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上下のコマをくらべるとちがうところがあるよ。よく見てさがしてね!
※答えは、「土地改良施設紹介」の下を見てね。
写真は太田頭首工:渡良瀬川(桐生市広沢町)
お茶わん一杯のお米を作るには、360リットル位のたくさんの水が必要です。
古くから米作りが盛んな日本では、多量の水を得ることができる川から取水する技術が、大変発達してきました。
川の水位は毎日変化しています。安定して多量の水を取るためには、川の水位を一定に保つ工夫が必要です。
そこで考えられたのが、川の流れをせき止めて、農業用水を取り入れるための施設「頭首工(とうしゅこう)」です。
「頭首工」という言葉は明治時代に、東京帝国大学(現東京大学)の上野英三郎先生が用いました。それ以前は「堰(せき)」と呼ばれていました。
ちなみに、JR渋谷駅前で忠犬ハチ公が待ち続けた飼い主こそ、上野先生です。
農業用水路の一番上流、つまり頭首部(Head)に設けられる水門や取り入れ口、土砂を流す部分、管理橋などの様々な施設を一まとめにして「頭首工(Head Works)」と言います。
農業用水にとって「一番大事な場所」としての「頭首」でもあります。
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