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令和6年度第12回定例記者会見要旨(7月4日)

更新日:2024年7月4日 印刷ページ表示

■日時    令和6年7月4日(木曜日)14時01分~15時03分
■会場    記者会見室
■出席者  県:知事ほか
      記者:記者クラブ所属記者等16人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 令和6年7月4日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料 (PDF:968KB)

会見項目

■知事冒頭発言

 1.はじめに

 2.ぐんまこどもモニター募集

 3.テレビアニメ「菜なれ花なれ」放送開始

 4.ぐんまちゃんアイドルフェスティバル

 5.アニメ「ぐんまちゃん」の海外展開

■質疑応答

■知事メッセージ

知事冒頭発言

1.はじめに

 それでは定例会見を始めたいと思います。昨日、3日水曜日、旧優生保護法により不妊手術を強制された方々が国を訴えていた裁判で、最高裁が旧優生保護法は憲法違反だとする初めての判断を示し、国に賠償を命じる判決が確定しました。この判決を受けて、昨日岸田総理は、「判決を重く受け止める。政府として真摯に反省し、心から深くお詫び申し上げる」というコメントをされました。知事として、こうした方々が多大な苦痛を受けられたことに対し、心からお見舞いを申し上げたいと思います。群馬県では、現在法律に基づき、一時金支給の相談窓口を設置しております。過去に自分の意に反して、不妊手術を受けたことがある方は、ぜひご相談をいただきたいと思います。

 さて、先週6月27日木曜日に、第1回目となる「一太のふらっとCafe」という企画を実施いたしました。一太のふらっとCafeは、県民の皆さんに県庁にふらっと来てもらって、知事と自由に意見交換をしていただくという趣旨の企画です。参加者を募集したところ、30組以上から応募があり、そのうちの3組の方々とお話をさせていただきました。1組目は桐生市の方で、路地裏探検隊という毎年行われている地域のイベントについて意見を交換しました。また、古着などの話題を通じて、地域の活性化策について、いろんな議論をさせていただきました。2組目は、太田市の方で人気アニメ「名探偵コナン」のイベントを群馬県で実施してほしいという提案をいただきました。3組目は、音楽活動をしている2名の方にお越しをいただき、その場で中島みゆきの「ファイト!」を一緒に歌ってほしいということで、お二人のギターとフルートに合わせて歌いました。1番はギターだけで、2番がフルートで、サビのところだけ一緒にやってほしいという話だったんですけれど、こういうシナリオがない対談は、こういうことがあるので面白いなと思ったんですけれども、すべてこれは生配信をさせていただきました。お互いに初対面なので、いろいろと緊張感があったんですが、思わぬ展開もあったりして、ワクワクする対談となりました。国会議員時代から、だいたいテレビは「朝まで生テレビ」のような、ずっと生(放送)の討論だったので、やっぱりこういう方が全然いいなと思いました。いろんな気付き、アイデアもいただきましたし、意味のある企画だったと感じています。ちなみに、ここでもちょっと申し上げましたけれども、コロナ禍で非常に有名になった、台湾のオードリー・タン大臣が、透明なガラスに囲まれたオフィスで、1週間に1回、本当に一般の国民の方々と対話をしていると。しかも、それをネット配信するという条件で、誰でも来ていいというお話を伺って、ぜひ群馬県でやりたいと思ってたんですけれども、よく調べてみたら、オードリー・タン大臣の企画は、一応(動画を)編集して、流しているみたいなんですけれども、うちはもう1歩進んで、生(放送)でやっています。様子を見ながら、最初はどんな感じなのか分からなかったんですけれども、2回目についても、募集時期がきたら、お知らせしたいと思います。こういうオープンな対話もとても必要だなと思いました。皆さんご存じのとおり、今2巡目になりましたが、未来構想フォーラムをやっていて、これは他の県でやっている知事はいないと思うんですよね。2回目(の未来構想フォーラム)は(参加者数が)500人以上みたいなレベルになっているので、これは全部やると4,000人、5,000人の県民と話すということになるんですけれども。こういうことはもちろん続けていくんですが、(県庁に)さすがにふらっと来た人をみんな入れるわけにいかないので、そこは抽選をしたり、あるいは手荷物検査をしたりしなければいけないんですけれど、こういう知事と話せるチャンスがあるというのは、とても良いことだし、他の県でおそらくやっているところはないので、もう1回言いますが、ぜひ続けたいと思っています。それでは、会見の中身に入りたいと思います。スライドをご覧ください。

