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令和6年度第29回定例記者会見要旨(11月27日)

更新日:2024年11月27日 印刷ページ表示

■日時    令和6年11月27日(水曜日)14時02分~14時50分
■会場    記者会見室
■出席者  県:知事、副知事ほか
      記者:記者クラブ所属記者等15人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 令和6年11月27日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料 (PDF:1.43MB)

会見項目

■知事冒頭発言

 1.はじめに

 2.温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録推進の取組

 3.tsukurun デジタルクリエイティブコンテスト2024

■質疑応答

■知事メッセージ

知事冒頭発言

1.はじめに

 それでは定例会見を始めたいと思います。これ(カチューシャ)は東京国立博物館で買ってきた、古代人の髪型を模したお土産みたいなもので、今日ちょっと最初だけ(PRのために)付けさせていただきたいと思っています。先週11月22日の金曜日にですね、東京国立博物館を訪問いたしました。現在開催中の「挂甲の武人 国宝指定50周年記念特別展『はにわ』」をですね視察してまいりました。国宝「埴輪 挂甲の武人」はですね、群馬県から出土したもので、埴輪の中でも皆さんご存じだと思いますが、最高傑作と言われております。この特別展の最大の目玉は、群馬県で出土した5体の「埴輪 挂甲の武人」が史上初めて勢揃いしているということです。表情や鎧も少しずつ異なる5体の埴輪がずらっとこう並んでいる。その光景は、もう圧巻でした。加えて全国から集められた約120件の貴重な出土品が展示されていますが、そのうちの約3分の1がですね、群馬県から出土したものです。このことからも古代の群馬県が豊富な資源や、最先端の文化・技術を持っていたことが分かります。展示された埴輪はですね、サイズや形、デザインを含めてもう本当にバリエーションが多くて、芸術性も高いっていうことで、あらためて埴輪というものに感動いたしました。

 また博物館はですね大勢のお客さんで賑わっていました。その様子はブログにもちょっと書きましたが、日本にはこんなに大勢の埴輪ファンがいたのかということで、大変驚いた次第でございます。この特別展は12月8日まで開催しております。期待を裏切らない充実した展示内容だと思います。残り期間はわずかとなりましたが、ぜひ多くの方々にご覧をいただけたらというふうに思います。

 ということで、これカチューシャをとらせていただきますけれども、実は挂甲の武人埴輪のですね、頭のやつもあったんですけれど、被ってみたら、北極地域の探検隊みたいになっちゃって駄目だったんで、埴輪のTシャツとですね、今日着ようと思ったんですけど。どう考えても埴輪のTシャツを着ないと、皆さんがパッと見て「これは埴輪だな」とわかっていただけないものですから、今日はこれ(カチューシャ)にしたわけなんですけれども、群馬県の知事ですから、時々もうこういう格好で出てきたらいいんじゃないかなと最近思っております。

 また加えていうと、昨日の26日、取材に来ていただいた方々もおられましたが、日米のインターネット界のレジェンドと呼ばれる方々とですね面会をいたしました。面会したのはインターネットにおけるリンクシステムの概念を提唱した、「ハイパーテキストの父」と呼ばれるテッド・ネルソン氏。ウィキペディアでも検索できますけどこれすごい人ですね。インターネットの基盤構築、発展・普及に非常に貢献したということで、現代情報社会の礎を築いた「インターネットの祖父」と呼ばれているデイビッド・ファーバー氏。そして3人目が、慶應義塾大学教授である、今日本における経営情報分野ではレジェンドと言っていいと思いますが、國領二郎先生の3名ということです。

 ブログにはちょっと経歴、ぱっと調べられなかったんで、もうそのままでレジェンドとだけ載せておいたんですけども、そういう方々と面会をさせていだきました。群馬県のデジタル先進県としての取り組みに共感をいただいてですね、今回の面会が実現したということです。せっかくの貴重な機会にレジェンドの皆さんからいろんなお知恵をいただくためにですね、冒頭に私の方から、群馬県が考えるデジタルクリエイティブ人材の育成について紹介をさせていただいてですね、そのあと、20分間ぐらいだったんですけど意見交換もさせていただきました。この2人からですね、人材育成のためには自由な発想ができることが必要だと、優秀なやつを勝手にとにかく自由にお金もどんどん与えて、どんどんやらせろということが大事なんだというふうにおっしゃってました。先進的な教育機関との連携についてもですね、非常に参考になるアドバイスを頂戴いたしました。レジェンドの方々の、この1つ1つの言葉にはですね、大変な深みと叡智があったというふうに感じています。今後群馬県としてどのようにこういった、この2人のお知恵を生かしていけるか、早速検討を進めていきたいと思います。

 テッド・ネルソン氏はね、実は皆さん映画好きの人だったら知ってると思うんですけど1947年に「紳士協定」ジェントルマンズアグリーメントっていう映画が公開されたんですよ。この年のアカデミー監督賞をとったんですね。なんと監督はですね、巨匠エリア・カザンだったんですけど、その時に助演女優賞をとった方がお母様なんですよね。ただ最後に車椅子だったんですけど、エレベーターのところに行ってですね、私の拙い英語で、「紳士協定は見ました」と。「グレゴリー・ペックの演技も素晴らしかったけど、お母様も美しくて素晴らしい方ですね」って言ったら、なんか「小さかったから私はわからなかった」とか言って、にっこり笑って帰って行かれたので、やっぱりねこういう雑学は本当に政治家として役に立つなと思ったこともちょっと付け加えておきたいと思います。これ結構当時すごい、なんて言うんですかね、議論を呼んだ映画なんですよね。ユダヤ人に対する偏見を描いた映画なんで、もし特に記者の皆さん見てる方もいるかもしれませんが、今見ても非常に面白い映画ですのでおすすめでございます。

