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■日時 令和8年9月17日(木曜日)14時02分~15時07分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
記者:記者クラブ所属記者等14人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)
20260917山本一太群馬県知事定例記者会見<外部リンク>
■知事発表
6. N-E.X.T.ハイスクール構想パイロット事業の採択結果
それでは、定例会見を始めたいと思います。発表項目に入る前に、冒頭、3点お話しさせていただきます。
まず、日本車椅子ソフトボール協会との連携協定について、スライドをご覧ください。今週15日の火曜日に、日本車椅子ソフトボール協会の高山樹里会長(※)にお越しいただいて、「車椅子ソフトボールの振興等を通じた共生社会推進に関する連携協定」を締結いたしました。日本車椅子ソフトボール協会が都道府県と協定を結ぶのは全国初です。この協定は、車椅子ソフトボールの振興を通じて、障害の有無などにかかわらず、誰もが希望を持てる共生社会の実現を目指す、こういうものです。
締結式には、日本代表の大谷颯選手にも同席いただきました。大谷選手は、県職員として勤務しながら、車椅子ソフトボールの国際大会「ワールドシリーズ」の2連覇にも貢献いたしました。現在は民間企業に活躍の場を移して、挑戦を続けております。県職員時代からその活躍を見てきただけに、大谷さんのことは、知事として大変誇らしく感じています。現在の日本代表には、大谷選手を含む群馬県ゆかりの選手が3人選ばれています。群馬県における競技の普及、発展に果たしてきた大谷選手の功績は、大変大きいと思います。
また、車椅子ソフトボールは、2029年の「湯けむり全スポぐんま」のオープン競技に決定しております。今後はこの協定に基づき、子ども向け体験会や交流事業などに取り組み、競技の普及、共生社会の実現を目指すとともに、全スポぐんまに向けた機運を高めてまいりたいと考えております。また、今年11月には、Gメッセ群馬の屋外展示場で車椅子ソフトボールの全国大会が開催されます。ぜひ多くの皆さんにお越しいただければと思います。
次に、同じく15日の火曜日、令和8年第3回定例県議会が開会いたしました。今回の県議会では、7月の豪雨を踏まえた緊急防災対策や猛暑への対応など、県民の暮らしを守るとともに、山本県政の原点である県民幸福度の向上を図るための補正予算案などについて審議される予定です。
これまでも申し上げておりますが、県議会での質疑は、知事として最も重要な仕事の一つだと捉えております。県議会の場で、県議の皆さんからの質問に、しっかりと真剣勝負でお答えしてまいりたいと思います。また、常任委員会でも丁寧に説明し、各県議の皆さんにご理解いただけるよう努めてまいります。
最後に、本日午前、県議会の副首都への立候補に関する全員協議会に出席してまいりました。メディアの皆さんにもオープンで行われたので、お聞きになった方もおられると思います。まず、私から、群馬県の基本姿勢、それから副首都を目指す狙い、群馬県が持つポテンシャルについて説明させていただきました。その後、各会派を代表する議員の皆さんから質問を受け、知事である私が自らお答えしました。今回は、副首都への立候補に至った経緯、考え方、県議会との意思疎通のあり方についても、さまざまなご意見をいただきました。私としては、そうしたご指摘も真摯に受け止めつつ、議論を深める重要な機会になったのではないかと思っています。
今後、国において制度の具体化が進められていくことになります。群馬県としても、必要に応じて国に要望を伝えていくとともに、県議会の皆さんとも議論を重ねながら、群馬県の未来を見据え、しっかりと検討してまいりたいと思います。
それでは、会見の中身に移りたいと思います。スライドをご覧ください。今日の会見の主な項目です。今日は、「群馬県の環境価値循環モデル」、「スノーピークランドステーション赤城」、「再生資源物のヤードに関する許可制度」などについて発表いたします。
今、「環境」というので思い出しました。最新の報道で、群馬県選出の笹川博義衆議院議員が環境大臣に内定したという報道がありました。この場を借りて、心からお喜びを申し上げたいと思います。笹川衆議院議員は、特に環境分野については、確か副大臣もやっておられて、本当に真面目に仕事を積み重ねてこられたということで、非常に適材適所のポジションを得られたのではないかと思います。環境分野はすごく大事ですし、群馬県も実は連携する部分が多いので、笹川大臣には、いろいろな形で群馬県の施策を応援していただけるものと思っておりますし、近いうちにぜひお訪ねして、大臣室で激励させていただいたり、群馬県の要望をお伝えしたりしたいと思います。すみません、「環境」という文字が目に入ってきたので。
(※)高山樹里会長の「高」の字は、正しくは「はしごだか」です。
まず、このモデルについてです。群馬県では、災害に強く持続可能な社会の実現に向けて、「ぐんま5つのゼロ宣言」を掲げております。宣言では、「温室効果ガス排出ゼロ」、「災害時の停電ゼロ」などを目標に、再生可能エネルギーの活用拡大、地産地消を進めております。このたび、この一環として、県有施設を対象にJ-クレジットを活用した新たな取り組みを始めます。スライドをご覧ください。
J-クレジットです。J-クレジット制度は、皆さんご存じだと思いますが、省エネや再生可能エネルギーの導入による温室効果ガスの削減量を、国が認証する制度です。認証された削減量は、J-クレジットとして企業などに販売できる仕組みになっています。購入した企業は、自社の脱炭素の取り組みなどに活用するという流れです。
群馬県では、2030年度までに、合同庁舎や県立学校など185の県有施設の照明を、リース方式によってLED化する計画があります。今回、各施設のLED化によって減った電力使用量をもとに、温室効果ガスの削減量を算定し、複数の施設分をまとめて国から認証を受けることになっています。認証されたJ-クレジットを販売し、県に還元される収入は、次の脱炭素対策に活用したいと考えています。
J-クレジットの認証、販売には、削減量の算定、国への申請、販売先の確保といった専門的な知識が必要となります。そこで今回は、クレアトゥラ株式会社、東京ガス株式会社で構成する「群馬県ゼロカーボン推進共同事業体」と連携して実施することになりました。この共同事業体が持つJ-クレジットの認証・管理に関する専門性、それから幅広い企業ネットワークを生かして、国への申請から販売までを一体的に進めていく計画です。スライドをご覧ください。
