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(お父さん)
週末は、台風で大荒れのようだね。
(女の子)
これじゃあ遊びに行けない(泣)
(女の子)
どこのテレビ番組も台風のことばかり…
(お父さん)
今回は雨がたくさん降る予報なんだ。川や池などには危ないから絶対に近寄らないことだね!
(男の子)
川もダムもかたくて丈夫なコンクリートや、石でできているのに~
危ないの?
(お父さん)
水はたくさん集まるとすごい力になるんだ。
水の量が想定を超えると、壊れてしまうこともあるんだ。
(お母さん)
そういえば、近所に池があるけど心配ね。
(お父さん)
あの池は『農業用ため池』といって、農業に必要な水を貯めておくものなんだ。
例えば、田んぼでお米を作るときの水さ(農業用水)。
それから主な使い方ではないけれど、火事の消火に使われることもあるよ。
(お父さん)
実は、前に大きな地震で壊れそうになったことがあったんだ。
(みんな)
え~?!
(お父さん)
ため池には、水を貯めるための『堤体』と呼ばれるものがあるんだけど…
(男の子、女の子)
ていたい?
(お父さん)
そう。貯めた水を抑える壁のようなものだよ。
堤体が、大きな地震で一部くずれてしまったんだ。
それで、地震のあと調査をして、大きな地震や大雨がきても大丈夫なように工事をしたんだ。
(男の子)
今はもう大丈夫なの?
(お父さん)
今は工事ができた状態さ。
でもね、災害に「絶対はない」から、自分たちで万が一の時に備えておく必要があるんだ。
(お父さん)
まずは『ハザードマップ』で、災害の時に
自分たちが「どこへ」、「どのルート」で避難すればいいのかを確認しておくことが大切だよ!
(お母さん)
みんなで避難する場所やルートを確認したいんだけど、
どうすればいいかしら?
(お父さん)
自分たちが住む市町村の公式ホームページから、
マップを検索してみよう。
けっこうとおいね~
あそこにひなんだね
川にちかづかないようにね!