 今日の主な会見の項目です。「ぐんまこどもモニター募集」、それからテレビアニメ『菜なれ花なれ』がですね、いよいよ7月7日から始まりますので・・・それから「ぐんまちゃんアイドルフェスティバル」等について発表させていただきたいと思います。

 

2.ぐんまこどもモニター募集

 まず、「ぐんまこどもモニターの募集」についてです。群馬県では、先月、第2回こどもまんなか推進本部を開催して、群馬県独自のこども施策の方向性などを定めた「こどもまんなか推進プログラム」の骨子を決定いたしました。現在、来年2月のプログラム策定を目指して、骨子の肉付けを検討しています。

 こども基本法にも位置付けられていますが、こども施策の策定や実施にあたっては、当事者である子どもたちや若者の意見を反映させると、これはとても大事だと思っています。私自身、高校生リバースメンターとか若手県庁職員との意見交換を通じて、こどもや若者の声を聞くことの重要性を日頃から大変強く感じています。スライドをご覧ください。

 そこでこの度、群馬県が直接、こどもたち、若者の意見を聞く「ぐんまこどもモニター」を始めることとしました。ぐんまこどもモニターは、群馬県にゆかりのある小学4年生から大学生世代までを対象にしたいと思っています。モニターの皆さんには、児童館や公園などのいわゆる遊び場、あるいは自分たちの将来のことなど、様々なテーマのアンケートに年4回ほど回答していただくという形にしたいと思います。また、アンケートだけではなくて、モニターの皆さんに集まっていただいて、意見交換を行うと、こういうことも予定しています。モニターの募集定員は120名です。参加申し込みは7月31日水曜日まで受け付けております。詳しくは、スライド記載のQRコードから専用ホームページをご確認いただきたいと思います。こども・若者の皆さんからの積極的な参加をお待ちしております。皆さんが日頃思っていることとか疑問に感じていることを、ぜひ自分自身の言葉で県に届けていただきたいなと思っています。

 

3.TVアニメ「菜なれ花なれ」放送開始

 続けて、群馬県を舞台にしたテレビアニメ「菜なれ花なれ」についてです。テレビアニメ「菜なれ花なれ」が、いよいよ次の日曜日の7月7日、七夕の日の23時45分からテレ東系列で放送開始となります。「菜なれ花なれ」、通称「なれなれ」は、特技も性格もバラバラな6人の女子高生たちが、チアリーディングを通して成長していく姿を描いた、オリジナルアニメ作品です。「花咲くいろは」など大人気作品を多く手がけている、P.A.WORKSとDMM.comが企画した作品となっています。

 そして、この「なれなれ」の舞台が群馬県なんですよね。群馬県は、ご存じだと思うんですけれど、高崎アリーナでチアの全国大会が開催されるとか、作品のコンセプトに合っていたこととかですね、企画者の中に群馬県出身の方がいたことから、今回の作品の舞台として選ばれたと伺っています。具体的には、高崎市、沼田市、前橋市などが登場いたします。

 群馬県では、アニメの企画が立ち上がった3年ほど前から、高崎フィルムコミッションや沼田市の観光協会などと協力して、事前のロケーション調査を我々も支援してまいりました。そしてこの度、ようやく放送を迎えるということを大変うれしく思っています。群馬県としては、今後もロケ地マップの作成や様々なコラボ企画をとおしてですね、「なれなれ」を全面的に応援していきたいと思っています。

 「なれなれ」は、テレビ放送のほか、dアニメストアやDMM TVなど、各動画配信サイトでも、7月7日以降、順次配信される予定になっています。ぜひ多くの県民の皆さまにご覧いただきたいと思います。関係者の方と意見交換もしましたし、放送に先立って試写版を私は拝見いたしました。内容について詳しくここで言うと、怒られてしまうから、言わないんですけれども、群馬県の自然、食文化、おなじみの風景など魅力が詰まった作品となっています。今後群馬県のご当地アニメの、代表作になるんじゃないかというふうに期待をしています。知事としては、この作品をきっかけに、群馬県がアニメの聖地となり、多くの方が群馬県を訪れるということを期待しております。

