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令和7年度第42回定例記者会見要旨(2月25日)

更新日:2026年2月25日 印刷ページ表示

■日時 令和8年2月25日(水曜日)14時03分~14時45分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
     記者:記者クラブ所属記者等14人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 20260225山本一太群馬県知事定例記者会見<外部リンク>

 モニター資料 (PDF:1.26MB)

■知事冒頭発言

■知事発表

 1.クマ撃退チーム『クマゲキ』の活動予定

 2.アートと表現の展覧会in富岡製糸場2026

 3.移住希望地ランキングの反響

■質疑応答

■知事メッセージ

知事冒頭発言

 それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。まず、本日の記者会見についてご連絡があります。通常、毎回の記者会見は、群馬県公式YouTubeチャンネル「tsulunos」でライブ配信を行っています。ただ本日は、配信環境の不具合により、ライブ配信が行えていません。現在、復旧に向けて対応中のため、今回は会見終了後、本日中に撮影した動画を公開させていただきます。

 さて、先週16日に令和8年第1回定例県議会が開会し、代表質問及び一般質問が実施されました。本日は、恒例となる昨日までの県議会でのやりとりについて、知事答弁を中心に簡潔に所感を述べさせていただきます。スライドをご覧ください。

 2月20日は代表質問が行われました。

 自由民主党の金井県議からは、幹事長ですね、「湯けむりフォーラム」などについてご質問をいただきました。湯けむりフォーラムの県職員の聴講について、「動員指示が行われた」と指摘されても仕方のない、業務チャット上でのやり取りが確認されました。フォーラムの集客に関する知事である私の発言が、職員にプレッシャーを与えたことが背景にあり、最終的な責任は私にあると、これは会見でも申し上げたとおりです。来年度の湯けむりフォーラム開催は見送り、フォーラムのあり方をしっかりと検討し、より良いものへと進化させたいと、このように答弁させていただきました。

 同じく自由民主党の大和県議、県議団の総務会長からは、「群馬県の経済関連指標に対する所感と令和8年度の経済政策」などについてご質問をいただきました。群馬県の令和4年度名目経済成長率は、全国平均の倍以上の数値で全国1位、1人当たり県民所得も過去最高の全国5位になったことをあらためて答弁させていただきました。これらは群馬県に勢いがあることの証だと感じています。来年度は県内企業が直面する課題に対応するとともに、企業の挑戦を後押しする施策も講じて、新たな価値や富の創出につなげていくと、この方針もあらためて知事としてお話をさせていただきました。次のスライドをご覧ください。

 つる舞うの粟野県議からは、「インドのトップ外交」などについてご質問をいただきました。先日、知事就任後初めて、インドを訪問し、政府要人との会談をはじめ、インド国内最高峰の大学関係者との意見交換などを行いました。インド側から様々な提案があり、今後どのような形で連携できるのか、検討を始めたいと、このように答弁させていただきました。今後も知事自らが先頭に立って、自治体独自の地域外交を進めてまいります。

 リベラル群馬の本郷県議からは、「群馬県と前橋市の連携の在り方」などについてご質問をいただきました。前橋市長選のあと、私から小川市長のもとへ足を運んで、「今後も県と市の間で協議をする際は私から足を運びたい」ということと、そして「前橋市との連携を引き続き重視すること」の2点をお伝えしたということを一般質問でお答えしました。市町村長との連携は極めて重要で、このスタンスは選挙結果によって変わるものではないということも明言しました。今後も各市町村との関係を大切にしていきたいと思っています。 

 公明党の清水県議からは、知事である私への質問はありませんでしたが、「ぐんま賃上げ促進支援金の取り組み」などについてご質問をいただきました。物価高騰や米国関税措置の影響など、県内経済の先行きは不透明になっています。群馬県としては、「賃金と消費の好循環」を作り出すとともに、物価上昇を上回る持続的な賃上げを実現し、「県民幸福度の向上」を目指して、しっかり取り組んでまいります。スライドをご覧ください。

 2月24日に行われた一般質問に関するスライドです。

 丹羽県議からは、「男性の家事・育児参画を『群馬県の標準文化』にするための意識改革と政策強化」などについてご質問いただきました。男性を含む誰もが家事・育児に主体的に参画することを特別なことではなく、自然なことと受け止め、希望に応じて仕事と家庭の両立ができる社会の構築が重要だということを申し上げました。私としては、性別にかかわらず誰もが活躍し、女性活躍という言葉そのものがなくなる社会の実現を目指しているということも答弁の中で申し上げました。

