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【10月24日】太田市内で発生した毒キノコによる食中毒事件について(食品・生活衛生課)

更新日:2023年10月24日 印刷ページ表示

 令和5年10月23日(月曜日)に太田市内で毒キノコを原因とする食中毒事件が発生しました。
 なお、有症者は快方に向かっております。

概要

(1)発生日

令和5年10月23日(月曜日)19時頃(初発)

(2)有症者

6名(受診3名、うち入院者1名) すべて太田市在住

【年齢別発症者数】
 

10代
未満

10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代
以上
0 0 0 1名 1名 0 0 1名 3名
1名 0 0 0 0 0 1名 1名 3名
1名 0 0 1名 1名 0 1名 2名 6名

(3)症状

おう吐、吐き気、下痢

(4)病因物質

植物性自然毒(ツキヨタケ(推定))

(5)原因食品

自宅での調理品

(6)経緯

 令和5年10月23日(月曜日)、太田市内の医療機関から「おう吐等の症状を呈している患者が受診しており、毒キノコによる食中毒が疑われる」旨の連絡が太田保健福祉事務所(保健所)にありました。
 調査したところ、10月23日(月曜日)に知人から譲り受けた野生キノコを自宅で調理し喫食した6名が、同様の食中毒様症状を呈していることが確認されました。また、残っていたキノコを鑑定したところ、毒キノコであるツキヨタケと推定されました。
 有症者の症状がツキヨタケによるものと類似していること、診察した医師により食中毒届が提出されたことから、本件は、毒キノコによる食中毒事件と断定しました。

参考:本県の食中毒発生状況[10月24日現在、()内は中核市を含む。]
  発生件数 患者数 死者数
令和5年1月~10月24日 5件(10件) 43人(93人) 0(0)
令和4年1月~10月24日
(昨年同期)
3件(6件) 13人(59人) 0(0)
令和4年 3件(6件) 13人(59人) 0(0)

毒キノコによる食中毒に注意しましょう

 毒キノコによる食中毒は、可食のキノコと見誤って採取し、食べることにより発生します。
 毒キノコ食中毒を予防するために、次の点に注意して下さい。

  • キノコは発生場所等により形や色に微妙な相違があり、図鑑等の写真だけで識別することは危険です。
  • 縦にさけるものは安全である、地味な色のものは安全である、群生しているものは安全である等の「昔からの言い伝え」に頼った採取はしないこと。
  • 食べられるキノコのそばに類似の毒キノコが生えている場合もあるので、採取したキノコは全てを鑑定する必要があります。

 不確かなキノコは、採らない、食べない、売らない、人にあげない、もらわない!

 『毒キノコに注意!』(YouTube tsulunosチャンネル:群馬県食品・生活衛生課)<外部リンク>

参考:最近の毒キノコによる食中毒事例(群馬県内)
発生日 発症者数 死者数 原因キノコ(推定を含む。)
平成25年9月16日 9名 0名 クサウラベニタケ
平成27年10月4日 2名 0名 テングタケ
平成28年11月14日 3名 0名 種類不明
令和2年10月28日 2名 0名 カヤタケ属の一種
令和3年9月28日 9名 0名 カキシメジ