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令和8年度第19回定例記者会見要旨(8月27日)

更新日:2026年8月27日 印刷ページ表示

■日時 令和8年8月27日(木曜日)14時02分~15時00分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
     記者:記者クラブ所属記者等13人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 モニター資料 (PDF:1.86MB)

 20260827山本一太群馬県知事定例記者会見<外部リンク>

■知事冒頭発言

■知事発表

 1. 湯けむり国スポ・全スポぐんまの大会スローガン

 2. 難病患者などの県有施設使用料等減免

 3. SHOKUプロ

■質疑応答

■​Newさんのひとこと

■知事メッセージ

知事冒頭発言

 それでは、定例会見を始めたいと思います。まず、全国高等学校野球選手権大会、夏の甲子園についてです。高崎健康福祉大学高崎高校野球部が、見事、準優勝という素晴らしい成績を収めました。スライドをご覧ください。

 昨日、26日水曜日に、健大高崎野球部の皆さんが結果報告にいらっしゃいました。先週22日土曜日の和歌山県代表・智辯学園和歌山高校との決勝では、惜しくも優勝には届きませんでしたが、準優勝という素晴らしい成績、本当におめでとうございます。

 今大会では、全国の強豪相手に持ち前の粘り強さと勝負強さを発揮して、一戦一戦、接戦を勝ち抜いてきました。特に投手陣がそれぞれの役割を果たし、見事な継投で相手の打線を抑える姿を見ながら、チーム一丸となった戦いに大変感銘を受けました。一つの大会で、1対0で勝利した試合が3試合に上ったのは、これはもうご存じだと思いますが、甲子園の長い長い歴史の中でも初めてのことです。考え方によっては、優勝するよりも価値のある戦いを展開していただいたんじゃないかと私は感じています。

 決勝でも最後まで全力で戦い抜き、私は残念ながらアルプススタンドまで応援に行けませんでしたが、Newさん(大塚副知事)が足を運んでいただいたんですけれども、この甲子園の大舞台で堂々と戦う皆さんの姿は、群馬県民にも本当に大きな勇気と感動を与えてくれたと思っています。選手の皆さん、青柳監督をはじめ、選手を支えてこられた学校関係者、保護者の皆さん、本当にお疲れさまでした。健大高崎野球部の皆さんは、昨日の報告会でも申し上げましたが、群馬県民の誇りです。大きな感動をありがとうございました。

 次に、「群馬県デジタル窓口」の防災メニューについてです。スライドをご覧ください。ここ数日、県内では局地的な大雨が相次いでいます。今週24日月曜日には、沼田市と川場村に「レベル4大雨危険警報」と「レベル4土砂災害危険警報」が発表されました。また、翌25日火曜日には、吾妻地域の一部で局地的に雨が強まって、JR吾妻線が大雨や倒木の影響で運転を見合わせました。そして本日は、富山県、石川県に「レベル5大雨特別警報」が発表されています。このように、大雨による災害はいつどこで発生してもおかしくありません。大雨の際には、必要な情報をいち早く入手し、適切な行動につなげることが重要になります。

 そこで、県民の皆さんにぜひ活用していただきたいのが、県公式LINEアカウント「群馬県デジタル窓口」です。8月時点で、なんと88万人まで来ました。全国有数の登録者数を誇っています。このデジタル窓口には、災害時に役立つ情報をまとめた「防災メニュー」というのがあるんですね。お住まいの地域の河川の状況、土砂災害の危険度、県や気象庁が発表する防災情報、市町村が発令する避難情報などを、スマートフォンで全体をさっと確認できる仕組みになっています。大雨のときに、ご家族の安全とか、ご自宅・周辺地域の状況とか、何か不安を感じた場合は、ぜひこの群馬県デジタル窓口の防災メニューを活用していただきたいと思います。登録はこちら(スライド記載のQRコード)ですね。

 話は変わって、本日の午前10時から、「湯けむり国スポ・全スポぐんま」実行委員会の第1回総会を開催しました。スライドをご覧ください。この実行委員会は、県を挙げて大会を推進する「オール群馬」の組織となります。今年7月の大会開催決定を受けて、これまでの準備委員会から実行委員会へと組織を改めました。総会には、市町村長をはじめ、競技団体、国会議員、県議会議員の皆さまなど、200名を超える方々にご出席をいただきました。私からは、時代に合ったやり方で、人々の記憶に残る素晴らしい大会を目指していくということ、そして、国スポでの総合優勝を目指して、戦略的に競技力の向上に取り組んでいくことをお伝えし、委員の皆さまに対して、さらなるご支援、ご協力をお願いしたところです。

 併せて、2029年の国スポ冬季大会についてです。群馬県では、国スポ冬季大会について、今日もちょっと申し上げたんですが、人的・財政的負担の重さ、会場市の意向、競技団体・県議会からの要望などを踏まえて、慎重に検討を進めてまいりました。

 こうした中、このたび、会場市である渋川市および日本スポーツ協会から開催要請を受けました。これらを踏まえ、県内の冬季競技を取り巻く状況なども総合的に勘案して、スケート競技会のスピードスケート、それからアイスホッケー競技会を群馬県で開催することを、本日の総会で表明いたしました。2029年は、年明けの冬季大会を皮切りに、夏、秋の湯けむり国スポ・全スポぐんま本大会へと続きます。まさに年間を通してスポーツの機運が大いに高まる一年になるというふうに思います。大会の成功に向けて、今後も県民の皆さまをはじめ、関係者の皆さまと力を合わせ、着実に準備を進めてまいります。

