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群馬県立文書館では、1年につき約1万点の古文書を数回に分けて新たに公開しています。このほど、新たな古文書・絵図を閲覧いただく準備ができましたので、ご案内します。今回閲覧可能となる文書は次のとおりで、これで今年度新たに公開された古文書は8307点となります。
今年の8月に公開したタイタニック号に関する書簡の史料が含まれていた文書群で、今回が第5次公開となります。五料村の名主や臼井町長・町会議員、学校長等々を務めた中島家に伝来した文書です。この公開で中島家文書のうち、13183点が閲覧可能となりました。今回の公開分は、約730点の近世文書と約4500点の近現代文書で構成されています。近世文書には神社に関する文書等、宗教関連の文書が多く含まれています。また近現代文書は、年賀状や軍事郵便(多くは日露戦争時のもの)からなる約1850点のはがき・書簡のほか、教科書や雑誌等の書籍等もあります。
明治期の小学校の証書・賞状類が中心となっている文書群で、当時の教育課程等をうかがうことができます。成績優秀者には賞品も出ていたようで、往時の学校生活が想像されます。
群馬県立文書館(もんじょかん) 2階 閲覧室 (前橋市文京町3丁目27-26)
開館時間:9時~17時 休館日:月曜日、月末日、国民の祝日
撮影は無料(スマートフォンやカメラをお持ちください。)、複写は1枚につき白黒は10円、カラーは50円、『ぐんまの古文書 続編』(1009円)等も販売中