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【10月22日】クビアカツヤカミキリの被害状況について(自然環境課、技術支援課)

更新日:2021年10月22日 印刷ページ表示

1 令和3年度被害状況調査結果

(1)調査内容

市町村及び県で把握している被害状況(フラス(幼虫のフンと木くずが混ざった排出物)を排出している被害木及び成虫の確認)

(2)調査期間

令和3年4月1日~令和3年8月31日

(3)調査結果

令和3年度クビアカツヤカミキリ被害状況調査結果
番号 市町村 被害本数 被害樹種 参考:過去の被害本数
サクラ ウメ モモ スモモ その他 平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度
1 前橋市 4本 1本   3本            
2 高崎市 41本 2本 15本 7本 17本         5本
3 桐生市 38本 27本 10本     1本       28本
4 伊勢崎市 12本 3本 2本 6本   1本       17本
5 太田市 2,335本 1,582本 567本 91本 46本 49本 5本 164本 388本 1,231本
6 館林市 1,758本 1,427本 163本 16本 124本 28本 219本 496本 1,272本 1,323本
7 みどり市 20本 1本   19本           6本
8 板倉町 576本 563本 7本     6本 4本 33本 168本 248本
9 明和町 387本 295本   85本 7本   123本 311本 434本 476本
10 千代田町 375本 371本 3本     1本 47本 120本 202本 382本
11 大泉町 864本 810本 50本 1本 1本 2本 105本 194本 658本 765本
12 邑楽町 499本 478本 9本 7本 2本 3本 179本 192本 439本 479本
12市町合計 6,909本 5,560本 826本 235本 197本 91本 682本 1,510本 3,561本 4,960本
うち果樹園 788本 0 530本 170本 86本 2本 117本 394本 381本 729本

(注1)被害樹種のうち「その他」は、ハナモモ、アンズ等
(注2)このほか、榛東村内1箇所で成虫が確認されたが、樹木被害は確認されていない

被害状況の推移グラフ画像

2 発生概況

(1)全体

  1. 今年度は新たに前橋市内でも被害が確認され、被害発生地域は12市町となった。
  2. 被害本数は6,909本と、昨年度比で1,949本増加し、増加率は1.39倍となった。
  3. 県中西部地域への被害の拡大は抑えられていることから、予防を含めた早期発見・早期駆除の対策が有効であったと考えられる。

(2)サクラ … 被害本数全体の約8割

  1. 多くの被害発生市町では、被害本数の増加率が抑えられている一方で、一部の市町では対前年度比増加率が2倍近くに上るなど、地域によるバラつきが見られた。
  2. 被害発生市町では、薬剤処理や成虫の捕殺等を中心とした対策を実施している。
  3. 被害地域の隣接市町村や散発的な被害発生市町村では、予防のための薬剤処理、広報紙等を活用した周知啓発等の対策を実施している。

(3)果樹(ウメ、モモ、スモモ) … 被害本数全体の約2割

  1. 防除対策が徹底されている果樹生産園では被害が抑えられている一方で、管理が行き届かない一部の生産園では被害が増加している。
  2. 県では、防除対策を徹底するため、薬剤費等の対策経費の支援、より効果的かつ効率的な防除技術の確立に向けた実証試験に取り組んでいる。
  3. 今年度は、生産園以外の民有地(個人宅・企業等)における果樹被害が増加した。

被害発生状況の推移画像

報道提供資料(PDFファイル:384KB)

3 参考

[県ホームページ]特定外来生物クビアカツヤカミキリに注意してください
[電子地図]ぐんまクビアカマップ<外部リンク>