 どうでもいいことなんですけど、これ(スライドの写真)、白いものを着ていますが、Tシャツではありません。これは湯けむり国スポ・全スポぐんまのポロシャツですので、真っ白いTシャツではありません。群馬県には、バスローブを着てたばこを吸いながらこういうことをやる人はおりませんので、一応、念のために申し上げておきたいと思います。

 それでは、会見の中身に移りたいと思います。スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。「湯けむり国スポ・全スポぐんまの大会スローガン」、それから「難病患者などの県有施設使用料等の減免」、それから「SHOKUプロ」について発表したいと思います。

 

知事発表

1. 湯けむり国スポ・全スポぐんまの大会スローガン

 まず、「湯けむり国スポ・全スポぐんまの大会スローガン」についてです。まず、こちらをご覧ください。

~動画上映~

 ということで、このたび、湯けむり国スポ・全スポぐんまの大会スローガンを、ぐんま大使の中山秀征さんに制作していただくことになりました。2029年の大会開催まで、あと3年となりました。大会スローガンは、選手や大会関係者はもちろん、県民の皆さんを含めて、大会に携わる全ての人の思いを一つにつなぐ大切なメッセージ、言霊ですから、そういうメッセージにしたいと思っています。

 そこで、県民の皆さんを巻き込む求心力と、テレビやラジオを通じた高い発信力を持つ中山さんに制作をお願いいたしました。お忙しい中、今回の依頼を快くお引き受けいただいた中山さんに、感謝を申し上げたいと思います。とっても群馬愛の強い方なので、私も何度かご一緒させていただいていますけれども、本当にお人柄も良くて、こういう人が群馬県出身で活躍されているのは、とてもうれしく思っています。

 そこで、今、動画にもありましたけれども、中山さんがスローガンを制作するに当たり、県民の皆さんから、1983年に群馬県で開催された「あかぎ国体」などの思い出、それから2029年の湯けむり国スポ・全スポぐんまへの期待、思いを募集させていただきます。

 例えば、当時、競技を観戦して感動した思い出とか、ボランティアとして大会に参加した経験とか、さらには、2029年の大会で活躍することを目指して競技に励んでいるといったエピソードを、幅広くお寄せいただければと思っております。いただいたエピソードは、実際に中山さんにご覧いただいて、中山さんがこれからスローガンを作るときの参考にしてもらおうと思っています。県民の皆さんから寄せられたさまざまな思いを、中山秀征さんに、大会を象徴する言葉として形にしていただけるんじゃないかと思っています。

 募集期間は本日から9月30日まで、対象は群馬県在住または群馬県出身の方です。応募は専用のフォームまたは電子メールで受け付けます。応募いただいた中から抽選で50名の方々に、大会オリジナルデザインのQUOカード500円分をプレゼントします。加えて、50名の中からさらに抽選で1名の方には、このQUOカードと合わせて中山さんの直筆サインを贈呈させていただきます。応募方法などの詳細は、ここにあるスライド記載のQRコードからご確認いただければと思います。

 群馬県としては、こういう取り組みを通じて、県民の皆さんと一緒に大会をつくり上げていくと。こうした企画を通じて、大会に向けた機運をさらに高めてまいりたいと考えています。

 

2. 難病患者などの県有施設使用料等減免

 続いて、「難病患者などを対象とした県有施設使用料等の減免」についてです。スライドをご覧ください。

 9月1日火曜日から、難病患者などの県有施設使用料等の軽減・免除を開始いたします。これまでにも患者団体の皆さんとか、特に公明党の水野県議、自民党でいうと秋山県議、こうした県議会の皆さんからも強い要望をいただいていました。そして、このたび、施設収入への影響を踏まえても実施する意義が大きいと、このように判断いたしまして、使用料の減免を決断しました。県立の文化施設、スポーツ施設などを利用しやすくすることで、外出や社会参加の機会を広げ、生活の質の向上、地域とのつながりの確保につなげてまいりたいと考えています。対象は、指定難病の患者の皆さん、小児慢性特定疾病のお子さん方です。付き添いの方お一人についても対象となります。利用の際は、指定難病医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証または登録者証を施設窓口でご提示いただくことで、料金の軽減・免除を受けることができます。対象施設は、Gunma Flower Park+(ぐんまフラワーパークプラス)をはじめ、県立博物館・美術館、ALSOKぐんま総合スポーツセンターなどの全22施設になります。制度を広く知っていただくために、対象の皆さんには、施設一覧、利用方法を掲載したリーフレットを、受給者証等の更新書類と合わせて郵送させていただきました。詳しくはそちらをご覧いただくか、スライド記載のQRコードから群馬県のホームページをご確認ください。

 今、群馬県にはおよそ1万8,000人の難病等の患者さんが生活をされています。難病の多くは有効な治療法が確立されておらず、長期にわたる療養が必要です。患者ご本人はもちろん、ご家族も身体的、精神的な負担を抱えながら、日々生活を送っておられます。

 私自身、患者団体の皆さんから直接お話を伺い、そのご苦労、ご不安の大きさを実感しております。群馬県ではこれまで、「世界希少・難治性疾患の日」や「難病の日」に合わせて、皆さんご存じだと思いますが、昭和庁舎をライトアップするなど、難病への理解促進と普及啓発に取り組んでまいりました。

 難病のある方、そのご家族が安心して地域の中で自分らしく暮らし、活躍できるように、引き続き支援の充実に取り組んでまいります。

 

3. SHOKUプロ
(知事)
 最後に、「SHOKUプロ」について発表したいと思います。健康で幸せに暮らしていくためには、日々の生活習慣がとても重要になります。中でも食事は、健康づくりの基本になります。令和6年に厚生労働省が実施した「国民健康・栄養調査」によると、都道府県別で食塩摂取量の少ない順に並べると、群馬県は男性が35位、女性が41位。男女ともに食塩摂取量が多い状況にあります。食塩の過剰摂取は、高血圧、脳卒中、心臓病などの生活習慣病のリスクを高めます。そのため、毎日の食事の中で減塩を意識することはとても大切です。スライドをご覧ください。

