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令和6年度第19回定例記者会見要旨(8月29日)

更新日:2024年8月29日 印刷ページ表示

■日時    令和6年8月29日(木曜日)14時02分~14時52分
■会場    記者会見室
■出席者  県:知事、副知事ほか
      記者:記者クラブ所属記者等16人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 令和6年8月29日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料 (PDF:1.9MB)


会見項目

■知事冒頭発言

 1.はじめに

 2.知事のアメリカ訪問

 3.首都圏向け「温泉文化」プロモーション

 4.第58回全国ろうあ者体育大会

■質疑応答

■知事メッセージ


知事冒頭発言

1.はじめに

 それでは定例会見を始めたいと思います。本日午前8時ごろ、台風10号が鹿児島県薩摩川内市付近に上陸をいたしました。西日本を中心に大雨や暴風による大きな被害の発生が懸念されています。台風10号は、ゆっくりとした速さで進んでおり、来週9月2日月曜日から3日火曜日にかけて、群馬県にも接近する恐れがあります。現在、台風から離れていますが、群馬県内でも大雨などに関する注意が必要だと考えています。県としても関係機関と連携をとりながら、情報収集体制を強化しているところです。県民の皆さんにおかれましては台風の接近に備え、非常食や懐中電灯などの非常用持ち出し品の準備とか、暴風対策として屋外にあるものを固定するなどの対策をお願いいたします。また、ハザードマップで自宅が浸水する可能性とか、避難経路や避難所の場所などをご確認いただくようにお願いしたいと思います。最新の気象情報に加えて、自治体が発信する情報もよくご確認いただき、十分に注意していただくように、改めてここでお願いをしておきます。それでは会見の中身に移ります。スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。本日は、「知事のアメリカ訪問」、「首都圏向け『温泉文化』プロモーション」、それから「第58回全国ろうあ者体育大会」について発表いたします。

 

2.知事のアメリカ訪問

 まず、「知事のアメリカ訪問」についてです。私が知事に就任して以来、群馬県のさらなる活性化のため、独自の地域外交を推進してまいりました。これまでベトナムをはじめ、アメリカ、スコットランドなどを知事である私が自ら訪問し、各国との人脈づくり、経済、教育、文化などの幅広い分野での交流に取り組んでまいりました。そして、この度、9月4日の水曜日から11日水曜日にかけてアメリカを訪問いたします。私が知事に就任してからアメリカ訪問は3度目ということになります。

 スライドをご覧ください。今回の訪問ではまず、昨年に引き続きロサンゼルスを訪問いたします。ロサンゼルスは昨年訪問したNetflixのスタジオがあるなど、これはクリエイティブ産業の拠点、先進地と言っていいと思います。そこで、映像産業で世界的に活躍する人材を数多く輩出する南カリフォルニア大学など、世界最先端の取り組みを行う機関や施設を訪問する予定です。群馬県では、デジタルクリエイティブ人材の育成のため、皆さんご存じだと思いますが、tsukurunやTUMO Gunmaなどの取り組みを進めています。今回の訪問で先進的な取り組みを視察することで、こうした施策の充実や群馬県内でのエコシステム構築実現に向けた取り組みの参考にしたいと考えています。

 続いて、オハイオ州コロンバスで開催される、第54回の日本米国中西部会の日米合同会議に出席いたします。アメリカ中西部は、今、群馬県が交流を進めているインディアナ州を含む地域になります。今年行われるアメリカ大統領選挙で、例えば副大統領候補はですね、(アメリカ)中西部のミネソタ州のティム・ウォルズ知事ですけれども、その他にもですね、例えばこの地域で言うと、ミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事はですね、この方も将来の大統領候補と言われていて、いわゆるここがアメリカでも政治的に非常に重要な場所だということを皆さんに分かっていただけると思います。この日米合同会議には、アメリカから中西部の各州知事・幹部、そして現地の優良企業が参加します。日本からは、駐米大使とか現地進出企業が多く参加しています。開会式では、昨年度に引き続き、自ら知事としてスピーチをさせていただきます。群馬県の魅力を発信し、インバウンドの増加、それから現地企業からの投資を促進できるように、限られた時間の中でありますが、群馬県を前回、前々回と同様、強く印象づけたいと思っています。私としては、クリエイティブ産業の先進的な取り組みを学ぶこと、それからアメリカ中西部で群馬県の魅力を発信すること、これは群馬県にとって大きな意義のあることだと捉えています。訪問の結果などは帰国後の会見でしっかりお伝えをさせていただこうと考えています。

 

3.首都圏向け「温泉文化」プロモーション

 続いて、「首都圏向け『温泉文化』プロモーション」についてです。群馬県では、日本固有の世界に誇るべき文化である「温泉文化」を、ユネスコ無形文化遺産へ登録するための活動を推進しています。この度、この温泉文化をより多くの人に伝えるために、首都圏を中心とした温泉文化プロモーションを実施いたします。

