県内市町村等の公営企業(上下水道、病院等)の令和2年度決算概要を取りまとめました。なお、本資料は、現時点の集計状況を速報として取りまとめたものです。
決算のポイント
- 県内165事業の決算規模は、建設投資額の増加等により前年度に比べて増加。
- 経営状況は、全体で6年連続黒字となり、黒字額、黒字事業割合ともに増加。
- 公営企業の借金に当たる企業債現在高は、平成16年度以降減少傾向。
総論
- 年度末現在の事業数は 165事業(前年度比 -6事業)
- 年度末現在の職員数は 5,613人(前年度比 +894人)
- 決算規模(支出ベース)は 1,809億10百万円(前年度比+63億10百万円、+3.6%)
事業別では病院事業(38.6%)が最も大きく、次いで下水道事業(29.5%)、水道事業(28.9%)。
- 総収支は 89億36百万円(前年度比 +33億87百万円、 +61.0%)
黒字事業は 152事業(全体の 92.1%)で、その黒字額の合計は 95億22百万円。
一方、赤字事業は 13事業(全体の 7.9%)で、その赤字額の合計は 5億86百万円。
【事業別の主な状況】
水道事業+44億6百万円(黒字)、下水道事業 +32億23百万円(黒字)、病院事業 +9億28百万円(黒字)
- 料金収入は 1,020億18百万円(前年度比 -24億44百万円、-2.3%)
- 他会計繰入金は 298億61百万円(前年度比 +1億43百万円、+0.5%)
- 企業債発行額は 188億26百万円(前年度比 +20億85百万円、+12.5%)
建設投資額の増加に伴い、企業債発行額も増加。
- 企業債現在高は 3,915億円(前年度比 -104億円、 -2.6%)
- 建設投資額は 404億67百万円(前年度比 +46億43百万円、 +13.0%)
主に水道事業、病院事業において建設投資額が増加。
- 累積欠損金は 124億96百万円(前年度比 -39億17百万円、 -23.9%)
累積欠損金を有する事業数は16事業で、前年度と同数であった。
※総論の概要については、以下の報道提供資料に掲載しています。
これらの詳細なデータについては、令和4年3月頃に群馬県ホームページにおいて公表予定。