 それでは会見の中に入りたいと思います。スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。「温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録推進の取組」と、「tsukurun デジタルクリエイティブコンテスト2024」について発表したいと思います。

 

2.温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録推進の取組

 はいそれでは、温泉文化の話からいきたいと思います。群馬県では、日本固有の世界に誇るべき文化である温泉文化、これもハンガリーに行ってあらためて日本の温泉文化がいかに独自のものかっていうことを痛感いたしましたが、これをユネスコ無形文化遺産に登録するための活動を推進しております。そしてこの活動を一層進めていくために新たな取り組みを行いますので、ご報告をしたいと思います。スライドをご覧ください。

 この度インバウンド向けに、群馬の7大温泉地をめぐって、温泉文化を堪能していただくイベント「ぐんま温泉街道」をですね、開催するということが決まりました。実施期間は、来年の1月6日から2月4日までの約1カ月間とさせていただきます。このイベントでは「湯めぐり手形」というデジタルチケットを販売させていただくことになっています。チケットを購入した方は、県内の約100の名湯、秘湯の中から、もう自由に選んで湯めぐりを楽しむことができるということになっています。期間中、100の名湯すべてに入浴できるチケットを3万円、10の名湯を選択して入浴できるチケットを5千円で販売をさせていただきます。また外国人の方が群馬県を訪れたときに、公共交通が利用しにくいとこんな課題がありました。そのためこのイベントでは、湯めぐり手形を購入した方むけに、各温泉地を結ぶ専用の「湯めぐりバス」というのを運行させていただこうと思います。手形をお持ちの方は無料で自由に乗り降りができると。群馬県内の各温泉地を巡ることができると。こういう仕組みを展開したいと思っています。さらにイベント期間中はですね、7大温泉地でプレミアムイベントが次々に開催されることになっています。例えば草津では、江戸から明治にかけての建物を再現した温泉施設「御座之湯」ってあります、記者の皆さんも行かれた方おられると思いますが、ここで日本舞踊を楽しむことができるとかですね、自然と文化を堪能できるイベントが開催される予定です。この機会に多くの外国人の方々に群馬県に来ていただき、イベント、湯めぐりを通して温泉文化を楽しんでいただきたいと思っています。そしてこの「ぐんま温泉街道」に関連したイベントの開催についてもお知らせしたいと思います。次のスライドをご覧ください。

 「ぐんま温泉街道」のキックオフイベントとして、「市川團十郎草津湯畑特別公演」というものをですね、開催することになりました。開催日時は12月7日、17時30分からで、場所は草津温泉「湯畑」の前の広場です。公演では、歌舞伎俳優の市川團十郎さんにご出演をいただくことになりました。はじめに「草津節」などの民謡をですね、本格的な日本舞踊として上演いたします。その後、市川さんと私とで温泉文化トークショーを行って、温泉文化の魅力をですね、存分に語り合いたいというふうに思っています。そして公演の最後には、市川さんに歌舞伎舞踊「延年之舞」というものを披露していただくことになっています。ライトアップされた夜の湯畑で、日本の伝統文化の美を楽しみ、すごい幻想的な雰囲気になると思いますが、ここで日本固有の文化である温泉文化の魅力を世界に向けて発信すると、こういう狙いがあります。またこのイベントの中では市川團十郎さんを「温泉文化アンバサダー」、もう1回言いますね、「温泉文化アンバサダー」の第1号に任命するという式典も行わせていただきます。「温泉文化アンバサダー」とは、その名の通りですけども、温泉文化ユネスコ無形文化遺産全国推進協議会が任命するということで、SNSでの発信とかイベントを通して、温泉文化をPRする役割を担っていただくということになっています。温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録を目指す知事として、この市川團十郎さんがアンバサダーの第1号に任命されると、これはもう素晴らしいことだと思ってまして、とても心強く感じています。キックオフイベントも含めてですね「ぐんま温泉街道」の詳細については、スライド記載のこのQRコードから専用ホームページをご確認いただきたいと思います。群馬県としてはですね、この「ぐんま温泉街道」を通じて、国内外の多くの方に、群馬の温泉や温泉文化を堪能していただきたいと考えています。そして群馬県の温泉文化のすばらしさを知っていただき、ユネスコ無形文化遺産登録に向けた機運を醸成していきたいと考えております。

 

3.tsukurun デジタルクリエイティブコンテスト2024

 続いて「tsukurun デジタルクリエイティブコンテスト2024」についてです。群馬県では、これも何度もここで申し上げていますが、近未来構想の1つとして「クリエイティブの発信源」を掲げて、デジタルクリエイティブ人材育成拠点tsukurunを中心に、デジタル分野における若者の育成を進めております。こうした中、昨年度に引き続き今年8月から9月にかけて、tsukurun デジタルクリエイティブコンテスト2024の前期コンテストを開催いたしました。このたび前期コンテストのグランプリが決定いたしましたのでご報告をいたします。