 スライドをご覧ください。キャッチコピーは「群馬 LOVE ONSEN」です。温泉文化を「浸かる」「想う」「楽しむ」と、この3つの切り口で紹介し、プロモーションを展開してまいります。期間は9月から11月までの3カ月間になります。JR東日本高崎支社や群馬県観光物産国際協会などと連携し、首都圏のJRの主な駅や電車内、SNSなどで、集中プロモーションを実施する予定です。

 それでは、主な内容を紹介します。次のスライドをご覧ください。まず期間中、東京駅や新宿駅など首都圏のJRの385の駅で温泉文化を紹介するポスターの掲示、それからリーフレットの配布を行います。続いて、明日の30日から県内7つの温泉地の温泉文化を紹介する専用Webサイトを新たに開設いたします。県民の皆さまにもぜひスライド記載のQRコードからご確認をいただければと思います。次のスライドお願いします。

 そして山手線や中央線など首都圏のJR線を走る電車内のデジタルサイネージ、トレインチャンネルで温泉文化のプロモーション動画を配信いたします。動画には、県内温泉地の女将や温泉を管理する湯守の方が出演して、温泉文化を紹介するという中身になります。配信期間については当面9月23日から29日までの1週間を予定しています。10月以降については現在調整中です。さらに、県内の温泉地の観光協会にもご協力いただきながら、9月17日から23日まで、ビックカメラ有楽町店で温泉文化をPRするイベントを開催いたします。21日には知事である私も参加し、首都圏の皆さまに温泉文化を最大限PRさせていただきます。主な取り組みは以上です。

 これを機に、1人でも多くの方に、日本が世界に誇る温泉文化のすばらしさを知っていただきたいと考えています。群馬県としては引き続き、温泉文化のユネスコ無形文化遺産の登録に向けた国民的な機運の醸成を図ってまいります。

 

4.第58回全国ろうあ者体育大会

 最後に、「第58回全国ろうあ者体育大会」についてです。スライドをご覧ください。来月、9月13日の金曜日、聴覚障害者のためのスポーツ、「デフスポーツ」の国内最大規模の大会、全国ろうあ者体育大会が群馬県で初めて開催される運びとなっています。全国ろうあ者体育大会は、全国のろうあ者がスポーツを通して、技を競い、健康な心と体を養う、こういうことを目的にしています。1967年の第1回開催から今年で58回目を迎えます。全日本ろうあ連盟が主催する大会で、群馬県は後援という形で協力しています。今年の大会テーマは、「舞い上がれ!上州の地から全力疾走!!」です。大会はまず9月13日に開会式が行われ、14日と15日の2日間にわたって、前橋市、高崎市、太田市を舞台に、11の競技が行われる予定です。全国各地からおよそ1,000人が参加することになっています。そして今回、15日に行われる卓球、バレーボール、サッカーの3競技は、群馬県庁32階の動画放送スタジオ「tsulunos」を活用して、手話で実況中継を行います。これは全国ろうあ者体育大会では、全国初の試みになります。これまでスポーツの実況中継は、聴覚障害者に情報が伝わりにくいという課題がありました。そこで、各競技会場の映像に、tsulunosスタジオの手話言語アナウンサーや解説者の映像と字幕を合わせて、群馬県公式YouTubeチャンネルtsulunosで配信いたします。卓球については、生中継の映像に合わせて実況を行うほか、バレーボールやサッカーは録画映像やダイジェスト映像で実況します。

 来年、聴覚障害者のためのスポーツの世界大会「デフリンピック」も東京で開催されます。全国ろうあ者体育大会を主催する全日本ろうあ連盟からは、今回の実況中継の形式をデフリンピックでも実施したいという話も伺っています。群馬県としてはtsulunosを活用して、全国初の試みを実施できることを大変うれしく思っていますし、この取り組みが群馬モデルとして、全国、それから世界に広がっていくということを期待しています。

 今回の全国ろうあ者体育大会は、聴覚障害者そしてデフスポーツへの理解を深めていただくための非常にいい機会になると考えています。観戦無料ですから、県民の皆さんにはぜひ会場で応援をしていただきたいと考えています。競技種目や大会会場の詳細はスライド記載のQRコードから大会公式ホームページをご覧いただいて、確認をしてもらえればと思います。群馬県としてはこの大会をきっかけに、県内へのパラスポーツの普及とか、障害者と健常者の相互理解を一層進めていきたいと思います。冒頭の発表は以上です。皆さんから何かあれば、ご質問を受けたいと思います。


質疑応答

 

●知事のアメリカ訪問について

(記者)

 まず知事の米国の外交について伺います。ロサンゼルスに行かれるということで、南カリフォルニア大学は映画学科が有名だと思うんですけれど、やはり堤ヶ岡飛行場跡地の構想という部分にも、この今回の外交は生かされる考えでしょうか。

 

(知事)

 堤ヶ岡飛行場跡地の構想については常に頭にあるので、例えばこれからも、今回まさにクリエイティブの拠点みたいな南カリフォルニア大学に行って、そこで得た情報とか人脈が、もちろん堤ヶ岡に繋がっていけば、そういうふうにしていきたいと思います。これからどこに行くにも、例えば企業関係者やスタートアップとかに会うときには、やっぱり堤ヶ岡構想をできる限りいろんな場面でPRしていきたいと思っています。