 ちょっと関係者の方と話をして、この「菜なれ花なれ」がチアリーディングをテーマにされているじゃないですか。ご存じの方がいるかはよく分かんないですけれど、2020年にNetflixで「チアの女王」というドキュメンタリーが放送されたんですよね。これはシーズン2までやったんだけど、すごいヒットして、アメリカで、結構チアリーディングのブームが起きたんですよ。テキサスのナバロ大学というところが舞台なんだけど、そこからインスピレーションを得たのかなと思ったら、プロデューサーの方がよくわからないと言っていたから、一応コンテンツ研究家としては聞いてみたいなと思っています。それからさっきのアニメツーリズムなんだけど、群馬県の代表するアニメと言えば、館林を舞台にした、「宇宙よりも遠い場所」、(通称)「よりもい」があるんだけど、「頭文字(イニシャル)D」ももちろんですけれど、ちょっと「頭文字(イニシャル)D」は、知らない世代も増えてきているということなので、この「菜なれ花なれ」にすごく期待したいと思うんですけれど。この間、一太のふらっとCafeで会った方が、(群馬県に)コナンを呼んできてほしいと言うんですよね。コナンシリーズは、実はものすごくアジアでも人気があって、コナンの聖地を訪れる人もすごく多いんですね。だから、(コナンの映画は)東宝(の配給)だし、本気で考えてみたいなと思っていることも、一応コンテンツ研究家として、皆さんには一応申し上げておきたいと思います。これ以上、余分なことを言うと長くなるので、これでやめたいと思います。

 

4.ぐんまちゃんアイドルフェスティバル

 続けて「ぐんまちゃんアイドルフェスティバル」についてもお話をさせてください。群馬県では、県民幸福度向上や県内経済・地域の活性化などに繋げていく場ということで、皆さんご存じのとおり、県庁舎の有効活用を進めています。様々な分野で活躍する民間の有識者とともに、「県庁Re:born会議」を作りました。この「県庁Re:born会議」で、にぎわい創出に向けた新たな活用策を検討してまいりました。本日はその会議から生まれた、県庁舎活用アイデアの一つを実施することになりましたので、ご紹介したいと思います。スライドをご覧ください。

 この度、ぐんまちゃんアイドルフェスティバルを開催することを決定いたしました。「ぐんまちゃんアイドルフェス」は、ぐんまちゃんが総勢20組以上のアイドルを、群馬県庁に招待して、一緒に群馬県の魅力を発信するというイベントになります。イベントでは、アイドルによるライブパフォーマンスのほか、来場者投票によるコンテスト形式の企画も行いたいと考えています。例えば、ぐんまちゃんの活躍を応援し、一緒に群馬県を盛り上げてくれるアイドルを選ぶ「ぐんまちゃんオフィシャルサポーター2025コンテスト」。群馬の温泉の魅力を歌やダンスで表現する「いい湯だなパフォーマンスコンテスト」などをやる予定です。群馬県ならではのアイドルイベントとなっていますので、ぜひ(記者の)皆さん、取材という形でなくても見に来ていただきたいなと・・・記者の皆さんも含めて大勢の県民の皆さまにお越しをいただきたいと思います。県外でも結構です。開催日時は、10月6日日曜日の11時からということになっています。ぜひ大勢の皆さんに来ていただきたいと思います。先ほど申し上げましたが、会場は群馬県庁県民広場にメインステージを置いて、群馬会館にサブステージを設ける予定です。入場は無料ですけれども、一部だけ有料エリアがあるということです。出演者やイベントスケジュール、(有料)チケットの購入方法など、詳細については明日以降、特設ホームページで順次公開させていただきます。いつものとおりですけれど、スライド記載のQRコードからチェックをしていただければと思います。

 群馬県としては、このイベントをとおして、県庁、それから前橋の街中のにぎわいを創出すると同時に、アイドルや若者の発信力を活用して、群馬県の魅力を広くPRしていきたいと考えています。アイドルが好きな方だけではなく、あまり詳しくない人にも楽しんでいただけるイベントの中身になっています。アイドルから元気をもらえることは間違いないので、ぜひ多くの県民の皆さんにご来場いただきたいと思います。

 

5.アニメ「ぐんまちゃん」の海外展開

 最後に「アニメ『ぐんまちゃん』の海外展開」についてご報告したいと思います。アニメ「ぐんまちゃん」は令和3年10月にシーズン1、昨年4月にシーズン2を制作して、テレビ放送を行ってまいりました。国内の各種動画配信サービスでの配信も実施してまいりました。そしてこの度、海外での展開に2つ動きありましたので、ご報告したいと思います。スライドをご覧ください。

