県内市町村における令和3年度普通会計決算の概要を取りまとめました。
なお、本資料は、現時点の集計状況を速報として取りまとめたものです。
決算のポイント
- 決算規模は、歳入歳出ともに3年ぶりの減となったが、過去2番目に高い水準となった。
- 実質収支は、430億円の黒字で、県内35市町村の全てが黒字を維持した。
- 経常収支比率は、5.9ポイント改善して88.6%となった。実質公債費比率は、0.2ポイント改善して6.1%となった。
総論
1 歳入
歳入総額9,727億円(前年度比-1,393億円、-12.5%)
増要因
- 地方交付税 +195億円、+17.3%
- 地方債 +70億円、+9.7%
- 地方消費税交付金 +39億円、+8.8%
減要因
- 国庫支出金 -1,564億円、-44.9%
- 地方税 -32億円、-1.0%
2 歳出
歳出総額9,243億円(前年度比-1,497億円、-13.9%)
増要因
- 扶助費 +434億円、+24.1%
- 積立金 +214億円、+152.8%
- 物件費 +92億円、+7.6%
減要因
- 補助費等 -2,039億円、-67.0%
- 貸付金 -111億円、-23.7%
3 決算収支
実質収支:430億円の黒字(前年度比+128億円)
4 財政構造の弾力性
- 経常収支比率:88.6%(5.9ポイント低下)
- 実質公債費比率:6.1%(0.2ポイント低下)
5 地方債現在高
- 地方債残高:7,542億円(+34億円)
- 地方債残高:4,074億円(-54億円)
(臨時財政対策債を除く)