この取り組みには、2つの特徴があります。1つ目は、県の新たな財政負担を伴わず、かつ、収入を早期に確保できるという点です。認証、審査、販売などに必要な経費は、共同事業体が負担いたします。さらに、この事業では、J-クレジットが国に認証された時点で、共同事業体から群馬県に還元額が納入されます。これによって県は、販売が完了する前に収入を確保し、次の脱炭素対策に活用することができると、こういう仕組みです。 現時点の試算では、令和9年度からの13年間で、群馬県への還元額は総額2,000万円程度となる見込みです。実際の収入額は、認証される温室効果ガス削減量、市場価格などによって変動いたします。
2つ目は、デジタル技術による手続きの効率化です。施設ごとの温室効果ガスの削減量と、その根拠となるデータをシステムで一元管理いたします。また、AIを使って、資料から各施設ごとの削減量の算定に必要な数値を読み取ります。これにより、J-クレジットがどの施設の取り組みから生まれたのかを明確にできます。それによって、職員による入力や集計の作業を減らすことができます。
以上が取り組みの特長となります。将来的には、市町村や県内企業にもこの取り組みを広げて、地域の温室効果ガス削減を新たな脱炭素投資につなげるという、先ほど申し上げた好循環、このサイクルを生み出していきたいと考えております。群馬県としては、こうした取り組みを通じて、災害に強く持続可能な社会の実現につなげてまいります。
続いて、「スノーピーク ランドステーション赤城」についてご報告したいと思います。群馬県では、令和4年に策定した「県立赤城公園の活性化に向けた基本構想」に基づいて、キャンプフィールドとともに、新たな交流施設であるランドステーションの整備を進めてまいりました。そして、このたび、明後日19日の土曜日から「スノーピーク ランドステーション赤城」が開業となります。スライドをご覧ください。
メディアの皆さんは、見学ツアーにも結構来られたので、もうご存じだと思います。 昨日行われた竣工式典では、県議会の金井議長、前橋市の小川市長、指定管理者である株式会社スノーピークの山井会長と水口社長、赤城山観光連盟の青木会長とともに、テープカットを行いました。結構みんないい表情です。また、式典には、整備に当たってご尽力いただいた多くの関係者の皆様にもご出席いただきました。あらためて、知事として関係者の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。今日は、開業を記念したオープニングイベントについてお知らせしたいと思います。次のスライドをご覧ください。
イベントは、オープン日である19日の土曜日に開催いたします。時間は10時から15時までで、会場はスノーピーク ランドステーション赤城および大洞商店街大沼湖畔です。イベントでは、SUP体験、覚満淵の自然観察、丸太切り体験のワークショップ、それからマルシェなどを開催してまいります。おいしそうですよね、焼きまんじゅう、ワカサギフライ。また、無料で焼きまんじゅう、ワカサギフライを提供するほか、スタンプラリーなど、ご来場の皆さんにお楽しみいただけるさまざまな企画をご用意しております。イベントの詳細は、スライド記載のQRコードから、いつものように群馬県のホームページをご確認ください。次のスライドをご覧ください。
私も今週15日の火曜日、スノーピーク赤城キャンプフィールドに宿泊してまいりました。夜はテントでバーベキューを楽しみ、たき火を囲んでギターを演奏するなど、ゆっくり過ごすことができました。メディアの人たちのところに乱入しろと言われて行ってみたら(記者クラブの)皆さんがいなくて、スノーピーク関連の在京メディアの人たちだったんですけど、結構びっくりしていたんですよね。「どんな無茶振りにも応えるので」と言ってアコギを弾いたんですが、担当部局のために言っておくと、決して迷惑ではなく、知事にこういう企画をさせようというところは大変うれしかったので、喜んで受けたということは、誤解のないように申し上げておきたいと思います。かなり本気で歌いました。
早朝には、木立を眺めながら湖畔を散歩いたしました。あいにくの雨だったんですけど、雨の景色も山の自然なので、それなりになかなか趣があったと思っています。やっぱり、宿泊しないと感じることのできない魅力がたくさんあるということを、あらためて実感いたしました。滞在の様子は、後日、知事のTikTokなどで配信しますので、ぜひご覧ください。
これはサウナですね。スノーピークの社長と会長とサウナに入って、水風呂に入ったということで、もうほとんど他人とは思えないような状況なんですけど。
赤城は、これから秋の紅葉、それから冬の雪景色、氷上ワカサギ釣りのシーズンを迎えます。ぜひ多くの皆さんにお越しいただいて、赤城ならではの豊かな自然、四季折々の魅力を満喫していただきたいと思っています。
ちょっとNewさん(大塚副知事)が行けなくて残念だったんですけど、ふらっと行って、キャンプやバーベキューができるという施設なんですけど、豚肉がものすごくおいしかったのと、これ、Newさん、何だか分かりますか、白ナスです。ナスがものすごく好評でした。群馬県としては、引き続き地元や関係者の皆さんと連携しながら、赤城山頂エリア全体の活性化に取り組んでいきたいと思います。これは本当に良かったので、私はここが必ず、あらためて本当の意味で群馬県の名所になるのではないかと確信したことも、お伝えしておきたいと思います。
続いて、「再生資源物のヤードに関する許可制度」です。スライドをご覧ください。群馬県では、今年3月に公布した「群馬県再生資源物の屋外保管等の規制に関する条例」を、来月10月1日木曜日に施行いたします。これに伴って、ヤードを対象とする新たな許可制度が始まります。再生資源物は、廃棄物処理法の規制が及ばないことがあります。このため、火災や騒音、油の流出などのおそれがあっても、群馬県が現場を確認し、改善を求める根拠が、今までは不十分だったんですね。県内では、現時点で生活環境への重大な影響は確認されておりません。一方、ヤード周辺の住民からは、騒音や悪臭などを心配する声も寄せられております。問題が深刻になってから対応するのでは遅いと考えて、群馬県では、県議会からの要望、関係団体の意見も踏まえ、皆さんご存じだと思いますけれども、ヤードでの再生資源物の屋外保管に関する基準を条例で明確化いたしました。許可制度の対象となるのは、使用済みの金属、プラスチックなどの再生資源物を屋外で大量に保管、加工する一定規模以上の事業者です。具体的には、次の3つに当てはまる事業者です。
1つ目、回収された金属、プラスチックなどの再生資源物を扱うこと。2つ目、屋外でフォークリフトなどを使い、保管や破砕、切断などを行うこと。3つ目、事業場の敷地面積が100平方メートルを超えることです。対象事業者には、保管物の高さの制限、火災や崩落、油や汚水の流出などを防ぐための基準を、しっかりと守っていただきます。