 まず1つ目です。この度、「アニメ『ぐんまちゃん』シーズン2」が、シーズン1に引き続き、米国の動画配信サービス「クランチロール」で配信開始となっています。シーズン1については、「クランチロール」にて、全世界の200以上の国と地域で英語を含めた8つの言語の字幕によって、配信を行ってまいりました。そして、シーズン2については、先週6月25日に英語字幕版の配信が開始されました。そして、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、フランス語、その他の字幕版についても、今月の25日に配信が開始されることになっています。

 続いて、海外展開の2つ目です。本日から開催される北米最大級のアニメ・コンベンション「アニメ・エキスポ」に昨年に引き続いて、ぐんまちゃんが参加しています。このイベントは、毎年多くのアニメファンが全米から集まって、昨年は延べ35万人が来場いたしました。昨年参加した際には、ぐんまちゃんの登場時には、多くの来場者が足を止めて、見学撮影を行っていました。特に、女性や子どもからとても人気があったという報告を受けています。群馬ブースを何度も訪れる方や、群馬県への旅行を旅行会社に相談する方もいて、かなり大きな反響がありました。こうしたことから、ぐんまちゃんの海外への展開に大きな手応えを感じ、2年連続での参加を決定いたしました。これはアニメ・エキスポなので、ほかの(ご当地)マスコットキャラクターは誰も参加できないので、ぐんまちゃんの独壇場です。

 今年の群馬県ブースでは、ぐんまちゃんによるステージパフォーマンスやアニメ「ぐんまちゃん」の放映などによって、ぐんまちゃんの魅力を強くアピールしたいと、PRしたいと考えています。また、今回新たに群馬県内の観光地の写真や県産品の展示も行います。ぐんまちゃんだけじゃなくて、群馬県の観光物産についてもPRさせていただきます。アニメ「ぐんまちゃん」の海外展開については以上です。群馬県としては、こうした取り組みによって、ぐんまちゃんの魅力をさらに海外に広く伝えていきたいと思います。そして、ぐんまちゃんを通じて、群馬県の魅力を多くの海外の方々に伝え、これがインバウンドの増加など、県内経済の発展に繋がる流れをより一層しっかりと作っていきたいと考えています。

質疑応答

●TVアニメ「菜なれ花なれ」放送開始について

(記者)

 7日から放映が始まる「菜なれ花なれ」について、舞台が前橋、高崎、沼田とのことでしたけれども。また、(知事は)試写をちょっとご覧になったというお話もございましたが、その風景の中でどういったところに注目して、県内外の方に見てほしいというところなどを教えてください。

 

(知事)

 あんまりどこまで細かく言っていいか分かりません。まず、担当の方からお話をさせていただいた後で、コメントしたいと思います。

 

(戦略セールス局長)

 先ほど説明をさせていただいたとおり、具体的には高崎、沼田、前橋という地域についてはお話をさせていただきましたけれども、正直、あまり具体的にこの場所ということがなかなか言えない部分もございます。特に、知事は試写版を見ていただいているんですけれども、そこがネタバレに繋がるということもございますので、ただ、例えばスライドを見ていただくと、こちらは沼田市内にございます「団子坂」、通称「トンネル坂」という場所になっております。こうした市内を一望できるロケーションという形で、制作側からの希望に沿った場所を我々としてもご提供させていただいています。そのほか、「吹割の滝」ですとか、高崎の「白衣観音」、こういったところはポスターなどでも、すでに公開されていると、そんな状況がございます。

 

(知事)

 何を見てほしいかというと、今ちょっと話があったような、群馬県の風景が出てくるので、それはすごく楽しみにしていただきたいと思いますし、本当に多くのアニメを見てきたんですけれども、なかなかキャラクターのキャラがいいですね、どれも。この(登場人物の)6人がそれぞれ違う個性を持っていて、どれも魅力的なキャラクターなので、それぞれの登場人物のパーソナリティみたいものをすごく楽しんでもらえるかなと思うし、「よりもい」もそうだったんですけれども、やっぱりその「応援する」ということを通じて、この6人の高校生がどんどん成長していく、こういう姿をぜひ見ていただければと思います。なかなかエンタメ的にも面白い作品になっていると思います。