 そこで群馬県では、「ぐんま元気な食環境づくりプロジェクト」、通称「SHOKUプロ」を立ち上げました。重点テーマは「おいしい減塩」、「バランスのいい食事」です。このプロジェクトでは、企業、メディア、大学、行政などで連携をしていただいて、健康に配慮した商品の開発、サービスの提供、分かりやすい情報発信などを行ってまいります。これらの取り組みを通じて、誰もが自然に健康的な食生活を送れる環境づくりを進めてまいります。

 そして現在、SHOKUプロにご参加いただける企業を募集しております。対象は、プロジェクトの趣旨に賛同し、「おいしい減塩」、「バランスのいい食事」に取り組む企業や団体などです。無料でご参加いただけます。ご参加いただくことで、企業同士の交流、コラボレーションの機会をつくるほか、群馬県のプロモーションやイベントなどを通じて、自社の取り組みを広く発信することができる、こういう流れにしたいと思っています。

 また、群馬県から先進事例などの情報提供とか、具体的な取り組みを進める際の助言といった取り組みの支援も行ってまいります。大掛かりな取り組みじゃなくてもいいんですね。既存の商品とかSNSとか、群馬県の啓発資材などを活用した身近な取り組みからでも、十分参加できます。9月30日水曜日まで受け付けておりますので、ぜひ多くの企業・団体の皆さまにご参加いただきたいと思います。次のスライドをご覧ください。

 そして、このプロジェクトを広く発信するため、「おいしい減塩」をテーマに、キックオフイベントを開催いたします。当日は、「社会課題解決に向けて食環境づくりに取り組む意義と挑戦」と題したトークセッションを行います。登壇者は、日本栄養大学副学長の武見ゆかりさん、高崎健康福祉大学教授の木村典代さん、株式会社新進、株式会社とりせんの皆さんです。そして、私もこのトークセッションに参加させていただきます。このほか、おいしさと健康を両立した減塩とか、健康的な食環境づくりに先進的に取り組む事業者から、具体的な事例を発表していただくことになっています。

 開催日は9月8日火曜日、会場は県庁32階NETSUGENです。現地参加とオンライン参加を組み合わせたハイブリッド形式でやりたいと思っています。参加対象は、食品関係事業者をはじめ、メディア、金融機関、大学などになります。また、SHOKUプロにご参加いただかなくても、このイベントには参加できます。ぜひご参加いただければと思います。

 参加企業の募集、キックオフイベントの詳細は、スライド記載のQRコードからご確認ください。群馬県としては、多くの企業、団体の皆さまと力を合わせて、群馬県全体で健康づくりの輪を広げていきたいと思います。

 Newさん(大塚副知事)、群馬県って、そんなに食塩を使っていると思います? 私、結構、そんなに減塩というか、その家にもよると思うけど、そんなに群馬県の人が食塩を使っているかなと。外から見てどうですか。

 

(大塚副知事)
 たまに、ちょっと塩分が強いと感じることはある気がします。外食をしたりすると。

 

(知事)
 滋賀の方が薄い?

 

(大塚副知事)
 東京と比べますと。

 

(知事)
 東京と比べると。滋賀は?

 

(大塚副知事)
 滋賀は東京と同じぐらいでしょうか。

 

(知事)
 じゃあ、群馬県の方がやっぱりね。なるほど、分かりました。ちょっと掛け合いみたいになっちゃって、すみません、今日は。
 私からは以上です。皆さんから何かあれば、ご質問を受けたいと思います。

 

質疑応答

●難病患者などの県有施設使用料等減免について
(記者
 では、いくつか質問させていただきます。はじめに、難病の方の県有施設の利用料減免についてなんですけれども、先ほど、支援の充実に努めたいというお話がありました。今回、県有施設ですけれども、例えば市町村であるとか、民間施設などにも県から声かけや連携をして、もっと対象を広げたいというようなお考えはあるでしょうか。

 

(知事)
 じゃあ、うちの健康福祉部長からどうぞ。

 

(健康福祉部長)
 今回の取り組みを市町村などにも広げていく意図はあるかというところでございます。市町村の施設につきましては、あくまで判断は市町村ということになります。今回の使用料の減免措置につきましては、あくまで県有施設ということにはなりますが、県のこうした取り組みを機会があるごとに市町村等にもお伝えして、我々の気持ちとしては、こういった動きが全県的に広がっていくといいなとは思っております。

 

(記者)
 県には既に「ぐーちょきパスポート」のようなスキームがあるので、そういうふうに広がるのもいいのかなと思ったので伺いました。

 

(健康福祉部長)
 既にいくつかの市町村からは、今回の県の取り組みについてご照会をいただいておりますので、市町村でも関心を持っていただいているところがあるのかなと思っております。

 

●SHOKUプロについて
(記者)
 続いて「SHOKUプロ」ですけれども、群馬県の食塩摂取量が全国平均よりもあまり良くないと。あと、募集ページの資料を見ると、栄養バランスについてもあまり全国平均より良くないというデータが載っていたんですが、この辺りの理由といいますか、原因はどの辺りが考えられるのかというのを伺ってよろしいですか。

 