 

(記者)

 各州の知事をはじめとする、要人だとか企業の方とも会われるということですけれど、現時点で、特定の企業名ではなくてもよいので、例えばNetflixというような、どういう企業の人たちとお会いになるのか、教えていただけますでしょうか。

 

(知事)

 まずは知事戦略部長から説明します。

 

(知事戦略部長)

 今回ですが、企業というよりは、知事からもお話がありましたが、ロサンゼルスで南カリフォルニア大学やニューヨークフィルムアカデミーロサンゼルス校、こういったデジタルクリエイティブ人材育成の政策検討の参考となるようなところを訪問していきたいと思っております。

 それから、要人のところですが、基本的に要人に関しましては日米中西部会で日米中西部の主要な知事さんと(群馬県)知事の方で関係深化を図るという形になります。

 

(知事)

 中西部会の方には、宇留賀さんとも、この間東京であれしたんですけれど、まさにアメリカの地域のいろんな企業関係者も来るので、その中で結構いろんな人脈も繋ぎましたから。そういう意味で言うと、特に日米中西部会はアメリカの中西部を中心に活動している、日本以外の企業もそうなんですけど、実は日本の企業も結構進出しているから、そういう人たちとの人脈も作りたいと思いますし、その中で群馬県とのコラボに、連携に繋がるようなネタがあればいいかなと思っています。

 

●首都圏向け「温泉文化」プロモーションについて

(記者)

 次に温泉文化の件についてですが、こちらは主にPRがメインということですけれども、例えばビックカメラでのイベントとかもあるということで、これを知った人が温泉に入れるようなキャンペーンとかというのはあったりするんでしょうか。

 

(知事)

 地域創生部長から。

 

(地域創生部長)

 (県としては温泉文化の)PRが主ですけれども、同時に、(県観光物産国際協会から)県内の温泉地のPRを行うことになっておりますので、温泉地自体の取り組みは、また別途、様々な形で行われるというふうには聞いております。

 

(記者)

 これを見た人たちがその流れで、そういった各地に行けるような仕組みはこれからまた発表されるということで。

 

(地域創生部長)

 はい。

 

●知事のアメリカ訪問について

(記者)

 トップ外交の関係で、南カリフォルニア大学とかニューヨークフィルムアカデミーなんかについては、覚書とか、何かそういうメモランダムとかを結んだりという予定はあったりするんでしょうか。

 

(知事)

 まずは知事戦略部長から。

 

(知事戦略部長)

 今回は覚書とか、そういった形ではなく、今知事が考えられているデジタルクリエイティブの新しい展開に向けた重要かつ貴重な情報をここで一気に収集していきたいと考えております。

 

(知事)

 初めて群馬県知事として、県として行くので、最初からなかなか覚書みたいな協定は難しいと思うんですけれども、とりあえず、まずいろんな情報を集めて連携の可能性も探っていきたいと思います。ここのフィルムスクールはものすごく有名な人がいっぱい出ているので、これは群馬県としてもデジタルクリエイティブの中心地になりたいと、人材育成も考えている、今度来るTUMOにはフィルミングもあるわけなので、ですからそういう意味で言うと、いろんな情報を掴む、そこでしっかり人脈も作って今後のいろんな連携の話し合いの道筋をつけるということだと思います。

 第二次安倍政権で、内閣府特命担当大臣をやっていたときにお話をしたと思うんですけど、コンテンツ担当だったので、南カリフォルニア大学にも実は行って、学部長といろんな議論をして、これはやっぱり後のレジェンダリー訪問とか、後のコンテンツ担当大臣としての仕事にものすごく大きく役に立ったので、今回も南カリフォルニア大学を視察して、これから群馬県のデジタルクリエイティブ教育をどうやって進めればいいのかと、こういうヒントをしっかり集めていきたいと思います。

 

●自民党総裁選について

(記者)

 自民党総裁選の絡みで、河野さんが出馬表明されました。先週の会見で知事は、「(河野氏が)出馬表明した後に、何で河野太郎さんじゃなければ駄目なのかというところを言いたい」と仰ってましたけれども、改めて伺えればと思います。

 

(知事)

 河野太郎デジタル担当大臣とは、土曜日のお昼か何かに電話がかかってきて、その時にちょっとお話をして、「早く(総裁選に)出ろと。早く出るなら出てほしい」と言ったら本人も意欲をにじませていたのですけども、この間、正式に立候補表明をしたということで、群馬県知事として、というか政治家として、河野太郎を全面的に応援させていただきたいというふうに思います。

 理由は2つあって、1つ目はですね、知事になって5年経つんですけども、自民党で、特に政府でいろんな閣僚を経験した河野太郎大臣、河野太郎氏に非常に群馬県はお世話になったと。特にやっぱりワクチン担当大臣だったということで、Gメッセ群馬の大規模接種センターを全国で最も早く、東京都、大阪府と並んで開設できたのも、我々がモデルナワクチンを確保してですね、大規模接種センターとしては、最も高い稼働率と実績を上げられたのも、すなわち、多くの県民の皆さんにかなりのスピードでワクチン接種ができたっていうのは、これはもう河野大臣とですね、やっぱり(当時の)菅総理の力、ご助力がなければできなかったと。