 加賀谷県議からは、私への質問はありませんでしたが、「ギャンブル依存症対策」などについてご質問いただきました。ギャンブル依存症は、ギャンブルへの衝動を自分の意思では抑えられない精神疾患です。ご本人やご家族が問題を認識しにくい病気とも言われ、早期に専門的支援へつなぐことが重要です。引き続き、ご本人やご家族に寄り添いながら、切れ目のない支援が届くよう、総合的な依存症対策を推進してまいります。同時に、加賀谷さんからは「湯けむりフォーラム」についての質問もありました。加賀谷さんは、非常に正直で正義感の強い方だなと感じたことも付け加えておきたいと思います。

 牛木県議からは、知事への質問はありませんでしたが、「鏑川用水の渇水対策及び老朽化対策」などについてご質問いただきました。鏑川用水は、県西部地域の農地に加え、高崎市・富岡市・甘楽町へ水道水を供給する重要な用水です。しかしながら、貯水池の貯水量が減少しており、農業用水を必要とする施設園芸者などの間で渇水が生じています。群馬県としては、土地改良区や市町と連携し、夜間の断水や節水の呼びかけなどを通じて、貯水確保に努めてまいります。

 水野喜徳県議からは、私への質問はありませんでしたが、「食料システム法のコスト指標作成の品目」などについてご質問いただきました。コスト指標は、生産から流通に必要な標準的な費用を、統計等を元に算出して公表する新しい仕組みです。公表により、費用を反映した農産物の価格について、消費者の理解が進むことが期待されます。群馬県の主要農産品目が指標の作成対象となるよう、今後も動向を把握し、国への要請等に取り組んでまいります。

 牛木さんも水野さんも本当に毎回真面目に、地元の課題を非常に丁寧に取り上げておられるんですけど、知事への質問が少ないので、遠慮しているのか分かりませんが、次回はせめて1問2問、知事にも質問してもらうように、よくお二人にお願いしたいと思っています。いずれにせよ、質問に立たれた県議の皆さんに対し、この場をお借りしてあらためてお礼を申し上げます。明日と明後日の一般質問でも、引き続き丁寧に対応してまいります。

 話は変わって、先週20日の金曜日、米国連邦最高裁判所は、国際緊急経済権限法を根拠とする相互関税について、「違憲」と判断をしました。これを受けてトランプ政権は、代替措置として、これまでと異なる通商法を根拠に、日本を含む幅広い国を対象に150日間の暫定措置として10%の追加関税を発動しました。群馬県経済においても、米国関税措置の影響は依然として大きいと考えています。群馬県としては、国際環境の不安定化を踏まえ、令和8年度当初予算などで米国関税対策関連の予算を計上してまいります。引き続き、国際情勢をよく注視しながら、今、米軍のイラン攻撃も非常に心配しているんですが、よくこの流れを見ながら、市町村や関係団体との連携を強化し、輸出企業のみならず、サプライチェーン全体で影響を受ける中小企業に対して、きめ細かな支援を継続してまいります。

 それでは、会見の中身に移ります。スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。今日は2つですね。「クマ撃退チーム『クマゲキ』の活動予定」や、「アートと表現の展覧会in富岡製糸場 2026」について発表させていただきます。

知事発表

1.クマ撃退チーム『クマゲキ』の活動予定

 まず、「クマ撃退チーム『クマゲキ』の活動予定」についてです。説明に入る前に、先週の会見での私の発言について、一部訂正させていただきます。先週の会見で、県職員で構成される「クマゲキ」のうち、私を含め、今回受験したメンバー全員が、わな猟免許試験に合格したことを報告しました。これ落ちていたら大変なことになっていたということなんですけど、なんとか事なきを得たんですが、その際、私から、わな猟免許の次は「網猟」の免許を取得したいとここで申し上げた覚えがあります。しかしながら、網とクマは関係ないので、網による捕獲は鳥がメインになりますので、海ガモか陸ガモかとか、鳥の飛び方とかはどうも今回覚える必要はないということで、「クマゲキ」としては、今のところ網猟の免許を取得する予定はありません。この点は訂正させていただきたいと思います。それでは、先週記者の方からご質問のあった「クマゲキ」の今後の活動予定についてあらためて発表します。スライドをご覧ください。

