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協働による地域づくり(令和5年度掲載事例)

更新日:2024年5月17日 印刷ページ表示

県では、NPOやボランティア団体、企業、教育機関、地縁組織など、地域に関わる様々な主体が地域課題の解決に積極的に関わっていく社会を目指し、平成31年3月に「協働による地域づくりに関する指針」を定めました。

協働について具体的に知っていただくため、県内の協働事例等を紹介します(令和6年3月現在の情報です)。

「協働による地域づくり」については、NPO・ボランティアサロンぐんま<外部リンク>のブログ<外部リンク>でも紹介しています。

(1)『NPO法人 みんなのおうえん団』と『株式会社 ヨコオ』の協働

(2)『株式会社 大和屋』と『NPO法人 工房あかね』の協働

(3)『株式会社 ケアコム』による地域への取り組み

(4)『一般社団法人 ハレルワ』と企業の協働

(5)『株式会社 ポーラ関越ユニット』と『NPO法人 日本健康美容協会』の協働

(6)『ウエルシア』と『地域包括支援センター桂萱』による協働

(1)『NPO法人 みんなのおうえん団』と『株式会社 ヨコオ』の協働

資料 NPO法人みんなのおうえん団と株式会社ヨコオの協働(PDF:540KB)

NPO・ボランティアサロンぐんまのブログ記事 株式会社ヨコオ×NPO法人みんなのおうえん団 協働のイベント<外部リンク>

バスケ教室の開催

株式会社ヨコオが地域の子ども向けに、「群馬クレインサンダーズ」のコーチ陣を指導者として招いた、「バスケ教室」を開催しました。

そのバスケ教室にNPO法人みんなのおうえん団の学生部スタッフが、コーチの補佐としてボランティアを行いました。

また、高校生がボランティアとして関わっており、NPO 法人みんなのおうえん団の学生部スタッフがサポートを行いました。

実施主体

株式会社 ヨコオ

(ホームページ) 株式会社ヨコオのホームページ<外部リンク>

(代表) 徳間 孝之

(所在地) 富岡市神農原1112

(会社概要)1922年9月1日創業、「電子」「自動車」「電気」の電子部品製品を扱っている。

NPO法人 みんなのおうえん団

(ホームページ) NPO法人みんなのおうえん団のホームページ<外部リンク>

(代表) つる田 あずさ

(所在地)  富岡市田篠2000-3

(主たる活動)  学習支援と居場所づくり

協働における役割

株式会社 ヨコオ

  • バスケ教室と勉強会の場所として、「YOKOWO シルクアリーナ富岡」を提供
  • バスケ教室の先生として、「群馬クレインサンダーズ」のコーチ陣を招く

NPO法人 みんなのおうえん団

  • <学生部スタッフ>コーチ陣の補佐、高校生ボランティアのサポート
  • <大人スタッフ>全体のとりまとめ、 株式会社ヨコオ担当者との連絡

協働したことの相乗効果

  • 富岡市のバスケチームの生徒に、プロ選手を導いているコーチ陣からバスケを教わるという貴重な体験を提供。
  • 富岡市でバスケチームに所属している子ども達とNPO法人みんなのおうえん団学生スタッフとの交流。
  • 参加者にスポーツを通じた社会貢献によって企業を知ってもらうことができた。
  • 地域のスポーツ少年団と連携し、子どもたちのスポーツ振興を図ることができた。

(2)『株式会社 大和屋』と『NPO法人 工房あかね』の協働

資料 株式会社大和屋とNPO法人工房あかねの協働(PDF:579KB)

NPO・ボランティアサロンぐんまのブログ記事 県庁32階YAMATOYA COFFEE32にて「アーツアンドカフェ」展​<外部リンク>

NPO・ボランティアサロンぐんまのブログ記事 NPO法人工房あかね<外部リンク>

NPO・ボランティアサロンぐんまのブログ記事 あめんぼroom​<外部リンク>

アーツアンドカフェ展の開催

「群馬県障害者芸術文化活動支援センター」(愛称 「こ・ふぁん」)開設を記念して、『アーツとカフェ は相性がよい!!』をキーワードに県庁32 階YAMATOYA COFFEE にて開催されました。

店内に工房あかねの作品を展示し、作品がデザインされたオリジナルカップでのコーヒーや、展示作品からインスピ レーションを得て作られた『こ・ふぁんブレンド』 を楽しみながら作品を鑑賞できる場となりました。

実施主体

株式会社 大和屋

(ホームページ) 株式会社大和屋のホームページ<外部リンク>

(代表) 平尾 聡

(所在地) 高崎市筑縄町382番地2

(会社概要) 珈琲豆の卸・小売販売、カフェの運営など

NPO法人 工房あかね

(ホームページ) NPO法人工房あかねのホームページ<外部リンク>

(代表) 小柏 桂子

(所在地) 高崎市本町10-1 イチカワビル4階

(主たる活動) 福祉 文化芸術 まちづくり

協働における役割

株式会社 大和屋

  • 障害者アートの作品展示の場として、広く一般の方が利用するカフェを提供
  • 作品をイメージしたオリジナルカップ、ブレンド等の商品開発

NPO法人 工房あかね

  • 法人が運営するアトリエ・アート・オンに所属する作家の作品を展示
  • 展示作品の選出
  • 作品展示の機会を設けることで、作家の創作意欲を向上させる

協働したことの相乗効果

  • 県庁32階、カフェという一般の人が広く利用する場で障害者の芸術作品を展示することで、より多くの 人に障害者アートを知ってもらうことができた
  • オリジナルブレンドの売上の一部が法人に入ることで、運営のための自立した収入源を得る手がかりになった。
  • イベントを通して、障がいへの理解・ 多様性への理解という会社の姿勢を示すことができる。