 それから、あと(河野氏が)デジタル担当大臣になった後もですね、いろんな形で群馬県をサポートしてもらっていますし、今度のTUMO Gunmaも、これは我々がとにかくTUMO側とやっているわけですけども、いろんな形でデジタル庁と連携していくことになると思うんですけども、それもやっぱり河野大臣がいるからこういう流れができたので、もう1回言いますが、この5年間知事をやりましたけども、本当にいろんな局面で群馬県がお世話になっていると。この恩返しっていうのが1つです。

 でももっと大きいのはですね、やはり40年近く知っているわけですが、政治家になった後も28年ぐらい知っているわけですけども、ずっと河野大臣のこれまでの政治活動を見てきて、やっぱり自民党を本当に変えられる、日本を本当に変えられるのは河野太郎しかいないと思います。

 ですから、この2つの理由で特に後半が大きいんですけども、微力ではありますけども、群馬県知事として、1人の政治家として、河野太郎大臣を全力で応援したいというふうに思っています。

 

●コメの品薄について

(記者)

 県内でもコメの流通が混乱しているような状況がうかがえます。県内外でコメの作付生育自体は順調のようなんですが、コメが不足するという憶測のもとで店頭からコメがなくなっているような状況があります。県として対策等があるとすれば伺えればと思います。

 

(記者)

 これは農政部いますか。

 

(米麦畜産課長)

 現状をちょっと分析しますと、昨年の令和5年産のコメはですね、不作であったというか、品質の低下であったり、生産量が整わなかったということで現状を招いていると思うんですけれども、令和6年産がですね、早場米の地域、邑楽、館林ですけれども、そちらからの出荷状況がこれからたくさん増えてきますので、現状このままいけば大丈夫ではないかというふうに認識しておるところでございます。

 

(記者)

 回復の目処はいつ頃になりますでしょうか。

 

(米麦畜産課長)

 10月までには大きなところで荷が整ってきますので、それまでには整ってくると思います。

 

(知事)

 もう本当に記者さんがおっしゃったとおり、大手スーパーに限らずですね、農産物の直売所においても、店頭の在庫が結構なくなってると。こういう話はいろいろと入ってきています。いま課長から話がありましたが、農政部にも県民からいろいろ直接問い合わせがあったり、あるいは消費生活センターにも複数件問い合わせがあったという報告は受けています。

 コメ不足の要因はさっきも言ったんですけど、昨年の猛暑の影響もあって、品質も低下したりとか、北陸などのコメどころを中心に収穫が少なくなったということなんだと思うんですけども。加えて、インバウンド需要の増加、それから他の食品との相対的な値頃感、こういうのもたぶん影響してるんじゃないかと。春先から品薄感があった中で、そこに南海トラフ地震(臨時情報発表)の関係とか、台風への備えとかで結構買い込み需要が発生したと。

 こういうのがいろいろ重なって、さらなる品薄が生じたというふうに我々は分析してるんですけども、今課長から話がありましたが、今ちょっと品薄感があって、私ももちろん心配しているんですけども、これは新米の本格的流通が9月中旬ぐらいから始まるので、そこは、県民の皆さんには冷静な対応をお願いしたいというふうに思っています。

 

●知事のトップ外交について

(記者)

 まずトップ外交について伺います。知事はずっとこの間もですね、トップ外交を重ねてきていろいろと成果を上げていらっしゃると思うんですけど、改めて知事にとってこのトップ外交っていうのはどういう意味を持つのかということと、そういった今までの成果も踏まえて、この次のアメリカの訪問ですね、どういうところを目標、ゴールにしていきたいかというところを教えていただければと思います。

 

(知事)

 トップ外交を今まで進めてきた、これは結構群馬モデルに近いと思うんですけども、もちろん外交権を持っているのは政府なんですが、地域には地域独自のね、地域外交みたいなコンセプトがあるということで、これも我々相談して地域外交のコンセプトもまとめましたので、それに従って、自治体としては独自のと言っていいと思うんですけど、トップ外交を展開してきました。