 まず、わな猟免許に合格しました。実際に、わなによる捕獲の現場で研修を行いたいと思います。狩猟期間外になりますが、今年の5月から6月頃に許可を受けて実施される有害捕獲の現場で、実際にシカやイノシシなどの捕獲に従事している方々から直接、指導を受けたいと考えています。

 次に、銃猟免許取得に向けた取り組みです。日頃から、メンバー各自での自主学習を進めるほか、6月から7月頃に「クマゲキ」全体での勉強会を開催して、試験の対策を行います。なお、銃の狩猟免許には、第1種と第2種があります。第1種は火薬を用いた銃で、第2種は空気銃になります。クマの捕獲には第1種銃猟免許が必要になりますので、「クマゲキ」としては第1種の免許取得を目指してまいります。銃の試験は、当然ですけど、わなよりも難易度が高くなります。試験の出題範囲である「狩猟読本」をよく読み込んで、あと試験のアプリも学習しながら、準備していきます。あわせて、既に銃猟免許を持っていて、狩猟経験のある「クマゲキ」メンバーからの実技指導も受けたいと思います。銃の狩猟免許が取得できたあかつきには、初心者が所持することができる散弾銃の所持許可のための手続きを進めたいと思います。

 現場研修の受け入れ先や、来年度の狩猟免許の試験日程などは調整中のため、具体的な期日はここでは発表できませんが、このような活動を予定しています。今後も、活動の進捗については、その都度ここでご報告させていただきます。

 

2.アートと表現の展覧会in富岡製糸場2026

 続いて、「アートと表現の展覧会in富岡製糸場2026」についてです。群馬県では、障害のある方々の芸術文化活動拠点として、令和5年4月に「群馬県障害者芸術文化活動支援センター『こ・ふぁん』」を開設しました。障害のある方や事業所を対象に、創作環境の整備や作品販売に関する相談業務、そして芸術文化活動に参加する機会の確保や活動を支援する人材の育成などに取り組んでいます。県庁32階でも、障害のある方々の作品を展示しております。こうした取り組みの一環として、この度「国宝の内にざわめく、インクルーシブアートの作家たち」と題した展覧会を開催します。スライドをご覧ください。 会場は、世界遺産「富岡製糸場」の国宝にも指定されている「西置繭所」です。会場では、インクルーシブアート作品の展示を行います。インクルーシブアート作品とは、障がいの有無、年齢や性別、国籍などに関わらず、誰でも参加できる芸術活動を通じて制作されたアート作品を総称します。会期は、3月11日の水曜日から3月31日の火曜日までです。展示会場への入場には富岡製糸場の入場料が必要です。料金は、大人1,000円、高校生・大学生250円、小・中学生150円です。展覧会にあわせて、富岡特別支援学校の生徒の皆さまが、コーヒーや手作り製品を販売する「喫茶サービスコーナー」を設けるほか、繭とワイヤーを使ったワークショップなど、来場者が参加できる体験型プログラムも実施します。また、関連イベントとして、富岡市役所内において、障害のある方のアート活動の支援を希望する方を対象とした「アートサポーター養成セミナー」も実施します。各プログラムの詳細は、スライド記載のQRコードからご確認ください。

 富岡製糸場の西置繭所は、平成26年に東置繭所・繰糸所とあわせて国宝に指定されております。令和4年からは、多目的ホールとしての活用も始まりました。この多目的ホールは、壁面と天井がガラス張りとなっており、屋内に居ながら国宝建築を間近に体感できるということになっています。今回の展覧会では、インクルーシブアートと国宝建築が融合した特別な鑑賞体験をお楽しみいただけます。ぜひ多くの方々にお越しいただければと思います。

 群馬県としては、このような取り組みをとおして、芸術文化活動に取り組む障害のある方々の創造性を広く発信し、活動への理解促進に努めてまいります。

 

3.移住希望地ランキングの反響

 最後に、「移住希望地ランキングの反響」についてご報告をしたいと思います。皆さまご存じのとおり、2025年の移住希望地ランキングで群馬県が2年連続の「全国1位」を獲得しました。昨日、新聞が休みだったので、今日各紙一面に、特に群馬版でも上毛新聞も一面でしたが、各紙の群馬版でも大きく取り上げていただいて感謝を申し上げたいと思います。この反響について簡単にご報告したいと思います。

