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太田市内の飲食店で発生した食中毒事件について(食品・生活衛生課)

更新日:2024年3月9日 印刷ページ表示

 太田市内の飲食店が令和6年3月5日(火曜日)に提供した食事を原因とする食中毒事件が発生しました。県では、当該飲食店に対し3日間の営業停止を命ずるとともに、再発防止策を指導しました。なお、有症者は全員快方に向かっています。

1 概要

(1)発生日

令和6年3月6日(水曜日)7時頃(初発)

(2)有症者

30名(うち、受診13名、入院1名)(3月9日時点)

年齢別発症者数(名)
  10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代

80代

以上

合計
男性 1 2 0 0 3 0 0 2 8
女性 1 1 3 3 4 7 2 1 22
合計 2 3 3 3 7 7 2 3 30

【有症者住所】太田市(18)、館林市(1)、邑楽郡(8)、栃木県(1)、埼玉県(2)

(3)症状

下痢、吐き気、嘔吐、腹痛等

(4)病因物質

ノロウイルス

(5)原因食品

3月5日(火曜日)に当該飲食店が提供した食事

(6)原因施設

太田市内の飲食店

(7)経緯

 令和6年3月7日(木曜日)12時半頃、太田市内の医療機関から「市内飲食店で会食した複数名が嘔吐、下痢の症状を訴えている。」旨の連絡が太田保健福祉事務所にありました。
 調査したところ、3月5日(火曜日)に当該飲食店が調理した食事を喫食した5グループ35名中30名(3月9日時点)が、同様の食中毒様症状を呈していることが確認されました。有症者の共通食はこの飲食店が調理した食事のみであること、調理従事者3名と有症者4名の便からノロウイルスが検出されたこと、有症者の発症状況がノロウイルスによるものと一致していること及び診断した医師から食中毒届が提出されたことから、この飲食店が調理した食事を原因とする食中毒事件と断定しました。
 

2 施設に対する措置

飲食店営業の営業停止3日間(令和6年3月9日(土曜日)から3月11日(月曜日)まで)

※参考:本県の食中毒発生状況[3月9日現在、( )内は中核市を含む]
  発生件数 患者数 死者数
令和6年1月~3月9日 3(4) 57(71) 0(0)
令和5年1月~3月9日
(昨年同期)
2(3) 35(48) 0(0)
令和5年 7(14) 116(169) 0(0)

3 ノロウイルス食中毒の予防のポイント

  • 下痢等の体調不良がある人は、食品を直接取り扱う作業を控えましょう。
  • ノロウイルス食中毒を予防するため、調理前、トイレ後は念入りに手洗い(消毒)をしましょう。
  • 調理器具等の消毒には、熱湯や塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)が有効です。
  • 食品は中心部まで十分に加熱(85度以上で90秒以上)しましょう