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平成30年度市町村の財政状況 詳細版(その2)

更新日:2020年2月3日 印刷ページ表示

平成30年度市町村の財政状況(詳細版)(PDFファイル:965KB)

第1 平成30年度市町村普通会計概況(その2)

5 歳出の概要

(1)歳出決算額の特徴

 歳出決算額の構成比を見ると、目的別内訳では民生費が7年連続で歳出の3割を超えている。また、衛生費や消防費が増となった一方で、新庁舎建設工事の減等により総務費が減、小中学校校舎等新増改築事業の減等により教育費が減となっている。
 性質別内訳では、社会保障関係経費の増により扶助費が20%を超えている。また、普通建設事業費は3年ぶりに増となった。

(第6表)市・町村別歳出決算額構成比の推移(単位:%
区分 市町村計 市計 町村計
25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度
目的別内訳 議会・総務費 13.1 11.8 12.7 13.4 13.5 13.3 12.2 10.3 11.1 11.5 11.5 11.7 18.2 18.7 19.1 22.1 22.4 20.5
民生費 31.1 32.0 31.9 33.4 33.3 33.4 32.7 33.8 33.9 35.3 35.5 35.5 23.2 23.6 23.2 24.6 23.7 24.0
衛生費 7.3 7.6 7.9 7.6 7.9 8.3 7.0 7.5 7.8 7.6 8.0 8.4 8.7 8.3 8.0 7.9 7.7 7.9
商工・労働費 7.2 6.7 6.9 5.9 5.7 5.3 7.9 7.4 7.8 6.5 5.9 5.4 3.7 3.4 3.6 3.4 4.7 4.7
農林水産業費 2.7 3.5 4.9 2.7 2.8 2.8 1.9 2.7 4.4 2.0 2.0 2.0 6.5 7.3 7.1 6.0 6.2 6.1
土木費 11.5 10.6 10.0 10.2 10.7 10.5 11.4 10.6 9.9 10.1 10.8 10.5 11.7 10.3 10.4 10.5 10.0 10.5
消防費 3.8 3.9 3.8 3.8 3.8 4.1 3.6 3.8 3.5 3.6 3.6 3.9 4.5 4.3 4.9 4.4 4.3 5.0
教育費 13.5 14.1 12.7 13.7 12.9 12.8 13.5 13.9 12.3 13.9 13.1 12.9 13.6 15.0 14.9 12.7 12.3 12.7
公債費 9.7 9.8 9.2 9.3 9.4 9.5 9.7 10.0 9.3 9.5 9.6 9.7 9.7 8.9 8.7 8.3 8.6 8.5
その他 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.2 0.2 0.1 0.1 0.1 0.1
歳出合計 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
性質別内訳 義務的経費 43.7 44.1 43.3 44.9 45.0 45.2 45.2 45.9 45.2 47.0 47.3 47.4 36.3 35.5 34.7 35.4 35.1 35.3
人件費 15.9 15.6 15.2 15.2 15.1 15.0 15.7 15.5 15.2 15.2 15.1 15.0 16.6 16.0 15.2 15.2 14.8 15.0
扶助費 18.1 18.6 19.0 20.4 20.5 20.7 19.8 20.3 20.8 22.2 22.6 22.7 10.0 10.6 10.8 11.9 11.6 11.7
公債費 9.7 9.8 9.2 9.3 9.4 9.5 9.7 10.0 9.3 9.5 9.6 9.7 9.7 8.9 8.6 8.3 8.6 8.5
投資的経費 14.2 14.6 16.0 14.9 14.7 15.4 13.6 14.0 15.2 14.5 14.2 14.5 17.1 17.4 19.9 16.3 16.7 19.3
普通建設事業費 14.1 14.6 16.0 14.8 14.7 15.4 13.5 14.0 15.1 14.5 14.2 14.5 16.9 17.2 19.8 16.2 16.7 19.3
災害復旧事業費 0.1 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.2 0.2 0.1 0.1 0.1 0.1
失業対策事業費 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
その他の経費 42.1 41.3 40.7 40.2 40.3 39.4 41.2 40.1 39.6 38.5 38.5 38.1 46.6 47.1 45.5 48.3 48.2 45.4
歳出合計 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
(第7表)歳出総額に占める単独事業費(普通建設事業費)の推移(単位:千円、%)
年度 市町村計 市計 町村計
歳出総額 増減率 単独事業費 増減率 単独
事業費
比率
歳出総額 単独事業費 単独
事業費
比率
歳出総額 単独事業費 単独
事業費
比率
平成21年度 787,697,349 7.6 72,613,775 10.9 9.2 647,845,249 58,228,905 9.0 139,852,100 14,384,870 10.3
平成22年度 780,106,391 -1.0 69,176,357 -4.7 8.9 638,957,930 56,760,295 8.9 141,148,461 12,416,062 8.8
平成23年度 777,319,281 -0.4 60,545,799 -12.5 7.8 641,031,273 49,345,761 7.7 136,288,008 11,200,038 8.2
平成24年度 762,261,764 -1.9 54,813,028 -9.5 7.2 626,992,125 44,448,675 7.1 135,269,639 10,364,353 7.7
平成25年度 788,249,667 3.4 60,410,044 10.2 7.7 651,429,996 48,720,545 7.5 136,819,671 11,689,499 8.5
平成26年度 819,244,174 3.9 65,558,674 8.5 8.0 674,323,694 52,563,160 7.8 144,920,480 12,995,514 9.0
平成27年度 836,212,442 2.1 65,319,916 -0.4 7.8 684,463,207 50,252,803 7.3 151,749,235 15,067,113 9.9
平成28年度 824,396,957 -1.4 74,897,297 14.7 9.1 675,658,313 61,756,035 9.1 148,738,644 13,141,262 8.8
平成29年度 824,375,635 -0.0 62,081,322 -17.1 7.5 671,857,116 47,430,387 7.1 152,518,519 14,650,935 9.6
平成30年度 819,045,691 -0.6 68,452,459 10.3 8.4 669,646,280 49,846,082 7.4 149,399,411 18,606,377 12.5