 今回グランプリを受賞したのはですね、小学校6年生の映像作品なんですよね。ちょっとこの15秒の動画をお見せしたいと思います。

(動画再生)

 はい。「猿人」後編なんですね。これグランプリを受賞したのは館林市の小学校6年生「醤油」さんですね。本名じゃないと思うんですけど醤油さんですね。先ほどご覧いただいた動画は約7分の動画の冒頭部分です。皆さんこれだけじゃありませんからね。これだけじゃありませんから。7分あるんです。これ粘土を用いた動画、いわゆるクレイアニメーションっていうのがあるんですけれど、これも1つ何かアニメの分野としては、いろいろ芸術的な作品がですね、いろいろこう出てきてるやつなんですけれど。作品タイトルが「猿人 ーENGINEー(後編)」ということになります。デジタル映像部門からグランプリ作品が出たっていうのはですね、今回が初めてです。「猿人」前編もですね、今回エントリーいただいてまして、前編の方は審査員特別賞を受賞しているということなんですね。醤油さんは、様々な特撮映画を見てきた中で、人とはまた違った進化をたどった生物をメインとしたオリジナル映画を作ってみたいということで、今回の制作に至ったというふうに伺っています。審査委員長のひろゆきさんからはですね、CGの演出、カメラワーク、クレイアニメーションの枠にもとどまらない表現が多数使われていたと、こういう点を高評価いただきました。私としても小学生でこれだけの作品を作り上げた醤油さんには、大変感銘を受けました。加えて醤油さんはですね、日頃からtsukurunを利用されていて、そのスキルをtsukurunで磨き上げてきたっていうことなんですよね。tsukurunを利用してる子供たちの中からね、こういうすばらしい作品を生み出す人材が現れたっていうことを、今でも相当いろんな人たちが現れてるんですけれど、今回本当にうれしく思っております。なおグランプリ受賞者の醤油さんについてはですね、湯けむりフォーラム2024で表彰式を行います。こちらでは、審査委員長のひろゆきさんから直接表彰していただく予定です。この度ですね、tsukurunデジタルクリエイティブコンテスト2024の後期コンテストも開催いたしますのでここでお知らせしたいと思います。次のスライドをご覧ください。

 対象は前期コンテストと同じく、群馬県内に在住または通学している小中高生ということになります。作品は、デジタルゲーム、3DCG、2DCG、そしてデジタル映像の4つの部門に分けて募集します。全部門で生成AIの使用が可能ということにさせていただきます。今回も審査委員長はひろゆきさんにお願いしています。協賛・後援には、Netflixをはじめとする、デジタルクリエイティブ業界の名立たる企業にですね、加わっていただきました。作品の募集は12月23日から来年の1月31日までということになっています。応募方法など詳しくは、スライド記載のQRコードからですね、tsukurun公式ホームページを確認していただければと思います。群馬県としては前期の作品を上回るですね、さらにユニークなアイデア、感性に富んだ作品が数多く出てくることをですね期待をしております。私からは以上です。何か皆さんからご質問があれば、お聞きしたいと思います。

 

質疑応答

●温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録推進の取組について

(記者)

 まずユネスコ無形文化遺産の関係でお伺いします。これはあくまでも、インバウンド向けということで、デジタルチケットとか周遊バスっていうのは、日本の方は利用できないということでしょうか。

 

(知事)

 じゃ、まず新井部長の方から少し事実関係を話したいと思います。

 

(地域創生部長)

 今ご質問があったとおり、もともとインバウンド向けの商品でございますけれども、日本人の方にも楽しんでいただけるような内容になっております。

 

(記者)

 あとこれはですね、外国人の訪日客というのは今年に入ってから累計で3,000万人を超えて、過去最速になっていますけれども、今回このイベントを通じてどのぐらいの方が来場される、利用するのかという試算みたいなものはありますでしょうか。

 

(地域創生部長)

 こちらの方の試算というのは特にはないんですけれども、キャパシティーもございますので、すみません、ちょっと確認してまたお返事させていただきます。

 

(記者)

 日本の方も利用できるということで、その辺りの期待感も含めて知事に伺います。

 

(知事)

 こういうイベントって、どんどんやっぱりやっていかなきゃいけない。特に我々は、温泉文化をユネスコ無形文化遺産に登録するっていう大きな目標がありますから、これを達成していくためには、いろんな、もちろん政府与党、いろんな各党に対する働きかけも含めていろんなことやってかなきゃいけないんですけど、こういうキャンペーンをどんどんやってですね、とにかく世の中の機運を醸成するってことがすごく大事だと思います。何年か前にユネスコ無形文化遺産登録に成功した「(フィンランドの)サウナ(文化)」の場合も、国民運動として盛り上げたってのはかなり評価されてるので、そこを目指してですね、なかなか大変ですけどいろんなことをやって、少しでも目標に近づけていければなと思ってます。

 

(記者)

 あと市川團十郎さんのイベントの関係でお伺いしますけれども、これ市川團十郎さんは、歌舞伎とこの温泉、この繋がりみたいなのって何かあるんですか。

 

(知事)

 どうぞ、部長。

 

(地域創生部長)

 市川團十郎さんが温泉好きということを伺っているほか、歌舞伎ということで、伝統芸能、まさしく無形文化財でございますので、その繋がりということでお願いをしているというところがございます。

 

(記者)

 あともう1点、バスの周遊についてなんですけれども、これはどこからどこを結ぶものなんでしょうか。

 