 その理由は一言で言ったら、群馬県の発展につなげていくためですよね。例えば去年の10月にベトナムに行ってですね、ベトナムの首相にお目にかかった。12月にはベトナムの首相が群馬県に来られた。これやっぱり自治体がやったたぶん初めてのシャトル外交じゃないですか。首脳外交。で、何でこれをやらなきゃいけないのかっていうと、ご存じのとおり、ベトナムとの関係がすごく大事だからです。群馬県内の企業29社に行ってもらいました。群馬銀行がうまくコーディネートしてくれてですね。今までは例えばベトナムに進出するっていうのは、製造業の工場を出すと。製造業も群馬県はとっても大事にしている、何度も言うように我々にとってはものづくりは大事なんですけども、今まではそういう感じだったのが、やはりそうではないサービス業の方々も、すごく興味を持っているというかね。例えばコシダカホールディングスの腰高さんとか、ジンズホールディングスの幹部とか、こういう方々も行ったわけですよね。やっぱりベトナムが、それは市場としての魅力も出てきてるってことなんで、こういうことをやっぱり群馬県の新しい富につなげていくっていうこともあるし。あとさらに大きいのは、やっぱり群馬県の外国籍県民の中でベトナム人の方の占めている割合が非常に大きいと。これから群馬県の経済をまわしていく上で言うとですね、例えば建設業、農業だけじゃなくて、サービス業も含めてあらゆる産業でやはり外国籍県民の皆さんの力が必要になってくるってことになるとね、主力ベトナムですよね。今まではたぶん一番多かったのはブラジルだと思うんですけれども、たぶん今年もう抜いたぐらいなので、ベトナムなんですよ。全国的に見ても、ついこの間まで、人口比で言うとベトナム国籍の方の割合が一番高かったと。愛知が0.02ポイントぐらい上に行ってるんですが、そういう中で言うと、ベトナムからちゃんとした人材を送ってもらわなきゃいけない。もちろん我々もきちっと受けとめていかなきゃいけないんですけども、そういう意味で、やはりベトナムの首脳と繋がっていくってことは、これからの人材交流、特に群馬県に本当にいいベトナムの人に来てもらうっていうためには、ものすごく必要だし、あるいは向こう(ベトナム)から変なブローカーに引っかかって、悪質なブローカーの仲介で来るような人を少なくしていかなきゃいけないし、我々もちゃんと受け入れ体制を整えなきゃいけないと。そういうときに、やっぱり知事と首相が繋がっているということはとても大きいし。ああいう国はどっちかっていうと急に制度が変わるわけですよ。その時にも、やっぱりいろんな交渉、例えばベトナムに今進出している群馬県の企業のためにいろんな交渉するっていう点で言うと、やっぱり私が直接やるのがいいし。今インディアナはSUBARUが出ているんで、SUBARUにとってもとても大事なんですが、いろんな形で連携を、例えば子ども博物館とか、そういう形で連携を進めているので。ですから、すべてやはり群馬県の発展につなげていく。新しい富につなげていく。最後に言いますが、例えば、今商工会議所をグルグル回っていますけども、やはり外資系企業にも群馬県にしっかり注目をしていただいて、国外からの企業誘致もしっかりやっていくと。そういう総合的な意味があると思います。

 

(記者)

 そういう意味でも、アメリカの訪問、今回特にここの部分っていうところの、知事の思いというのは改めてどうなんでしょうか。

 

(知事)

 今回は南カリフォルニア大学に行くんですけども、いつもここで申し上げているとおり、群馬県がデジタルクリエイティブ産業っていうものを創設しようとしてるわけですよね。製造業と並ぶ主要な産業として。もちろん農業も観光も、言うまでもなく群馬県の希望なんだけど、ただその中でデジタルクリエイティブ産業を支える、デジタルクリエイティブ人材を群馬県は育てていくっていうことを目標に掲げてるんですよね。記者さんご存じのとおり、tsukurunとかTUMOとかどこでもやってないから。だからこういうデジタルクリエイティブ人材を育成していく。TUMOの中にはね、フィルミングっていうのもあるわけじゃないですか。エンタメ関係もクリエイティブなものをすべて含むコンセプトなんでね。だからその人材育成っていう意味で言うと、最先端を行っている南カリフォルニア大学に行って、いろんな情報収集するというのは意味があると思いますし、さっきも話がありましたが、これからどういう形になるか知りませんがいろんな形の連携を模索をしていきたいと思っています。

 それでやっぱり中西部会議は何度も言うように、日本にとってアメリカ中西部との関係っていうのはものすごく大事なので、これはしっかりですね、栃木県の方が全然リードしているんで。数十年前からやっているんで。群馬県はもう後発なんですよeスポーツと同じで。でも後発のeスポーツだって、今やeスポーツっていう名前を冠した課をもっているのは群馬県だけで、どうしちゃったんだろうっていうくらい追いついていますから。やっぱりインディアナ州とはもっと連携を深めてですね、きちっと姉妹都市になれるような関係を築いていきたいなというふうに思っています。

 

●台風10号への対応について

(記者)

 冒頭台風のお話があったので、おそらくご担当の方になるのかなと思うんですが、体制の強化というお話もありました。具体的に何かもし体制を強化したものがあれば。

 

(知事)

 高原危機管理監の方から。

 

(危機管理監)

 現状ですね、皆さんご案内のとおり台風はまだ九州で滞留してまして、群馬県に近づいてくるのはおそらく、9月2日ないしは3日とかじゃないかと言われていますので、現状は特段の強化をしているというのはありません。もともと出水期なので、危機管理課では宿直を増強して情報収集であるとか市町村への情報提供というのは遺漏のないようにやっていますので、そういった意味での増強はしています。また、これからどういう経路で来るかもわからないんですけども、近づいてきましたら、それはもう知事等とも相談しながら体制整えていきたいと思っています。

 

(記者)

 非常にゆっくりというところが特徴だと思います。冒頭も呼びかけされてましたけども改めて知事から県民に・・・

 

(知事)