(健康福祉部長)
 結論から申し上げると、科学的な根拠に基づいたデータを持っている状況ではありません。先ほど知事の方から食塩摂取量についてご紹介がございました。重ねて紹介させていただきますけれども、令和6年のデータになりますが、20歳以上の方の1日当たりの平均食塩摂取量で見ますと、全国平均が、男性が10.5グラムのところ、本県は11.0グラムで、これは知事が述べたように全国35位。女性も全国平均を上回っておりまして、全国が8.9グラムのところ、本県は9.6グラムで、こちらは男性より順位的に見ると悪い41位という状況になっています。

 いろいろな有識者との懇談の中では、漬物の摂取が多いのではないかとか、汁物、これはうどんとかラーメンのスープですよね、これを最後まで飲んでしまう方が多いのではないかとか、あと面白い指摘としては、主食の重ね食べ。イメージとしては、ラーメンと半チャーハンをセットで頼むとか、(味付きの)ご飯とうどんを頼むとか、そういった方が多いのではないかといったような意見もございました。

 食に関しては、関わる関係者が非常に多く、例えば、作っているメーカーの方もそうですけれども、卸の方、販売されている方、流通の方、あと大学で食品について研究されている方、そういった方々が非常に多い分野でもありますので、この特徴を生かして、さまざまな分野の方に(プロジェクトに)加わっていただき、群馬県の食環境づくりについて、いろいろなご意見をいただきながら進めていければというのが、今回のプロジェクトの一つの意義になります。

 

(知事)
 今、健康福祉部長が言ったように、なかなか科学的な根拠は分からないんですが、私の持論というか、感覚でいくと、やっぱり県民性というのがあるのかなと。群馬県人は基本的に明るくて、あっけらかんとしていて、あまり細かいことを気にしないんじゃないかと思うんですね。分かりません、いろいろな人たちがいるので、県民性とひとくくりにしてはいけないと思うんですけれども、うちの後援会長で、特にお年でも結構元気な方とか、「あまり塩分を取るな」とお医者さんに止められていても、「会長、そんな奈良漬けを食べて大丈夫ですか?」(と言っても)、「いいんだ、大丈夫なんだ」みたいな感じだから。そういう県民性みたいな、あまり物事を、いい意味で深刻に捉えないみたいな、そういうのもあるんじゃないかな。

 県民性によっては、もっとすごく真面目で、どちらかというと細かいことを気にされるという人が多いところもあるかもしれません。勝手な私の推論なんですけど、何となく群馬県人の明るさとか、あまり物事の細かいことを気にしないところも少し、食のバランスをあまり気にしないところにつながっているんじゃないかなと。個人的には、周りの人たちを見て思うこともあります。

 

(記者)
 知事としては、全国平均を上回るように、良くなるように順位を上げていきたいということですか?

 

(知事)
 そうですね。やっぱり、ここでもよく言っているように、健康寿命を延ばすということは県民の幸福度に直結するので、知事の究極の目的は県民の幸福度を上げることですから。もっと健康に気を配ってくださいというのは、健康福祉部長ともいろいろ相談して、いろいろな知恵を絞りながら、いろいろな形で、啓発というとちょっと押し付けがましいですけれども、ご理解を深めていきたいなと思います。

 

●知事の体調と今後の治療について
(記者)
 あと、案件外になりますけれども、知事のブログに、12回の重粒子線治療を終えたということをお書きになられていましたけれども、あらためて、この治療を終えられて現在の体調と、今後の治療について、よろしければお聞かせください。

 

(知事)
 そうですね、最初に申し上げたいことは、群馬県に群馬大学医学部附属病院があって、なおかつ群馬県に重粒子線の施設があって、本当に良かったなと。これはもちろん私だけじゃないと思いますが、重粒子線の患者として言うと、医療チームの皆さんに本当に真面目に一生懸命やっていただいているということで、この重粒子線の施設は群馬県にとって非常に大事なんだなということを感じています。

 それから、副作用らしい副作用はほとんどありません。かなり正直にここでご報告をしていて、細かいことで言うと、2回だけ、ちょっと気持ち悪くなったことがあります。でも2回だけですから、それも治ったし。手がちょっとこわばったりとか、足がつりやすくなったりみたいなものもあるんだけど、これは私の中では副作用にも入らないことなので、今のところ相当順調だと。

 ただ、この間のブログにも書いたんですけれども、残念ながらトイレが近い、いわゆる頻尿という症状は、重粒子線治療を受けた相当数の人たちが経験するらしくて、それだけはなかなか対応に苦労しているというか、別に生活に支障があるわけじゃないんですけれども、そんな感じです。

 人にもよるかもしれませんが、この重粒子線治療を選んで良かったなと。そもそも外科手術と放射線治療はどちらがいいかという答えはなくて、永遠の命題みたいなものだと、何人かのドクターが言っていたんですけれども、私の場合はいろいろなことを考えて、治療を受けながら仕事をしなければいけないということもあったので、この重粒子線治療を選んで本当に正解だったと思います。

 それから、群馬県の重粒子線の施設、設備、機械は、最も早い第一段階、最初のステージで導入されたということもあって、それだけ知見も多く積み上げていて、非常に信頼できるんですけれども、やっぱり機器もかなり老朽化していて、時々、立ち上がらなかったりすることもあるように聞いていますので、これもしっかり国に働きかけて、システムを刷新していくことも大事なのかなと思います。

 もうここでやめますけど、重粒子線って、アメリカより日本の方が進んでいるんですよね、いくつかの理由で。重粒子線って基本的に、例えば慶応大学の陽子線か何かは、確か住友重機が作っている。ものづくりなんですよね。三菱重工業、住友重機、日立製作所、東芝みたいなところがやっているんですよね。この辺の機器メーカーの技術も進んでいたということもあって、日本は重粒子線がすごく進んでいると。

