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渋川工業用水道の施設紹介

更新日:2019年11月29日 印刷ページ表示

群馬県の工業用水道(1)

渋川工業用水道事務所

渋川工業用水道事務所の写真

渋川工業用水道は、群馬県渋川市の利根川右岸から取水し、渋川市を中心とした工場や企業へ、1日最大120,000立方メートルの工業用水を供給しています。

 〒377-0204 渋川市白井957
 電話 0279-22-1726 Fax 0279-23-9213

事業の目的

 群馬県は内陸工業地帯として優れた立地条件に恵まれており、特に渋川地区においては、電力を基幹として重化学工業が発達してきました。各工場とも製造工程上、冷却水を大量に必要とすることから、低廉豊富な工業用水を安定的に供給するため、渋川工業用水が建設され、昭和40年から給水を開始しています。
 また、工業用水のほか、渋川市上水道への原水供給を受託しており、地域の産業活動と生活に欠かせない施設となっています。

施設の概要と供給地域

渋川工業用水道 施設概要・供給地域一覧表
所在地 渋川市白井
水源 利根川表流水
供給開始 昭和40年8月

供給区域

渋川市、前橋市、高崎市、吉岡町の各一部

施設能力

120,000立方メートル/日

設備の概要

脈動型急速凝集沈澱池

汚泥処理方法

天日乾燥床

給水区域図はこちらをご覧下さい。

浄水処理のしくみ

 渋川工業用水道は、渋川市にある利根川右岸の取水口から水を取り入れ、濁りの除去やpHの調整などを行って、工業用水をつくっています。

浄水処理のしくみのイメージ写真

渋川工業用水道 浄水処理の工程

(1)取水口

 利根川の水をポンプで取水し、原水調整池へ送ります。

(2)原水調整池

 原水を池に貯めて砂や泥を取り除きます。

(3)着水井・混和池

 原水が一定の濁りを超えたとき、pH調整剤や凝集剤を加えます。
 原水がきれいな場合は、水はそのまま配水池へ送られます。

(4)沈澱池

 凝集剤がよく混ざるよう水を動かし、原水の濁りを沈めます。

(5)配水池

 できあがった工業用水を貯めておきます。
 浄水場より高い所へは、ポンプを使い配水します。

(6)お客様の工場などへ

 配水管によりお客様の工場などへ工業用水を供給します。

※このほかにも、薬品を貯蔵する設備、機械を制御する設備、取り除いた泥を処理する設備など、いろいろな施設があります。

改築事業について

 渋川工業用水道は、平成元年度から6年度にかけて、電機・機械設備の一部更新を行っています。
 また、平成14年度から平成21年度にかけて、改築事業を実施し、受変電設備の更新、導水管の更新、原水調整池の新設などを行い、安定した給水体制を確保しました。

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