 

●知事と議会各会派との懇談について

(記者)

 知事は2日に、両副知事同席のもとで、第2回定例会閉会後、初めて自民党県連執行部と面会されたと報じられています。閉会日に交わされた、確認書を受けての開催かと思いますけれども、面会でどんなお話があったか、また面会終えられての所感を可能な範囲で教えてください。

 

(知事)

 なかなか良い意見交換ができたかなと。2人の副知事にも同席してもらって、今回は総務部長、秘書課長にも入ってもらったので、これからこういう形でやりたいと思うんですけれども。まずは、いろいろご迷惑をかけたことについては、知事として、本会議でも言いましたけれども、少し配慮が足りなかったこともあるので、そこはお詫びをしました。一言で言うと、ここから「雨降って地固まる」みたいな形で、うまく県議会と信頼関係を作れればいいなというお話をさせていただいて、あとは具体的な報告はまだ多くなかったんですけれども、基本的には執行部の皆さんのご意見を伺いました。我々としては、これは久々にお昼を食べながらやったんですけれど、こういう昼食会みたいなものは、隔週で、定例でやっていこうと、何かあったときには集まればいいと思いますし、たまには、1ヶ月に1回くらいは、外で食事をしながら、リラックスして、いろいろな話をしようみたいな、そんな感じでした。とりあえず、今回は、特に5人の執行部の皆さんのいろんなご意見やご要望を伺ったということで、なかなかいい雰囲気で再開できたんじゃないかなと思います。これは、他の会派の方々ともしっかりあそこで約束したことなので、また同じような形で、意見交換の場をこれから設けていきたいなと思います。

 

(記者)

 今最後に触れられた、確認書を交わしたその他の会派との今後の懇談の日程なんですけれども、その日程について可能な範囲で教えていただけますでしょうか。

 

(知事)

 日程についてはまだ今やっている(調整している)ところなんで、大体7月中に全部できるかなと。一巡できるかなと思います。

 

(記者)

 また、日本共産党県議団が(7月)2日に「知事と確認書を交わした県議会の4会派に限定せず全会派との懇談の場を設けること」を求める要望書を出しました。4会派以外との懇談の開催についての知事のお考えをお聞かせください。

 

(知事)

 この懇談の開催っていうのは、覚書に基づいてやるわけですよね。なおかつ、今回の人事に賛成していただいた会派の方々との、いろいろその何ていうか、覚書っていうか合意に基づいてやるっていうことです。それを共産党とやることは考えていません。それからね、その懇談っていうか、今までもいろいろ知事として、何て言うんでしょうか、足りない点っていうのはそもそも欠点がいっぱいある人なので、あるのかもしれませんけど、各会派の要望を本当に真剣に聞いてきたんですね。だから、これは共産党についても同じで、例えば共産党の方々の要望も聞く機会を設けているんで、それはおそらく今までの、よくわかりませんけど、少なくとも前の県政に比べたら本当に真剣に聞いてるので、こういうことをしっかりやっていけばいいのであって、昨日自民党県議団と、会派と再開したこういういわゆる約束に基づいたような形の懇談を共産党とやることは考えていません。そんなことしなくてもちゃんと要望は伺っているので。

 

●ぐんまちゃんアイドルフェスティバルについて

(記者)

 ぐんまちゃんアイドルフェスティバルなんですけど、これ出演者はまだ決まっていないというか今後発表するという認識でよろしいでしょうか。

 

(知事)

 どうぞ、総務部長の方から。

 

(総務部長)

 出演者はですね、順次ちょっとずつ発表させていただきますので、決まり次第ですね。

 

(記者)

 わかりました。ありがとうございます。あと「いい湯だなパフォーマンスコンテスト」なんですけど、あれは「いい湯だな」っていうやつ(曲)のコンテストなんですか。

 

(総務部長)

 おっしゃるとおりですね。一般的にはですねドリフターズの曲、あれは替え歌なんですけど、それが有名なんですけど、もともとはご当地ソングということで群馬県のご当地ソングがもとだったんですね。

 

(記者)

 知らなかったです。わかりました。ありがとうございます。

 

(知事)

 記者さんがいちいち節をつけて歌ったから面白かったですよ。

 

●TVアニメ「菜なれ花なれ」放送開始について

(記者)