(3)『株式会社 ケアコム』による地域への取り組み

資料 株式会社ケアコムによる地域への取り組み(PDF:654KB)

ケアコム農園祭の開催

株式会社ケアコム玉村工場で所有している農園を、地域の住民にも開放できないかという試みから始まった収穫祭イベント。

2015年から開始。

当日の運営は大学生ボランティア、イベントのステージ発表は町で活動する市民団体が参加。

また、玉村町に在住する外国人と住民の接点にもなるよう、外国人支援団体にも協力を得て料理を提供するブースを出店。

付近にある国の有形文化財でもある重田住宅を第2会場とし、電動バスで移動し地域おこし協力隊の協力によりポテトチップスつくりを行いました。

実施主体

株式会社 ケアコム

(ホームページ) 株式会社ケアコムのホームページ<外部リンク>

(代表) 池川 充洋

(所在地) 玉村町箱石419番地1(群馬工場)

(会社概要) ナースコールの他、医療システムの開発及び製造

協力団体

  • 玉村町住民活動サポートセンターぱる
  • 群馬県立女子大学
  • 高崎健康福祉大学
  • 東京医療保健大学
  • 日越ぐんま友好協会
  • 玉村町地域おこし協力隊
  • 全国食肉学校

後援

  • 群馬県
  • 玉村町
  • 玉村町教育委員会
  • 群馬県社会福祉協議会

協働における役割

株式会社 ケアコム

  • 農園祭の運営を手伝ってくれる団体への呼びかけ
  • 会場設営
  • 後援機関への依頼

協働したことの相乗効果

  • 普段は従業員の福利厚生に活用されている農園を一般開放することで、より多くの地域住民に会社を知ってもらうきっかけとなった。
  • 収穫を通じた従業員と地域住民の交流
  • 収穫した無農薬野菜を使った料理を提供するコーナーを設けることで、健康づくりと外国の食文化に対する関心をもってもらうことができる。
  • 日頃地域で活動している団体に、ステージ発表の機会を提供

(4)『一般社団法人 ハレルワ』と企業の協働

資料 一般社団法人ハレルワと企業の協働(PDF:1.4MB)

NPO・ボランティアサロンぐんまのブログ記事 第2回「ぐんまにじいろウェルネスフェスタ」​<外部リンク>

ぐんまにじいろウェルネスフェスタの開催

LGBTQを含む全ての人が、よりよく生きるをサポートするイベントの開催。今回で2回目。

ウェルネスフェスタとして、健康や美容などのテーマで、各協力企業のブース、交流タイム、悩み相談ブース、物販、コーヒーや占いの協力出店など、誰でも参加できるイベントとして開催するもの。

(開催地)Gメッセ群馬(高崎市)

実施主体

一般社団法人 ハレルワ

(ホームページ) 一般社団法人ハレルワのホームページ<外部リンク>

(代表) 間々田 久渚

(所在地) 前橋市千代田町4丁目18-4

(団体概要) 2015年6月に群馬県初のLGBTQ支援団体として発足。居場所づくり・交流の開催、講演・イベント等の啓発活動、行政・企業・他団体と連携した活動、相談事業などを行っている。

協力企業

  • マルエドラッグ(株式会社 クスリのマルエ)
  • SHISEIDO(資生堂ジャパン 株式会社)
  • Eisai(エーザイ 株式会社)
  • 佐藤病院(産婦人科 舘出張 佐藤病院)
  • JINS(株式会社 ジンズ)

協働における役割

各ブースでは、ウェルネス(よりよく生きようとする生活態度)に関する企画を展開。

各企業の社員による、健康や美容等に関する相談や、体験コーナーなどが行われていた。

協働におけるメリット・相乗効果

企業側

(協力企業の社員さんのお話し)

LGBTQへの理解、社員教育などを進めているが、若手社員は自然に受け入れているものの、年齢が高くなるにつれて、まだまだ理解が不足している戸感じることもある。イベントを通じてより一層理解を含めていきたい。これからも継続的に活動を行っていきたい。

ハレルワ

LGBTQは人口の約10%いるとされている。研修だけでは分からない悩みや本音の部分を当事者と企業で話せる貴重な機会となった。また、LGBTQを応援したい企業の可視化ができたと思う。今後も様々な企業を巻き込んでいきたい。

(5)『株式会社 ポーラ・関越ユニット』と『NPO法人 日本健康美容協会』の協働

資料 株式会社ポーラ・関越ユニットとNPO法人日本健康美容協会の協働(PDF:592KB)

