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令和4年5月29日(日曜日)午前11時頃、みどり市内の医療機関から「腹部の痛みを呈し受診した患者の胃からアニサキス虫体を摘出した。」旨の連絡が桐生保健福祉事務所(保健所)にありました。
同保健所が調査したところ、この有症者は桐生市のスーパーマーケットで購入したヒラメの刺身を28日(土曜日)の23時頃に喫食していたことが判明しました。
有症者の症状及び潜伏期間がアニサキスによるものと一致していたこと、アニサキスが寄生している可能性がある食品の喫食は当該店が加工し販売したヒラメの刺身に限られていたこと、診察した医師によりアニサキスを原因とする食中毒届が提出されたことから、同保健所は当該店を原因とする食中毒事件と断定しました。
なお、有症者1名の症状は回復しています。
令和4年5月29日(日曜日)午前1時頃
1名(受診1名、入院なし)
年齢:28歳(男性)桐生市在住
発疹、痒み、腹痛、吐き気
アニサキス
ヒラメの刺身
桐生市内のスーパーマーケット
魚介類販売業の営業停止1日間(令和4年5月31日(火曜日))
発生件数 | 患者数 | 死者数 | |
---|---|---|---|
令和4年 | 1件(2件) | 1人(44人) | 0(0) |
昨年同期 | 0(2件) | 0(7人) | 0(0) |
令和3年 | 1件(7件) | 9人(74人) | 0(0) |
アニサキスは魚介類に寄生する寄生虫の一種です。
アニサキス幼虫が寄生している魚介類を生で食べることで、アニサキス幼虫が胃壁に侵入して食中毒(胃アニサキス症)を引き起こします。
注意!アニサキスは料理で使う程度の量のワサビ、しょうゆ、酢では死滅しません。