 昨今、アメリカで、確か私の記憶では、重粒子線の施設をかなり本格的に作り始めているという気がしていますし、中国も同じように今、重粒子線の施設を整備しようとしているので、こういうときに、しっかり一歩リードしている群馬県として、この重粒子線治療というものを、施設の更新も含めて刷新していくと。これはものすごく大事だと思います。

 やはり、がんで悩んでいる人たち、死因の1位ですからね。前立腺がんになっている方は、当然、日本人の男性では一番多いわけですけど、周りじゅうにいっぱい「俺も重粒子線で治した」みたいな人たちが大勢いるので、これは本当に群馬県の医療の強みとして、しっかりサポートしていかなければいけないかなと感じました。

 

●兵庫県が起債許可団体になったことの受け止めと本県の実質公債費比率について
(記者)
 私から3点お伺いします。兵庫県が2025年度の決算で、収入に対する借金返済額の割合を示す実質公債費比率が18%を超え、地方債発行に国の許可が必要な起債許可団体になったそうです。知事はかねて県財政の重要性を訴えられていますが、兵庫県の今回の事態に対する受け止めと、本県の実質公債費比率の現状や今後の見通しを教えてください。

 

(知事)
 まずは、群馬県が誇るうちの総務部長から。財政が強いので、説明してください。

 

(総務部長)
 兵庫県の報道についてでございますけれども、今回、(実質公債費比率が)19.2%ぐらいになりそうだということで、18%を超えるということでございます。兵庫県が「公債費負担適正化計画」というものを公表しておりまして、その中で分析もあるんですけれども、阪神・淡路大震災からの復旧・復興、それから、過去に高い投資水準で多額の県債を発行してきたということ、それから近年の金利上昇による利子負担の増など、そういった要因があると分析されております。兵庫県では今後、実質公債費比率を改善するために、投資の規模を現行から最低10%抑制するという方策も示されているところでございます。震災はやむを得ない事情でございますが、大規模な投資がその後長期にわたって影響し続けるということから、計画的に投資をしていくことの重要性をあらためて認識したところでございます。

 一方、群馬県の状況でございますけれども、群馬県の令和6年度の決算に基づく実質公債費比率は9.2%でございます。令和6年度の全国順位は第9位になっております。起債許可団体の基準は18%ですので、これを大きく下回っており、全国的にも上位の水準にある状況でございます。また、将来の県債償還に備えて積み立てておく減債基金というものがございます。兵庫県では、この積み立ても不足しているということでございましたけれども、群馬県では確実に積み立てております。令和7年度の決算に基づく比率は、現在作業を進めているところでございますけれども、令和6年度よりもさらに改善すると見込んでおります。

 最後ですけれども、今後は、社会保障関係経費、それから県有施設の老朽化、金利の上昇もございますので、負担も大きくなることが見込まれております。将来世代に過度な負担を残すことは、あってはならないと思っておりますので、計画的に、ワイズスペンディングにより効果的、効率的な投資を行うことで、財政の健全性を維持していくことが極めて重要ではないかなと考えております。

 

(知事)
 もうほとんど総務部長に言ってもらったとおりなんですけど、兵庫県が起債許可団体になったというのは、阪神・淡路大震災の影響もあって、そこは仕方がなかった面もあるんだと思うんですね。

 例えば、兵庫県以外にも既に起債許可団体になっているところっていくつかあって、名前は言いませんけれども、それぞれの地域の事情とか、長年の歴史とか、そういうものに起因しているところもあるので、他の自治体の行政を批判するつもりは全くないんですけれども、ただ、群馬県はおかげさまで、先ほど言ったように、比較的、今のところ財政が良くなってきて、2年ごとに発表されている、ご存じのとおり、寺島実郎さんのところ(日本総合研究所)でやっている幸福度ランキングでも、財政健全度が2位になったりしているんですよね。

 今、先ほど言ったこの実質公債費比率も、一応9.2%ということで、全国9位といい感じなんですけれども、ちょっと油断すると一気に上がっていくんですよね。今、起債許可団体になっていないところも、いくつかはかなり財政的に大変だと、実は逼迫しているというのは、あらためていろいろフォローしながら、昨日ちょっと気が付いたんですけど、そもそも知事になったときに、何しろ財政再建しなければいけないというふうに心に誓ったんですけれども、それは、私が知事になる前は、ご存じのとおり、毎年予算を組むために財政調整基金を全て切り崩して予算を組んでいたと。そうしないと予算が組めない状況が続いていたと。

 知事になったときにも言ったんですけど、知事になる7、8年前だから、今やもっと前ですけれども、福井市で(必要な事業に予算を割けないという意味で)財政破綻の状況が起きたと。大雪が3回ぐらい降って、たまたま、雪は消えちゃうから起債できないということもあったんですけど、財政破綻して、市長と市役所の幹部が会見でおわびをして、120ぐらいの小さな、例えば公共事業とか、いわゆる社会福祉のサービスみたいなものをストップさせたということがあったんですね。

 それ以来、ちゃんと財政をきちっと健全に保っていかないと、こういうことが起こり得ると。当時、私が知事になったときに、(当初予算編成後の)財政調整基金って13億円とか15億円とかいう感じだったので、今、200億円とか300億円までやっと来たんですけどね。だから、本当に油断すると他人事ではないんだと思うんですよ。

 今、ちょうど3回目になりますが、県内12の建設業協会の支部を行脚しながら意見交換をやっているところで、これ3回目で、これはたぶん全国でやっている知事は私しかいないと青柳会長は言っていましたけど、そのとき皆さんに申し上げているのは、公共事業は地域にとって大事なので、しっかりやっていくんだけど、一番大事なことは、当初予算の規模というものを持続的にしっかり確保していくということだと思います。年によって、こんなこと(大きく増減するようなこと)になったら、建設業界の方も大変なので、それをしっかり担保していくと。同時に、補正予算は機動的に使うという約束をしたので、群馬県としてもかなり有効に活用していると思うんですけど、その中で、もちろん公共事業というか、地域のインフラに投資することは必要なんですけど、常に頭の中には、全体の投資規模というものは、総額はマネージするという頭がないといけないと思うんですね。

