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【10月26日】クビアカツヤカミキリの被害状況について(自然環境課、技術支援課)

更新日:2022年10月26日 印刷ページ表示

【10月26日】クビアカツヤカミキリの被害状況について(自然環境課、技術支援課)

 県では、平成29年度から県内におけるクビアカツヤカミキリの被害状況調査を実施しています。
 今年度の被害状況は、被害本数7,596本で昨年度から687本増加しました。増加率は1.1倍と昨年度に比べて小さくなったものの、新たに藤岡市、上野村、玉村町で被害が確認され、被害発生地域は15市町村となりました。

1 調査概要

  1. 調査内容:市町村及び県で把握している被害状況(フラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)が出ている被害木及び成虫の確認)
  2. 調査期間:令和4年4月1日~令和4年8月31日

2 被害の傾向

  • 複数の市町において、被害本数の増加が抑えられており、薬剤注入を中心とした予防・防除対策に一定の効果があったと考えられる。
  • 県中西部地域では、依然として散発的な新規被害が確認されている。また、新規被害の発生は、これまでの発生地点付近で確認されている。
  • 果樹等の生産園地については、果樹以外に切り花のハナモモの被害が明らかとなった。

3 今後の対策

 (1)被害発生地域の拡大防止

 予防対策経費の補助により薬剤注入対策に取り組む市町村を引き続き支援するとともに、「ぐんまクビアカネット」など住民の協力を得て行う早期発見・早期駆除の取組を強化して、被害発生地域の拡大防止につなげる。

 (2)発生地域における被害の低減

 薬剤注入による防除を中心に、成虫の捕殺等の対策も組み合わせて実施して、成虫の生息密度の低減を図っていく。

 (3)農業被害の抑制

 防除対策を徹底するため、薬剤費等の対策経費を支援するとともに、より効果的かつ効率的な防除技術の確立に向けた実証試験に取り組んでいく。

4 調査の状況

<市町村別・樹種別被害状況>

 
No. 市町村 被害本数 サクラ ウメ モモ スモモ その他 H29 H30 R1 R2 R3
1 前橋市 76 - - 45 1 30 - - - - 4
2 高崎市 25 9 4 3 9 - - - - 5 41
3 桐生市 263 178 81 2 - 2 - - - 28 38
4 伊勢崎市 110 77 24 8 1 - - - - 17 12
5 太田市 2820 2098 563 120 32 7 5 164 388 1231 2335
6 館林市 1531 1315 131 7 62 16 219 496 1272 1323 1758
7 藤岡市 6 - - 5 1 - - - - - -
8 みどり市 54 4 - 43 6 1 - - - 6 20
9 上野村 8 - - - 8 - - - - - -
10 玉村町 12 8 1 3 - - - - - - -
11 板倉町 778 760 12 - - 6 4 33 168 248 576
12 明和町 291 255 - 30 6 - 123 311 434 476 387
13 千代田町 426 419 6 1 - - 47 120 202 382 375
14 大泉町 777 756 17 - - 4 105 194 658 765 864
15 邑楽町 419 396 11 7 1 4 179 192 439 479 499
市町村合計 7596 6275 850 274 127 70 682 1510 3561 4960 6909
(うち果樹園等) 904 0 552 235 89 28 117 394 381 729 788

(注1)被害樹種のうち「その他」は、ハナモモ、アンズ等

(注2)果樹園等は、果樹及び花き類枝物の生産園を示す

​​被害状況の推移グラフ画像