9月30日水曜日までに事業を行っている方は、10月1日の木曜日から来年3月31日の水曜日までの間に、群馬県への届け出が必要です。10月1日の木曜日以降に新たに事業を始める方は、事前に群馬県に相談し、許可を受けていただければと思います。詳しい制度内容は、スライド記載のQRコードから群馬県のホームページをご覧ください。
そして、県民の皆さんにお願いがございます。家庭で不要になった金属、プラスチックは、市町村のルールに従って適切に処分していただくよう、あらためて私からもお願いしたいと思います。また、金属スクラップなどを事業者に直接引き渡す際は、適正に事業を行っている許可事業者を利用していただきたいと思います。群馬県としては、市町村、警察、関係団体と連携して、適正なリサイクル事業を守りながら、県民の安心、安全を確保してまいります。
続いて、ぐんまちゃんのブランド化の状況についてご報告したいと思います。群馬県では、国内外のプロモーションやSNSでの発信などを通じて、ぐんまちゃんのブランド化を進めてまいりました。ブランド化の効果測定には、関連グッズ等売上高、認知度、好感度、この3つを指標に設定して、毎年、進捗を確認しております。このたび、最新の結果がまとまりましたので、ご報告いたします。こんな感じですね。
関連グッズ等売上高は、過去最高の660億円と増加しました。認知度は過去最高タイの49%、好感度は横ばいという結果でした。これまでのぐんまちゃんのブランド化の取り組みの成果は、着実に表れていると思います。私はこれを見て、大変うれしく思っています。令和7年度当初予算では、ぐんまちゃんに関する事業に約4億8,000万円を計上いたしました。一方、関連グッズなどの展開を通じた令和7年のPR効果は、広告宣伝費に換算すると約66億3,000万円に上ると試算しております。ぐんまちゃんの取り組みは、群馬県の魅力発信や地域経済の活性化に、しっかりと結びついていると考えています。群馬県が一番得意な費用対効果ですよね。事業費は4.8億円を使っているんですけれども、66.3億円の効果があったと私たちは考えています。各指標の詳細についてご説明したいと思います。スライドをご覧ください。
まず、関連グッズ等売上高です。関連グッズ等の売上は、ぐんまちゃんのデザインを利用した商品の売上額を群馬県独自に調査した、その結果になります。令和7年の売上が660億円となり、過去最高となりました。令和9年の830億円という中期目標に向けて、着実に前進していると言っていいと思います。知事に就任した直後から、ぐんまちゃんのブランド化に着手してまいりました。その結果、売上が令和元年と比べて、2倍以上に増加しています。増加の主な要因としては、ぐんまちゃんを活用した加工食品の売上が大きく伸びたと分析しています。また、認知度の向上に伴って、ぐんまちゃんのデザインを活用する新たな企業、商品の広がりが進んだことも背景にあると考えています。次のスライドをご覧ください。
認知度です。認知度は、株式会社日本リサーチセンターが毎年行う「NRC全国キャラクター調査」で、「この中で知っているキャラクターはありますか」という設問において、ぐんまちゃんにチェックを入れていただいた比率を測定しています。今年は、前年の47%から2ポイント増加して49%になりました。ようやく5割に近づいて、ほとんど5割になってきたと。特に、ぐんまちゃんのターゲット層である20代から40代の女性で65%、ファミリー層で56%ということで、全体の認知度よりも、このターゲット層がより高いことが分かりました。地域別では、関東で過去最高となり、7割を超えたということです。次のスライドをご覧ください。
好感度です。好感度は、認知度と同様に「NRC全国キャラクター調査」で、「この中で好きなキャラクターはありますか」という設問において、ぐんまちゃんにチェックを入れていただいた比率を測定しています。これは、前年の9%と同率ということです。世代別、地域別に分析すると、20代から40代の女性が12%、ファミリー層が10%で、こちらも全体の好感度より高い傾向が見られます。地域別では、関東の好感度が18%ということで、過去最高の結果でした。好感度を上げていくには時間がかかります。引き続き、ぐんまちゃんの魅力が伝わるような取り組みを進めていきたいと思います。
これが最新のぐんまちゃんのブランド化の状況ですが、群馬県は、いつも言っているように、しっかり客観的に、素のままの数字を皆さんに発表するようにしているので、これはこれで一つの流れだと思うんですけれども、私の感触で言うと、この数字以上にぐんまちゃんの存在感は上がっていると思うんですよね。そもそも、調査の対象を10歳以下や幼稚園児まで広げると、相当高いのではないかと思っています。
それから、フランスに行ったときの感触、毎年、チームがロサンゼルスのアニメエキスポに行っているときの感触。さらに言うと、全国で唯一、自治体として本格的なアニメ化を実現しているわけですけれども、クランチロールが、地方自治体の作ったアニメを合わせて200の国と地域、8カ国語で放映しているということ自体に、ぐんまちゃんの存在感の大きさが表れております。
いずれにせよ、これはこれで一つの手法なので、少しでも上げていけるように努力したいと思いますし、常にしっかりと皆さんに事実を伝えていきたいと思っています。今まで、SNSでの情報発信、イベントの開催、企業との連携などをやってきました。そのプロモーションの成果が表れて、特に関連グッズの売上などが上がっているのではないかと思っています。
かつては、関連グッズの売上で神のような存在であるくまモンが、ずっと1,500億円だったんですけれども、そもそも、ぐんまちゃんが100億円とか200億円という状況から、今、660億円まで上がってきているので、少しお話ししましたけれども、熊本県で木村知事にお目にかかったとき、「ぐんまちゃんを警戒している」とおっしゃっていました。今、熊本地震で木村知事に頑張っていただいているので、さらにくまモンのことも応援したいという気持ちなんですけれども、くまモンという目標に向かって、しっかり追いかけていきたいと思っております。
イベントへの参加やグッズの購入を増やしていくためには、認知度だけではなく、好感度も高めていかなければいけないと思うんですよね。今後は、今回の調査結果を踏まえて、ターゲット層にどうやって浸透させていくかとか、こういうことをやっていかなければいけないし、県内企業との連携も強化してまいりたいと思っています。また、ぐんまちゃんの魅力を生かした商品やサービスの展開も、これまでやってきましたが、これもさらに進めてまいりたいと思います。
群馬県としては、ぐんまちゃんのブランド力向上を通じて、地域経済の活性化、県民プライドの醸成を図っていく。これが県民の幸福度向上、プライドの向上にもつながっていくと思っております。