 今、建設業協会の皆さんにお話ししているのは、とにかく必要な公共事業はしっかりやっていくと。しかも、事業量の確保とか持続性みたいなものはしっかりやっていきますと。ただ、例えばバブルのときみたいに、ずっと右肩上がりで上がっていくということはもう無いので。例えば、前のことを言っても失礼なんですけれども、毎年当初予算も上がっていく、補正もどんどん上がっていくという傾向をずっと続けていると、起債許可団体一直線みたいになっていくんですよね。こういうことだけは絶対に起こしてはいけないと思って努力しているということを、ちょうど皆さんにお話ししているんです。

 もうこれでやめますけどね、去年4月の新しい県土整備計画で、8つの新しいプロジェクトを着手予定まで引き上げたと。これは長年できなかったんですよ。例えば、東毛地域の利根新橋。30年前ぐらいから言いながら、みんなできなかったと。建設業協会の皆さんにも言っているのは、なぜできなかったのか。財政が良くなかったから、担当部局が説得できなかったんですよね。これを私が8つのプロジェクトとして決めたときに、財政はまだまだ道半ばで、油断したら一気にいっちゃうけれども、ようやくしっかりしてきたから、このぐらいの投資はできるだろうということで判断したので、とにかく財政をちゃんとしていないと、思い切った投資もできないんですね。そのことは、今3回目で、あと2回で全12支部を回り切るんですけど、しっかりと説明していきたいと思いますし、県民の皆さんにも、ここは分かっていただきたいなと思っています。

 いずれにせよ、この兵庫県のケースは決して他人事ではないので、(群馬県は)かなり良くなっていますけれども、これから大型プロジェクトも続いていくので、そんなに楽じゃないんですね。だから油断せず、しっかり財政再建をしていく。総額をマネジメントしていく中で、必要な事業にはしっかりお金を付けていくということをやっていければと思います。せっかく聞いていただいたので。

 

●群馬県の新米価格の見通しについて
(記者)
 続きまして、全国的に、2026年度の新米価格が、高騰した前年に比べて大幅に値下がりする見通しだそうです。農家の経営圧迫も懸念されますが、本県の新米価格の見通しと、知事のご所見をお願いします。

 

(知事)
 これはもう農政部からどうぞ。

 

(米麦畜産課農産振興室長)
 まず、コメの価格については、消費者の皆さまにとってみれば、手頃な価格で安定的に購入できるということが大切かなと思っております。一方で、生産者にとっては、資材ですとか、燃油ですとか、こういった価格が高騰する状況が続いておりまして、今後も安心してコメづくりができる、そういった再生産が可能な価格が大事かなと思っております。

 先ほどご質問のありました令和8年産米の価格なんですけれども、おっしゃられたとおり、令和7年産はかなりお米が高騰したんですが、その水準と比べて、全国的に大きく値下がりする動きが見られているということを、我々も承知しております。

 ということで、群馬県産米についても同様の傾向が懸念されております。ただ、本県は、特に平坦地域については米麦二毛作が中心で、収穫時期がかなり遅いと。全国で見ても、一番遅いぐらいの収穫時期なのかなということで、各団体、農協さんなどが示す概算金、要は仮渡し金ですね、これが示されるのがかなり遅いと。10月とか11月になるかと思いますので、現時点で、価格がこのぐらいになるかというのは、難しい状況だと考えております。以上でございます。

 

(知事)
 一言で言うと、今言ったように、まだちょっと見通しがつかないんですけれども、国とか関係団体と連携しながら、需要に応じた米生産を進めながら、生産性向上、コスト低減、高付加価値の取り組みみたいなものを、群馬県として、状況を見ながら支援していくということに尽きると思います。

 

●福岡県議会議長藏内氏の辞職について
(記者)
 福岡県議会の話です。金銭授受疑惑を巡り、藏内氏が議長と議員を辞職しました。知事は以前から、地方政治に世論の目がより向けられる時代になるとおっしゃってきましたが、この事態をどう受け止めていらっしゃいますでしょうか。

 

(知事)
 一言で言うと、私が随分前から言っていた、特にデジタルの世の中になって、今まで有権者が地方議会にほとんど関心がなかった、この流れが変わってくるということを申し上げていたとおりの流れになってきたなと。自分で言うのもなんだけれども、さすがは「永田町の予言者」と呼ばれただけあるなと思って。どうでもいいことなんですけれども。

 群馬県議会は福岡県議会とは違うし、例えば今の金井議長も非常にモラルの高い、なかなか立派な人なので、状況は違うかもしれません。ただ、大きな流れとして、地方政治がもっと襟を正していかなきゃいけないということなんだと思います。それは議会だけじゃなくて、地方自治体の長である私もそうだと思うんですよね。

 ですから、非常に関心を持ってフォローしていますし、政治というのは基本的に「信なくば立たず」なんだなということを、かみしめてやらなきゃいけないなということを感じております。

 

●羽生田元参議員議員の死去について
(記者)
 先日、元参院議員の羽生田俊さんが亡くなられたということで、知事の受け止めといいますか、追悼の言葉などがあれば伺えれば・・・

 

