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平成26年度ぐんま環境学校(エコカレッジ)を実施しました
1 ぐんま環境学校(エコカレッジ)の目的
ぐんま環境学校(エコカレッジ)は、ぐんま環境学校(エコカレッジ)は、地域の環境学習や環境活動を自ら主体的に実践できる人材の育成を目的としています。環境問題や環境ボランティアに興味のある方を公募し、講義やフィールドワークをとおして、環境に関する基礎知識やボランティア活動を幅広く学びます。
2 開講状況について (平成26年度は28名の受講生が参加しました。)
第1日目 平成26年7月12日 開講式、自己紹介、環境クイズ、環境学習の進め方
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開校式(温暖化対策室長挨拶) 受講生に期待することや講義の進め方を説明し、オリエンテーションを行いました。
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受講生同士の自己紹介と環境クイズ 初対面の緊張を緩和し、受講生同士の環境に対する意識を共有するため、自己紹介と環境クイズを行いました。
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高崎経済大学地域政策学部飯島明宏准教授による講義 環境教育の歩みや環境学習の実践的な活動について学び、「生物多様性とは何か」をグループで考え、発表しました。
第2日目 平成26年8月2日 森林ボランティア、環境に配慮した消費行動、 気候変動とエネルギー対策
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森林ボランティアについて 森林の現状や森林ボランティアの取組を学習し、森林保全への理解を深めました。
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環境に配慮した消費行動について 消費者を取り巻く問題や環境の変化、環境に配慮した消費生活を学習し、消費者としての意識を高めました。
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群馬大学教育学部西薗大実教授による講義 気候変動が地球に及ぼす影響や県内における再生可能エネルギーの普及の可能性について考えました。
第3日目 平成26年8月9日 育樹作業体験
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育樹作業(NPO法人フォレストぐんま21による説明) 県内各地で活躍している森林ボランティアの方から、刈払機の使用方法や安全確認について学びました。
第4日目 平成26年8月23日 尾瀬ボランティアの取組
第5日目 平成26年9月6日 環境保全(水質保全、大気保全、放射線対策)、 リサイクル、群馬県のごみ問題を考える
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水質保全について 河川・湖沼の水質及び土壌の現状について理解し、群馬県の対策について学習しました。
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大気保全について 大気汚染物質とその発生の仕組みを理解し、群馬県の常時監視やその対策について学習しました。
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放射線について 群馬県の監視体制と県内の除染状況について学び、県内の放射性物質の汚染状況について理解しました。
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リサイクル法と市町村の分別収集について 日頃のごみの分別方法を振り返り、リサイクル推進のためには適切な分別が不可欠であることを学びました。
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高崎経済大学地域政策学部中村匡克准教授による講義 群馬県のごみ排出の現状や問題について、学術的な分析方法を交えて学び、その解決策を考えました。
第6日目 平成26年9月11日 尾瀬フィールドワーク
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植生及び樹種の学習(尾瀬ガイド協会認定ガイド) 様々な種類の植物の解説を受け、尾瀬の自然が特殊な環境にあることを学びました。
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浄化槽の仕組みの学習(山の鼻ビジターセンター職員) 多くの観光客を受け入れていることに対するし尿処理や環境への配慮について学習しました。
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受講生集合写真 尾瀬ガイド協会認定ガイドさんと写真撮影。この後、至仏山の荒廃状況を確認しました。
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湿原の成り立ちについて学習 尾瀬の自然史や木道整備などの自然保護に対する取組を学習し、尾瀬の環境は絶妙なバランスで成り立っていることを理解しました。
第7日目 平成26年10月22日 清掃センターの取組(桐生市清掃センター)
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桐生市清掃センター所長による挨拶 桐生市清掃センターの成り立ちや、桐生市の取組について説明を受けました。
第8日目 平成26年11月1日 環境学習サポーター講演、わたしの企画書発表会、修了証書授与式
3 受講生の感想
- 今まで何となく感じていたり、考えたり、行動していた環境問題について体系的に学び、今後の行動すべき姿勢を考える機会となった。
- 森林ボランティアや環境学習サポーターとして活動していきたい。また、子どもたちが環境問題に触れる活動を考えてみたい。