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保育施設における腸管出血性大腸菌感染症の複数発生事例について(感染症・疾病対策課)

更新日:2024年8月2日 印刷ページ表示

渋川保健所(保健福祉事務所)管内の保育施設において、腸管出血性大腸菌感染症の患者が2名確認されました。

渋川保健所が調査及び感染拡大防止のための指導を継続しています。

1 関係施設

 施設:保育施設(園児:158名 職員:35名)
 所在地:渋川保健所管内

2 発生状況

原因菌:腸管出血性大腸菌 O157
陽性者:2名(令和6年8月2日現在)
※2名は入院中であるが、快方に向かっている。​

3 経過

7月29日(月曜日)医療機関から、腸管出血性大腸菌感染症の疑いで入院した患者2名が同じ保育施設に通っていると渋川保健所に連絡があり、保育施設へ状況の確認及び感染対策の助言を実施。

7月30日(火曜日)医療機関からの届出により上記園児2名の陽性を確認。保健所が患者調査を実施。

7月31日(水曜日)保健所が施設へ訪問し、現地調査及び感染対策の指導を実施。​

4 対応

  • 保健所では施設に対して園児・職員の健康状況の確認と感染拡大防止対策の徹底について指導しました。
  • 保健所において、関係者の行政検査を実施中です。

お願い

 報道機関各位におかれましては、患者及び患者家族等について、本人等が特定されることがないよう、格段の配慮をお願いします。
 また、保育施設への直接の取材はお控えください。

県民の皆様へ

腸管出血性大腸菌感染症について

どんな病気?

  • O157などの腸管出血性大腸菌が、口から体の中に入ることでおこる胃腸の病気です。
  • 潜伏期間は多くは3~5日で、主な症状は下痢、腹痛、血便及び発熱などです。
  • 抵抗力の弱い高齢者や乳幼児が感染すると、溶血性尿毒症症候群(HUS)になり重症化することがあります。

予防方法は?

  • 帰宅後、食事前、排便・おむつ換えの後は、手・指を石けんと流水でよく洗いましょう。
  • 動物とふれあった後には、必ず、石けんを用いて十分に手洗いをしましょう。
  • 腸管出血性大腸菌も食中毒原因菌のひとつです。「菌をつけない(食材・手をよく洗う)」、「増やさない(食品は冷蔵保存・調理後早く食べる)」、「殺菌(十分な加熱、調理器具の乾燥)」が予防の三原則です。
  • 食肉等は十分に加熱(中心部が75度で1分以上)して食べましょう。
  • バーベキューや焼き肉屋では、食材を取り扱う専用の箸やトングを用い、食事用の箸と明確に使い分けましょう。
  • まな板は、使用の都度、洗浄剤でしっかり洗い、熱湯または台所用漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム製剤)で消毒するとよいでしょう。

報道提供資料 (PDF:434KB)