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国の統計開始以来、クマによる人身被害が最多となっている中、今年度、県内4例目となるクマによる人身被害が発生しました。
秋は、冬眠に向けて栄養を蓄えるため、クマの食欲が増す時期です。クマは、主にブナなど堅果類の実(いわゆるドングリ)を食べますが、県の堅果類豊凶調査結果では、不作となっており、クマが出没する可能性が高まると予測されます。
県民の皆様には、下記の点を心がけていただき、クマへの警戒をお願いします。
記
出没情報に注意する。
生ゴミや果実等の誘因物を放置しない。
クマ鈴やラジオなど音の出るものや市販されているクマ撃退スプレーを携帯する。
クマの行動が活発になる時間帯(早朝や夕方の薄暗い時間帯)の外出を避ける。
ハイキングやキャンプで出たゴミは必ず持ち帰る。
新しい糞や足跡を見つけた時は、すぐに引き返す。
慌てず、騒がずに、落ち着いて、クマから目を離さずにゆっくりと静かに後退する。
走って逃げたり、大声を出したりしない。(クマがパニックになって攻撃してくる危険があります。)
近くに避難できる場所(建物や車の中)があれば、避難する。
子グマを見かけても、近づいたり、写真撮影はしない。(近くに母グマが潜んでいます。)
クマ撃退スプレーを持参した場合は、目や鼻をめがけて噴射する。
もうダメだ!と思ったら、防御姿勢(お腹を地面に向けてうずくまり、頭や首を両腕で守る)をとる。
日時:令和5年11月8日(水曜日)午後1時頃
場所:安中市松井田町
被害者:58歳男性1名
状況:稲村山を下山中、親子グマ2頭に遭遇。上唇、左手首を引っかかれ、病院で受療。軽傷。