【5月16日】令和4年度児童虐待相談の状況について（児童福祉・青少年課）

令和4年度　児童虐待相談の状況について

令和4年度において、群馬県内3カ所の児童相談所（中央・西部・東部）に寄せられた、児童相談・虐待相談は次のとおりです。

＜令和4年度虐待相談受付件数の状況＞

• 令和3年度と比較して68件の増加（＋3．6％）。
• 令和3年度は13年ぶりに減少となったが、令和4年度は再び増加し、過去2番目の受付件数となった。

虐待相談の内訳（推移）

＜種別：心理的虐待が最多で全体の58.1%＞

身体的虐待

　殴る、ける、やけどを負わせる等

心理的虐待

　言葉による脅し、子どもの前での配偶者等に対する暴力や暴言等

ネグレクト

　食事を与えない、ひどく不潔にする等

性的虐待　性的行為の強要等

＜主な虐待者：実母が最多で全体の45.9%＞

＜年齢別：小学生が最多で全体の35.3%＞

＜経路別：警察等が最多で全体の37.7%＞

■群馬県の取組（令和5年度）

児童虐待防止条例（令和3年4月1日　施行）の推進

　・様々な施策を総合的かつ計画的に推進し、群馬県一体となった児童虐待防止の取組強化を図る。

　＜本条例の特色（独自規定）、主な取組＞

• 親権等の濫用禁止：保護者支援プログラムの普及促進（ほめトレ、サインズ・オブ・セーフティー・アプローチ）
• 早期対応：子どもの安全確認を原則24時間以内に実施（国指針は48時間以内）
• 社会の変化への対応：各児相のシステム改修、ＳＮＳ活用、国のＡＩ活用モデル事業に参画
• 子どもの死因究明：ＣＤＲ（Child Death Review）モデル事業を実施（令和2年度から継続）

児童相談所の体制強化

• 北部児童相談所を設立：支所から本所化し施設里親支援係を設置（児童福祉司1人増員）
• 児童心理司の増員：中央児童相談所、西部児童相談所及び東部児童相談所に1人ずつ計3人増員

報道提供資料 （PDF：272KB）