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これまでに介護の知識や経験がない方が、介護に関する基本的な知識を身に付けるとともに、介護を実践する際に必要な技術を学んでいただく研修を開催することにより、介護分野への参入のきっかけを作り、多様な人材の参入の促進を図るため、「群馬県介護に関する入門的研修実施要綱」を制定し、入門的研修の実施に当たり必要な事項を定めました。
また、高齢者等を対象に介護分野への関心を持つきっかけとなるセミナーを実施し、高齢者等の活躍を一層促進し、介護分野における人材のすそ野を広げることを目的に「群馬県介護分野への元気高齢者等参入促進セミナー実施要綱」を制定しました。
なお、市町村が本研修及びセミナーを実施するために要する経費については、「介護に関する入門的研修等支援事業」として、地域医療介護総合確保基金事業費補助金の交付対象としております。
群馬県介護分野への元気高齢者等参入促進セミナー実施要綱(PDF:97KB)
介護に関する入門的研修の実施について(平成30年3月30日社援基発0330第1号)(PDFファイル:185KB)
群馬県及び市町村
企業等で定年退職を予定している者や、中高年齢者、子育てが一段落した者のほか、地域住民や学生など
研修科目 | 研修時間数 | 研修内容 | |
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基礎講座 | 介護に関する基礎知識 | 1.5時間 |
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介護の基本 | 1.5時間 |
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入門講座 | 基本的な介護の方法 | 10時間 |
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認知症の理解 | 4時間 |
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障害の理解 | 2時間 |
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介護における安全確保 | 2時間 |
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合計時間数 | 21時間 |
研修修了者には、実施主体の首長名で修了証明書が交付されます。
入門的研修修了者に対しては、介護に関するボランティア等の周知及び登録案内や介護福祉士等届出制度の周知及び登録案内等のマッチング支援に努めることとします。
また、介護分野での就労を希望する者には群馬県福祉マンパワーセンター等と連携を図り、介護・福祉分野への就労を支援することとします。
入門的研修は資格としての位置づけはありませんが、研修修了者が介護職員初任者研修等を受講する場合には、その課程の一部が免除される場合があるなど、就労後のステップアップにも配慮された制度となっています。
入門的研修と各種研修等との関係(PDFファイル:137KB)