 まず、NHK、TBSといった主要メディアで、レガシーメディアといいますけど、今、群馬県が移住希望地ランキングで「全国1位」となったことが大きく報道されています。このほかにも、群馬テレビ、最初に言うべきでした、その他の多くのメディアで取り上げていただきました。番組の中では首都圏へのアクセスの良さや、災害の少なさについての紹介があり、群馬県のPRにあたって大きな発信効果があったと考えています。また、ランキングを発表している公益社団法人ふるさと回帰・移住交流推進機構によると、昨年、群馬県が初めて1位を獲得して以降、「まずは群馬」と移住相談に訪れる方が増えていると聞いています。今回の結果も踏まえ、今後さらに相談の増加につながることを期待しています。

 2年連続の1位獲得は、群馬県の取り組みが着実に評価されている証だと考えています。この追い風を確かな移住増加につなげるため、今後も市町村と連携しながら、移住促進と定着支援の充実を図ってまいります。私からは以上です。何かご質問があれば、どうぞ。

質疑応答

●日本企業に対する中国の輸出禁止措置について

(記者)

 中国の政府が、日本の20の企業に対し輸出禁止の措置を取ったとのことです。ここに富岡市に本社とか生産拠点を置くIHIエアロスペースも含まれています。影響を知事としてどう受け止められているか、教えていただけますか。

 

(知事)

 まず、産業経済部長から少し説明していただいて、その後、知事としてコメントをします。

 

(産業経済部長)

 まず、今示されているリストを確認すると、軍民両用に限らず、そこに載っている企業は、政府の方で発表されている日本の成長戦略における17分野、いずれにも関わってくるような重要な企業かなと認識しております。そうした中で、群馬県に拠点を設けているIHIエアロスペース、それから監視のリストにSUBARUなど、(群馬県に)関連する企業が6社記されております。その6社の状況を私どもが調査しましたところ、多くの中小取引先が存在するということもありますので、今後この監視、それから規制がどの程度長引くのか、どの程度の厳しさで監視されていくのか、そこをしっかり注視していかないと、中小取引先等に大きな影響が出てくる可能性もあるので、そこはしっかりとその情報に強い関心を持って注視していきたいと思っております。

 

(知事)

 まさに県ができるっていうのは、今、産業経済部長が言ったことなんだと思うんですけどね、これは外交の問題なので、ギリギリの外交戦略のせめぎ合いみたいな話なので、県の方から何かできることはないんですけど、ぜひ高市総理に外交を通じて、しっかりこういう状況もうまく解決していただきたいなと思っています。

 

(記者)

 今回の措置が高市総理の台湾有事に関する発言に対する措置ではないかという指摘もありますけれども、以前も伺ったかと思いますけど、この点、知事いかがお考えですか。

 

(知事)

 それは外交の話なので、いろんな理由があると思うんですけど、今、記者さんが言ったことも理由の一つだと言われているので、いろんな可能性はあると思うんですよね。しかし、いかなる理由があろうと、日本の国益のためにここはしっかり交渉をして、こういう状況を一刻も早く解消していただきたいなと期待をしています。

 

●茨城県が導入予定の不法就労外国人に対する通報報奨金制度について

(記者)

 別件なんですけれども、茨城県が新年度から不法就労に関する外国人に関する情報を募った人に対して、県警の摘発につながった場合に、報奨金を支払うという制度を始めるそうです。その不法就労の対策とか、群馬県も一生懸命なさっていると思うんですけれども、この政策に対する山本知事の評価をお願いします。

 

(知事)

 担当部の方から。

 

(ぐんま暮らし・外国人活躍推進課長)

 まず、いわゆる不法就労者数なんですけれども、出入国在留管理庁の公表資料によると、茨城県は3年連続でワースト1位ということになっております。群馬県も令和6年はワースト3位となっていまして、茨城県同様、群馬県でも課題意識を持って取り組んでいるところであります。外国人県民は、地域経済の活力を共につくる「仲間」ということで、これまで条例でも謳ってきました。これは言うまでもなく、適法に居住し、社会のルールを守る外国人県民のことであって、このことから群馬県は基本姿勢として、ルールを守らない外国人をなくし、県民が安心して暮らせる、そしてルールを守る外国人県民にとっても住みやすい群馬県にしていきたいと考えているところです。