(地域創生部長)

 ちょっと細かいところになりますので、後ほどまたお答えできればと思います。

 

●tsukurunデジタルクリエイティコンテスト2024について

(記者)

 デジタルクリエイティブコンテストの関係でお伺いします。今回、先ほどのひろゆきさんの評価の結果が書いてありましたけれども、知事としてはこの作品のどこが魅力だというふうに感じましたか。

 

(知事)

 さっき言ったように、クレイアニメーションなんだけど、それにとどまらない、いろんな工夫、アングルもそうだし、作り方も、映像の取り方とか、そこら辺も相当いろんな工夫がなされてるっていうところがいいなと。なんか1つのジャンルにおさまらない才能みたいなのがほとばしっているというところだと思うんです。どうでしょうか。

 

(戦略セールス局長)

 まさにクレイアニメーション、これは非常に手間と時間がかかるというふうに言われております。今回の作品も1秒間に20コマの映像を繋ぎ合わせて、後編だけで7分、前編を合わせると約10分の作品にしてると。その中に、主人公、キャラクター同士のぶつかり合う衝撃音であったりとか、あるいはカメラワーク、非常に多彩な技術が盛り込まれてると。そういったところも含めて、ひろゆきさんからの評価に繋がったというふうに考えてます。

 

(記者)

 作者の醤油さんの性別と、あとこの作品はどこで見ることができるのかを教えてください。

 

(戦略セールス局長)

 醤油さんなんですけれども、館林市在住の小学6年生の男子児童になります。現在、tsukurunのホームページで、このグランプリの作品に関してはアップをする準備を進めております。現状ではまだ動画としては見られる状況にはなってないので、至急そこは準備を進めまして、視聴できるような形にしたいと思います。

 

(記者)

 改めて確認なんですけれども、この作品というのは、デジタル人材の育成っていうのがねらいってことでいいんですか。

 

(戦略セールス局長)

 はい。当然、もともと広い意味で、群馬県としてはもう令和4年からですね、tsukurunという施設をオープンしまして、デジタルクリエイティブ人材の育成というものに取り組んでまいりました。この人材育成の一環として、先ほどもお話がありましたが、やっぱり自由な発想で気軽に応募をいただけるような、こういうコンテスト、これが非常にそれぞれ学ぶ場としては、学ぶ身としてはその発表の場が非常に大事になってくるかと思います。そういう意味で、1年間のうちに前期と後期と2回、このコンテストを人材育成の視点で実施をさせていただいているという面が大きいと思います。

 

(知事)

 これは記者さん、小学生、中学生、高校生、県内在住の人たちは無料で使えるわけなんですけれども、かなり高度なソフトとか、モーションキャプチャーみたいな3DCGを作る仕組みとかもみんな入れてあって、なおかつトレーナーがいるということで、みんなそこで楽しみながら自分を磨いていくんですけれども、やっぱりtsukurunもこれから作るTUMOもそうなんですけれど、ここがやっぱり人材輩出の登竜門にするってことが目的なんですよね。登竜門にするっていうためには、やっぱりコンテストみたいのはすごくいい。それぞれみんなが競い合ったりとか、我こそはと思う人たちがやっぱりエントリーしてきて、その中でどんどん進化して成長していくっていう点で言うと、このコンテストを通じて、今言ったように、やっぱりこの6年生の感性はただもんじゃないんで、末恐ろしいっていうか、いろんな可能性を持ってるなと思うんですけれど、こういう人がどんどんどんどん出てくる流れをつくれるんじゃないかと思っています。

 

(記者)

 今回は、応募総数は何件でしょうか。

 

(戦略セールス局長)

 応募総数が174件になります。

 

●企業・団体献金について

(記者)

 企業・団体献金の関係について知事にお伺いします。各党の考えについては隔たりがある状況ではありますけれども、今後法改正に向けた議論が焦点になってくると思います。今回、この状況っていう、自民党の考えも含めてなんですけれども、知事はこれはどうとらえていらっしゃいますか。

 

(知事)

 今回いろんな形で、やはり政治とお金の問題っていうのが国民の関心を集めたというかですね、特にこういう問題が、全く何ていうか収まらないっていうか、ずっと何かこう繰り返されているってことについて、すごく国民の間の政治不信が高まっているってのは事実だと思うんですよね。やっぱり今回、今もいろんな意味でこれを契機に、そういう国民の疑念みたいなものを払拭する、結構根本的な議論をするべきだというふうに思っています。文章交通費だっけ?かなんか廃止?透明化?こういうのも、やはりなんかそういう議論が出て・・・

 

(宇留賀副知事)

 政策調査費みたいな・・・

 

(記者)

 政務活動費。

 

(知事)

 ごめんなさい、政務活動費みたいのも、廃止も含めてしっかりやっぱり検討すべきだというふうに思います。

 

(記者)

 企業・団体献金っていうのは、これまでの経緯とか、今の実態とかもよく全体を見ながらしっかり議論していただきたいなと。これ政治のあり方全体にも関わってくる問題だと思うんですよね。例えば企業献金を認めてるって欧米でも随分そういう国もあって、アメリカなんかもパックがあったりして、それはそれで、いろんなプレーヤーが関わってくるのが政治なので、そこもよく、今までの経緯とか実態とかをよく考えて、そこは十分慎重に議論して、方向性を見つけていっていただきたいなというふうに思ってます。

