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太田市内の飲食店が提供した食事を原因とする食中毒事件について(食品・生活衛生課)

更新日:2024年1月12日 印刷ページ表示

 太田市内の飲食店が令和5年12月15日(金曜日)に提供した食事を原因とする食中毒事件が発生しました。
 県では、当該飲食店に対し、3日間の営業停止を命ずるとともに、再発防止策を指導しました。
 なお、入院者はおらず、有症者は全員快方に向かっております。

1 概要

(1)発生日

令和5年12月16日(土曜日)12時頃(初発)

(2)有症者

22名(うち、受診8名、入院0名)(12月23日時点)

年齢別発症者数(名)
  20代 30代 40代 50代 60代 合計
男性 2 8 1 6 1 18
女性 2 2 0 0 0 4
合計 4 10 1 6 1 22

【有症者住所】太田市(18)、伊勢崎市(1)、大泉町(1)、栃木県(1)、新潟県(1)

(3)症状

下痢、嘔吐、発熱等

(4)病因物質

ノロウイルス

(5)原因食品

12月15日(金曜日)に当該飲食店が提供した食事(推定)

(6)原因施設

太田市内の飲食店

(7)経緯

 令和5年12月19日(火曜日)18時頃、太田市在住者から「12月15日(金曜日)19時から太田市内の飲食店で会食したところ、参加した16名中15名が嘔吐、下痢等の症状を訴えている。」旨の連絡が太田保健福祉事務所(太田保健所)にありました。
 調査したところ、12月15日(金曜日)に当該飲食店を利用した2グループ24名中22名(12月23日時点)が、同様の食中毒様症状を呈していることが確認されました。有症者の共通食はこの飲食店で提供された食事のみであること、調理従事者1名及び有症者6名の便からノロウイルスが検出されたこと、有症者の発症状況がノロウイルスによるものと一致していること及び診断した医師から食中毒届が提出されたことから、この飲食店が提供した食事を原因とする食中毒事件と断定しました。

2 施設に対する措置

飲食店営業の営業停止3日間(令和5年12月23日(土曜日)から25日(月曜日)まで)

※参考:本県の食中毒発生状況[12月23日現在、( )内は中核市を含む]
  発生件数 患者数 死者数
令和5年1月~12月23日 7(14) 111(164) 0(0)
令和4年1月~12月23日
(昨年同期)
3(6) 13(59) 0(0)
令和4年 3(6) 13(59) 0(0)

3 ノロウイルス食中毒の予防のポイント

  • 下痢等の体調不良がある人は、食品を直接取り扱う作業を控えましょう。
  • ノロウイルス食中毒を予防するため、調理前、トイレ後は念入りに手洗い(消毒)をしましょう。
  • 調理器具等の消毒には、熱湯や塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)が有効です。
  • 食品は中心部まで十分に加熱(85度以上で90秒以上)しましょう。