【2月16日】令和2年度農山漁村女性活躍表彰～県内女性農業者等が農林水産大臣賞をはじめ各賞を受賞します！～（農業構造政策課）

　農林水産業及び農山漁村の活性化等に優れた実績をもち、男女共同参画の推進に積極的に取り組まれた功績が優秀と認められ、本県から4件の女性農業者等の受賞が決定しました。

1　受賞者及び表彰部門

＜女性地域社会参画部門（組織）＞農林水産大臣賞（最優秀賞）奥多野生活研究グループ連絡協議会

　昭和60年の発足以降、農業経営に関する知識や技術の習得、地域農産物を用いた特産品作りに取り組む。平成15年からは、若い世代への伝統料理の継承や地産地消の推進を目的に「奥多野の味伝承交流会」を開始し、地域住民へ郷土理解を促している。現在では県外からの移住者も含め、20～70代までの幅広い年代のメンバーによって活動が行われており、今後の地域農業を牽引する人材の育成にも繋がっている。

＜若手女性チャレンジ部門＞農林水産大臣賞（最優秀賞）阿左美咲紅楽（みどり市）

　平成19年、トマト農家の後継者である夫とともに就農。半年後には自宅に直売所を開設し、ミニトマトのほか、ジュースやドレッシングなどの加工品の販売を行い、人気商品のトマトジュースは地元の「みどり市ブランド認証商品」に認定されている。平成26年の自然災害でハウスや設備のほとんどが倒壊する被害を受けたが、経営を立て直し、平成29年には直売所の2号店をオープンさせ、販路拡大を図っている。

＜地域子育て支援部門＞農林水産大臣賞（最優秀賞）グリンリーフ株式会社グループ（昭和村）

　平成28年、農業法人としては全国に先駆けて事業所内託児所を開設。託児所では生後6ヶ月から無料で子どもを預かり、女性が希望するタイミングでの職場復帰を後押しているほか、新たに60名の雇用に繋がるなどの成果を上げている。また、働く大人の姿が見えるよう、託児所を敢えて会社の真ん中に設置し、子どものたちの健全な職業観の育成を図っている。

＜女性活躍経営体部門＞農山漁村男女共同参画推進協議会長賞（優良賞）田中久美子（千代田町）

　昭和59年就農。平成22年には、経営の役割分担や労働時間の取り決めを行う家族経営協定を夫とともに締結し、経営の効率化を図った。以降、後継者の就農や結婚、娘婿の就農などの機会に家族経営協定を有効に活用し、経営の規模拡大を後継者育成を図ってきた。また、平成26年には知事認定の群馬県農村生活アドバイザーに就任し、女性の経営参画を後押ししている。

2　表彰式等

　日時：令和3年3月12日（金曜日）14時10分～
　主催：未来農業DAYｓ実行委員会
　※表彰式は、農山漁村女性の日記念行事「未来農業ＤＡＹｓ」内でオンライン方式で行われます。
　参加申込みＵＲＬ：https://zoom.us/webinar/register/WN_W-8j9scLTiuBWWkXsdnQmQ＜外部リンク＞

3　表彰概要

　農林水産業及び農山漁村の活性化、農林水産業経営や政策・方針決定への女性の参画推進、次世代リーダーとなりうる若手女性の農林水産業への参入など女性活躍推進のために積極的に活動している個人又は団体を表彰することにより、女性が農山漁村でいきいきと活躍できる環境づくりの推進に資するものです。
　各テーマに沿って、「女性地域社会参画部門（個人）」、「女性地域社会参画部門（組織）」、「女性起業・新規事業開拓部門」、「女性活躍経営体部門」、「若手女性チャレンジ部門」、「地域子育て支援部門」の6部門に分かれています。