月11日(月曜日)にかけて、太田市内において特定外来生物である「セアカゴケグモ」の成体(メス)7匹、成体(オスの疑い)6匹、卵のう7個が確認されました。県内では、平成17年8月以降散発的に確認されており、今回で18例目となります。

 発見された成体と卵のうは既に駆除しており、現在までに発見地点周辺から新たな確認はされていません。また、現在までに咬まれた人も確認されていません。

2 経過

11月9日(土曜日)

  • 太田市内の店舗敷地内に、セアカゴケグモと疑われるクモの成体1匹と卵のう7個を従業員が発見し、殺虫剤で駆除。
  • 店舗から太田市に通報。

11月11日(月曜日)

  • 太田市から群馬県に報告があり、県自然環境課職員が発見地点及びその周辺における生息状況調査を実施した結果、新たに成体12匹を発見した。
  • このうち6匹と9日に発見した1匹は、専門家による同定(種名を調べる行為)の結果、外見上の特徴からセアカゴケグモのメスであることを確認した。卵のうは、成体と一体的に発見した状況から、セアカゴケグモの卵のうと判定した。

  • 残る6匹は、メスの特徴である腹部背面における赤色の帯状の模様は確認されず、白黒の体色であること、メスの成体付近に生息していた状況から、セアカゴケグモのオスの疑いがある。

3 今後の対応

 発見地点及びその周辺における生息の可能性を排除できないため、引き続き、同店舗並びに太田市と連携して情報収集するとともに、住民に対して太田市から注意喚起を行う。

4 セアカゴケグモとは

  • セアカゴケグモはオーストラリア原産のクモです。メスは体長が1センチメートル程度、暗褐色又は黒色で、腹部背面に赤色の帯状の模様があり、毒を持っています。オスに毒はありません。
  • 本来日本には生息しないクモですが、海外からの貨物等に付着して国内各地に侵入してきたと考えられています。
  • 基本的にはおとなしく攻撃性はありませんが、素手で触らないでください。
  • 駆除する場合は、市販の殺虫剤を噴霧する、熱湯をかける、靴で踏みつぶす等の方法があります。
  • 万が一咬まれてしまったときは、すみやかに医療機関を受診してください。

<参考>群馬県におけるセアカゴケグモの確認状況

  1. 平成17年8月:高崎市 成体8匹
  2. 平成25年1月:玉村町 幼体7匹、卵のう4個
  3. 平成26年9月:高崎市 成体1匹
  4. 平成26年10月:伊勢崎市 成体1匹、卵のう2個
  5. 平成27年11月:みどり市 成体1匹
  6. 平成29年9月:伊勢崎市 成体1匹
  7. 令和元年7月:玉村町 成体1匹
  8. 令和2年6月:前橋市 成体1匹
  9. 令和3年8月:みどり市 成体1匹
  10. 令和5年6月:太田市 成体1匹
  11. 令和5年9月:桐生市 成体2匹
  12. 令和6年2月:前橋市 成体1匹
  13. 令和6年5月:伊勢崎市 成体1匹
  14. 令和6年8月:伊勢崎市 成体1匹
  15. 令和6年9月:太田市 成体1匹、幼体複数、卵のう2個
  16. 令和6年9月:玉村町 成体1匹
  17. 令和6年9月:太田市 成体8匹、卵のう21個

セアカゴケグモにご注意を (PDF:237KB)