続いて、「ぐんまこどもみらいフォーラム2026」についてです。群馬県では、「こどもまんなか推進」を重点施策の柱に掲げ、子どもや若者の声を施策に生かす取り組みを進めています。この取り組みの一環として、子どもと大人が一緒に考える「ぐんまこどもみらいフォーラム2026」を開催いたします。スライドをご覧ください。
このフォーラムでは、子どもや若者と有識者が、子どもの声を聞くことの大切さについて、それぞれの立場から意見を交わすことになります。子どもや若者の皆さんには、声や意見を聞いてもらう側として、日頃感じていることを率直に話していただきます。
有識者としてご登壇いただくのは、群馬子どもの権利委員会の田中友里さん、NPO法人キッズバレイの星野麻実さん、共愛学園前橋国際大学教授の奥田雄一郎さんです。お三方には、子どもや若者と話し、その声を聞く際に大切なことなどを語っていただきます。
司会は、エフエム群馬のラジオパーソナリティー、内藤聡さんに務めていただきます。内藤さん、好感度が高いのでいいですね。
開催日は、10月28日水曜日の「群馬県民の日」です。会場は群馬県庁32階のNETSUGENです。現地参加の定員は40名です。オンラインでも参加できます。参加には事前のお申し込みが必要です。詳細は、いつも申し上げているように、スライド記載のQRコードからご確認いただければと思います。
昨年の参加者アンケートでは、9割を超える参加者から、イベントが「良かった」という評価をいただき、「また参加したい」という回答もいただきました。
子どもや若者からは、「自分の意見を自由に言えるいい場だと思った」、大人からは、「こういう機会を通じて、大人たちが子どもたちの考えや気持ちを知ることが大事だと感じた」といった声が寄せられました。
日常のコミュニケーションでも役立つヒントが見つけられるイベントとなっております。子どもや若者の皆さんはもちろん、子どもや若者と関わる多くの方々に、ぜひご参加いただきたいと思います。
6. N-E.X.T.ハイスクール構想パイロット事業の採択結果
続いて、「N-E.X.T.ハイスクール構想パイロット事業の採択結果」です。これはぜひ、県民の皆さんに、県の努力を褒めていただきたいと個人的には思っているんですよね。
これは、文部科学省が進める高校教育改革のモデル事業です。各都道府県において、改革の先導役となる公立高校を「改革先導拠点」に位置づけ、その取り組みや成果を県内の高校に広げていくものです。
今日は、群馬県が申請した4つの拠点の採択結果をご報告いたします。スライドをご覧ください。4拠点、全て採択です。6月までに3拠点が採択されたことは、皆さんにご報告しましたよね。その後、追加公募において、残る1拠点も採択となりました。
採択に当たっては、審査員による厳しい審査があり、6月時点の全国採択率は4割程度でした。また、今回の追加公募においても、全ての申請が採択されたわけではありません。採択のハードルは、一定程度高いものだと言えると思います。
そうした中、群馬県の申請事業は文部科学省から、県の課題や産業界のニーズに合った取り組みであり、推進体制も良いと、大変高い評価を受けました。
今回の結果は、教育委員会を中心に、各学校、関係機関とともに、申請内容をしっかりと練り上げてきた成果だと受け止めています。特に、平田教育長と教育委員会の皆さんの頑張りに、知事として非常に敬意を表したいと思います。
そもそも、この話が出てきたときに、なかなかハードルは高いけど、これだけ国からのサポートを得られるのであれば、手を挙げないという選択肢はないのではないか、という形だったんですけれども、結局、全部採択されたということですね。
加えて、6月に採択された3拠点では、既に地域や企業、大学などとの連携に向けた準備、検討が進められております。子どもたちや保護者をはじめ、地域や学校関係者の間でも、今回の取り組みに対する期待が高まっていると伺っております。
今回の採択によって、今年度から令和10年度までの3年間、国から総額最大62億円の支援を受けられることになります。
この機会をしっかり生かし、4つの拠点において先進的な取り組みを進め、新しい時代に対応した高校教育のモデルづくりを進めてまいりたいと思います。その上で、今回の事業で得られる成果、ノウハウを県内各高校へ横展開するということです。全ての子どもたちに公平で質の高い教育を提供し、群馬県の高校教育改革を着実に前進させてまいります。
少し余談ですけど、全国知事会で会った何人かの知事が、これについて結構怒っていたんですよ。多分、その県は採択されなかったんだと思うんですよね。「そうですね」とか言いながら、「群馬県は3つだな」と思ったんですけど、4つとも採択されたということで、何度も言いますけれども、教育委員会をはじめとする皆さんの努力に、本当に知事として敬意を表したいと思いますし、これは必ず群馬県にとって良い成果を導いてくれるのではないかと感じていることも、最後にお伝えしておきたいと思います。
思っていたよりも、最初の冒頭の発表が長くなりましたが、私からは以上です。ここからは、皆さんからのご質問を受けたいと思います。
●ぐんまちゃんのブランド化の状況について
(記者)
まず、案件内からです。ぐんまちゃんのブランド化に関するお話があったと思うんですけれど、好感度が9%ということで、意外と低いなという印象を持ちました。これは何か、原因としてはどのようなことが考えられるでしょうか。
(知事)
ちょっと、では知事戦略部長のほうから。
(知事戦略部長)
好感度の9%を高いと取るか、低いと取るかですけれども、私は、この9%は決して低いと思っておりません。実は、同じ調査で、「ウルトラマンシリーズ」が9%、それから「新世紀エヴァンゲリオン」が9%です。それと同じ9%なので、知事戦略部としては、この数字を低いとは思っていないということです。
(知事)
「ウルトラマンシリーズ」が9%って、あり得ないでしょう。でもね、一応、比較してみると高いんですよ。「エヴァンゲリオン」も9%です。あり得ないでしょう、「エヴァンゲリオン」が9%って、アニメファンとしては「えっ」という数字なんだけど、それと同じ程度まで、ぐんまちゃんについて反応があったということで、これはすばらしいことではないかと思っています。
(知事戦略部長)
あと、認知度も、確かに、くまモンの数字はすごいと思います。ただ、ぐんまちゃんは今49%なんですけれども、認知度についても、「呪術廻戦」が52%、それから「SPY×FAMILY」が47%ということで、「SPY×FAMILY」よりもぐんまちゃんのほうが上です。知事戦略部としては、この数字も低いとは思っておりません。
(知事)
