毎年11月は、「児童虐待防止推進月間」です。また、11月12日から25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間でもあります。オレンジリボンは前者の、パープルリボンは後者の象徴です。
児童虐待とDVには密接な関係があり、DVが起きている家庭では、子どもに対する虐待が同時に行われている場合があります。群馬県では11月1日から30日まで「オレンジリボン・キャンペーン」、11月12日から25日まで「女性に対する暴力をなくす運動」に取り組みます。
「オレンジリボン・キャンペーン」は、児童虐待防止のシンボルであるオレンジリボンを広める全国市民運動で、国や地方自治体も取組を進めています。
群馬県では、県内全域に虐待防止の輪を広げるため、平成19年度からキャンペーンを展開しており、今年度も11月の「児童虐待防止推進月間」を中心に次のとおり実施します。
なお、「女性に対する暴力をなくす運動」の実施については、後日報道提供いたします。
1 県内各地でのキャンペーン
- 期間 令和2年11月下旬
- 場所 パチンコ・スロット店(群馬県遊技業組合加盟店)、群馬銀行、フレッセイ、とりせん、ファミリーマート 約400店舗
- 内容 児童虐待防止に関するポスターを掲示していただき、児童虐待の発見・通告を促し、子育ての悩みなどについての相談窓口を広報します。今年度より、新たにファミリーマートに御協力いただき、より広く県民のみなさまに対し広報を行います。
2 その他の広報啓発活動
- 期間 令和元年11月1日(金曜日)~30日(土曜日)
- 場所 パチンコ・スロット店(群馬県遊技業組合加盟店)、群馬銀行、フレッセイ、とりせん 計285店舗
- 内容 児童虐待防止に関するポスターを掲示し、児童虐待の発見・通告を促し、子育ての悩みなどについての相談窓口を広報します。
3 その他の広報啓発活動
(1) 児童虐待防止についての出前なんでも講座(随時)
児童相談所の職員が保護者、地域住民、学校・幼稚園・保育所及び医療機関などからの希望に応じて出向き、児童虐待の現状や発見した場合の対応、予防と地域の取組について説明します。
(2) 児童虐待防止スポットCM放送(11月)
FM GUNMAにより、広く一般県民に対し、児童虐待の早期発見・通告を呼びかけます。
(3)その他
- 中央児童相談所管内の小学校を中心に、しつけと虐待のリーフレットを配布します。
- 西部児童相談所の職員がラジオ高崎に出演し、オレンジリボン・キャンペーンを広報します。
- 東部児童相談所管内小学校の就学時健診において、しつけと児童虐待に関する講話を実施します。
3 県における児童虐待防止のための取組
(1)LINE相談窓口「ぐんまこども・子育て相談」
- アカウント名 ぐんまこども・子育て相談(ID:@050bnjkf)
- 受付時間 月曜日から金曜日(土日・祝日、年末年始を除く)9時~17時
- 内容 LINEを活用した相談窓口を開設しています。子育て不安、児童虐待、家族や友だちとの悩みなどの相談をお受けします。
(2)電話相談窓口「こどもホットライン24」
- 電話番号 0120-783-884(携帯電話の場合027-263-1100)
- 受付時間 24時間365日
- 内容 群馬県にお住まいの18歳未満の子どもや保護者を対象に、18歳未満の子どもに関することであればなんでも相談を受け付けています。
4 その他
県内各市町村において、各種の取組が予定されています。
※別紙「県・市町村の主な取組一覧」参照
「面前DV」という虐待
虐待は、身体的虐待、心理的虐待、性的虐待、ネグレクトの4種に分けることができます。児童虐待に関する相談件数は年々増加していますが、近年特に増えている相談は、子どもの前で配偶者や家族に暴力を振るったり暴言を吐いたりする「面前DV」です。直接的には暴力を受けなくても、日常的にDVが行われる家庭は子どもの心身に悪影響を及ぼし、心理的虐待につながります。群馬県では、DVに関する相談を県女性相談センターで受け付けています。
群馬県女性相談センター(配偶者暴力相談支援センター)
- 電話番号 027-261-4466
- 受付時間 月~金曜日 9時~19時30分
土曜日 10時~17時
日曜日 13時~17時
※いずれも祝日及び年末年始を除く
- 内容 配偶者や恋人からの暴力で悩んでいる方や人間関係や生活上の事などでお悩みの女性の方の相談・支援を行います。