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(女の子)
おはよ~、ぐんまちゃん。
(ぐんまちゃん)
今日は、何して遊ぼうか?
(女の子)
そうそう、昨日わたしの家ね、太陽の光で電気がつくれるようになったんだよ。
(ぐんまちゃん)
え~!!太陽の光で電気がつくれるの?
(女の子)
お家の屋根に太陽の光を電気に変えるパネルをたくさんのせたの。
太陽光発電って言われているのよ。
(ぐんまちゃん)
へ~!すごいね~!!
(おじさん)
おや、ぐんまちゃん達、おはよう。
(ぐんまちゃん、女の子)
あっ!土地改良区のおじさん。おはよぅ!
(ぐんまちゃん)
ねえ、おじさん。太陽の光で、電気が作れるって知ってる!?
(おじさん)
太陽光発電のことだね。ところで、おじさんは、水路の水を使って、電気がつくれるんだよ。
(ぐんまちゃん、女の子)
え~!!水路の水でも電気がつくれるの~!!
(おじさん)
そうなんだ。これは、水が高い所から流れ落ちる力で水車を回して、電気をつくっているんだよ。
このしくみを水力発電と呼ぶことは知ってるかい?
水路などで小規模に行うものを小水力発電といって、その電気でこの水門を動かすことができるんだ。
(ぐんまちゃん)
ふーーん、農業用水の役割は、お米を作るだけじゃないんだね。
(おじさん)
そのほかにも、野生の動物が田畑に入れないように囲う電気柵や街灯の電気としても使っているんだよ。
(ぐんまちゃん)
すごいんだね~。超ーー水力発電は!
(おじさん)
はっはっはっ。ちょーーすごいけど、小水力発電だよ!
(女の子)
でも、どうして太陽の光や水の力を使うの?
(おじさん)
そういう自然のエネルギーを使えば、二酸化炭素が出ないから、地球の温暖化防止に役立つんだよ。
地球に優しいこのようなエネルギーの名前をクリーンエネルギーともいうんだ。
(女の子)
栗のエネルギー?
(ぐんまちゃん)
栗のちから?ぐんまちゃん、栗大好き!
(おじさん)
はっはっはっ!!その食べる栗じゃなくて、クリーン。
環境をきれいにするっていう意味だよ。
(女の子)
そうなんだ。太陽の光と水の力ってすごいんだね。
(ぐんまちゃん)
これから、どんどん地球にやさしいエネルギーが使われて行くといいなぁ。
(女の子)
ねぇ、ねぇ、私の家はクリーンなんだね。屋根に太陽光発電が付いているでしょ。
今度はお庭の池で小電力発電ができないかな~。
(お父さん)
はっはっはっ!!なかなか難しいな~。
でも、みんなが大人になったときにも、きれいな地球だといいね。
ぐんまちゃんは、大盛りの栗ご飯を眺めながら、太陽や流れる水を思い浮かべました。