※1単独事業費は狭義の単独事業費である。※2単独事業費率=単独事業費÷歳出総額×100

(2)目的別歳出の状況

 「総務費」は、新庁舎建設工事(富岡市)や庁舎整備基金積立金(昭和村)の減等により、対前年度比-2.0%(-21億円)となった。
 「民生費」は、臨時福祉給付金の減等により、対前年度比-0.4%(-10億円)となった。
 「衛生費」は、最終処分場整備事業工事費(伊勢崎市)の増等により、対前年度比+3.8%(+25億円)となった。
 「商工費」は、短期サポート資金預託金(前橋市)や産業活性化支援資金預託金(高崎市)の減等により、対前年度比-9.0%(-41億円)となった。
 「土木費」は、市街地再開発事業補助金(太田市)や市営住宅建設事業(富岡市)の減等により、対前年度比-2.4%(-21億円)となった。
 「教育費」は、小中学校校舎等新増改築事業(前橋市)の減等により、対前年度比-1.3%(-14億円)となった。

(第8表)目的別歳出決算額の状況(単位:千円、%)
区分 平成30年度 平成29年度 増減比較
決算額 構成比 決算額 構成比 増減額 増減率
議会費 5,927,229 0.7 5,989,706 0.7 -62,477 -1.0
総務費 103,374,086 12.6 105,487,099 12.8 -2,113,013 -2.0
民生費 273,662,438 33.4 274,634,269 33.3 -971,831 -0.4
衛生費 67,767,272 8.3 65,255,813 7.9 2,511,459 3.8
労働費 1,477,024 0.2 1,658,917 0.2 -181,893 -11.0
農林水産業費 22,701,736 2.8 22,756,240 2.8 -54,504 -0.2
商工費 41,464,593 5.1 45,547,179 5.5 -4,082,586 -9.0
土木費 85,760,709 10.5 87,877,404 10.7 -2,116,695 -2.4
消防費 33,829,596 4.1 30,878,960 3.8 2,950,636 9.6
教育費 105,020,256 12.8 106,435,843 12.9 -1,415,587 -1.3
災害復旧費 324,685 0.0 256,385 0.0 68,300 26.6
公債費 77,726,298 9.5 77,597,160 9.4 129,138 0.2
諸支出金 9,769 0.0 660 0.0 9,109 1,380.2
歳出合計 819,045,691 100.0 824,375,635 100.0 -5,329,944 -0.6