 今危機管理監から話があったんですが、まだちょっと群馬県にどう影響があるかっていうのは、不明な部分も多いんですけども、我々としてしっかり最新情報をフォローしていきたいと思います。例えば群馬県を通らなかったとしても、かなり広い影響、広い地域で例えば大雨が降るみたいな、そういう報道もありますので、そこら辺をよく見極めながら、高原危機管理監とは密に連携をとりながら対策を打っていきたいと思いますので、ぜひですね群馬県の皆さんにも、もちろん報道等での情報もあると思うんですけど自治体が発表する情報にもよく耳を傾けていただいてですね、ぜひ防災への備えをしっかりと今から考えていただくのがいいかなというふうに思っています。

 

(危機管理監)

 ちょっと追加させていただきます。今日あたりからですね、台風由来の暖かい空気が入ってくることで群馬県もですね、今日の夕方から明日にかけて大雨が降るんじゃないかという予報もありますので、気象台とかが発表する情報にも関心持っていただければと思います。台風が遠くてもちょっと大雨の警戒が必要な状況になっています今。今日あたりは。

 

(知事)

 最後に言うと、九州上陸したわけですよ。やっぱり九州の方々のことがとても心配ですよね。ですからブログでも書いたんですけども、過去最大クラスとかキャサリン台風並みとかいろいろ報道が出ていて、これまでに経験したことのない大雨、風みたいな話があるので、それはとても心配しています。ぜひ九州の方々にも十分気をつけていただいて、早めの避難をしていただきたいと思っています。

 

●自民党総裁選について

(記者)

 自民党総裁選の関係で、県内の党員票が、9月12日の告示以降、各候補を支援する県内の有力者によって、奪い合いみたいなところがあると思うんですけれど、それで、福田達夫さんや中曽根康隆さんが小林鷹之さんの支援を表明している中で、知事は全県に支持基盤があるということで奪い合いみたいなところになると思うんですけれど、自分の後援会に対して、どういう働きかけをするかというお考えがあれば教えていただけますか。

 

(知事)

 まだ具体的なことは決めていないんですが、どういうルールで(自民党総裁選が)行われるか分からないじゃないですか。記者さんもジャーナリストとして、随分政治を取材されているのでお分かりだと思うんですけれど、普通にやったら、すごいお金がかかるんですよ。例えば、電話での呼びかけみたいなオートコールだけでも、すごくお金がかかるし、直接どなたかを雇って電話するとか、あるいはパンフや資料を作って配布するとか、これだけでも47都道府県やると、すごくお金がかかるんですよ。

 私もずっと報道を見ていたら、確か選管委員長の逢沢衆議院議員が、逢沢じゃない、逢沢さんだと思うんですけども、お金のかからないやり方にするみたいなことをおっしゃっているので、そこら辺のところをちょっとよく注目していまして、だからそういう、いわゆるオートコールみたいな、そういうやり方を抑えるみたいなお話をされているので、どういうルールになるかということをよく見極めていきたいと思います。

 それから、例えばルールで同じようにまた党員への働きかけはするんですけど、電話があろうとなかろうと、自分にできることはやりたいというふうに思いますし、私の後援会が70あって、もちろん党員の方も多いので、そういう方々には当然、河野太郎大臣への応援はお願いしたいと。(福田)達夫さんや、例えば(中曽根)康隆さんや、清水参議院議員ももしかしたらコバホークかもしれないし、小渕優子さんは報道によると齋藤健大臣だし、なんか井野さんとそれから笹川さんは知りませんけど、なんかやっぱ茂木さんっていうようなお話も伺っているので、もう本当バラバラなんだと思うんですけども、そこは何か奪い合いとかじゃなくて、健全に競い合えばいいんじゃないかなと思っています。

 

●知事のアメリカ訪問について

(記者)

 トップ外交についてお伺いしたいんですけれども、今回アメリカに行かれるということで、県側のメンバーといいますか、どういった規模で行かれるのか、その辺りのご説明いただけますか。

 

(知事)

 知戦略部長の方から説明いたします。

 

(知事戦略部長)

 知事、それからメディア戦略アドバイザー、それからあと私、知事戦略部長と副部長以下、担当者等で行かせていただきます。

 

(記者)

 為替の関係が国民も関心の高いところですけれども、この状況で前回と比べて規模を縮小するとか、もしくは必要に応じた人数を配置しているとか、そのあたりをちょっとご説明いただけるとありがたいです。

 

(知事戦略部長)

 必要に応じた人数の配置という件に関しましては、必要最小限の人数で行かせていただきますが、ただ必要最小限の人数は確保させていただく形で行きます。それから、あと全員が同じ行程を行くというのではなくて、前半の南カリフォルニア(大学)のデジタル・クリエイティブを中心に見て行くスタッフと、後半の日米中西部会に参加される知事との関係深化の方のスタッフ、そこはきちんと分けて、そういった面でも必要最小限という部分も心がけているところでございます。

 

(記者)

 知事そのあたり・・・

 

(知事)