 茨城県の政策に対してコメントということはないんですけれども、茨城県では、今回の報奨金制度のほかに、庁内で「外国人適正雇用推進室」を新設したり、「外国人適正雇用促進キャンペーン」を展開していると聞いております。

 群馬県としては、昨年3月に部局横断的な組織として、「多文化共生共創プロジェクト推進本部」を設置しております。プロジェクトの具体的な取り組みとしては、昨年9月に11の業界団体と「ストップ不法就労・共生ぐんま宣言」を調印したほか、LINEによる外国人向け情報発信の全県展開に向けた準備も進めているところでございます。そのような取り組みで、不法就労対策も含めて、いろいろな課題があるんですけれども、今後も推進本部で丁寧に議論を重ねて、市町村や業界団体、企業と連携を取り、外国人との秩序ある共生社会を実現するためにいろんな取り組みをやっていきたいと思っております。

 

(知事)

 群馬県の対応は、今言ったことに尽きるんですけれども、不法就労の問題、茨城県ずっと多分3年連続かな、外国人の不法就労者が最も多いと。というのはあるんですけど、群馬県もワースト3なので、決して他人事じゃないんですね。茨城県には茨城県の事情があるので、茨城県の政策について何かコメントしたり批判するつもりはないんですけれども、同じような問題を抱えている知事としては、茨城県知事がこれまでも、例えば「外国人適正雇用推進室」を作ったりとか、あるいはキャンペーンをやったりしているという、これはよく存じ上げていますし、知事の危機感は共有できるところがあります。

 我々群馬県として、群馬県のやり方で、さっき課長から話があった、「ストップ不法就労・共生ぐんま宣言」という11の業界団体と結んで、これは群馬県独自ですけれども、群馬県のやり方で不法就労をなくしていくと。ここでも何度も言っているように、多文化共生の社会を作るためにはバランスが必要で、やはり不法就労をなくしていくという柱があって初めて、多文化共生ができるということで、群馬県も、ルールを守る人たちを大切にするということと、ルールを守らない人たちはなくしていくという二本柱でいきたいと思っています。茨城県には茨城県の事情があり、知事の考え方があるだろうと思いますし、群馬県は群馬県としてしっかり独自の取り組みを進めていきたいなと思います。

 

●群馬県内におけるウクライナ避難民の状況について

(記者)

 最後、別の話題になりますが、(ロシアの)ウクライナ侵攻から4年になります。群馬県内にも避難者の方がおられますけれども、あらためて知事のメッセージをお願いします。

 

(知事)

 どうぞ、知事戦略部長から。

 

(知事戦略部長)

 まず初めに事務的なところをお答えした後、その後、知事の方からという形でよろしいでしょうか。まず事務的な部分からお答えさせていただきます。現在、群馬県に令和8年1月末時点で12世帯21人のウクライナの避難民の方が生活しております。県では侵攻直後から県内に避難されてきた避難民の方々に対しまして、県民の皆さまからいただいた募金を原資としまして、一時金の支給などの支援に取り組んでまいりました。戦況が長期化する中、避難民の皆さまが群馬県内で安心・安定した生活ができるよう、国や市町村、関係機関と連携しながら、引き続き支援をしてまいりたいと考えているところでございます。

 

(知事)

 群馬県からの見方は今言ったことに尽きるんですけれども、とにかく早く戦争が終結して、ロシアにもウクライナにも相当の犠牲者が出ているわけで、結構、市民もすごく被害を受けているということを考えると、ニュース映像を見るたびに非常に胸を痛めているんで、なんとか一刻も早く終結させてほしいなと。これも国際政治の外交の話なので、今トランプ大統領が仲介して、ずっとロシアとウクライナの話し合いがあるんですけど、なかなか決着しないということで、非常に心配していますし、一刻も早く終結してほしいなと思います。

 それから、ちょっと関係ない話なんですけど、プーチン大統領がウクライナに侵攻したということがあって、以来、ロシアの選手が一切オリンピックとかに出られないわけですよね。政治のことはいろいろあるのかもしれませんけど、スポーツが政治に影響を受ける。本来であれば冬季オリンピックって、本当にロシアの選手が大活躍する舞台じゃないですか。フィギュアスケートなんて特にもう、多分どう考えてもトップクラスの人がひしめいている中で、結局ロシアの選手が他の国の国籍で出たりするっていうのはあるらしいんですけれども、本当に才能のあるスポーツ選手とか、あるいは芸術家とか、この分野はすごい優れているのに、政治に翻弄されてこういう人たちに活躍の場がないというのは、あらためて今回の冬季オリンピックを見ながら感じました。

