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食品に含まれる化学物質について(カドミウムなど)

更新日:2020年10月5日 印刷ページ表示

 このページでは、食品に含まれる化学物質についての情報をお知らせします。

ご注意いだだきたいこと

  • 食品には微量ですが、以下のような物質が自然に含まれています。これらは食品を通じて以前から摂取しているものです。
  • 有害な物質もありますが、いずれも、通常の食生活によって健康に影響を与えるものではありません。
  • 過度に不安になることなく、偏った食生活にならないよう、様々な食品をバランス良く食べることを心がけましょう。

カドミウム

 カドミウムは、鉱物中や土壌中などに天然に存在する重金属で、銀・銅・亜鉛などの金属とともに存在しています。日本には、全国各地に鉛・銅・亜鉛の鉱山や鉱床が多数あるため、鉱山開発や精錬などの人の活動によって環境中へ排出されるなど、いろいろな原因により水田などの土壌に蓄積してきました。

 米等の穀物、野菜、果実、肉、魚など、多くの食品にカドミウムは含まれています。米については、食品衛生法に基づく規格基準として、「玄米は、カドミウムを1.0ppm(1キログラムの玄米中に1.0ミリグラムのカドミウム量)以上含んではならない」と定められており、基準を超えた米(玄米)は、販売や加工などが禁止され、実態として焼却処分されています。

魚介類に含まれる有害物質(貝毒、水銀、ダイオキシンなど)

 魚介類は一般的に私たちの健康に有益であり、重要な食材ですが、近年、科学技術の発達に伴い、魚介類中には有害な物質や有益な成分が含まれることや、これらの物質や成分が健康にどのような影響や効果があるかについても研究が進んでいます。

妊婦の方の魚介類の摂取について(水銀の摂取関係)

 近年、魚介類を通じた水銀摂取が胎児に影響を与える可能性を懸念する報告がなされています。
 厚生労働省によると、この胎児への影響は、例えば音を聞いた場合の反応が1/1,000秒以下のレベルで遅れるようになるようなもので、あるとしても将来の社会生活に支障があるような重篤なものではないとのことです。

野菜中の硝酸塩

加工食品中のアクリルアミド


調理師・製菓衛生師