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湯けむりフォーラムでは、新・群馬県総合計画(ビジョン)に基づき、イノベーションや魅力の源泉になる地域の固有性、『群馬の土壌』を改めて見つめ直すキッカケづくりとして、『湯けむりアーカイブス』の制作を始めました。
このコンテンツでは、群馬県内各地に根付く固有の文化や伝統、産業などを見つめ直し、その価値を丹念に紐解いて動画や記事として記録し、未来へとつなげることを目指しています。
今回、以下のとおり4つのテーマによる動画や記事を公開しましたので、お知らせいたします。
カスタネットの製造が盛んなみなかみ町。最盛期には年間230万個を納品するなど、日本のカスタネット生産の多くを担っていたそうです。本企画では、50年以上カスタネットづくりを続けてきた富澤健一さんに取材し、製造風景を撮影、アーカイブしました。
本県の発展を支えたシルク産業に着目し、農家によって生産された繭が生糸になるまでの工程を担う碓氷製糸株式会社、生産された生糸が最終製品なるまでのプロセスの一例として群馬県繊維工業試験場及び株式会社笠盛を取材・撮影し、絹のたどる道をアーカイブしました。
明治から昭和にかけて作られ、全盛期には日本の半数以上の女性が着ていたと言われる「銘仙」。その美しさに魅了された人々が、後世にその文化をつなぐ動きがあります。キーマンへの取材とともに、美しい伊勢崎銘仙のフォトコレクションを制作しました。
東京に行かなくても地方で多様な映画を見られる鑑賞環境を実現させているのが高崎市。市民ボランティアが中心となり、毎春開催されている高崎映画祭、多彩な映画を上映し続ける「シネマテークたかさき」をはじめ、高崎の豊かな映画文化のルーツを取材し、レポートにまとめました。