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【3月24日】群馬県内の河川水中のマイクロプラスチックを測定しました(環境保全課)

更新日:2021年3月24日 印刷ページ表示

 プラスチックごみによる海洋汚染は、地球規模の環境問題になっており、マイクロプラスチック(*注)による海洋生態系への影響も懸念されています。内陸部においても、プラスチックごみ由来と考えられるマイクロプラスチックが河川等を通じて海に流出している状況が確認されています。そこで、県内河川におけるマイクロプラスチックの現状を把握するため、河川水中のマイクロプラスチックを測定しました。
 今後も測定を継続し、県内河川水中のマイクロプラスチックの推移を把握していきます。

(*注)マイクロプラスチックとは、一般に5ミリメートル以下の微細なプラスチック類を言います。

調査日

 令和2年11月9日(月曜日)

調査地点

 利根川の3地点(下図)

調査地点の画像

測定方法

 プランクトンネットに河川水を通水させ、得られた試料から植物片等の異物を除去し、フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)で素材を判別し、マイクロプラスチックを計数した。

測定結果

測定結果一覧
  ポリエチレン ポリプロピレン 合計 単位体積当たりの個数
月夜野橋(みなかみ町) 0個 0個 0個 0.00個/立法メートル
利根橋(前橋市) 2個 0個 2個 0.20個/立方メートル
昭和橋(明和町) 3個 3個 6個 0.56個/立方メートル

(測定機関:群馬県衛生環境研究所、群馬産業技術センター)

採取されたマイクロプラスチック(ポリエチレン)画像1
採取されたマイクロプラスチック(ポリエチレン)

採取されたマイクロプラスチック(ポリエチレン)画像2
採取されたマイクロプラスチック(ポリエチレン)

採取されたマイクロプラスチック(ポリプロピレン)画像
採取されたマイクロプラスチック(ポリプロピレン)