アニメファンとして言わせてもらうと、「SPY×FAMILY」が47%って、どういうことと思うけど、「SPY×FAMILY」よりも高いって、すごいですよね。ちなみに、「SPY×FAMILY」のプロデューサー、福島(祐一)さんでしょう、群馬県出身の。大事な情報だったら、サイド情報として覚えておいてください。
(記者)
あと、すみません。関東地方の認知度はすごく高いと思いまして、ということは、それ以外の(地域への)周知が課題という部分は、やはりあるのでしょうか。
(知事戦略部長)
お答えさせていただきます。おっしゃるとおり、関東地方が高いという中で、弱みとすると、関西地区が少し低いというところになります。今、全国プロモーションの中で、昨年ぐらいから関西地区を重点的にやっております。ここの部分も、我々としてはしっかりやりながら関西地区の認知度を上げていきたいと。そうすると、全体としてさらに上がっていくということで、すぐに追いつけないかもしれませんが、やはり目指すはくまモンということで、頑張りたいと思います。
●笹川博義衆議院議員の環境大臣就任について
(記者)
(会見の)案件外にいきます。先ほど会見内でもお話がありましたが、笹川衆議院議員が環境大臣になられて、またお願いに行きたいとおっしゃっていました。まずは、やはりクマ対策あたりをお願いしに行くのでしょうか。
(知事)
そうですね。環境省との連携は、いろいろと今までやってきました。ご存じのとおり、浅尾慶一郎大臣は私の親しい友人なので、何度か会ったんですけれども、例えば温泉文化の件もすごく好意的に対応してくれたし、ネイチャーポジティブ宣言のときもすごく後押ししてくれたし、例えば尾瀬の問題もあって、環境省とは、これから結構いろいろなことをやっていかなければいけないので、この時期、このタイミングで笹川博義環境大臣が誕生したというのは、群馬県にとってすごくいいニュースだと思います。
クマ対策については、石原環境大臣にもお願いに行ったことがあります。当然、クマ対策もそうですし、尾瀬の問題もそうですし、これから温泉文化をやっていくので、温泉文化にも環境省は関わっていますし、いろいろな形で力を貸してくれるだろうと思います。もちろん、愛郷精神のすごく強い笹川大臣なので、大変期待していますし、本当に頑張っていただきたいと思っています。
●第2次高市改造内閣について
(記者)
今の関連で、内閣改造が今日行われますが、全体的には、知事はどのように受け止められていますか。
(知事)
そうですね。まず、ぱっと見て一番うれしかったのは、笹川博義衆議院議員が環境大臣に抜てきされたということで、これは群馬県にとってすごくいいニュースだと思いました。あとは、主要な閣僚の骨格は変わらないと。これからも政府に対する知事のトップセールスがあるので、すごく関心が高いんです。
例えば厚生労働大臣は、群馬県にとってとても大事なんですけど、これまでは上野大臣だったと。上野大臣とは本当に旧知の仲ですし、選挙も10回ぐらい応援に行っているので、「いつでも来てください」と言ってくれていた上野さんなんですけど、それで後任は古川(俊治)さんですよね。古川さんは、参議院のときの同僚だし、古川大臣のところにも、これだったら約束を取れるなと思ったりしました。
あと、経済産業大臣なども、主なところはみんな残って、赤澤大臣だったりしているので、布陣としてはいいなと。城内大臣も、経済財政(担当)でしたか。城内さんはお忙しいんですけど、過去にも何度か会っていただいていますし、主要な大臣を見ていくと、ちゃんと皆さんにアプローチできるなと思って、少しほっとしています。早めに、お忙しいと思うんですけど、何とかお訪ねして、群馬県の要望を伝えられるルートをしっかり構築しておきたいと思います。
それから、党のほうでも、党幹部はほとんど変わりませんよね。これも、高市政権が安定を重視したということなんですけど、コバホークもすばらしいし、コバホークを嫌いな人はいないですよね。「じじ殺し」と言われていて、私もじじいだということに、この間気づいて、まさにこれから、いろいろ力をつけていくと思いますし、西村康稔選対委員長が再任されたのもすごくうれしいですし、総務会長は梶山(弘志)さんでしたっけ。梶山さんもとても立派な方なので、何かのときには、きっと会ってくださるのではないかと思うし、全体としては、非常に安定した布陣で、基本的には骨格を残しているという感じですね。
あと、内閣府の特命担当大臣で、維新の中司さんが入られたと。中司さんにも、例の温泉文化の議員連盟を超党派にするときに会っていただきました。それは、吉村さん(大阪府知事)からすぐに指示してもらって会ったんですけど、評判どおり、すごく誠実で、人から信頼される方だという印象があるので、必要があれば、ぜひ中司大臣のところにも伺いたいと思っています。
上野賢一郎(厚生労働)大臣は留任でした。上野さん、ごめんなさい。これを見ていないと思うけれども、一応、新聞で古川さんが、という報道がなかったでしたっけ。古川さんがデジタル(大臣)と内閣府特命担当大臣で、科学技術とか、ほとんど私が担当していたところとも重なるし、これはこれで、古川俊治大臣が内閣府特命担当大臣になったというのはうれしいです。上野厚生労働大臣の留任も、とてもうれしいです。早速、これから上野さんにメールを書こうかなと思っております。そういう報道があったから、大変失礼いたしました。何か、いい感じですよね。大体、みんな留任が多いという感じですよね。
法務大臣の山下さんも、すごくできる人ですし、もしかすると外国人政策などで、法務省ともいろいろ相談しなければいけないことを考えると、山下大臣のところにも、ぜひ会いに行ければと思います。
片山さつき大臣は、高市内閣に欠かせない、ものすごい要ですし。この間、群馬県での後援会の会合にも行って挨拶してきましたけど、必要があれば、ぜひお目にかかれたらと思っています。そんな感じでしょうか。
●沖縄県知事選挙の結果について
(記者)
話は変わりますが、沖縄県の知事選が先日ありました。先日のぶら下がり取材で、「沖縄県民の意識もかなり変わった」と知事はおっしゃられていましたが、どのように変わったと思うか、具体的に教えていただければと思います。
(知事)
やっぱり、これは、ある意味、隔世の感があるんですね。2015年でしたか、第二次安倍政権で1年10カ月、2年近く沖縄担当大臣を務めました。当時、仲井眞知事だったんですけど、仲井眞知事とは30回ぐらい会ったんです。沖縄にも、その1年10カ月のうちに何十回も行ったんですよね。だから、そういう意味で言うと、今の沖縄の状況の変化は、非常に、ある意味、感慨深いという表現がいいのか分からないけど、隔世の感があります。