 

(記者)

 今の時点では知事としてはどうするべきかっていう具体的な考えはありますか。

 

(知事)

 それはよく国会の方で議論していただければと思うんですが、ただ例えば、私も企業・団体献金で、国会議員の時代は、28年間やって、パーティーは4回か5回しかやらなかったんで、ほとんどすべてある意味で言うと、企業っていうか、資金団体に対する献金が自分のその政治活動費の主な部分を占めてたんですね。それはいろんな企業の方から献金をいただくと。ただそれ全部透明に外に出ますから。どなたからどれだけいただいているってのは全部オープンにした上でやっていたので、誰からどういう形で献金を集めてるってことを全部オープンにする、そこに何か政党助成金があって、あと派閥の持ち出しみたいのもかつてあったから、そのぐらいはもう自分の収入源なんで、結構シンプルだったんですね。パーティーはだから、本当に節目のときにやってきたんですけれど、だからもう企業・団体献金をなくすっていうことだと、相当今の政治のあり方、選挙のあり方、こういうことをすべて多分変えていかなきゃいけないっていうことなので、そういう全体のことを考えながら、よく議論をしていただいてくのがいいんじゃないかなというふうに感じてます。

 

●温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録推進の取組について

(知事)

 すいませんちょっと(さっき回答保留にした質問の)データがそろったみたい。

 

(地域創生部長)

 先ほどご質問のありました、(イベントを通じた来場者数の)目標というか試算ということなんですけれども、全体として3,000人を目標としてます。試算ではなくて、目標値としては3,000人です。(湯めぐり)バスのルートですけれども、万座温泉発と、老神温泉発、その両コースがございます。以上でございます。

 

(記者)

 温泉文化の関係なんですけれども、現状で2028年の登録を目指していると思いますが、現状の手応え、進捗について伺えればと思います。

 

(知事)

 何度もここで申し上げたんですけれども、これについては相当の候補、希望も多くて、なかなかライバルも多いので、そう簡単ではないという気持ちもしますけれども、何とか28年に登録できるように、全力を尽くしていきたいというふうに思っています。いろいろ議連作ったりとか知事の会作ったりとか、みんなで協力しながらやってきましたけれども、やはり政府としっかり調整をしていくってことが大事で、もちろん文科省の協力もいただかなきゃいけないので、全体を見ながら進めていきたいと思いますけれども、当然政府とのいろんな調整みたいなものが必要になると思います。それからあと、国民的な機運を盛り上げていく、さっきもちょっと質問あったんですけれども、やはりこういう運動を充実させていくためには国民的な支持を盛り上げていくってのが大事だと思うので、(全国推進)協議会を広げていったりですね、いろんな形でアプローチをしていきたいなというふうに思っています。特に(協議会の)事務局は、全旅連が担ってくれていて、いろいろ観光関係の方々もすごく本気になってくれているんですけれども、基本的にはこの後温泉の文化的な価値というものをしっかり発信できるような、調査とか準備もすごく必要なので、全体を見ながら、少なくともその登録に近づけるような努力、あらゆる努力を続けていきたいと思っています。

 

●名古屋市長選挙について

(記者)

 名古屋市長選に関して伺います。先週末に市長選があって河村市長の後継の広沢さんが与党相乗り候補の大塚さんを大差で退けました。こちらは投票率が下がるなど、兵庫県知事選のような盛り上がりはなかったようですが、一方でSNSの魅力影響が大きかったという分析もされています。知事の名古屋市長選についてのお考えについて伺えればと思います。

 

(知事)

 まず記者さんに、前回の記者会見で兵庫県知事選挙のことを聞いていただいて、ちょっと大演説をぶちかましちゃったやつが、結構なんか波紋っていうか、バズっているらしくて、今日も何人かの友人から電話来たので、ちょっと今日も市長選の話なんで、気をつけて、なるべく冷静に少しお話をさせていただきたいと思うんですけれど。兵庫県知事選挙ほどじゃないんですけども、やっぱりこの名古屋の市長選挙っていうのは、名古屋市って政令指定都市で、中核都市かなんかで、人口は確か200万人超え、230万人ぐらいですよね。群馬県よりも多いということから考えると、やっぱりこの名古屋市長選挙、兵庫県が多分550万とか560万だかでも半分近くの人口があるということでいうと、かなり大きな選挙だったということで、この結果っていうのはですね、インプリケーションと英語で言いますけれど、いろんな多分、示唆が含まれてるのかなっていうふうに思っています。幾つか感じたことあるんですけれども、最初に少し個人的な感覚、感じも含めて言うとですね、この結果に驚いたのは、大塚耕平さん、前参議院議員の大塚耕平さんが、自民、公明、それから維新、国民、でしたっけ、国民民主党?(正しくは、自由民主党・公明党・国民民主党・立憲民主党の4党)

 

(記者)

 立憲も。

 

(知事)

