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「ぐんま認定介護福祉士」22年度認定者手記と施設長からの寄稿

更新日:2017年3月21日 印刷ページ表示

「ぐんま認定介護福祉士の受講から1年経って」-認定者2名の手記-

(社福)玉風会 玉村町東デイサービスセンターにしきの園 小元 美香 さん(平成22年度第1回認定者)

小元さん

 ぐんま認定介護福祉士の研修を受けてから1年以上が過ぎました。半年間の長い研修を受けるのは初めてのことだったので自分がやりきれるかどうか不安でしたが、研修を無事に終え認定証を頂いた時はほっとしました。
研修では介護の理念という基本から学び、チームケアの大切さや方法を学んだ後に自分が発案者になって1つの課題を実際に職員と取り組む実践的なことを行ったりと様々な内容が詰まった研修で、とても勉強になりました。
研修で学んできて実際に行ってみたことの中には上手くいき継続して行えることもあれば、上手く伝わらずに失敗してしまったこともあります。
ぐんま認定介護福祉士に認定されてから1年が経ちましたが学んできたことを日々の業務に活かすことがあまりできてはいませんでした。
私は現在、居宅介護支援事業所でケアマネジャーとして勤務しています。今後はご利用者様が自宅でその人らしい生活が続けていけるように、今回の振り返りを機会に研修で学んできたことを活かし、他職種と連携したチームケアを行っていきたいと思います。

医療法人宏愛会 はやぶさクリニック 竹田 佳代 さん(平成22年度第2回認定者)

竹田さん

 私にとって、ぐんま認定介護福祉士の勉強、講義はとても有意義でした。専門職としての介護知識の獲得、リーダーとしての役割の認識、自己覚知の大切さ、そして一緒に受講した仲間たちのモチベーションの高さに驚き、私も頑張らねばと奮起するきっかけとなりました。資格を取得した時には、「リーダーとしての自覚を持ち、プラスの改革を進め、職員一丸となって、自分たちの手でより良いデイを作っていきたい、そういう職場を作っていきたい・・・」と、決意をしていました。
 1年が経過し、この経験が活かされているか、改めて振り返ってみると、自信を持って活かしているとは言い難いのが現実です。でも、少しずつですが、自分たちのやり方を見直し、新しいことに取り組み始めています。新しいことを始めることの難しさを、痛切に実感している最中です。初めから、職員全員が同じ方向に向いているわけではありませんが、少しでも同じ方向に向くよう働きかけていくことも私の役割だと思っています。
 これからも、仲間とともに、ケアの質の向上を目指し、日々精進し、よりよいデイケアを作り上げていきたいと思っています。

-施設長からの寄稿- 「ぐんま認定介護福祉士に期待します」

(社福)清光会 特別養護老人ホーム泉の園 施設長 井上 光弘 さん

井上さん
(右端が井上さん)

 今年3月、厚生労働省補助事業の「認定介護福祉士制度の方向性について」の検討委員会の中間取りまとめが発表された。今後この取りまとめに基づきモデル事業を実施し、研修内容や制度のあり方について検討するということであるが、これに先駆け、群馬県では、21年度より「ぐんま認定介護福祉士」制度が創設され研修が実施された。当時、介護を目指す人材が不足するなか、介護福祉士の資格取得をより難しものとし人材不足に拍車をかけるのではないかと心配する向きもあったが、介護福祉士のステップアップ、処遇、評価の向上につながると考え全国初の試みとしてこの制度、研修を実施したことには、大変敬意をはらうところです。また、介護福祉士資格取得の後、展望のもてるキャリアパスの整備等においても非常に意義のある制度でもあり、その先進性にも敬服するところです。
 当施設も昨年、勤続15年の中堅職員を研修に参加させたところ、3月末に修了書と「ぐんま認定介護福祉士」認定の木の看板を持って報告きましたので、早速、全体朝礼で研修成果・内容を披露させ、看板を正面玄関に掲示しました。さらに、各部門の会議に於いて、その伝達研修を実施しました。
 その感想によれば、大変意義ある研修であり、自分自身の仕事のあり方や、ケアの方法についてあらためて考え直す良い機会になったとの報告があり、今後もこの様な研修の機会が有れば是非参加したいとのことであった。
 あまり人前に出る事を好まない介護職員が多いなか、あえて挨拶の場を設け、全職員の前で紹介することは、本人にとっても施設にとっても大きな刺激になり大変喜ばしいことであった。
 今後、この「ぐんま認定介護福祉士」制度を発展継続させるために、施設として、給与等待遇面は勿論、職員がプライドを持って仕事が出来るよう、その権威付けもぜひ行っていきたいと思います。
 県も国の「認定介護福祉士」の制度化を踏まえたなか、新聞、TV等で介護の仕事のPR、介護福祉士、ぐんま認定介護福祉士の周知に努めていただき、「ぐんま認定介護福祉士」の看板を目当てに利用者が施設を選ぶような、そんな権威ある制度、優秀な「ぐんま認定介護福祉士」を育成していただきたい。

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