ずっと、私が大臣になって以降、仲井眞さんの後から、ほとんど保守系の候補者が負け続けてきたわけですよね、沖縄では。参議院選挙もそうだったんですけど、時代の流れからすると、だんだん県民世論も変わってきた。今回、特に基地の問題よりも、経済活性化にすごく皆さんが関心を持ったというのは、いろいろな理由があると思うんですけれども、これだけの大差で、おそらく過去最高得票で、保守系の知事が誕生したということは、私にとってかなり大きなインパクトがありました。
沖縄の状況、人々、有権者の意識。若い人たちと高齢者の方々との意識の違いもあると思うんですけれども、新しい世代が出てきて、沖縄もこういう状況になったんだと思って、そういう意味で言うと、非常に感慨深く、この結果を受け止めました。
●消費税減税の代替財源としての法人税率の引き上げ案について
(記者)
最後に、もう一点です。消費税減税を巡り、実現した場合の財源の代替案として、一部で法人税の増税が浮上しているそうです。これに対して経団連は反対を表明していますが、知事の受け止めをお願いします。
(知事)
これについては、一応、今の現状認識だけお願いします。
(産業政策課長)
消費税減税の関係ですけれども、ご案内のとおり、9月15日に閣議決定されました税制改正大綱には、消費税減税の代替財源として法人税率を引き上げることは、明記されておりませんでした。
しかしながら、仮に法人税が引き上げられた場合については、産業経済部としては、企業の設備投資や賃上げ、雇用などに影響を及ぼす可能性がありますので、地域経済への影響を含め、国において慎重に検討されることが必要であると考えます。
(知事)
今、お話があったように、まだ方向性は決まっていない。だけど、いろいろな観測気球が上がっている段階だと思うんですよね。その中で、法人税増税の話が出てきたんだと思うんですけど、これは、県としても国の動きを見ていきたいと思います。
個人的に言うと、経済界にとってはすごく深刻な問題ですし、群馬県の企業のことを考えても、法人税の増税はかなり慎重にやってもらったほうがいいのではないかと思います。いずれにせよ、国の議論をしっかりと注視していきたいと思っています。
●ぐんまちゃんのブランド化の状況について
(記者)
ぐんまちゃんのブランド化に関連して、追加で質問させてください。先ほど、認知度と好感度の数字が、ほかのブランドや作品と比べて決して低くないという説明が知事戦略部長からありました。ベンチマークとして目標にしているくまモンとの比較で言うと、この調査では、くまモンはそれぞれどのような数字が出ていますか。
(知事)
どうぞ。
(知事戦略部長)
先ほど申し上げましたとおり、ぐんまちゃんの数字自体は、我々としては決して低いと思っていないところです。ベンチマークとしているくまモンですけれども、やはり、くまモンはさすがだと思っています。認知度は94%、好感度は40%です。
先ほど申し上げましたが、認知度は「呪術廻戦」が52%、「SPY×FAMILY」が47%、ぐんまちゃんが49%ということで、ぐんまちゃんは、ちょうど「呪術廻戦」と「SPY×FAMILY」の間に入ります。決して、部としては低いと思っていませんが、くまモンの94%という数字はすごいと思いますので、そこはしっかり目指していきたいと思っています。
好感度についても、くまモンは40%です。「ウルトラマンシリーズ」が9%、「エヴァンゲリオン」が9%、ぐんまちゃんも9%です。知事もお感じになったと思いますが、「エヴァンゲリオン」と同じ数字というのは、決して低い数字だと思っていません。
ただ、くまモンの40%は、やはりすごいと思いますので、「くまモンに追いつけ」という形で、今後もしっかり頑張っていきたいと思っております。
(知事)
どうでもいいことなんですけど、先ほど知事戦略部長がいなくなるときに、「さすがアニメオタク」と言ったんですけれども、「オタク」という言葉を少し訂正させていただいて、「さすがアニメ専門家」ということですね。一応、言い換えさせていただければと思います。
今、彼が言ったとおり、やっぱり、くまモンはすごいですよね。圧倒的な知名度、好感度があって、ある意味で言うと、群馬県が目指すべき、本当に大きな存在なんですね。でも、だんだん近づいている感じがしているんです。以前、お目にかかったときに木村知事が、「熊本県として、ぐんまちゃんの動きには注目している」、笑いながら「警戒している」と言っていました。これは、必ずしも冗談ではないと感じたので、さらにこういう大きな存在を目指して頑張っていきたいと思います。
(記者)
また今度、ご当地キャラカーニバルに、くまモンも来るわけですよね。その辺りで、また背中を見ながらということですね。
(知事)
そうですね。くまモンは今でも圧倒的なんですけど、今、特に熊本がこういう状況なので、やっぱり、くまモンにはさらに頑張ってほしいという思いも強いですね。
●県議会全員協議会について
(記者)
冒頭でもお話がありましたが、今日午前中、県議会で副首都の関係について全員協議会が開かれました。知事からも説明があったということですが、あらためてどのように受け止めているかというところと、今後どのように進めていきたいかというところをお伺いできればと思います。
(知事)
まず、今回、全員協議会が開かれたことについては、私は非常に前向きに受け止めています。特に、これだけ群馬県の将来に関わる問題について、このタイミングで県議会の皆さんに、知事として直接、私の言葉で説明できる機会を与えられたということは、本当にありがたいと思っています。これは、今日の質疑の中でもありましたが、自民党の大和幹事長から呼びかけたということです。これを開いていただいた県議会の皆さんには、感謝したいと思います。
それから、冒頭でも申し上げたとおり、これは大きな問題なので、今回、少しタイミングということもあったので、条件反射的に、かなりフライングとは言わないですけど、フライング気味のところもあって、県議会との事前の調整にもう少し気を使うべきではないかというご指摘は、真摯に受け止めたいと思いますし、反省すべき点は反省したいと思います。
ただ、今回は、かなりそういうところに集中すると思っていたら、ほとんどなくて、実質についての議論、今日申し上げたとおり、立候補した背景や考え方、今後の戦略、可能性、こういうことについての議論に重きが置かれたというのは、すごくありがたかったし、うれしく思いました。さすが群馬県議会はレベルが高いと思ったし、今日質問していただいた6人の方々は、それぞれ政策にも詳しい論客だったので、なかなか鋭いご指摘が連発していました。誤解を恐れずに言うと、こういうものこそ議論なので、楽しかったですね。少し言い方を変えると、いい加減にやったみたいに聞こえますけど、真剣勝負でした。そもそも、うちの担当部局の皆さんはみんな真面目なので、一応、質問通告はないということだったんですけど、かなりいろいろと聞き取りをやってくれて、ありがたかったんですけど、基本的に質問通告はないと思って行ったので、資料もほとんど見なかったし、やっぱり、これこそどちらかというと自分の真骨頂なので、本当は、こういう予算委員会の集中審議のような制度が、県議会でもあればいいなと思いました。
