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19世紀に中産階級が台頭したヨーロッパにはコーヒー文化が浸透し、そのなかで濃いめのコーヒーを飲むための小さなコーヒーカップ、デミタスの多彩なデザインがヨーロッパの名窯から生み出され、掌にのる小さなデミタスならではの超絶技巧や大胆なデザインが見どころとなっていきます。19世紀の半ば以降には、ジャポニスム様式が異彩を放ち、世紀末にはその影響を受けたアール・ヌーヴォー様式が発展し、そして1920年代からはアール・デコ様式のデミタスが登場します。本展では村上和美コレクションから精選したデミタスの逸品約380点により、時代の変遷を巡りながら繊細華麗なデミタスの世界を紹介いたします。
2021年4月17日(土曜日)~6月13日(日曜日)
午前9時30分~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
※休館日は月曜日(ただし5月3日は開館)、5月6日(木曜日)
一般900(720)円 大高生450(360)円
※( )内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
群馬県立近代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
ライオン、DNP大日本印刷、損保ジャパン、日本テレビ放送網
リボリアンティークス、ロムドシン
岡部 昌幸(当館特別館長・帝京大学教授)
5月16日(日曜日) 午後2時~3時30分
「デミタスは世界をめぐるーその誕生、産業、技巧、収集、美」
講師:岡部昌幸(当館特別館長・本展監修者)
要申し込み・参加無料
4月24日(土曜日)、5月19日(水曜日)各日とも午後2時~3時
申し込み不要・要観覧料
ミントン デザイン クリストファー・ドレッサー ≪ターコイズ地七宝繋ぎに花文カップ&ソーサー≫(1871年)村上和美コレクション