 今、記者さんがおっしゃったように、群馬県知事は結構海外出張が多いんですけれども、1回記者さんにもついてきてほしいよね。そうしたら分かると思う。今回ちょっと宇留賀さん行かないんですけれども、無駄な時間は1分もありません。本当に真剣勝負なので、ここの人もこの人みたいなことも全くないので、いろいろ言われているんですけども、他の知事も知らないし、これまでの知事も知りません。だけど我々は議論に議論を重ねて行く場所も選んでいますし、本当に一緒についてきてもらえば、どのくらい真剣にやっているかってことは分かっていただけると思うんですけれど。

 それから、また今回の出張も戻ってきたらよく説明しますが、これはもう群馬県にとって必要だと考えたから行くのであって、ちゃんと成果も出ていると思うんですよね。だってベトナム首相がわざわざ来てくれた。しかもベトナム首相のところに、群馬県の企業の経営者も一緒に同席してもらって群馬県の投資の話をし、例えば、法律というかも含めて体制づくりみたいなこともお願いしているので、そこはちゃんと成果も報告をしていきたいと思っています。

 

(記者)

 今回は企業の方は同行なしでしょうか。

 

(知事)

 ベトナムの方は多分企業も・・・

 

(知事戦略部長)

 今回のアメリカ訪問につきましては企業関係者の同行はなしです。ただ、先ほど知事がおっしゃられたとおり、ベトナムにおきましては、また投資促進という観点もありますので、企業の方も一緒に行かれるという形になるかと思います。

 

●SNSの運用について

(記者)

 あと1点案件外の総裁選なんですが、河野太郎さんを応援されるということで、先日河野太郎さんが立候補する会見のときに、SNSの使い方で、ご自身にとって誹謗中傷に当たるようなことについてはブロックをされていると。それって政治家の姿勢としてどうなのというやりとりがあったかと思うんですが、知事もSNSを非常に積極的にお使いになっていますけれども、その辺りどうなんでしょうか。

 ご自身の意図と違うお話が来ることもあろうかと思いますけれども、その辺りブロックとか、その使い方について、気をつけておられるお考えですとかあればお聞かせください。

 

(知事)

 まず河野太郎大臣はですね、フォロワー数はおそらく政界ではナンバーワンだと思うんですね。200万フォロワーぐらいいますよね。だから河野大臣と比べるのはちょっとおこがましい感じもするんですけども、私もただの誹謗中傷をするような人は、やっぱりブロックすることもあります。ただ、ツイッターは、なんかつぶやくっていうよりは、どっちかっていうとブログを更新したとか、結構通知的な今機能の方が上なので、あんまりなんか誹謗中傷ってこないので、最近ブロックみたいなことはほとんど意識していません。

 それから、これも記者さんもよくジャーナリストとしてご存じだと思うんですけれども、誹謗中傷って、これ結構一部の人たちがやらせているようなふうもあるし、いちいち全部それを受けとめていたらしょうがないので、基本的にはスルーするようにしているし。あと前もここで言ったかもしれませんけれど、今Xですよね。やっぱね、よく見極めないといけないと思うんですよ、そういう一部の人たちがいわゆるノイジーマイノリティみたいな形でセンセーショナルに言っているのか、例えば自分にとっても都合が悪い、あるいは厳しい話であっても、本当にこれが実際の県民の皆さんの声なのか、ここをちゃんと見極めて対応することが大事だと思うので。うちは宇佐美さんという、非常にすぐれたメディア戦略アドバイザーがいるので、Xなど、私の公式アカウントについては常にフォローしてくれているので、それが本当に誹謗中傷なのか、特にスルーしていいものなのか、あるいはそうじゃなくて、実はかなりの県民の皆さんが考えていることなのか、ここを見極めながら対応するってことが大事かなと思っています。

 

●自民党総裁選について

(記者)

 総裁選の絡みで2点お伺いします。先ほどのご質問とちょっとかぶるところがあるんですけれども、河野太郎デジタル相を応援されるということで、応援の具体的なやり方としては基本的に県内の党員の方、後援会の方に呼びかけられるっていう、もうここに注力されるというお考えなんでしょうか。

 

(知事)

 基本的にこれは党員の方々による選挙なので、やっぱり自分の知り合いで党員になってる方々にお願いをすると。私も国会議員を24年間やっているから、いろんな人脈があるので、その中で自分のできる範囲でっていうか、できる限りのやり方で、河野デジタル担当大臣への支持、投票をお願いするということになると思います。

 

(記者)

 もう1つ、知事自身は河野大臣に投票されると思うんですけれども、その際っていわゆる国会議員票のような、ちょっと一般の党員よりも比重の重い票になるのでしょうか。

 

(知事)

 どういうことでしょうか。

 

(記者)

 いわゆる一般の党員と、この票の計算に差があると思うんですけれども、その場合の知事の票というのは、どういった・・・

 

(知事)

 私はたぶん投票権ないんじゃないですかね、もうね。知事になったときに、一応自民党員を辞めているので、私自身には投票権がたぶんないと思います。

 それから、党員票とそれから一般票の比重、これはもうはっきり言って自民党本部でお決めになることなので、特にそこについては私が何かコメントする話ではないかなと思っています。

 

(記者)

 総裁選の関係で1つ、河野大臣は政治資金の不記載の問題で、不記載の額は国庫に返納すべきだという発言をされて、一部議員から反発も出ているようなんですけれど、その点について知事はどのようにお考えになりますか。

