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薬物乱用は絶対しない

更新日:2024年3月25日 印刷ページ表示

群馬県では、乱用される薬物から皆様の健康や安全を守り、安心して暮らせるように、薬物乱用防止事業に取り組んでいます。
違法な薬物に誘われても、手を出すことがないように、薬物乱用について正しく理解し、薬物を断ってください。

薬物乱用防止啓発資材(リーフレット):薬物乱用は絶対しない!(PDF:606KB)

薬物乱用について正しく理解しましょう

薬物乱用とは?

 薬物乱用とは、決められたルールを守らないで薬物を使用することです。決められたルールには、法律以外に目的・用法・用量があります。そのため、違法薬物を使用することに限らず、医薬品であってもこのルールを守らなければ薬物乱用であり、過量服薬(オーバードーズ)はその例です。

乱用される代表的な違法薬物

大麻

大麻草という植物由来の薬物で、幻覚作用や記憶障害、学習能力の低下などをもたらします。
近年は、新しいタイプの大麻製品や大麻が含まれる食品も登場しており、注意が必要です。
大麻を正しく理解していますか?
(写真:厚生労働省 提供)

大麻の種類の画像

覚醒剤

神経に作用して異常な興奮状態をもたらし、精神依存も強いので非常に危険です。
(写真:厚生労働省 提供)

覚醒剤の画像

危険ドラッグ

麻薬などに類似した有害で危険な物質を含んでおり、呼吸困難や異常行動を起こしたり、死に至ることもあります。
危険ドラッグに注意してください
(写真:厚生労働省 提供)

危険ドラッグの画像

MDMA

知覚を変化させ幻覚が現れることがあります。
大量摂取で死に至ることもあります。
(写真:厚生労働省 提供)

MDMAの画像

コカイン

神経を興奮させる作用があり、幻覚などの症状や大量摂取すると呼吸困難で死に至ることもあります。
(写真:厚生労働省 提供)

コカインの画像

薬物依存とは?

  1回だけと思って始めた人も、薬物の依存性と耐性によって使用量や回数が増え、悪循環に陥ります。軽い気持ちで手を出すと、自分の意思だけでは止められなくなります。また、薬物をやめて通常の社会生活をするためには、生涯にわたって適切な指導や周囲のサポートが必要になります。

依存症とはの画像

身体依存:薬物を繰り返し使用すると、いつの間にか、体の中に薬物がいつもあるものだという身体に変化し、薬物が使用できなくなると、汗が出る・手の震え・幻覚や意識障害などの離脱症状が現れます。

精神依存:薬物を使わないと、物足りない・薬物なしではいられなくなるといった、薬物が欲しいという強い欲求である渇望が現れます。

耐性:薬物を繰り返し使用することによって、次第に薬物の効果が薄れてきてしまい、同じ効果を得るために使用量が増えていきます。

フラッシュバック:乱用をやめ、普通の生活に戻ったとしても、ささいなストレスや飲酒などによって突然、幻覚・妄想などが再燃することがあります。これをフラッシュバック(再燃)現象といいます。

薬物乱用による影響は?

 一度ダメージを与えられた脳は、薬物を使用する前の状態には戻らなくなってしまいます。ダメージを与えられた脳は、正常な判断ができなくなり、運動機能が麻痺したり、幻覚・妄想に襲われるなどして、心身喪失の状態になり、事故や事件を引き起こしてしまいます。また、薬物乱用を続けるためにお金が必要になり、さらに犯罪に手を染めるケースもあります。薬物乱用は自分だけの問題ではありません。

甘い誘い文句に注意してください!

 薬物乱用のきっかけは、好奇心や不安、友達から誘われたなどの気持ちの面があげられます。しかし、軽い気持ちで手を出すと、気づいた時には薬物から抜け出せなくなってしまいます。
 誘われ方の例として、大麻では、「気分がよくなる」、「いやなことが忘れられる」、覚醒剤なら、「痩せる」、「元気が出る」、といった効果をうたって、誘われることがあります。

薬物への誘いの画像
薬物への誘い

 もし、誘われたときは、ちょっと考えてください…

 「そんな都合のいい薬、聞いたことがない」
 「本当に安全な薬?」

 「怪しいっ!!」と思ったら、関わらない!!

 その場で使用するような判断はしないで、距離を置いて、関わらないでください。
 悩んだときは、信頼できる人に相談しましょう。

断るコツ

はっきり・きっぱりと断る

誘われた時に、少しでも迷っている様子を見せてしまうと、また誘われてしまいます。誘われた時には、きっぱりと断ろう!

その場から離れる

誘われてしまっている状態から抜け出すため、その場から立ち去ろう。

自分を大切にする気持ちを大事にしよう!!

断らないといけないことはわかっているが、仲間はずれやいじめが怖いという気持ちが邪魔をして悩んでしまうこともあるかもしれません。
しかし、危険な薬物は、一度使用するだけで、あなたの将来を台無しにしてしまう可能性もあります。
家族、友人、大切な人を思い浮かべてみましょう。薬物はあなただけなく、大切な人も傷つけてしまいます。
誘われた時は、しっかりと断ろう!

ひとりで悩まず、相談しよう!

 覚醒剤、大麻、麻薬といった薬物の乱用は、薬物を使った人の問題だけではありません。
 自分の大切な人、大切に思ってくれている人、自分の夢・目標、大切なものをたくさん傷つけてしまいます。
 一人で抱えないで、相談しましょう。

相談しましょうの画像

薬物依存症についても取り組んでいます。

 薬物依存症者とその家族からの相談を受ける薬物相談窓口も設置しております。
 依存症の苦しみは、本人だけでなくそのご家族にとっても図り知れない苦痛です。
 匿名での相談もお受けします。秘密は必ず守ります。
 依存症の治療は人とつながることから始まります。

 群馬県健康福祉部薬務課 薬物相談窓口 電話 027-226-2665
 群馬県こころの健康センター 依存症相談 電話 027-263-1156

 薬物相談窓口(群馬県)
 依存症相談拠点(群馬県こころの健康センター)

みんなで薬物乱用防止に取り組みましょう!

 群馬県では、「薬物の濫用を防止に関する条例」を制定しています。
 この条例では、県、県民及び事業者、みんなで薬物乱用防止に取り組むこととしています。
 「ダメ。ゼッタイ。」普及運動といった各種運動やイベント、薬物乱用防止教室など、あらゆる機会で薬物乱用防止について考え、
 薬物から健康・安全を守り、安心して暮らすことのできる社会の実現にむけて取り組みましょう。

 「群馬県薬物の濫用の防止に関する条例」を制定しました
 群馬県「ダメ。ゼッタイ。」普及運動の実施について
 群馬県麻薬・覚醒剤乱用防止運動の実施について
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