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工業用水道の事業概要について
更新日:2022年4月1日
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工業用水道事業の特徴と概要
工業生産の過程では、冷却,洗浄などの目的で大量の水が利用されています。工業において水は切っても切れない存在であり欠かすことのできないものです。工業用に利用する水を「工業用水」と呼び、産業に欠かすことができないことから、「産業の血液」とも呼ばれています。
この工業用水は、飲料用水ほどの水質を必要としません。そのため上水道とは別に給水することで、より経済的で合理的な水を送ることが可能となっています。(具体的には、上水道の浄水処理過程から、ろ過工程・消毒工程を省略)
このように、工場などに産業用の水を送る事業を「工業用水道事業」と言います。
現在の工業用水道
群馬県では、渋川工業用水道、東毛工業用水道の2事業を運営しており、各地域の工場へ工業用水を供給しています。工業用水の安定供給を図り、産業活動の発展に寄与するとともに、地下水の過剰くみ上げを抑制するための代替水源としての意義も大きなものがあります。
料金について
工業用水道事業は、工業用水をユーザーへ供給し料金収入を得ることで運営されています。料金は、必要となる経費(減価償却費,人件費,薬品費,動力費など)を算出し、決定されています。
工水の料金については、二部料金制を採用しています。この二部料金制は、契約水量に基づく基本料金と、使用実態に応じた使用料金に分けて料金を算出する料金制度です。
工業用水道事施設名 | 基本料金 |
使用料金 |
超過料金 |
---|---|---|---|
渋川工業用水道 |
12円 |
2円 |
28円 |
東毛工業用水道 |
33円 |
2円 |
70円 |
※外税です
事業の経緯
年月 | 経緯 |
---|---|
昭和38年10月 | 群馬県工業用水道事業基本計画を県議会議決 |
昭和39年1月 | 渋川工業用水道事業の承認 |
昭和40年7月 | 群馬県工業用水道条例制定 |
昭和40年8月 | 渋川工業用水道の供給開始 |
昭和50年7月 | 東毛工業用水道事業の承認 |
昭和53年10月 | 東毛工業用水道の供給開始 |
平成10年4月 | 管理総合事務所から渋川工業用水道の運転監視制御開始 |
平成11年4月 | 管理総合事務所から東毛工業用水道の運転監視制御開始 |
平成24年4月 | 運転監視制御を渋川工業用水道及び東毛工業用水道へ移行 |