(知事)
 羽生田俊先生、まさに群馬県の医療関係者の代表として、参議院で大変ご活躍をなさって、本当に惜しい方を亡くしたなと思います。

 今、羽生田さんの後、釜萢参議院議員、釜萢先生は本当に立派な方で、コロナ禍では本当に群馬県民の恩人ともいうべき方なんですけれども、羽生田先生みたいな方が亡くなられて、知事としても大変心細い気がしますが、釜萢先生がまた国会で大変活躍をしていただいているし、医療関係の団体、特に医師会との連携もしっかり群馬県はやっているので、それをさらに引き続き、いろいろな医療、福祉関係の問題を解決していくために、これからも医師会、医療関係団体とはしっかり連携をしていきたいと思っています。

 お人柄も非常に明るくて、とてもいい方だったので、ご冥福をお祈り申し上げたいと。羽生田先生の思いをしっかり受け継いで、特にこの群馬県の医療福祉分野については、知事として、より一層力を入れて取り組んでいかなきゃいけないなと感じています。

 

●知事の前立腺がんの治療について
(記者)
 もう一点、知事の前立腺がんの治療の件で、重粒子線治療が終わられたということですけれども、今後の治療の方針といいますか、今後どういう流れになっていくのかお伺いします。

 

(知事)
 重粒子線治療は、最初から12回と決まっていたんですね。大体、週に3回ずつぐらいやってきて、先般、最後の12回目を終えたということです。

 重粒子線治療をやる前に、約6カ月間、ホルモン療法というものを受けていまして、毎日1錠、テストステロンを抑制する薬を飲み、1カ月に1度、同じように男性ホルモンを抑制する注射を打つと。こういうのを6カ月やって、前立腺がんにとって最大の餌はテストステロンなので、これを一気に減らしたことによって、今のところ、がん細胞はもう相当小さくなったんです、ホルモン治療で。その小さくなったところに、この重粒子線という、普通の放射線治療よりは何倍も強い、ある意味、他の臓器を痛めないように、重粒子線ってそういう特徴があるので、重粒子線の特徴を生かして、ピンポイントで続けて、ほとんどいったんじゃないかなと。相当強力にやっていただいたかなと思っています。

 ここから、またどこかで今の状況を調べるために、毎回CTを結構撮ったので、大体分かったと思うんですが、さらに精密検査をするのか分かりませんけれども、ここからはもう重粒子線治療が終わったので、あとは転移を防ぎ、かつ、もっと言うならば根治、完全に治すための治療ということで、あと1年間、ホルモン療法を続けると。1日1錠のお薬、それから1カ月に1回の注射、さらに定期的な検査をしながら根治すると。ここでもちょっと申し上げましたが、半年間のホルモン治療をやって、私は前立腺がんのステージ2なんですけれども、その後、重粒子線を12回やって、さらに1年、ホルモン治療を続けていくというのは、群馬大学医学部附属病院の医療チームの、根治させようという非常に強い意志を感じます。

 ですから、しっかりドクター、医療関係者、もちろん主治医の先生だけじゃなくて、看護師の方とか、このシステムを動かしている方々のチームですけれども、この方々を信頼してお任せをして、こちら患者側も最大限の努力をしながら、あと1年間、しっかり戦い抜いていきたいなと。大体終わるのが、来年の知事選の直前ということになると思います。

 今のところ、医療関係者というか、主治医の先生の話だと、かなり完璧に近い形でできているんじゃないかと。一応、数値は非常に良いです。血液検査と尿検査を全部公表しましたけれども、コレステロールと中性脂肪みたいなものがちょっと出ていて、これは多分、薬の影響があるか分かりませんけれども、あとは全部(標準値に)入っていますので、ここさえ一応直せば全部標準値なので、そういうのも目指して頑張っていければなと思います。

 

Newさんのひとこと

(知事)
 他にありますでしょうか。はい、じゃあ、私の後釜を狙っているかもしれないNewさん(大塚副知事)コーナーです。

 

●ぐんま未来共創トライアル補助金について
(大塚副知事)
 私から1件、ご紹介させていただきます。今日は、「ぐんま未来共創トライアル補助金」についてご紹介させていただきます。

 ぐんま未来共創トライアル補助金は、群馬県でお聞きいただいたことがあるかもしれませんが、「新しいことは群馬で試す」ということをキャッチフレーズにして取り組んでいるものの一つです。地域社会や業界が抱えるさまざまな課題の解決に向けて、企業、それから大学が持つ先進技術、アイデアを活用して、県内をフィールドとして実証実験などを行う。それを支援していくという取り組みであります。

 この補助金自体は令和4年度から始めていまして、これまで44件のプロジェクトを支援してまいりました。令和8年度も41件の応募をいただいて、厳正な審査を行わせていただいた結果、今回、17件の採択に至ったというところであります。今日は17件の中で、選りすぐりの、私として面白いなと思ったものを2件ご紹介させていただきます。

 1つ目はこちら、(スライドの)左側ですが、豚のふん、「豚ぷん」を使って、良質な炭の肥料にというプロジェクトであります。

 県内に豊富に発生する豚ぷん、もちろん群馬は養豚のメッカの一つでありますので、これを資源として活用して、リンというのは輸入がほぼ100%だと聞いていますけれども、この輸入に依存しているリンを地域内で循環させようという取り組みであります。こういった取り組みをうまく回すことによって、農家の負担軽減、生産性の向上、先ほど申し上げたように、資源循環と脱炭素化の推進につながるということであります。

 今考えているのは、こうやって出来上がったリンを肥料として使っていくことを考えていますけれども、将来的には、工業用のリンとして、電池の材料など、いろいろな形に使えるのではないかということで、こういったものも射程に入れて取り組みを進めていきたいというのが1つ目であります。

