県内市町村等の公営企業(上下水道、病院等)の令和元年度決算概要を取りまとめました。なお、本資料は、現時点の集計状況を速報として取りまとめたものです。
決算のポイント
- 県内171事業の決算規模は、建設投資額の増加等により前年度に比べて増加。
- 経営状況は、全体で5年連続黒字となったが、黒字額、黒字事業割合ともに減少。
- 公営企業の借金に当たる企業債現在高は、平成16年度以降減少傾向。
総論
- 年度末現在の事業数は 171事業(前年度比 -4事業)
- 年度末現在の職員数は 4,719人(前年度比 -52人)
- 決算規模(支出ベース)は 1,746億円(前年度比 +51百万円)
事業別では病院事業(37.9%)が最も大きく、次いで下水道事業(30.6%)、水道事業(28.2%)。
- 総収支は 55億49百万円(前年度比 -6億9百万円、-9.9%)
黒字事業は 153事業(全体の 89.5%)で、その黒字額の合計は70億87百万円。
一方、赤字事業は 18事業(全体の 10.5%)で、その赤字額の合計は 15億38百万円。
- 料金収入は 1,044億62百万円(前年度比 -11億82百万円)
- 他会計繰入金は 297億18百万円(前年度比 -13億82百万円、-4.4%)
- 企業債発行額は 167億41百万円(前年度比 +1億54百万円、+0.9%)
建設投資額の増加に伴い、企業債発行額も増加。
- 企業債現在高は 4,019億円(前年度比 -155億円、-3.7%)
- 建設投資額は 358億24百万円(前年度比 +9億19百万円、+2.6%)
主に水道事業、下水道事業において建設投資額が増加。
- 累積欠損金は 164億13百万円(前年度比 -79億58百万円、-32.7%)
累積欠損金を有する事業数は 16事業で、前年度と同数であった。
※総論の概要については、以下の報道提供資料に掲載しています。
これらの詳細なデータについては、令和3年3月頃に群馬県ホームページにおいて公表予定。