利根郡内の飲食店で発生した食中毒事件について（食品・生活衛生課）

　利根郡内の飲食店が令和6年2月14日（水曜日）から15日（木曜日）にかけて提供した食事を原因とする食中毒事件が発生しました。県では、当該飲食店に対し3日間の営業停止を命ずるとともに、再発防止策を指導しました。なお、入院者はおらず、有症者は全員快方に向かっています。

1　概要

（1）発生日

令和6年2月15日（木曜日）12時頃（初発）

（2）有症者

8名（うち、受診3名、入院0名）（2月28日時点）

【有症者住所】茨城県（6）、神奈川県（1）、埼玉県（1）

（3）症状

腹痛、下痢、吐き気、嘔吐等

（4）病因物質

ノロウイルス

（5）原因食品

2月14日（水曜日）から15日（木曜日）に当該飲食店が提供した食事

（6）原因施設

利根郡内の飲食店

（7）経緯

　令和6年2月19日（月曜日）13時頃、茨城県庁から「令和6年2月14日に利根郡内の飲食店を利用した複数名が嘔吐、下痢等の症状を呈している。」旨の連絡が当課にありました。
　その後の調査で、2グループ10名中8名（2月28日時点）が同様の食中毒様症状を呈していることが確認されました。有症者の共通食はこの飲食店で提供された食事のみであること、調理従事者1名と有症者3名の便からノロウイルスが検出されたこと、有症者の発症状況がノロウイルスによるものと一致していること及び診断した医師から食中毒届が提出されたことから、この飲食店が提供した食事を原因とする食中毒事件と断定しました。
　なお、先週発表した「利根郡内の飲食店」を原因とする食中毒との関連性については現在調査中です。

2　施設に対する措置

飲食店営業の営業停止3日間（令和6年2月28日（水曜日）から3月1日（金曜日）まで）

3　ノロウイルス食中毒の予防のポイント

• 下痢等の体調不良がある人は、食品を直接取り扱う作業を控えましょう。
• ノロウイルス食中毒を予防するため、調理前、トイレ後は念入りに手洗い（消毒）をしましょう。
• 調理器具等の消毒には、熱湯や塩素系漂白剤（次亜塩素酸ナトリウム）が有効です。
• 食品は中心部まで十分に加熱（85度以上で90秒以上）しましょう。