 もう一つは(スライドの)右側でありまして、レーダーでコンクリート内部の劣化を診断、ドローン・ロボットによる新たな点検手法というものであります。最近、いろいろな高度成長期からだいぶ時間が経ちまして、公共のものも、それから公共でないものもありますけれども、建物、構造物の劣化、老朽化というのがよく言われるところであります。

 この事業では、高所にあるコンクリート構造物の鉄筋、中に鉄の筋が入っているわけですが、これの腐食状況を、構造物を壊すことなく診断できるという取り組みであります。

 こういったものは、場合によっては聞かれたことがあるかもしれませんが、群大が研究されたもので、黄色で書かれています「加振レーダ」というものだそうです。これは電磁石で鉄筋を、微小ではありますけれども実際に振動させてみて、その応答をドップラー・レーダーで測り、どのぐらい鉄筋が劣化したり、さびができているのか、それはどの場所かというのを確認できる仕組みだということであります。今年度は、県内のインフラを実証フィールドとして活用して、群馬発の次世代インフラ維持・管理モデルの構築を目指していくというところであります。

 今回採択しました17件のプロジェクトは、それぞれ異なる分野から地域課題に挑戦するものでして、群馬県の未来を切り開く重要な取り組みだと考えております。県としては、実証から社会実装までしっかりとご支援をして、群馬から新たな産業、サービスが生まれていくように取り組んでいきたいと思っております。

 なお、今回ご紹介した2件を含めて、17件の取り組みの成果については、今年度末、令和9年3月ごろに発表会と展示会を行う予定でおります。県民の皆さま、それから事業者の皆さまには、実証の成果、それから今後の可能性をぜひご覧いただく機会として、楽しみにしていただければと思っております。私からは以上です。どうもありがとうございます。

 

知事メッセージ

 ありがとうございました。毎回、Newさんに非常にいい着眼点で、我々がアピールしたいものを取り上げていただいて、感謝をしたいと思います。

 最後に、私の方からも県民の皆さんに少しお話をさせていただこうと。今日は記者さんから聞いていただいたんですけれども、あらためて申し上げると、前立腺がん治療は、ここまでは非常にスムーズにうまくいっています。

 今週の火曜日に、12回の重粒子線治療が終わりました。先ほどちょっとご説明したとおり、重粒子線治療を始める前に、もう既に6カ月、ホルモン療法を受けていまして、重粒子線治療が終わったと。重粒子線治療が終わった後は、さらに1年間、ホルモン治療を続けるということで、来年の夏に全工程を終了するということです。群馬大学の医療チームの方は、前立腺がんを根治する、根本から治すと、こういう強い姿勢でいろいろ対応していただいているということで、これは私に対してだけじゃありませんけれども、全ての患者さんに対してそうかもしれませんが、本当に一生懸命、真面目に、迅速に対応していただいているということで、群馬大学医学部附属病院があって良かったなと。やっぱり、ここに重粒子線施設があるというのは、本当にがん患者の方々にとっては大きな希望になるなということを、強く感じております。

 副作用は、時々ご報告をしていますが、重粒子線の治療を始めた後、特に後半、終わった後、放射線というのは後から影響が出てくるらしくて、少し頻尿というか、トイレが近くなるという方が大勢おられるということです。私も例に漏れず、今ちょっとトイレが近いという、ある種、副作用を抱えておりまして、今日も朝10時から、例の「湯けむり国スポ・全スポぐんま」の総会があったんですけれども、最初の会議から総会に行くまで、3分だけいただいて、ちょっとトイレに行ったということもあるんですけれども、それ以外は非常に体調も良く、精神的にも非常に安定しておりますし、ここまでは大変うまく、スムーズにいっているということをご報告したいと思います。

 細かいことを言う必要はないかもしれませんが、重粒子線を前立腺に当てると、今、一応、少しむくんだ状態になっているんだと思うんですよね。むくんだ状態になると、トイレに行っても時間がかかる、なかなかやりにくくなるというところがあるので、実は薬を1錠いただいて、この筋肉を柔らかくする薬らしいんですけれども、それを、ちっちゃな薬なんですけれども、朝と晩に飲むことによって相当改善されました。これは終わってからも1週間ぐらい続けてくれと言われているので、少し続けながら様子を見ますが、自分の体だから分かるんですけれども、必ずこれは元に戻ってくるんじゃないかなと思っています。ここからさらに1年間、戦いが続くわけですけれども、しっかり群馬大学の医療チームの皆さんを信頼して、ホルモン治療を続けていきたいと思います。

 ちょうど前立腺がんを公表して治療が始まったときも、別の記者さんから、「職務代行を立てるんですか」みたいなことを言われたんですけれども、今のところ、一切、知事の仕事に支障はありません。医療チームのある方が、12回、治療を受けながら、全く仕事に支障が及ばないというか、公務に全力を尽くしている精神力をとても褒めていただいたんですけれども、そんなに精神力はないんです。副作用があまりないというだけで。ホルモン治療を続けると、骨が弱くなってくるとかね、あるいは、先ほど言ったように精力減退とか、やる気がなくなるとか、いろいろな副作用、特に男性ホルモンがほとんどないので筋力が落ちるというのも、今のところあまりなくてですね。骨が弱いのは、最近、煮干しを食べているので大丈夫じゃないかと思っているんですが、今のところ大変元気ですので、このまま突っ走っていきたいと思います。

 何か体に変化があったりとか、体調に変化があったときは、ちゃんとここでご報告をして、そのときは少し無理のないペースにしたりということもあると思いますが、引き続き、この体、健康状態は全て公表しながら、しっかり知事の仕事を続けていければと思っております。

 ということで、今日も皆さん、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。これにて定例会見を終わりたいと思います。

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。