医療法人の決算届（事業報告書等）

• 医療法人は、医療法の規定に基づき、事業報告書等の書類を、毎会計年度終了後、所定の期日までに知事に届け出なければなりません。
• 令和4年4月1日より、医療機関等情報支援システム（Ｇ－ＭＩＳ）へアップロードすることで、知事への紙による届出に代えることができます。
  医療機関等情報システム（Ｇ－ＭＩＳ）での医療法人の事業報告書等の届出について - 群馬県ホームページ(医務課)
• 令和5年8月1日から、事業報告書等の提出とは別に、病院・診療所ごとの経営情報を都道府県へ報告することが義務付けられました。
  ​【医療法人】病院・診療所に係る経営情報の報告について - 群馬県ホームページ(医務課)

目次

1　決算届出の必要書類等について
1-1　必要書類
1-2　医療法人整理番号
2　届出方法
2-1　書面による届出方法
2-2　G-MISによるオンラインでの届出方法
3　医療法人決算届出の閲覧
4　参考

1　決算届の必要書類等

1-1　必要書類（平成29年4月2日以降に開始した会計年度のもの）​

決算届出の提出書類は、医療機関の開設状況や法人の財産状況等によって異なります。
以下の5つの区分のうち該当するタイプを確認し、下表により提出書類を作成してください。

• 【タイプ1】診療所のみ開設している医療法人
• 【タイプ2】病院、老健または介護医療院のいずれか又は複数を開設している医療法人
• 【タイプ3】医療法第51条第2項に該当する（BS負債20億以上又はPL収益10億以上等）社会医療法人
• 【タイプ4】医療法第51条第2項に該当しない社会医療法人
• 【タイプ5】医療法第51条第2項に該当する（BS負債50億以上又はPL収益70億以上）医療法人

​注1
　事業報告書の「1 医療法人の概要」の『役員及び評議員』については、社会医療法人、特定医療法人及び医療法第42条の3第1項の認定を受けた医療法人以外の医療法人は、任意記載とされています。記載がある場合、閲覧にあたって役員等の個人名が開示されます。

注2
​　令和5年8月から「2 事業の概要－(1)本来業務」に「施設の医療機関コード又は介護事業所番号」の記載欄が追加されました。​

注3
　損益計算書については、所定の様式に定める必要な記載事項を満たしている場合（科目等がより詳細に記載されている場合等）、所定の様式に代えて、任意の様式を提出することが可能です。この場合、原則としてそのまま一般の閲覧に供されますので、ご注意ください。
　病院、介護老人保健施設、複数の診療所を開設する医療法人は、原則として「病院会計準則」に従った決算書類を作成、提出するよう心がけてください。

注4
　「関係事業者との取引状況に関する報告書」の詳細については、国通知「医療法人の計算に関する事項について（平成28年4月20日医政発0420第7号）（厚生労働省）＜外部リンク＞」の「第2　関係事業者に関する事項について」をご覧ください。なお、該当がない場合もその旨記載の上、報告書を提出してください。

注5
　社会医療法人を発行する社会医療法人の場合は、以下の様式を使ってください。

• ​様式2 財産目録（社会医療法人債発行医療法人）（Excelファイル：28KB）
• 純資産変動計算書、キャッシュフロー計算書及び附属明細表（Excelファイル：39KB）

1-2　医療法人整理番号

　決算届に記載する医療法人整理番号は、「医療法人整理番号について（群馬県）」をご確認ください。

2　届出方法について

決算届は、書面による届出のほか、医療機関等情報支援システム（G-MIS【ジーミス】）によってオンラインでの届出が可能です。

2-1　書面による届出方法

• 提出部数：2部（正本1部、副本1部）
• 提出先：法人の主たる事務所を所管する保健福祉事務所（注：前橋市及び高崎市に主たる事務所がある法人については各市保健所に提出してください）
• この手続きで、お手元の控えに収受日付印を希望される場合は、県への提出書類に加えて、以下の書類を窓口に提出してください。
  1. 複写により作成した控え（「控え」と明記してください）
  2. 返信用封筒（宛名をご記入の上、所要額の切手を貼付してください）（控えの郵送を希望する場合に限る）

2-2　G-MISによるオンラインでの届出方法

【重要】（令和6年12月3日記載）

• 令和7年4月1日から、医療法人の事業報告書等の届出及び経営情報等の報告に使用するシステムが、WAMNET上に構築する新システムへ移行します。詳細は、こちら「医療法人の事業報告書等及び経営情報等の電子的届出に係る報告システムについて(令和7年4月1日以降)」をご参照ください。
• これに伴い、今後はG-MISによる提出ができなくなります。現時点でG-MISの医療法人用アカウントを保有していて、これからG-MISで事業報告書等・経営情報等の提出を行う場合は、令和7年3月14日（金曜日）までに申請いただきますようお願いします。