 この4大主要政党の推薦をすべて得て、出たわけじゃないですか。大塚耕平さんって、実はその選挙候補者の玉って言い方すると失礼かもしれませんけれど、最高なんですよね。ものすごく、大塚さん。もう私参議院議員時代からよくお付き合いあるんですけれど、ものすごく優秀で、しかも話も上手で説得力もあるし、好感度も高いし、だからこう、なんか人柄もいいので、結構与野党を超えて人望のある人なんです。だからちょっと最初に話を聞いて、大塚耕平さんが、いよいよ満を持して、しかも今をときめく国民民主党から、政調会長もやった大塚さんが出ると。なおかつ、なんかほとんどの主要政党が応援すると。今をときめく国民民主党も全面支援すると。これ当然大塚さんが勝つんだと思ってたので、そこのところは結構驚きました。しかも相当の大差で破れたっていうことについては、ちょっと兵庫県知事選挙のような衝撃ではないんですけれども、かなり驚いたし、いろいろ政治家としてはですね、勉強になるっていうか、学ぶ点があったかなというふうに感じています。この選挙の結果を見れば、前回の衆議院選挙で国民民主党が多く票を延ばして議席を増やしましたよね。当然その玉木代表の主張ってのは説得力あったんだと思うし、榛葉さんっていう、あのね参議院のよく存じ上げているんですけれど、榛葉幹事長、なかなかチャーミングな人物で、2人とも結構ネットの配信で人気が出たりして、しかも国民民主党が大きく議席を伸ばしたということで、しかも政権のキャスティングポートも握ってるってことですよね。ただ、国民民主党のブームが起こってるわけではないってことははっきりしたと思うんですよね。国民民主党のエースである大塚さんみたいな、すばらしい人が出て、なおかつ、代表と幹事長が一緒に応援に来て、全面的にやったのに、他の党も推薦して、これだけの体制で破れたっていうことについて言うと、やっぱり前回の選挙では、玉木さんや榛葉さんが非常に好感度も高くて、発信力もあったっていうのがあるんですが、やっぱり国民民主党のブームが起こったんじゃなくて、自民党をずっと応援していた保守の人たちが、やっぱりその立憲には行けないけれど、もうちょっとまともな保守のところないかと。やっぱりちょっとクリーンでいいことやってくれそうなっていうことで流れたんだっていうことが、今回のことで明確になったかなというふうに思います。

 それからもう1つはですね、今回の選挙は、前副市長の広沢さんでしたっけ、当選した広沢さんとの選挙じゃなくて、明らかに河村たかし前市長との戦いだったと思うんですね。河村さんのことも随分参議院、国会議員時代から存じ上げて、若手議員の頃によく政治家の特権をテーマにした討論番組とかでよく会っているので、そこら辺は何かこう雰囲気もよく存じ上げているんですが、毀誉褒貶相半ばする人なんですけれど、やっぱ選挙天才的だなと。ある種、選挙については天才的だと思います。私も一応なんか5回全県選挙全部勝ってきたし、結構得票率は衆議院を大体上回っているんですが、この人には勝てないですね。こういう人とは絶対選挙やりたくない。そもそも選挙って、関係ない話だけれども直感的に強いかどうかって分かるんですよね。小泉進次郎さんとか絶対勝てない。それから知事で言うと、千葉県の熊谷知事。もう選挙やったら、全部女性票が行っちゃうみたいな、どうでもいいんだけど。やっぱり河村さんは本当に選挙が強いので、周りの人たちが、3期やって、最後の4年間何の実績もないじゃないかと、河村さんはね。ただのパフォーマンスだっていう人が多かったんだけど、だけど私はいつも記者さんにもお話しているとおり、選挙至上主義者なんで。やっぱりね、政治家がやってきたことの評価って、決めるのは選挙しかないんですよ。だから、名古屋市民がこれだけ応援しているっていうのは、やっぱり河村さんっていう人にそれだけの市民を引きつける魅力があるんだし、やっぱりね市民の人は政治改革の姿勢なのか何か分かりませんが、やっぱり評価しているんだと思わなきゃいけないんじゃないかなというふうに感じました。

