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渋川工業用水道の施設紹介
群馬県の工業用水道(1)
渋川工業用水道事務所
渋川工業用水道は、群馬県渋川市の利根川右岸から取水し、渋川市を中心とした工場や企業へ、1日最大120,000立方メートルの工業用水を供給しています。
〒377-0204 渋川市白井957
電話 0279-22-1726 Fax 0279-23-9213
事業の目的
群馬県は内陸工業地帯として優れた立地条件に恵まれており、特に渋川地区においては、電力を基幹として重化学工業が発達してきました。各工場とも製造工程上、冷却水を大量に必要とすることから、低廉豊富な工業用水を安定的に供給するため、渋川工業用水が建設され、昭和40年から給水を開始しています。
また、工業用水のほか、渋川市上水道への原水供給を受託しており、地域の産業活動と生活に欠かせない施設となっています。
施設の概要と供給地域
所在地 | 渋川市白井 |
---|---|
水源 | 利根川表流水 |
供給開始 | 昭和40年8月 |
供給区域 |
渋川市、前橋市、高崎市、吉岡町の各一部 |
施設能力 |
120,000立方メートル/日 |
設備の概要 |
脈動型急速凝集沈澱池 |
汚泥処理方法 |
天日乾燥床 |
※給水区域図はこちらをご覧下さい。
浄水処理のしくみ
渋川工業用水道は、渋川市にある利根川右岸の取水口から水を取り入れ、濁りの除去やpHの調整などを行って、工業用水をつくっています。
渋川工業用水道 浄水処理の工程
(1)取水口
利根川の水をポンプで取水し、原水調整池へ送ります。
(2)原水調整池
原水を池に貯めて砂や泥を取り除きます。
(3)着水井・混和池
原水が一定の濁りを超えたとき、pH調整剤や凝集剤を加えます。
原水がきれいな場合は、水はそのまま配水池へ送られます。
(4)沈澱池
凝集剤がよく混ざるよう水を動かし、原水の濁りを沈めます。
(5)配水池
できあがった工業用水を貯めておきます。
浄水場より高い所へは、ポンプを使い配水します。
(6)お客様の工場などへ
配水管によりお客様の工場などへ工業用水を供給します。
※このほかにも、薬品を貯蔵する設備、機械を制御する設備、取り除いた泥を処理する設備など、いろいろな施設があります。
改築事業について
渋川工業用水道は、平成元年度から6年度にかけて、電機・機械設備の一部更新を行っています。
また、平成14年度から平成21年度にかけて、改築事業を実施し、受変電設備の更新、導水管の更新、原水調整池の新設などを行い、安定した給水体制を確保しました。