(3)性質別歳出の状況

ア「義務的経費(人件費、扶助費、公債費)」は、扶助費が昨年に引き続き増となった一方、人件費が減となったため、総額では対前年度比-0.2%(-7億円)となった。

  • 人件費は、退職者数の減等により、対前年度比-0.8%(-10億円)となった。
  • 扶助費は、生活保護費の増等により、対前年度比+0.1%(+1億円)となった。
  • 公債費は、元利償還金の繰上償還額の増等により、対前年度比+0.2%(+1億円)となった。

イ「投資的経費(普通建設事業費、災害復旧事業費、失業対策事業費)」は3年ぶりの増となった。ピークである平成5年度の52%程度の水準となっている。

  • 普通建設事業費は、補助事業費が-3.4%(-19億円)となった一方、単独事業費が+10.3%(+64億円)となったこと等により、対前年度比+3.9%(+47億円)となった。

ウ「その他経費」は、前年度比-2.8%(-94億円)となった。

  • 補助費等は、法適用の公営事業会計に対する負担金の増等により、対前年度比+1.3%(+10億円)となった。
  • 積立金は、その他特定目的基金積立金の減等により、対前年度比-38.9%(-73億円)となった。
  • 貸付金は、制度融資預託金の減等により、対前年度比-14.4%(-44億円)となった。
(第9表)性質別歳出決算額の状況(単位:千円、%)

区分

平成30年度 平成29年度 増減比較
決算額 構成比 決算額 構成比 増減額 増減率
義務的経費 370,391,175 45.2 371,123,961 45.0 -732,786 -0.2
人件費 123,215,190 15.0 124,175,866 15.1 -960,676 -0.8
扶助費 169,450,631 20.7 169,351,534 20.5 99,097 0.1
公債費 77,725,354 9.5 77,596,561 9.4 128,793 0.2
投資的経費 126,069,271 15.4 121,287,469 14.7 4,781,802 3.9
普通建設事業費 125,744,586 15.4 121,031,099 14.7 4,713,487 3.9
災害復旧事業費 324,685 0.0 256,370 0.0 68,315 26.6
失業対策事業費 0 0.0 0 0.0 0  
その他経費 322,585,245 39.4 331,964,205 40.3 -9,378,960 -2.8
物件費 116,929,713 14.3 116,453,310 14.1 476,403 0.4
維持補修費 7,162,392 0.9 7,106,837 0.9 55,555 0.8
補助費等 79,071,980 9.7 78,055,402 9.5 1,016,578 1.3
積立金 11,551,344 1.4 18,894,043 2.3 -7,342,699 -38.9
投資・出資金 1,435,611 0.2 1,378,128 0.2 57,483 4.2
貸付金 25,764,800 3.1 30,115,676 3.7 -4,350,876 -14.4
繰出金 80,669,405 9.8 79,960,809 9.7 708,596 0.9
繰上充用金 0 0.0 0 0.0 0  
歳出合計 819,045,691 100.0 824,375,635 100.0 -5,329,944 -0.6

財政構造の弾力性

経常収支比率

 経常収支比率は、繰出金や扶助費等の経常経費充当一般財源が増となったが、地方税や地方消費税交付金等の経常的収入がそれ以上の増となったため、前年度に比べ0.2ポイント改善して94.5%となった。経常収支比率が90.0%以上の市町村は、県内35団体中25団体であり、前年度の26団体から減少した。
 比率の近年の推移を見ると、社会保障のために支出される扶助費や公債費など、経常的な経費に充てる一般財源が増加する一方、地方税や地方交付税など経常一般財源が伸び悩んでいることなどから上昇(財政の硬直化)傾向にあった。特に平成16年度から平成18年度にかけて行われた三位一体改革に伴い、地方交付税及び臨時財政対策債の減少や、国庫補助負担金が廃止・縮小された事務に係る地方団体の経常一般財源所要額の増加が、比率の高止まりに大きく影響していた。しかし、平成22年度には、地方財政計画の歳出特別枠等によって地方交付税及び臨時財政対策債が増加したことから、比率が大幅に改善した。
 なお、平成23年度からは扶助費等の経常経費充当一般財源の増加が続く一方で、児童手当及び子ども手当特例交付金や減収補てん特例交付金(自動車取得税)の廃止などにより経常一般財源が伸び悩んでいることなどから再び上昇傾向にある。
 経常収支比率の内訳のうち、人件費は及び公債費は経費が減少したため、経常一般財源も平成29年度に比べ下降した。
 扶助費については、経費も増加しており昨年度に引き続き上昇傾向にある。