NPO・ボランティアサロンぐんまのブログ記事 「株式会社ポーラ・関越ユニット」さんによる社会活動<外部リンク>

外見ケアメーク講習会

頭髪の脱毛に悩むがん患者は頭髪以外に眉やまつ毛も脱毛される方が多く、NPO法人日本健康美容協会は医療用ウィッグの相談と併せて外見ケアとしてのメーク方法を習得する必要を感じていました。

食育イベントでの出会いを機会に、株式会社ポーラ関越ユニットのスタッフが外見ケアメークの講師を担当し、メーク講座を通してがん患者の方への具体的なメーク技術を学びました。

(開催地)高崎市総合福祉会館

実施主体

株式会社 ポーラ

(ホームページ) 株式会社ポーラのホームページ<外部リンク> 

(代表) 及川 美紀

(所在地) 東京都品川区西五反田2-2-3(本社)

(会社概要) 化粧品の訪問販売、スキンケア・メークブランドの展開、エステサービス、店舗「ポーラ ザ ビューティー」の運営、全国有名百貨店など83店舗でポーラコーナーを展開

NPO法人 日本健康美容協会

(ホームページ) NPO法人日本健康美容協会のホームページ<外部リンク>

(代表) 船津 真奈

(所在地) 高崎市井野町天水1016-1

(主たる活動) 医療用ウィッグの相談会や美容サービスの提供、高年齢者・要介護者等の外出困難者への訪問理美容サービスの提供、美や健康をテーマとした講演活動、支援を行うための健康美容推進員の育成、健康美容サロン

協働における役割

株式会社 ポーラ

  • ポイント、ベースなど基本的なカバーメークの講習。
  • 体調が思わしくない方でもメークを楽しんでもらうための色選び、アイテムの使い方など。

NPO法人 日本健康美容協会

会員に対し、新たな美容によるがん患者支援のための学びの機会を提供

協働したことの相乗効果

  • コロナ禍でメーク講座を久々に実施するきっかけとなった
  • メーク講座での学びを医療用ウィッグ相談会にも活かすことができる
  • 美容により社会貢献活動で新たな分野を開拓することができた
  • 医療用ウィッグとメークの相乗効果による外見ケアを学ぶことができた
  • 普段関わりをもつことのできない人との新たなネットワークを形成することができた

(6)『ウエルシア』と『地域包括支援センター桂萱』による協働

資料 ウエルカフェ~ウエルシアと地域包括支援センター桂萱による協働 (PDF:676KB)

NPO・ボランティアサロンぐんまのブログ記事 地域協働コミュニティスペース「ウエルカフェ」<外部リンク>

ウエルカフェの取組

前橋市地域包括支援センター桂萱で生活支援体制整備事業として2年ほど前から開始した“黄色でツナガルプロジェクト”の一つである、黄色いリボンカフェ。

住み慣れた地域の中でほっと一息できる交流の場づくり「黄色いリボンサロン」を展開しています。

地域アウトリーチの一環として、地域の人が集まる場(店舗やカフェ、食の駅など)に買い物のついでなど気軽に立ち寄れる場所にサロンを設置することを目指して始まりました。

ウエルシアは黄色いベンチプロジェクトに協力した後、店舗のフリースペースを地域の人々の活動の場として開放する「ウエルカフェ」という取り組みを開始しました。ウエルカフェには年1回程度、地域包括支援センター桂萱が出張して開催しています。

現在県内19店舗で開催。

実施主体

ウエルシア薬局株式会社

(ホームページ) ウエルシア薬局株式会社<外部リンク>

(代表) 代表取締役社長 田中 純一

(所在地) 東京都千代田区外神田2-2-15(本社)

(会社概要)調剤併設型ドラッグストアチェーン展開

前橋市地域包括支援センター桂萱

(所在地)  前橋市江木町1251-1 赤城野荘1階

(主たる活動)  指定介護予防支援業務、介護予防ケアマネジメント業務、権利擁護業務、総合相談支援業務、包括的・継続的ケアマネジメント支援業務、介護予防・日常生活支援総合事業業務、在宅医療・介護連携推進事業、生活支援体制整備事業、地域ケア会議の推進、認知症総合支援事業等

協働における役割

ウエルシア薬局株式会社

  • 店舗内にあるスペースの運用を一般市民に提供
  • 健康に関する情報提供、講師の派遣、人々が交流できる場づくり

前橋市地域包括支援センター桂萱

  • ‟黄色でツナガルプロジェクト“を主催、事業に協賛する企業や団体とネットワークを形成
  • 地域の企業、人々が協力し高齢者が暮らしやすいまちづくりのきっかけを提供

協働したことの相乗効果

  • 地域の店舗をサロンの会場とすることで、これまで主に公民館で開催してきた地域サロンに自由度と新たな視点を取り入れることが可能となった
  • 買い物に来た地域の人に、こうした取り組みを知ってもらうことができた
  • 店舗内に居場所を設けることで、買い物に来た人、高齢者だけではなく子どもなど様々な層の人が交流できるきっかけになった