私の親しい東京の記者から連絡があって、「一般質問や代表質問でやるのでしょう。それをわざわざ全員協議会というのは、一部のベテラン県議からの不満があるからではないか」と言われたので、「そうではないと思う」と。「いずれにせよ、これは大変ありがたいことだ」と、「集中審議のようなものをきちんとできるというのは、ありがたいことだ」と彼に説明したんです。一般質問や代表質問といっても、県議の皆さんは、それぞれいっぱい質問を抱えているので、集中的な議論はできないわけですよ。だから、始まる前にこれだけの議論ができたというのは、本当に良かったんで、呼びかけていただいた大和幹事長をはじめ、議長にもうまく仕切っていただいて、少し興奮していたので、議長に発言を求めるということを随分忘れて、金井議長には申し訳なかったんですけど、すごく良かったのではないかと思います。
今日いただいたご指摘を踏まえて、これからの県のいろいろな対応に生かしていきたいなと。傾聴に値するいろいろなアドバイスをいただきましたので、それは、これからの議論に生かしていきたいと思います。私としては、あそこで言ったように、皆さんご存じのとおり、なかなか難しい、かなり難しい挑戦ではあるんですけど、できるならば、きちんと議会の了解も取って、高市総理に申請したいと。人口や経済集積、あるいは政令指定都市がなくても手を挙げる、唯一の県になると思うんですよね。少なくとも、きちんと議論の俎上に載せてもらうためには、議会の後押しが必要なので、議会の後押しをいただけるように、これからもしっかり努力していきたいと思います。
囲み取材の中でもあったように、まだ細かいことが決まっていないので、3カ月以内に政令を定めるということですよね。10月末まで、どういう展開になるのかは分かりませんが、こういう中で議会とも話し合いながら、できるだけ早く、できれば議決していただいて、そこに向けた戦略、例えば群馬県がどういう点をアピールしていくのか、あるいは、どの大臣に、知事として、どのようなアプローチで要望していくのかといったことを、できるだけ早期に練り上げて、しっかりやっていきたいと思っています。
(知事)
それでは、先週なかったので、お待ちかねのNewさん(大塚副知事)コーナーです。
●ベトナム及び米国インディアナ州等訪問について
(大塚副知事)
先週は、知事の名代として、ベトナムと、その後アメリカで、似たような種類の催しがございました。それぞれ地域間の連携を高めるという催しで、それに参加させていただきました。
まず1つ目ですけれども、ベトナムで、第2回の日越地方協力フォーラムが開催されました。こちら(スライド)ですが、私の写真が多くて申し訳ないですけど、左側はレ・ミン・フン首相です。日本にも留学された経験があり、今年就任されたばかりの首相ですけれども、首相もお越しになって、各県から来た知事、副知事と意見交換の場をいただきました。私からは、山本県政の下で群馬県がベトナムとの関係を大切にしてきたこと、この7年間で6回、特に昨年2回訪問したことを強調させていただきました。
また、別途いただいた発表の機会、写真では右側ですけれども、群馬県がものづくりの拠点であることを紹介した上で、デジタル・クリエイティブ分野への挑戦にも新たに力を入れていることを強調させていただきました。
このほか、写真にはありませんが、具体的な名前はここでは挙げられないんですけれども、参加されていたベトナムのある自治体の幹部ともお話しし、今後、群馬県との間で具体的な連携ができないかということを掘り下げて、議論させていただいたところです。次のページをお願いします。
相前後して、米国に参りまして、米国ではインディアナ州に参りました。こちらで「日米中西部会」というものが開催されました。大変歴史があり、今回で56回目ということでしたけれども、こちらに参加してまいりました。日米中西部会は、米国の中西部、大体、五大湖の南側ぐらいですけれども、そちらの地域と日本の自治体、経済界の関係者が一堂に会して、経済、人的交流の促進を図る枠組みです。SUBARUさんをはじめとして、群馬県関係の企業が長年にわたり、中西部地域、特に今回会合が開催されたインディアナ州において活躍され、地域の発展に貢献されています。次のページをお願いします。
まず、大変ありがたいことに、インディアナ州が群馬県との関係を重視していただいている証左だと思いますが、ブローン知事と対談する機会をいただきました。ブローン知事、それから奥にいらっしゃるのが、新たに就任されたグッドリッチ州商務長官です。 こちらの方々とお目にかかり、SUBARUさんをはじめとした群馬県関連企業が、インディアナ州の地域経済、雇用の面において大変大きな役割を果たしていることをお話ししました。合わせて1万2,000人ほどを雇用しているということですので、それは知事も認識されているようでしたけれども、認識を共有するとともに、引き続き、群馬県関連企業に対する継続的な支援をお願いさせていただきました。ブローン知事からは、「任せてください」という形で大変力強いお言葉をいただき、今後の協力関係をさらに深めていく上で、大きな手応えを得ることができたと考えております。
また、会合の閉会式にも登壇させていただきました。(スライドの)右の写真ですけれども、経済面における関係のほか、高校生がインディアナ州と群馬県との間で相互交流をしたり、県の職員がインディアナ州の大学に留学させていただいたりしています。また、県立自然史博物館で、現在、あちらの博物館の恐竜の化石を持ってきて展示させていただいています。そうした交流も紹介しながら、群馬県と中西部地域、特にインディアナ州との関係を、さらに発展させていきたいという思いをお伝えしました。
そのほか、当然ながらSUBARUさん、それから東亜工業さんのそれぞれの現地の会社を訪ねさせていただき、現地での経営上の課題についてお話を伺いました。なかなか日本と同様、人材不足が進んでいるということでしたけれども、人材の定着、それから新しい生産技術への対応について、お話を聞かせていただきました。
最後に、途中、経由地としてロサンゼルスに寄りまして、南カリフォルニア大学、こちらはデジタル・クリエイティブ人材の育成で大変お世話になっているところでお話しさせていただきました。
また、「ジャパン・ハウス」というものがあります。10年ほど前、外務省の肝煎りで設置された、日本文化にとどまらず、もう少し広く、日本のいろいろなものを発信していく拠点です。世界に3つありますが、そのうちの1つがロサンゼルスにあります。ひょっとすると、温泉文化やデジタル・クリエイティブなど、こういった形で連携できないかということで、どういった方がここを訪ねているのか。今、ちょうど日本食の展示をやっていまして、日本人が見ても面白い展示でしたが、事務局長の佐々木さんとやり取りをさせていただきました。
