中小企業等経営強化法に基づく経営革新計画3事業者を新たに承認しました（地域企業支援課）

新規承認件数：3件（令和5年11月30日承認）

承認事業者

令和5年11月30日時点での累計承認件数は、1,230件。（令和5年度の累計承認件数は17件。）

「経営革新計画」承認の仕組み

　中小企業等が「経営革新計画」を作成し、県の承認を得ると、県及び政府系金融機関の低利融資制度や、信用保証協会の保証枠の拡大、ものづくり補助金の加点など、各種の支援措置の利用が可能となります。

承認の条件

1. 3～8年間の計画であること。
   ※計画期間は、研究開発期間（0～5年）と事業期間（3～5年）とで構成。
2. 事業内容が、次のいずれかに該当し、かつ、本県の中小同業者において未だ一般化されていない新たな試みであること。
   　ア．新商品の開発又は生産
   　イ．新役務の開発又は提供
   　ウ．商品の新たな生産又は販売の方式の導入
   　エ．役務の新たな提供の方式の導入
   　オ．技術に関する研究開発及びその成果の利用
   　カ．その他の新たな事業活動
3. 経営革新を行うことによって、当該企業の付加価値額又は1人当たりの付加価値額及び給与支給総額が下表のとおり向上する見込みがあること。

【別記】企業概要及び計画概要等

新規承認​

亀井工業株式会社

代表者

亀井 伸之

所在地

群馬県太田市新田下田中町102-2

従業員

6名

テーマ

上下面異形導波管製造による付加価値の高い革新的製品づくり

計画内容

当社は、自動車用パイプ切削や架台、金型部品を製造しているが、自動車産業のEV化によりパイプ需要の低下をはじめ、市場規模が縮小すると予測されている。今後は新たに通信分野への参入を目指しており、現在は通信設備用の特殊加工の試作に取り組んでいる。しかし、当社のフライス加工では顧客の精度要求に応えられず、さらに作業時間も要する課題を有していた。
今般、新たな製造方法の開発と当社の強みである熟練の切削技術、制御プログラム技術などを結集し、通信設備用の上下面異形導波管の製造を可能とする付加価値の高い革新的製品づくりを実現する。​

株式会社梶川工業

代表者

梶川 智博

所在地

群馬県高崎市大八木町871番地5

従業員

14名

テーマ

大型金属加工技術を活用した洋上風力発電関連事業への新分野展開

計画内容

当社は昭和51年9月に創業した金属加工事業者で、特に鋳物加工技術においては高い評価を得ています。
本事業では新たに最新型5面加工門型マシニングセンターと治具を導入し、商圏内では対応できる事業者のない洋上風力発電のパーツを製造するための「鋳物製金型」を受注できる体制を確立します。
既存取引先に洋上風力発電の実用化を研究している事業者があり、引き合いが来ていることや日本は洋上風力発電自体がまだまだ発展途上の事業であることから、早期に着手することで、より将来性の高い事業になると見込まれます。​

株式会社トップ・クリエイト

代表者

上林 京

所在地

群馬県桐生市錦町1丁目8番3号

従業員

104名

テーマ

企業・登録者・弊社の三方良しのDX化促進計画

計画内容

昨年11月に完了した事業再構築補助金による補助事業後、顧客である企業からの要望を受け、求人システムに企業側から求人応募者に対してのアプローチ機能（チャット・DM・通知機能の搭載）、また、求人応募者のプロフィール情報に各種SNS情報を表示出来るようにし、自身をアピール出来るようにする機能の搭載をする。
さらに、弊社社内業務の効率化のために顧客先に提供する派遣社員登録者の情報をより簡単に一括紹介出来る機能の搭載及び求人掲載費の請求書発行の自動化の機能を搭載する。
上記機能の搭載により、以前は人の手を介して提供されていた情報等を独自システムに組込み、自社業務のDX化を促進してゆく。​