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令和6年度 病害虫発生予察注意報 第3号の発表について(農業技術センター)
越冬世代成虫が多いことから、その子世代である第一世代幼虫が多く被害が予想されたため、6月13日に発生予察注意報第2号(オオタバコガ)を発表しました。
今回、第一世代成虫が多いことから、その子世代である第二世代幼虫による被害が大きくなることが予想されるため発生予察注意報を発表します。
発表の根拠
- 群馬県が県内に設置している6地点のフェロモントラップにおける成虫の誘殺数が平年に比べて多く推移しています。このことから成虫が産卵する卵の数も多く、すでに農作物に被害を与える幼虫が多く発生していると考えられます。
- 露地ナス、雨よけトマト、レタス等で幼虫による食害が確認されており、露地ナスでの食害は平年に比べてやや多くなっています。
- 向こう1か月の気象予報(気象庁7月11日発表)によると、平均気温は高い確率70%であり、オオタバコガの発生量が多くなる気象が予報されています。
発表の内容
- 発表日 令和6年7月12日
- 作物名 野菜・花き類
- 病害虫名 オオタバコガ
- 発生地域 栽培地域全域
- 発生量 多い
その他
- 生産者に対しては、幼虫が果実や花蕾、結球の内部に食入する前に農薬による適期防除を行うことや、被害果及び被害株をほ場外へ持ち出して適切に処分することなどの防除対策を呼びかけます。
- 今年度のオオタバコガに関する発生予察注意報の発表は、6月13日に発表した令和6年度発生予察注意報第2号に続き、2本目となります。
報道提供資料 (PDF:791KB)