• 報告にあたっては医療法人用アカウントの利用申請（1法人につき1アカウント。経営情報の提出用アカウントと共通）が必要となります。詳細は、以下のホームページをご確認ください。
  ​医療機関等情報システム（Ｇ－ＭＩＳ）での医療法人の事業報告書等の届出について - 群馬県ホームページ(医務課)
• G-MISへのアップロード（届出）については、令和4年3月末決算以降が対象となります。
• G-MISで提出する際の様式は、G-MISのサイトにてダウンロードしてください（このページのデータは使用しないでください）。また、G-MISの様式で届出される場合、記載不要なシートを削除しないでください。

3　医療法人決算届の閲覧について

• 群馬県が所管する医療法人の決算届については、どなたでもご覧になることができます。閲覧を希望される方は、県庁2階 県民センターにおこしください。
  • 平日　午前8時30分から午後5時15分
  • 土曜日・日曜日、祝日　午前9時から午後5時15分
• なお、オンラインで届出された決算届は、データの閲覧（PDFファイル。CD-R（DVD-R）又はSDカードで提供）となります。パソコン等、データの閲覧可能な端末を用意いただけると、スムーズな閲覧につながります。
• データでの送付を希望される方は、以下のフォームから申請してください。【注】
  • 医療法人決算届の閲覧申請フォーム＜外部リンク＞
    • 注　申請から交付まで1~2週間程度時間がかかる場合がありますので、あらかじめご承知おきください。

4　参考

4-1　参考：国通知等

1，2の通知については厚生労働省ホームページ「医療法人関係法令及び通知等」で確認願います（厚生労働省）。＜外部リンク＞

1. 医療法人の計算に関する事項について（平成28年4月20日医政発0420第7号）
2. 医療法人会計基準適用上の留意事項並びに財産目録、純資産変動計算書及び附属明細表の作成方法に関する運用指針（平成28年4月20日医政発0420第5号）
3. 関係事業者との取引の状況に関する報告書の様式等について（平成28年4月20日医政支発0420第2号）（PDFファイル：679KB）

4-2　平成29年4月1日までに開始した会計年度の決算届書類一覧

1. 決算届（別記様式第35号）（Wordファイル：25KB）
2. 事業報告書（様式1）（Word：31KB）【注1】​
   ※令和5年8月より施設の医療機関コード又は介護事業所番号の記載欄が追加されました。
3. 財産目録（様式2）（Excelファイル：27KB）
4. 貸借対照表（以下の4つの様式のうちいずれか1つ）
   • 病院または介護老人保健施設を開設し、平成19年4月1日以後に設立の医療法人又は出資持分がない法人（様式3－1 貸借対照表）（Excelファイル：35KB）
   • 病院または介護老人保健施設を開設し、出資持分がある法人（様式3－2 貸借対照表）（Excelファイル：35KB）
   • 診療所のみを開設し、平成19年4月1日以後に設立の医療法人又は出資持分がない法人（様式3－3 貸借対照表）（Excelファイル：30KB）
   • 診療所のみを開設し、出資持分がある法人（様式3－4 貸借対照表）（Excelファイル：30KB）
5. 損益計算書（以下のいずれかの書類）【注2】
   • 病院または介護老人保健施設を開設する法人（様式4－1 損益計算書）（Excelファイル：30KB）
   • 診療所のみ開設する法人（様式4－2 損益計算書）（Excelファイル：28KB）
6. 監事監査報告書（様式5）（Wordファイル：30KB）【写し可。原本証明不要】
7. 社員総会の議事録の写し【様式なし。原本証明不要】

注1
　事業報告書の「1 医療法人の概要」の『役員及び評議員』については、社会医療法人及び特定医療法人以外の医療法人は、任意記載とされています。記載がある場合、閲覧に当たって役員等の個人名が開示されます。

注2
　損益計算書については、所定の様式に定める必要な記載事項を満たしている場合（科目等がより詳細に記載されている場合等）、所定の様式に代えて、任意の様式を提出することが可能です。この場合、原則としてそのまま一般の閲覧に供されますので、ご注意ください。
　病院、介護老人保健施設、複数の診療所を開設する医療法人は、原則として「病院会計準則」に従った決算書類を作成、提出するよう心がけてください。