 それから最後に、もう1つだけ言わせていただくと、ちょうど兵庫県知事選挙のときにも、ちょっと既存のメディアが報道していることをだんだん国民がそのまま鵜呑みにしなくなったってことを申し上げたんですけれど。今回やっぱりアメリカほどじゃないですよ。アメリカの大統領選挙はもう明らかに、ほとんどの主要メディアがその予想を外して、接戦って言ってたんだけど、実はもうトランプはかなりリードしていたわけじゃないですか。でね、今はまだここまでにはなってないと思うけれど、だんだんそういう傾向になっていくんじゃないかと。例えば、なんか1週間前の情勢調査とか、大塚さんも出ているから気になったから見たんだけど、やっぱりいくつかの主要メディアはデッドヒートだって書いてあって、朝日新聞だけが記者さんがいるから言うわけじゃないけれど、朝日新聞だけが1歩リードって書いたわけでしょ。だからある意味、ちゃんとこう情勢を見ていたところもあるかもしれませんけれど、それでもね、1歩リードじゃなかったんだと思う、大きくリードだったんだと思う。だんだん、日本のメディアも国民の感覚みたいなものを吸い上げにくくなっているんじゃないかと。4、5回全県選挙やって、最後の3回で言うと、一番最後の参議院選挙、直近の衆議院選挙と比べて、5つの小選挙区の人たちよりもすべて得票率、得票数を上回ったんですね。そのときは3,000サンプルで世論調査やって、電話調査ほとんど当たりました。それから、前回の最初の知事選のときは2,000以上のサンプルでやって、ほとんど当たりました。3回目も1,500サンプルぐらいでやって、ほとんど当たったんだけど、だんだんずれてきているんですよ。それからあと県議会議員選挙なんかでよくいくつかのところが動向調査、トレンド調査みたいなのがあるじゃないですか。でね、全然外れる地域が出てきた、ある地域は首長さんも県議選も全く外れるんです。大体、そっち側の相手方が下がっていても、負けているんで。だから、一遍にアメリカみたいにはならないかもしれないけれど、やっぱり日本でもだんだんメディアが、ある意味、国民の声、特に世論調査みたいなもので言うと、吸い上げられないような状況になっていくんじゃないかなってことは結構感じてて、そういう意味でも何回も言いますが、やっぱりいつも、前回も言いましたけれど、テレビとか新聞の報道を信じないわけじゃないんですよ。でも、やっぱり本当にその有権者の声を拾う、それから細かく自分の考えを有権者に伝えていくためには、既存のメディアだけに頼っていたら駄目だなと。これからはやっぱり来年出るかどうか、まだ本当に半々なんですけれど。(知事選に)出るとなったら、残りの2年間はもうかなりネット戦略に力を入れたいと思っています。最後の最後にしますが、これも気が付いたことを申し上げるとね。よくデジタル・デバイドっていうことがあるじゃないですか。お年寄りはネットができない、これはちょっと感覚違うと思う。私は昨日、もしかしたら記者さんから名古屋市長選挙のことを聞かれるかなと思ったんで、もし聞かれたらと思って、そのことが頭に浮かんだんだけど、24年間政治家やってきてね、37歳で国会議員になって、40代の前半もずっと毎週、群馬県をグルグル回っていたら、どの政治家よりも帰ってきてグルグル回っていたわけじゃないですか。田舎の地方とか行って、農家のおじいちゃんとかおばあちゃんに会って、握手して、お茶飲んで、群馬県の農家のおじいちゃんとおばあちゃんは、みんな優しくて、結構何か真面目であったかいんですよ、当たり前だから、上州人だけど。だけど、そのときに、ちょうど「気分はいつも直滑降」っていうブログを書いていたら、あるおばあちゃんが、なんか「一太くんの何とかっていうやつ、こんなことを言っていたらしいけれど、おばあちゃん使えないけれど、どうやったら見られるんだい」って聞かれたんですね。そのときは多分、そこにいるお年寄りの方々で使える人がいなかったのかもしれないんだけど、当時結構テレビ出てたから、テレビのワイドショーとかで、山本一太のブログとか、しょっちゅうパネルで出てたから、それを見て言われたんですよね。でも、私、今、考えたら66歳じゃないですか。来年67じゃないですか。高齢者ですよ、高齢者。67、もうすぐ70、私の世代の人たちはみんなパソコン使えます。宇留賀さんの世代の人も、全部だと思うけれど、今もデジタル・デバイドで、なかなかパソコンを使えないお年寄り、同じ世代でもいるかもしれないけれど、スマホはみんな使っているんですね。だから決してそのお年寄り(とその他で)のデジタル・デバイドがないとは言わないけれど、お年寄りにはネットが届かないみたいな固定概念は変えたほうがいいと思う。70とか80のお年寄りから、いや今回の知事の話を、記者さんが聞いてくれた質問に答えた大演説、80代の方とかがちゃんと我々もネットとか見てますって言ってきているので。だから今、いろんなところでその中でデータを見ていたら、いろいろXでつぶやいている厳しいこととか、結構高齢者が言っているから、だからそこは本当に考えなきゃいけないし、私から3歳4歳の上の人も、70ですから。だからね、これからね、お年寄りは何かこうネットで届かないみたいなのは変わってくるし。名古屋の市長選挙でも、ネット上のデマが結構痛手だったみたいな話があるじゃないですか。だけどこれは、ネットは高齢者もかなり実はチェックしているっていうことは、本当にちょっと考えないと、変わってくるし、だからそういう意味でも、これから本当にネットの発信っていうのは、より何か影響力を持ってくるようになるんじゃないかなと思って。すいません、これ以上はもうやめます。この間、大演説になっちゃったんで。そんなことを感じました。

 

●温泉文化ユネスコ無形文化遺産登録推進の取組について

(記者)

 市川團十郎さんの湯畑の特別公演についてです。リリースを見ますと、販売価格4,000円というふうに書かれているんですけれども、具体的にどういうような感じで販売されて、定員とか。

 

(知事)

 新井部長、分かりますか。販売の仕方とか、分からなければ、ちゃんと後で調べて。

 

(地域創生部長)

 團十郎さんの(公演の)発売先ですか。

 

(記者)

 はい。

 

(地域創生部長)

 専用サイトから販売をさせていただいております。

 

(記者)

 もう現在も、販売中ですか。

 

(地域創生部長)

 販売中でございます。

 

(記者)

 販売中ですね。定員はありますか。

 

(地域創生部長)

 300名でございます。

 

(記者)

 300名の定員で。分かりました。ありがとうございます。あと内容的な部分で、知事とのトークショーもありますけれども、市川さんとの対談で楽しみにしているところとか何かありますか。

 

(知事)

 いやそれはもう市川團十郎さんですから、ちょっとどきどきするし、でもこういう方がやっぱり温泉のファンで、アンバサダーになってもらうっていうことは我々の運動を進める上ではすごくいいことだと思うんで、大変ありがたいと思いますし、温泉ファンだから、温泉の話をすれば盛り上がるかなというふうに思って、楽しみたいと思います。

 

●太田市長選に向けた動きについて

(記者)