 今の米軍のイラン攻撃があるかどうかっていうのも、釈迦に説法ですけど、場合によっては日本にも大きな影響がありますし、本当に心配しているんですけど、とにかくこういうことを、あちこちで火種があるので、とにかくなくなってほしいなと祈るばかりですね。ここは日本としての外交は、しっかり高市総理にやっていただきたいなと思います。

 

●群馬県ホームページの障害について

(記者)

 案件外です。群馬県や、いくつかの県内の自治体のホームページで、今、閲覧ができない状態になっています。これに関して、群馬県が把握している情報であったり、今後の復旧スケジュールについて、分かる範囲で教えていただければと思います。

 

(知事)

 知事戦略部長の方からまず説明させていただきます。

 

(知事戦略部長)

 今、ご質問いただいた件で、まだ分からないことが多いのですが、今分かっている範囲のことを申し上げます。

 本日12時40分にメディアプロモーション課で、県ホームページにアクセスできないことを確認しました。この不具合がいつ発生したか、まだ時間は分かりません。ただ、メディアプロモーション課で確認したのが12時40分でございます。そのため、12時45分にCMS運用保守業務委託業者、ホームページの管理をお願いしている会社なんですけれども、そちらの方に不具合を伝達しまして、調査を依頼しました。

 その後、12時50分にその会社から連絡がありまして、群馬県以外にも同様に不具合が生じていることと、その会社から再委託しているデータセンター事業者の通信経路に障害が生じた可能性があるとの報告が入ってきました。

 現在、こちらで確認している部分は、県内では中之条町、高崎市、太田市、県警本部、あと県外でも同じような障害が出ているところがあると聞いております。

 そういった状況の中で、まず本県につきまして、県公式X、県庁のポータルサイトなどによりまして周知をしております。まだ分からないことが多いものですから、まず状況を調べまして、やはり県のホームページを見られない状況は、県民の方に非常に今ご迷惑をおかけしておりますので、とにかく早い復旧を今、メディアプロモーション課の職員を挙げて取り組んでいるところでございます。

 

(知事)

 明確な原因はまだ分からないということですか。

 

(知事戦略部長)

 まだ分からないです。

 

(知事)

 どういうことで起こったのかも。

 

(知事戦略部長)

 分かりません。

 

(知事)

 ということですね。

 

(記者)

 ありがとうございます。冒頭、知事がおっしゃったライブ配信の不具合は、これに関係するものになるんでしょうか。

 

(知事戦略部長)

 これに関連する可能性はあるんですけれども、メディアプロモーション課の職員に確認したところ、関連する可能性は低いのではないかとメディアプロモーション課では見ております。

 今回、ライブ配信ができなかった状況なんですけれども、(これまでどおり)ライブ配信の準備をしていたところ、「有効なライブ配信の数が上限に達しました」というメッセージが(突然)出て、その後、ライブ配信に関する手続きができなくなってしまったということで、これについても現在調査中でございます。

 現状では、YouTube側の(仕様の)問題である可能性もありまして、そこも含めて調査中なんですが、たまたまこのホームページの件も重なってしまったということで、もちろん関連性も含めて今、いろいろ確認はしておりますが、現時点の担当者の感触では、たまたま別のトラブルが重なったのではないかと考えているところでございます。

 

(知事)

 私の数名の友人が、忙しいのに必ずライブ配信を見ているって言っていたので、トラブルがあると必ず怒りのメールが来るんで、多分もう入っていると思うんですよ。「何やっているんだ」とか言って。せっかく「Newさんコーナー」も楽しみにしているのに、ということなので、復旧をよろしくお願いします。

 

(記者)

 ありがとうございます。これは確認ですけれども、県の職員の皆さんの業務とかに影響があるわけではないですか。

 

(知事戦略部長)

 私もここに来る前、庁内のいわゆるイントラネット、庁内の部分については全く影響が出ておりませんので、まずそこは影響が出ておりません。それから、外部の県以外のホームページは問題なく見られまして、Google検索等もできますので、業務に対する影響というのは現状出ていないと思います。