今回の訪問に当たり、関係者の皆様に大変お力をいただき、ありがとうございました。あらためてお礼を申し上げます。また、ベトナム、米国インディアナ州ともに、先ほど申し上げたように、首相、州知事が自ら前面に立って、こうした催しを進めていました。日本のこれまでの取り組みを大変評価するとともに、今後、さらに投資してもらいたいという意気込みも、大変強く感じたところです。
SUBARUのインディアナ州進出は、今から39年前、来年で40年ということになります。群馬県企業、それから群馬県産業のさらなる発展のため、こうしたこれまでの信頼の蓄積を大切にしながら、経済構造、それから技術が明らかに進化しておりますので、それに合わせた新しい地域間連携が構築できるよう、引き続き、県としても取り組ませていただきたいと思っております。いつもより長くなりましたが、私からご紹介させていただきました。
(知事)
ありがとうございます。今回は、この2つの海外出張が非常に大事で、続いていたので、少しNewさんには負担をかけたんですけれども、ベトナムに行って、そのままアメリカにも行っていただいて、Newさん、ありがとうございました。最初のベトナム(のスライド)だけ出してもらえますか。
この日越地方協力フォーラムは第2回なんだけど、第1回は、前のファム・ミン・チン首相の肝煎りで始まって、どうしても来てほしいと首相から言われて、私が急きょ参加したということで、参加した知事は私だけだったということがあって、ベトナム側はすごく喜んだんです。2回目もぜひ来てほしいということで、知事がどうしても行けないのであれば、という話になりました。前立腺がんの治療、放射線治療の影響が分からなかったので、今回は行かなかったんですけれども、どうしてもということなので、アメリカ行きが決まっていたNewさんに行っていただいたんですが、こうやってフン首相との意見交換、ベトナム政府のトップですけれども、1対1ではなくても、きちんと意見交換できたというのは、非常に良かったと思います。このベトナムとの協働について、きちんとここで発表させていただいたことも、非常に良かったと思っています。
それから今、海外出張のことが福岡県議会の話でいろいろ出てきているんですけれども、何度も言っているように、群馬県も本当に本気でやっているんで、最初からしっかりとした目標を立てて、今まで私が行ったトップセールスの出張も、どういう成果が出たのかというところは全部発表してきましたが、今回も、Newさんには申し訳なかったんですけど、できる限り人数を絞りました。Newさん自身が英語もできるので、相当人数を絞って、私が行くときよりも、かなり最低限のスタッフで行ってもらったということで、この画面に出ている舞台に行ってもらったというだけでも、本当にいい仕事をしていただいたと思います。次(のスライド)、ちょっといいですか。
インディアナ州、日米中西部会がものすごく大事なのは、ここに書いてあるとおり、インディアナ州に、群馬県にとって本当に主力というか、宝のようなSUBARUが、米国で唯一の生産拠点を出している。そのほかにも、群馬県の製造業で、インディアナ州に進出しているところが多いんですね。だから、とても大事なんです。これは、埼玉県知事や滋賀県知事も、それぞれの理由で毎回来ているんですけれども、群馬県も今までずっと出ていますし、歴代の知事とも良い関係を保っておかなければいけないので、これは、どうしても行かなければいけないと思っていたんですが、これも、治療計画が分からなかったので、今回は少し難しいということで、Newさんに行っていただきました。これも、本当に良かったと思っています。次のスライドどうぞ。
ブローン州知事と会うのは大変なんですよ。よく会ってくれたなと。やっぱり、それは現地のSUBARUの活動が非常に評価されているからだと思うんですよね。州知事は偉いので、普通は副知事とは会いません。やっぱり、群馬県の存在感、特にSUBARUの存在感をブローン知事が非常に意識しているという証拠だと思います。こうやって、きちんと1対1で会ってくれたというだけで、Newさんはよく頑張ってくれたと思います。商務長官もすごく大事な人です。
これがポイントで、普通、副知事はしゃべれないんですよ。オープニングの開会式では、知事だけが10分ということになっています。他の知事は、申し訳ないんですけれども、15分ぐらいやるんです。私だけが時間を守って、時間を守れるのは歌うからなんですけど、群馬県のことをアピールし、歌を歌うということをやっていたんですけど、普通、副知事はしゃべれないんですが、やっぱり非常にさすがだと思ったのは、きちんと閉会式に行ったわけですよ。閉会式だとしゃべれるんだと、初めて分かりました。この二人が主催者ですから。ここで大塚さんにしゃべってもらったというのは、ものすごく意味があります。これ(スライドの写真)、スライドを映したの?
(大塚副知事)
そうです。
(知事)
見てください、これ。これだけでも、ものすごいアピールになったと思うので、今回、行ってもらって良かったなと。
インディアナ州について、もう一つ言うと、群馬県は今、複数の職員を留学させているんですけど、短期留学、2年間の留学も、全部中西部です。スタンフォードでもなければ、ハーバードでもなく、中西部のインディアナ大学やネブラスカ州立大学に送っているというところに、実はものすごく大きな意味があるので、そういう意味でも、今回、行って良かったなと。
ただ、毎年、こんなことを言うと僭越なんですけど、群馬県知事のパフォーマンスが、あまりにも圧倒的にインパクトがあるので、Newさんが行くときに、「閉会式でもいいから、ウクレレぐらい弾いたらどうか」と一応言ったんですけれども、Newさんに断られたということで、それでも、きちんとスピーチをやっていただいたということなので、本当に行っていただいて良かったと思っています。
何度も申し上げているとおり、群馬県の未来は外にあると思っています。海外出張は本当に真剣勝負なので、1分の無駄もない日程を作って、真剣勝負でやっているということだけは、今回も皆さんにあらためてご報告しておきたいと思います。Newさん、大丈夫ですか。疲れたでしょう。
(大塚副知事)
いえ、大丈夫です。前半は少し立て込んだんですが、後半は1カ所なので大丈夫でした。
(知事)
そうですか。大丈夫ですか。そのうち、草津温泉でゆっくり休んでいただいて。
(大塚副知事)
はい。
(知事)
ということで、Newさんもご機嫌なので、これで締めたいと思います。今日の定例会見を終わりたいと思います。ありがとうございました。
( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。