 

(知事)

 安倍派の方々から反発が出ていると報道で見て、それぞれの皆さんにはそれぞれのお考えがあるんだと思いますが、私はいつも思うんですけれど、河野太郎の感覚っていうのは国民に近いと思っているので、彼は彼の信念というか、考え方でああいうことを言ったというのは理解できます。やっぱりですね、私が知事として言うことじゃないと思うんですけれども、本当に政治不信というものを解消するために、政治家として何をしなければいけないのかと、それぞれの皆さんに考えがあって、河野太郎大臣は河野氏の考え方を述べたということで、今は知事なので、国会議員じゃないんですけれども、違和感は感じません。

 

(記者)

 国民に近い感覚を持ってらっしゃるっていうのも、それは知事が河野さんを評価する理由の1つになるんでしょうか。

 

(知事)

 そうです。国会議員時代に、河野太郎と私は自民党のKYコンビと言われていたんですよね。空気が読めないと。“K”OUNO、“Y”AMAMOTOでしょ。だけどね、永田町でKYでも、実は国民から見たらそうじゃないかもしれないじゃないですか。だから、なんかこれはいろんな見方があって、どんな意見があってもいいと思うんですけれども、彼の感覚っていうのは常に私は国民に近いというふうに思っているので、そこももちろん評価してます。ただ他に出ている方々も素晴らしい人たちなので、やはり自民党って人材厚いなって驚いているんですが、正直言うと、林芳正官房長官、やっぱりオールマイティだし、同期ですよね。加藤前厚労大臣はすごくいい方だし、高市早苗さんだって安倍総理を応援する会で一緒だったから。なかなかその1人の人というのは難しいですし、あと何かいろいろ言われていますけれど、私はもう40代総理が出てもいいと思っているので、小泉進次郎さんにも頑張ってもらいたいし、コバホーク(小林鷹之氏)は、ある人が「爺殺しだ」と、やっぱり上の人にも評判がいいんですよ。それで、なんか考えてみたら私もこの方が好きなんですけど、私も爺だっていうことに気が付いて、66歳だから、しっかり殺されたみたいな感じなんだけど、ただもう本当にすばらしい人がいっぱいいるんで、なかなかね。しかも、閣僚としてお世話になった方もいるので、難しいとこなんですけれど、河野太郎が出たら、河野太郎以外の人を応援する選択肢はありません。

 昔ブログにも書いたけど、安倍元総理にも申し上げたんですが、安倍さんが手を挙げるというときにも、他の人の応援をする選択肢はなかったので、同じように、いろんな考え方があると思うし、なかなか河野太郎総裁の実現は茨の道だと思いますが、私は本当に自民党を変える、日本を変えることができるのは河野太郎首相しかないと思っているので、微力ながら河野太郎を応援します。

 

(記者)

 今、(自民党総裁選の)候補の方で評価する方の名前を列挙されて、ブログを読んでも、林芳正さんをはじめ、(今日の会見で名前の挙がった)同じ方々を褒めているんですけれど、逆にあまりプラスの評価で(知事から名前の)出てこない茂木さんとか、上川さんとか、2人のことを褒めているのはちょっと見たことがないような気がするんですけど。その2人については必ずしも評価をしていないのでしょうか。

 

(知事)

 いや、どの方々も、もちろん24年間も政治家をやっているから、活躍も拝見してきたし、素晴らしいというふうに思うんですね。今、いろいろと名前を出したのは、より個人的に親しいというか、もうちょっと親近感があるというだけのことで、別にこの名前を出していない人に対してネガティブな感情を持っているというわけではありません。


知事メッセージ

 それでは最後に知事の方から県民の皆さんに改めて呼びかけたいと思います。今日、危機管理監の方から話がありましたけれども、とにかく台風がゆっくり(移動)しているので、全然いつ来るかもよく分からないような感じなんですけれども、やはり過去最大クラスの台風に成長しているということで、連日メディア等々でも、いろんな警報が出ているということで、このままいくと、やはり群馬県にも近づいて来るということで、大変心配をしています。危機管理監とも、最新の情報をよく交換して、関係機関とも連携して、とにかく防災の群馬県としてできることはもちろん最大限やりたいと思いますが、とにかく皆さん、地方自治体が出す情報にもよく耳を傾けていただいて、これから台風が近づいて来るということを想定して、今できることをしっかり準備をしていただければと思います。

 何度も申し上げます。今九州は大変なことになっているようで、全く他人事ではありません。本当に九州の方々のことを心配しています。とにかく群馬県も直撃しようがしまいが、大雨が降ったりとか、いろんな影響があるようですので、何度も言いますが、しっかり、我々も情報をチェックしながら県としてできる限りの防災の備えをしたり、県民の皆さんに正しい情報の発信を心がけていきますので、ぜひ皆さん、そこら辺の意識をしっかり持っていただければと思っています。

 ということで、今日も50分ぐらいになりましたが、メディア関係者の皆さん、記者の皆さんには最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。今日の会見を終わりたいと思います。ありがとうございました。

 

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。