 ただ、やはり県のホームページが使えないということは、県民の皆さまへの情報発信がここで一つ遮断されているということになりますので、ここの部分は非常に大きな問題でございまして、いずれにしましても、原因究明と復旧を急ぎたいと思っております。

 

(記者)

 すみません、今のホームページのダウンの関係は、県に対してではないんでしょうけれども、通信ケーブルが使えないということで、それってサイバー攻撃とか、そういう可能性もあるんですか。

 

(知事戦略部長)

 もちろんその可能性は否定できないんですが、現状ではそこも分からないというところです。ただ、今分かっている部分は、例えば県が委託している業者さんを同じく使っていたところは中之条町で、最初に中之条町に確認したら、中之条町でも同じ状況が出ているということがまず分かりました。

 それから、高崎市と太田市は、おそらく別の業者に委託していると思うんですけれども、要は、その業者からその先のデータセンター、ここのデータセンター事業者のところでトラブルが起きているということで、それで県外でも、おそらく委託している業者は別でも、そのデータセンターが同じところが、今トラブルが起きているらしいんですね。

 だから、そこに、もしかしたら何かしらの、単純に機器のトラブルがあったのか、攻撃があったのか、そこは全く分からない状態です。

 

(記者)

 委託する業者それ自体の問題ではなく・・・

 

(知事戦略部長)

 その先で問題が起きているというところなので、いずれにしてもまだ分からないことだらけなので、全ての可能性は否定いたしませんが、いずれにしても調べて、今、原因を究明しているということでございます。

 

●クマ撃退チーム「クマゲキ」の活動予定について

(記者)

 クマゲキの件でちょっとお伺いしたいんですが、先ほどのスライドを見ていたら、(銃猟)免許の試験を受けるのは別に6月から7月ってわけではないという理解になるんでしょうか。

 

(知事)

 これはどうぞ、正確に環境森林部長から。

 

(環境森林部長)

 まだ試験の期日ははっきりしていないんですけれども、だいたい夏に第1回目をやりますので、それに向けた勉強会ということです。

 

(記者)

 では、もちろん定員とか他の方の状況にもよるんでしょうけど、夏頃の受験を、知事も含めて「クマゲキ」メンバーは想定しているという理解でよろしいでしょうか。

 

(知事)

 そう、だから来年度中には取るということです、みんな散弾銃の免許を。わな猟の試験に落ちれば、知らないと思うけど、知事の面目丸つぶれなんだけど、こっち(銃猟免許)は結構難しいから、それでも全員合格を目指してしっかりやっていくってことなんで、来年度、全員取るってことですよね、散弾銃の免許をね。頑張ります。

 

(記者)

 知事も、網猟(免許)は特に受けないっていうことですか。

 

(知事)

 網は、海鳥とかリクガモとか覚えなければいけないし、そんな暇ないんで、とにかく銃に特化したい。まずクマ対策のためにやろうと思っているので。

知事メッセージ

(知事)

 よろしいでしょうか。Newさん(大塚副知事)の一言に行く前に、ちょっと申し上げておきたいと思うんですけど、トランプ大統領の今回のいろんな関税に対する対応を見ていてあらためて思ったんですけど、最高裁の違憲の判決を受けて、新しい法律に基づく税制に切り替えるということで、10%上げるとおっしゃったのが、X(の投稿)では15%になったりして、これからも世界は多分このアメリカの関税政策に、ある意味振り回されるということになるんだと思うんですよね。

 いつも言っているように、群馬県の主要産業っていうのは、自動車を含む製造業でGDPの4割いっていますんで、これは大きな柱でこれからも大事にするんですけど、農業も観光も他の産業も、もちろん大事にしていきますけど、もう一つの柱を立てるっていう時に、こうやって関税に振り回されないということで言うと、デジタル・クリエイティブ産業っていうのは理にかなっているとあらためて実は感じているんで、明日(県議会で)こういう質問が出ればそのことも言おうと思っているんですけれども、あらためて新しい産業、これはどの都道府県も考えていないことですけど、この可能性にぜひ投資をさせていただこうと。これも県議会にしっかり了解をいただけなければいけないんですが、ぜひこの新しい産業をつくるということが、群馬県のセキュリティにつながっていくということを最近とても感じています。

