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サンヨー食品株式会社 開発本部 開発部参与 天野 彰
(群馬県食品工業協会技術委員会 委員長)
食品製品の加工におけるアレルゲンの管理は非常に重要な問題であり、食物アレルギー対策は健康被害に直接つながる重要課題と捉えています。食物アレルギー物質に対する工程管理の考え方は次の「2つの主要目標」に従い製造、管理を行っています。
そして、「食物アレルギー」対策の実施と体制については次の事を重点としています。
食物アレルギー 罹患者の実態としては、約7%の方が何らかの食物アレルギーを持っていると言われています。
その食物アレルギーを持つ約7%の方の内、約15%の方が重篤なアナフィラキシー発症経験者と言われています。
その事を食物アレルギーを持たない約93%の方々が重篤なアレルギー罹患者にどれだけ意識して関わろうとするのか、そして、食物アレルギーに関わりの無い約93%の一般消費者に対して、食物アレルギーを理解してもらう事をどう促進するかと言うことも、同じ消費者の立場であり、食品を提供する食品製造事業者、食品製造従事者として「食物アレルギー」を十分に理解し、正しく食物アレルギーを伝える促進をしていくことが必要と考えています。