【3月30日】令和4年群馬県農畜産物等の輸出金額について（ぐんまブランド推進課）

　群馬県農畜産物等輸出推進機構において、輸出実績調査を実施した結果、農畜産物等の輸出に取り組んだ企業・団体等の令和4年輸出金額は、前年を上回る 14億8,500万円 となりました。
　近年、健康食品として認知度が向上している「こんにゃく製品」や、海外で人気の高い「酒類」が順調に増加したことや、輸入規制が緩和された台湾への輸出再開などにより、前年を更新しました。今後も、さらなる上積みを目指して、各種施策に取り組んでまいります。

1　令和4年の特徴

1. 「農産加工品」のうちこんにゃく製品は、近年、健康食品として海外での認知度が向上してきており、輸出額は順調に増加しています。（農産加工品のうち、こんにゃく製品は約72％）
2. 「酒類」は、アジア圏を中心とした日本食ブームやコロナ禍以降の社会経済活動再開による需要増加などにより、輸出額が好調に推移し、前年比約52％の増加となりました。
3. 「畜産物」のうち牛肉は、欧州及び米国において物価高などの影響による消費が低迷、また、「青果物」は、物流の混乱から東南アジア向け輸出量の縮小などにより、輸出額は減少しました。

2　令和5年度の主な取組

　輸出先国・地域のニーズ把握や県内産地・他産地の実態調査を行い、マーケットインに基づく生産から販売まで一貫した攻めの戦略を策定するとともに、県産農畜産物等の輸出促進及び海外販路の開拓・拡大に取り組みます。

1. 畜産物については、畜産コンソーシアムの支援や欧州における県産和牛のプロモーションを実施します。
2. 青果物については、台湾や香港への輸出拡大に向け、バイヤー招へい商談会や現地PR販売等を実施します。
3. 農産加工品については、こんにゃく製品の販路拡大のため、中東地域において、メニュー開発やテスト販売、認知度向上などの取組を実施します。

・令和4年群馬県農畜産物等の輸出金額について （PDF：349KB）