 「菜なれ花なれ」の話なんですけれども、今いろいろとお話伺いましたが制作側の方でも県内で上映会開いたり、巡礼キャンペーンなどをいろいろやっていらっしゃって、改めて作品の県内への波及効果みたいなところでの期待を伺えればと思います。

 

(知事)

 まず、せっかく来てるから戦略セールス局長から。

 

(戦略セールス局長)

 やはりですね、先ほどもちょっと群馬県内様々な地域、エリアがこの作品の中に描かれているというようなお話もさせていただきました。特に、近年このアニメツーリズムというものは、非常にファンの方々の中から、それぞれ取り上げていただいた舞台、そうしたものが聖地というような形で言われてですね、長くその聖地に足を運んでいただくというような、そういったムーブメントも起こっておりますので、今回のこの「菜なれ花なれ」まだ放送前ではありますけれども、非常に多くのファンの方が、この番組に対する期待とともに、群馬県に対する注目度、これも今非常に上がっておりますので、そういった点も含めて、今後の経済効果というものに大きく期待が寄せられてるかなというふうに考えております。

 

(知事)

 もう記者さんご存じのとおり、本当にそのアニメツーリズムっていうのはあって、例えば少し前のことになりますけども「君の名は」が大ヒットした後、やっぱりね、結構大勢の人があの地域を訪れているんですね。それからさっきちょっと「(名探偵)コナン」の話をしましたよね。なんでコナンシリーズが影響があるかっていうふうに思っているかっていうと、何年か前に、コロナ(ウイルスが流行する)前にですね、中国のいわゆるインフルエンサー、ネット上の、20人、10人以上に群馬県に来てもらって、あちこち回ってもらった事業をやって、もうコロナでできなくなっちゃったんですけども、その時に意見交換したら、複数の中国人のインフルエンサーの若者から「コナンをもうちょっとアピールしたらいいんじゃないか」と。山村警部という群馬県警のとぼけたおじさんが出てくるわけなんですけど、すごく人気あったんですよ。だからやっぱり意外とね、特にアジアでコナンすごく人気あって、もっと山村警部をアピールしたらどうかみたいな話もあったので。そういう意味で言うとこの「菜なれ花なれ」がね、結構ヒットして大勢の人が見ることによって、群馬県が例えばX上で話題になることも増えてくると思うんですよね。若者の間で。いろんな形で観光振興にも繋がっていくし、群馬県の知名度みたいのを発信するっていう意味でも、かなり有効な手段じゃないかなと思います。

 

(記者)

 わかりました。ありがとうございます。知事自身も視聴したということなんですけど、今後も見ていく予定はありますでしょうか。

 

(知事)

 もちろん。全部は見せてもらえなかったから、5話か6話までだったっけ、4話までか。4話ぐらいまで見たんで、7日から始まるから、はい。できるだけオンタイムで(見よう)と思うけどちょっと時間がないので。死んじゃうからこれ以上睡眠削ると。あれですよね、12チャンネル得意の深夜アニメ枠だよね。(夜)11時45分の。ここで結構やっぱり(株式会社)MAPPA(が制作したアニメ)とか「BLEACH」から始まってものすごい名作が生まれてるんで、この時間結構昔からチェックしてたんだけど、オンタイムじゃないけど、ちゃんとずっと見ておこうと思います。

 

(記者)

 あと、先ほどロケ地マップなんかの話もありましたけれども、本作について群馬県としてどう盛り上げていくか、県としてどういう施策をとっていくかみたいなのを伺えればと思います。

 

(戦略セールス局長)

 まさに「菜なれ花なれ」この放送が開始されるということ。こうしたチャンス、これを逃すことなくですね、我々としても、様々な手を打っていきたいなというふうに考えておりまして、まずは放送が開始された後からは、各回、それぞれ物語の中で描かれる群馬の魅力。こうしたものを、地域の方々と合わせて、各種のイベントであるとか、またコラボ企画、こうしたもので群馬の魅力を発信していきたいというふうに1つには考えております。

 また、放送終了後には、今、記者さんからお話がありましたロケ地マップ、この作品に限定したロケ地マップを制作いたしまして、実際に舞台となった、主人公たちが暮らす町並みであったりとか、また観光地、こうしたものなどもぜひ、いわゆる聖地に多くの方に足を運んでいただけるように、そんな取り組みについても、今後進めていきたいと考えております。

 

(知事)

