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令和5年3月14日(火曜日)に吉岡町内の飲食店が提供した食事を原因とする食中毒事件が発生しました。
県では、当該飲食店に対し、1日間の営業停止を命ずるとともに、再発防止策を指導しました。
なお、有症者は入院しておらず、快方に向かっております。
令和5年3月14日(火曜日)18時頃
1名(受診1名、入院なし)
60代(男性)、渋川市在住
吐き気、嘔吐、腹痛等
アニサキス
3月14日(火曜日)に当該飲食店が提供した食事
吉岡町内の飲食店
令和5年3月15日(水曜日)、前橋市内の医療機関から同市保健所に「吐き気、嘔吐等の消化器症状を訴える患者の胃からアニサキスを検出した」旨の連絡があり、渋川保健福祉事務所(保健所)が調査を開始しました。
調査の結果、この有症者は3月14日(火曜日)の12時30分頃から2名で当該飲食店を利用し、寿司等を喫食していたことが判明しました。
有症者の症状及び潜伏期間がアニサキスによるものと一致していたこと、アニサキスが寄生している可能性がある食品の喫食は当該店が調理提供した食事に限られていたこと、診察した医師によりアニサキスを原因とする食中毒届が提出されたことから、本件は、この飲食店が提供した食事を原因とする食中毒事件と断定しました。
飲食店営業の営業停止1日間(令和5年3月16日(木曜日))
発生件数 | 患者数 | 死者数 | |
---|---|---|---|
令和5年1月~3月16日 | 3(4) | 36(49) | 0(0) |
令和4年1月~3月16日 (昨年同期) |
0(0) | 0(0) | 0(0) |
令和4年 | 3(6) | 13(59) | 0(0) |
アニサキスは魚介類に寄生する寄生虫の一種です。
アニサキス幼虫が寄生している魚介類を生で食べることで、アニサキス幼虫が胃壁に侵入して食中毒(胃アニサキス症)を引き起こします。
注意!アニサキスは料理で使う程度の量のワサビ、しょうゆ、酢では死滅しません。