1.2021年度県有施設における温室効果ガス排出量
2021年度の県有施設における温室効果ガス総排出量は111,552トン-CO2でした。「群馬県地球温暖化対策実行計画2021-2030」の基準年度である2013年度と比べ、20.1%減少しています。
図1 県有施設の温室効果ガス排出量の推移
(1)県有施設の温室効果ガス総排出量
(2)前年度比で増加した要因
新型コロナウイルス感染症による施設閉鎖等の影響があった2020年度に比べ、2021年度は活動が再開されエネルギー使用量が増加したことに加え、換気を行いながら空調を使用するなど、省エネルギーの取り組みにも制限がありました。一方、県立高校の統廃合による灯油消費量の減少や、WEB会議による出張減等により、排出量は微増にとどまりました。
【参考】主なエネルギー使用量
2.今後の方針
県は、「群馬県地球温暖化対策実行計画2021-2030」において、2030年度の県有施設における温室効果ガス排出量を、基準年度(2013年度)比で44%削減する目標を掲げています。また、2050年に向けた「ぐんま5つのゼロ宣言」実現条例(令和4年3月公布)では、県の事務及び事業において、率先して地球温暖化対策に取り組むものと規定しています。
本年5月には、年間を通じ快適で働きやすい服装で執務する「SDGs×スタイル」の取組を導入しました。また、8月には、知事を本部長とした「群馬県グリーンイノベーション推進本部」を設置し、全庁的な取組を行うための体制を整えました。
今後は、推進本部に設置した専門部会を中心に、公用車における電動車の導入や、県有施設における省エネルギー改修、再生可能エネルギー設備の導入等を検討し、目標の達成を目指します。