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令和4年度における県内各地のWBGTと熱中症救急搬送者数に関するデータを解析したので掲示します。
データの出典
データの解析は、県衛生環境研究所(群馬県気候変動適応センター)が実施しました。
暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい 1湿度、 2日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 3気温の3つを取り入れた指標です。
(環境省 熱中症予防情報サイトより)
図1 日常生活に関する指針
7月と8月は、草津と田代(嬬恋)を除き、月のほとんどの日で警戒値を超えました。
図2 WBGT日最高値が警戒レベルに達した日数
熱中症警戒レベルが厳重警戒以上になった日に救急搬送者数が増加する傾向があります。
図3 WBGT日最高値と熱中症救急搬送者数