 選挙の関係なんですが、今日一部の報道にありました太田市長選の関係で、自民党の穂積県議の方が立候補を検討しているといいますか、前向きな姿勢についてお答えになってますけれども、太田市長の清水さんと知事は関係も深いですし、受け止めについてお話を聞かせていただけたらと思っています。

 

(知事)

 穂積県議がなんか出られるっていう報道は、たしか地元紙で拝見をしたんで、事実だとしたら、それはそれで頑張っていただきたいなと。それはもう穂積県議には、政治家としての志とか信念があるので、その上で、もしそう決められたんだったのならば、頑張っていただきたいと思います。清水市長については、それはもうご本人のご判断だと思いますけれども、当然これまでのいろんな関係から考えて、清水市長がもし再選を目指して出られるというのであれば、当然、知事として全面的に応援をさせていただきたいと思います。いろいろ、これは清水市長のご判断次第ですけれども、高齢批判みたいなものももちろん出てくると思うんですが、ずっとお付き合いしてですね、衰えてないですよね。まず全く頭もぼけていないし、あと体力も結構あるんで、だから何か世代交代っていうのは、ずっと政治の世代交代っていうのは常に必要だと思うし、首長もあんまり長くやるのはどうかっていう考え方も、それはそれで正しいかなというふうに思うんですけれど、世の中で例外っていうのもあって、ある意味80代でも、あれだけのまだ体力と能力のある方がやるというのは、もしかしたら分からないですよ。その世代の方々の希望になるかもしれないし。あとやっぱりですね、この間フランスに行って思ったんですけれど、フランス人はあんまり年齢とかにこだわっていないですよ。日本人って何か、年齢みたいなことで、自分の限界を認めてしまうみたいなところがあるから、そういう何かをやるのに年齢ばっかりで判断するっていうのも、どうかなって最近思っているので、私だってもう66歳ですから、だからそういう意味で言うと、清水市長がご自分で決めて出られると、できると言うことで本人が決断するなら、穂積さんには頑張ってもらいたいと思いますが、当然全面的にうちの後援会長応援させていただきます。

 

知事メッセージ

 それでは最後に知事の方から県民の皆さんに少しお話をさせていただきたいと思います。もうすぐ12月なんですけれども、もう本当に1年が経つのは早いなと思っているんですけれど、12月中旬に群馬県最大のイベントである、湯けむりフォーラムというのがあります。一応これ招待制なんで、今年は500人とか600人とか、またさらに昨年よりも規模が大きくなると。さらにいろんな形で進化をするっていうことになるんですけれども、しっかりこれは動画でも配信をいたしますので、ぜひ1人でも多くの県民の皆さんに見ていただければというふうに思っております。草津町でも、その時にいろんなイベントもありますので、ぜひこういうイベントを見たい、この湯けむりフォーラムをやっている草津に行きたいという方がいれば、ぜひですね、足を運んでいただきたいなというふうに思っております。

 ということで、他にもいろいろあるんですけれど、またちょっと大演説、(今日は)大演説の演説ぐらいにしたんですけれど、ちょっと長くしゃべっちゃって、反省もしていますのでこのぐらいにしたいと思います。ただ、こういう形で、いつもずっと言っているようにですね、記者会見の場所ってのは、知事である私にとっては本当に真剣勝負なので、記者の皆さんからの結構質問も厳しいものもありますし、皆さん手強いので、大変なんですけれど、実はここで随分群馬県の職員は鍛えられているので、ここは真剣勝負の場だと思っているので。例えば、皆さんから聞かれて分からないデータとかはちゃんと調べて、返すようにしていますし、この会見もですね、大体3,000、多ければ3,000、4,000ぐらい、2,000回ぐらいは再生されるようになったんですけれども、良くも悪くも切り取られてですね、100万回というのが出てきました。

 実は、(先週)ここでやらせていただいた会見(の切り抜き動画)も、1日で70万か80万回再生されているので、(多いものでは)100万回超えると。知事の発言が、この会見での発言が、やっぱりその100万回、ネット上で再生されると、そういうふうにこの会見もだんだん発信力が上がってきたかなと、今まで3回、これ3回目になるんですけれども、そういうことでより緊張感を持ってですね、やっていきたいと。関心が高まっているっていうのはすごくいいことだと思いますので、この場を通じて、私も知事として、政治家として、必要だと思う発信をさせていただければと思います。なお、本当に結構バズったらしくて、何人か友達からメールが来たりしたんですけれども、その中で、上毛新聞の記者さんのことを別の名前で言っているという指摘がありましたので、その点ちょっとお詫びをしたいと。100万回ぐらいの人がみんな、誤った名前で認識すると困るので、その点だけは訂正をさせていただければと思います。今日も50分ぐらいありましたが、記者の皆さんには最後まで大勢お付き合いいただきまして、ありがとうございました。次もしっかりやりますので、よろしくお願いします。

 以上、もし皆さん、東京国立博物館に行くことがあったらですね、これ(特別展のグッズ)を買っていただいて、群馬県に赴任されている記者の方なので、こういうものを付けて会見に来ていただければなと思います。県民の皆さん、まだトーハクに行ったことがないということでしたら、行ってください。群馬県民であることを本当に誇りに思うと思います。このトーハクの特別展は、群馬県なくしては、トーハク特別展なしというくらいですね。群馬県が中心の展示になっているということだけ申し上げて、今週の会見を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。

 

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。