中小企業等経営強化法に基づく経営革新計画3事業者を新たに承認しました（地域企業支援課）

更新日：2023年11月27日印刷ページ表示

新規承認件数：3件（令和5年10月31日承認）

承認事業者

**承認事業者一覧（新規承認）**
事業者名	所在地	計画のテーマ
有限会社ニコー	前橋市	薄板複雑形状異種素材のレーザー溶接加工技術開発
株式会社羽鳥鉄工所	高崎市	非公表

令和5年10月31日時点での累計承認件数は、1,227件。（令和5年度の累計承認件数は14件。）

新規承認3件のうち1件の事業者は、報道機関への情報提供を希望していないため掲載していません。

「経営革新計画」承認の仕組み

　中小企業等が「経営革新計画」を作成し、県の承認を得ると、県及び政府系金融機関の低利融資制度や、信用保証協会の保証枠の拡大、ものづくり補助金の加点など、各種の支援措置の利用が可能となります。

承認の条件

3～8年間の計画であること。
※計画期間は、研究開発期間（0～5年）と事業期間（3～5年）とで構成。
事業内容が、次のいずれかに該当し、かつ、本県の中小同業者において未だ一般化されていない新たな試みであること。
　ア．新商品の開発又は生産
　イ．新役務の開発又は提供
　ウ．商品の新たな生産又は販売の方式の導入
　エ．役務の新たな提供の方式の導入
　オ．技術に関する研究開発及びその成果の利用
　カ．その他の新たな事業活動
経営革新を行うことによって、当該企業の付加価値額又は1人当たりの付加価値額及び給与支給総額が下表のとおり向上する見込みがあること。

**経営指標の向上**
事業期間	付加価値額又は1人当たりの付加価値額の伸び率	給与支給総額の伸び率
3年	9％以上	4.5％以上
4年	12％以上	6％以上
5年	15％以上	7.5％以上

【別記】企業概要及び計画概要等

新規承認

有限会社ニコー

代表者

佐藤仁

所在地

群馬県前橋市茂木町560番地4

従業員

6名

テーマ

薄板複雑形状異種素材のレーザー溶接加工技術開発

計画内容

当社は、多品種少量生産、ワンオフパーツの加工を得意とした精密板金業者であるが、近年は環境負荷の軽減という観点から自動車を始めとする各業界の2次下請事業者等から部品の軽量化、極小化、強度化を要請されることが多くなってきている。その中で既存のアルゴン溶接だけでは、金属や樹脂、セラミック、複合材料等の異種素材を組み合わせ新たな価値を生み出すというマルチマテリアル化に対応できないため、新たなファイバーレーザー溶接技術を開発することが課題となっている。
更に、当社のもう一つの柱であるレーザー彫刻機による各種素材への彫刻分野でも、彫刻＋異種素材の融合という要望も出てきたため、新技術による新規顧客の獲得を目指すものである。