 それから、昨日、記者の方々に囲まれてトランプ大統領の関税政策について聞かれたときに申し上げたんですけど、普通でいくとトランプ大統領が任命した保守系の判事の方が多いはずなのに、結局この措置は違憲ということになったと。それについてトランプ大統領を批判するつもりは全くないんですけど、さすが最高裁の判事なんでね、これ終身ですから、自分で辞めるか、死なない限りは終身なので、そういう意味で言うと、アメリカの良心を背負った人たちなんだなと思います。

 これ、ご存じの方はご存じだと思うんですけど、トランプ大統領が任命したゴーサッチっていう大物の保守系の判事に私がずっと注目していて、YouTubeで公聴会が見られるのかとびっくりしたんですけどね、上院の公聴会を見たんだけど、コニー・バレットだっけ、彼女はこういう人だと思っていたんだけど、反対に回ったということで、やっぱりアメリカの最高裁っていうのは、そういうバランスがあるんだなということは感じたので、ちょっと個人的な見解ですけど、付け加えておきたいと思います。

 ということで、Newさんコーナーよろしくお願いします。

 

(大塚副知事)

 今日は比較的早く会見が終わりましたけれども、私から。今、知事からも群馬県の製造業についてお話がありました。ご紹介があったとおり、群馬県の県内生産の4割を占める製造業であります。いろいろな変化に対して対応力を備えていくために、今のデジクリのような取り組みもしているんですけれども、それと並行しまして、製造業自体、より対応力を備えていただくための取り組みというのも行っておりますので、今日はそれを紹介させていただきます。

 具体的に言いますと、昨日24日付けで群馬経済研究所、群銀さんの関係の団体でありますけれども、ここで群馬県内の自動車部品サプライヤー100社以上、121社に対してアンケートをされた結果が出ているんですけど、自動車部品メーカーさんの経営課題が何ですか、いろんなことを聞いていらっしゃるんです。その中での一つとして、「経営課題は何ですか」とお尋ねになったものに対する答えのトップが、「自動車産業以外の新規販路の拡大」と。もちろん自動車というのは大変大きな、裾野の大きい産業でありますけれども、よりリスクにも備えるという点から、いろんなところに取引先を広げていくという努力をされている、そういう認識をされて取り組んでいらっしゃる企業がいっぱいあるということを認識しております。

 そういった取り組みを支援する一環としまして、群馬県庁としましても、比較的自動車と近い航空宇宙の関係、ここにより高付加価値な部品を出荷できないかということで支援をさせていただいております。そういう流れで、予定しておりますのが、3月2日、来週の月曜日でありますけれども、この航空宇宙の中で、特に宇宙の関係の人工衛星にスポットを当てまして、宇宙産業のものづくり分野への新規参入を検討される方向けのセミナーを予定しております。JAXAの方だとか有識者の方が来てくださいまして、宇宙産業の概要、それから人工衛星に関するものづくりについて、直接学べる機会を提供させていただきます。会場に来ていただくこともできますし、オンラインでの参加もできますので、ぜひ県内においてものづくりに関わっている皆さま方、ご関心を持っていただければ、こういう場に参加いただければと思っております。

 過去の取り組みとしては、これは群馬県産業支援機構のウェブサイトに出ていますけれども、(高崎の)山岸製作所さんというところは、金属の加工を行っていらっしゃる事業者さんであると聞いていますけれども、航空機部品を作るための(特殊な)認証を獲得して、この航空機向けの部品も作っていらっしゃるという取り組みの例もありますので、ぜひいろいろな多様化の一環として関心を持っていただければということで、ご紹介をさせていただきました。私からは以上です。

 

(知事)

 これ、Newさん、前もやっているっけ。同じようなことは確かにやった覚えがあるんですよね。

 

(大塚副知事)

 航空宇宙ということで、何度かやらせていただいているんじゃないかと。

 

(知事)

 この前のセミナーというよりも、もうちょっと突っ込んだことをやるんですかね。

 

(大塚副知事)

 今回は、宇宙の中でも特に人工衛星に絞ってということなので、かなり特化した形になろうと思いますが、人工衛星も宇宙の中で非常に重要な、ロケット自体も大変な技術の塊だと思いますが、人工衛星っていうのも、いろいろな、スターリンクですとか、新しい技術の塊でありますので、そういうところに進出の余地がないか、関心を持っていただけるとありがたいと思っております。

 

(知事)

 はい、ということで、今日は比較的早く終わりましたが、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。Newさんコーナーが終わったところで、今日の定例会見を終わりたいと思います。ありがとうございました。

 

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。