(第10表)経常収支比率の段階別区分別団体数の推移
区分/年度 100以上 100~95 95~90 90~85 85~80 80~75 75~70 70~65 65未満 90%以上の団体 左の割合(%)
平成21年度 2 7 10 10 4   1   1 19/35 54.3
平成22年度   2 4 13 9 4 1 1 1 6/35 17.1
平成23年度 1 3 5 19 4 1 1 1   9/35 25.7
平成24年度 1 4 7 18 2 1 1 1   12/35 34.3
平成25年度 1 3 7 20 2   2     11/35 31.4
平成26年度   8 14 7 2 3 1     22/35 62.9
平成27年度   3 13 10 6 2 1     16/35 45.7
平成28年度 1 8 11 7 5 2   1   20/35 57.1
平成29年度   11 15 6 3         26/35 74.3
平成30年度 1 11 13 6 3 1       25/35 71.4

7 地方債、債務負担行為及び積立金現在高の推移

(1)地方債現在高の状況

 平成30年度末における地方債現在高は、対前年度比+0.8%(+61億円)となり、7,546億円であった。ただし、臨時財政対策債を除く地方債現在高は、対前年度比+1.8%(+70億円)減少し、4,037億円であった。
 地方債現在高に債務負担行為に基づく翌年度以降支出予定額を加えた債務総額は8,368億円であり、歳入総額に対する割合は、対前年度比1.5ポイント増の98.2%となっている。

(第11表)債務の状況(単位:千円、%)
区分/年度 地方債現在高 債務負担行為に係る翌年度以降支出予定額 債務総額 歳入総額 債務総額/歳入総額(A+B)/C
地方債全体A 増減率 うち臨時財政対策債A' 増減率 増減率 A+B
平成21年度 701,866,027 0.1 199,013,381 11.6 54,156,905 -9.9 756,022,932 815,572,894 92.7
平成22年度 714,562,671 1.8 237,363,339 19.3 53,137,455 -1.9 767,700,126 814,324,966 94.3
平成23年度 720,718,689 0.9 265,058,215 11.7 45,622,632 -14.1 766,341,321 811,067,781 94.5
平成24年度 723,097,543 0.3 291,572,919 10.0 39,923,468 -12.5 763,021,011 796,401,988 95.8
平成25年度 737,619,890 2.0 317,578,337 8.9 45,509,652 14.0 783,129,542 825,662,340 94.8
平成26年度 743,636,553 0.8 336,530,887 6.0 55,665,241 22.3 799,301,794 859,551,513 93.0
平成27年度 747,514,066 0.5 347,024,490 3.1 83,375,814 49.8 830,889,880 876,350,361 94.8
平成28年度 749,275,954 0.2 350,631,814 1.0 90,009,816 8.0 839,285,770 858,222,982 97.8
平成29年度 748,530,166 -0.1 351,850,060 0.3 80,943,315 -10.1 829,473,481 857,514,668 96.7
平成30年度 754,601,029 0.8 350,928,200 -0.3 82,188,776 1.5 836,789,805 852,558,828 98.2

(2)積立金の状況

 平成30年度末における積立金現在高は、対前年度比-3.6%(-76億円)となり、2,023億円であった。これは、減債基金の取崩し額が増となったことやその他特定目的基金の積立額が減となったこと等による。

(第12表)積立金の状況(単位:千円、%)
区分/年度 財政調整基金 減債基金 その他特定目的基金 合計 増減率
平成21年度 74,205,276 10,295,223 57,288,292 141,788,791 -1.9
平成22年度 87,145,104 12,954,086 58,771,759 158,870,949 12.0
平成23年度 100,147,356 15,072,163 63,312,982 178,532,501 12.4
平成24年度 109,961,115 15,022,517 66,450,944 191,434,576 7.2
平成25年度 116,981,889 16,496,578 71,781,918 205,260,385 7.2
平成26年度 112,200,304 16,905,400 70,326,591 199,432,295 -2.8
平成27年度 122,878,173 16,616,072 71,817,795 211,312,040 6.0
平成28年度 123,462,340 18,665,735 72,423,438 214,551,513 1.5
平成29年度 114,671,160 17,646,111 77,609,506 209,926,777 -2.2
平成30年度 114,574,156 14,535,934 73,218,091 202,328,181 -3.6

(3)地方債、債務負担行為及び積立金現在高の状況

 地方債現在高に債務負担行為に基づく翌年度以降支出予定額を加え、積立金現在高を差し引いた額(地方債及び債務負担行為による実質的な将来の財政負担)は、6,345億円となった。これは、標準財政規模に対する比率にして136.0%の規模となっており、前年度に比べて5.6ポイント増加した。

(第13表)地方債、債務負担行為及び積立金の状況(単位:千円、%)
項目 平成30年度 平成29年度 増減額 増減率
A 地方債現在高 754,601,029 748,530,166 6,070,863 0.8
B 債務負担行為額 82,188,776 80,943,315 1,245,461 1.5
C 積立金現在高 202,328,181 209,926,777 -7,598,596 -3.6
A+B-C 634,461,624 619,546,704 14,914,920 2.4
対標準財政規模(%) 136.0 130.4   5.6

8 東日本大震災に係る事業

(1)復旧・復興事業

 東日本大震災に係る復旧・復興事業に要した経費は1.9億円で、対前年度比-9.5%(-0.2億円)となった。

  • 主な事業 被災自治体職員派遣事業、被災児童生徒就学支援事業等
  • 主な歳入 被災自治体派遣職員給与費負担金、その他一般財源等

(2)全国防災事業

 東日本大震災に係る全国防災事業に要した経費は19億円で、対前年度比+13.1%(+2億円)となった。

  • 主な事業 全国防災事業債の償還金等
  • 主な歳入 一般財源等
(第14表)東日本大震災関連の各事業に係る歳入(単位:千円、%)
項目 復旧・復興事業 全国防災事業
平成30年度 平成29年度 増減額 増減率 平成30年度 平成29年度 増減額 増減率
分担金・負担金 80,658 97,400 -16,742 -17.2 0 0 0  
国庫支出金 26,656 26,647 9 0.0 0 0 0  
県支出金 9,280 14,168 -4,888 -34.5 0 0 0  
財産収入 3 2 1 50.0 0 0 0  
寄附金 0 0 0   0 0 0  
繰入金 2,808 2,192 616 28.1 0 0 0  
繰越金 0 0 0   0 0 0  
諸収入 16,672 26,555 -9,883 -37.2 0 0 0  
地方債 0 0 0   1,500 0 1,500 皆増
一般財源等 54,109 52,265 1,844 3.5 1,868,547 1,653,701 214,846 13.0
うち震災復興特交 1,531 1,870 -339 -18.1 0 0 0  
190,186 219,229 -29,043 -13.2 1,870,047 1,653,701 216,346 13.1
(第15表)東日本大震災関連の各事業に係る目的別経費(単位:千円、%)
項目 復旧・復興事業 全国防災事業
平成30年度 平成29年度 増減額 増減率 平成30年度 平成29年度 増減額 増減率
議会費 0 0 0   0 0 0  
総務費 80,160 99,035 -18,875 -19.1 0 0 0  
民生費 12,150 8,134 4,016 49.4 0 0 0  
衛生費 49,500 53,374 -3,874 -7.3 0 0 0  
労働費 0 0 0   0 0 0  
農林水産業費 2,138 2,138 0 0.0 0 0 0  
商工費 176 244 -68 -27.9 0 0 0  
土木費 12,612 17,421 -4,809 -27.6 0 0 0  
消防費 13,980 5,144 8,836 171.8 1,944 0 1,944 皆増
教育費 12,694 18,956 -6,262 -33.0 0 0 0  
災害復旧費 4,023 2,615 1,408 53.8 0 0 0  
公債費 0 0 0   1,868,103 1,653,701 214,402 13.0
187,433 207,061 -19,628 -9.5 1,870,047 1,653,701 216,346 13.1

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群馬県市町村公営企業に係る抜本的な改革等の取組状況
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