 その他の人気アニメ作品でも結構あるんですよ。ここでロケされましたと。そのアニメのファンで「あの回で出てきたこの場所」とか「この店」とか、そういうの結構みんなこだわってるので、そういう形で全部終わったときに、他のアニメでもよくあるんだけど、「ここでロケしました」みたいなマップを作ることによって、アニメツーリズムで来た人たちがそれを見ながら回れるような、そういう状況を整えるということだと思います。

 

●富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産登録10周年について

(記者)

 富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産登録10周年に関連して伺いたいと思います。製糸場の保存整備とか活用の今後の展望について伺えればと思うんですけれども。知事は昨年9月の県議会で製糸場について抜本的な見直しが必要と言及しました。今後具体的にどうしていくのか、何を変えて何を変えないでいくのか。改めて10年を迎えて、今後の世界遺産全体をこうしていくということも含めて、知事の方針があれば聞かせていただければと思います。

 

(知事)

 まずは地域創生部長から。

 

(地域創生部長)

 今お話のあった中で、富岡製糸場と絹産業遺産群につきまして、2つ大きく検討していかなければいけないなと思っています。1つは来場者。(もう)1つは今お話があった建物の保存整備、活用まで含めてという話になろうかと思います。

 まず来場者数ですが、昨年度4資産合わせて約40万人に戻りました。ただ、コロナ禍前が49万人いらっしゃいましたので、それに比べるとまだまだだと思います。全国的には、インバウンドの方が非常に増えているのですが、この富岡製糸場と絹産業遺産群については、インバウンドが呼び込めていません。このインバウンド需要を取り込むことと、リピーターをちゃんと(確保)すること。これをするためには、来訪者のニーズですとか、そういったところをしっかり分析して、エビデンスに基づいて、群馬県と4資産を束ねる4市町と一緒に作戦を練っていかなければならないと思っています。

 あと保存整備についても、昨年12月に知事と4市町の首長さんとトップ会議を開きました。これを継続して、この4資産をどうやって保存していくか、どうやって活用していくかという包括的な保存管理計画、それをその会議の中で議論していくということにしております。保存整備の優先順位ですとか、工法などについても、そこで議論ができると考えているところでございます。

 

(知事)

 富岡製糸場と絹産業遺産群について言うと、記者さんはご存じの通り世界遺産に決まったときは結構、一時だけど、NHKの歴史秘話ヒストリアで富岡製糸場を取り上げたりしたときは、(来場者が)結構伸びて、ぐっと行ったんですけど、その後やっぱりだんだん減ってきちゃってて、新井部長の言っているとおり、リピーターがそんなに多くないとかいろんな問題あると思うんですけど、ここに来て、結構また増えてきているっていう傾向があるんですよ。思ったよりも多分増えてきてて、コロナ前ぐらいの水準になりつつあるみたいなところがあるんで、やり方によってはもっと人を増やせると思うんですよね。4市町によるトップ会議も開いたので、今新井部長が言ったようなことを丁寧に1つ1つ積み重ねていくってことなんですよね。ちょっと、前に抜本的にって言いましたけど、そう簡単になかなか抜本的にっていうのは簡単じゃないなと思って。まずはそういういろんな試みを積み重ねることによって、少し道を探っていくってことだと思います。

 

(記者)

 わかりました。抜本的には難しい、なかなか簡単じゃないとおっしゃっているとはいえ、そういう方向で見直しいくという方針には変わりない・・・

 

(知事)

 とにかくこういう小さなこと、大事なことを積み上げていく中で、どういう形でいくかっていう方向性が見えればですね、少しいろんなことを考える場合もあるかもしれませんが、とりあえず今は、保存整備も含めてできることを1つ1つ積み重ねていくってことだと思います。

 

●富岡製糸場の繰糸所について

(記者)

 国宝の繰糸所について伺いたいと思います。自動繰糸機の動態展示について伺えればと思います。自動繰糸機は繭から生糸を作る当時の最新鋭の機械で、現在10セットが停止した状態で残っているということです。市民や関係者からは蚕糸業の厳しい現状の中で、一部を動かして生糸の生産システムがわかるような活動につなげて欲しいというような要望もあります。観光庁のレガシー形成事業と合わせて現在の検討状況と、知事としての自動繰糸機の動態展示についての考えを伺えればと思います。

 

(知事)

 まず新井部長から。

 

(地域創生部長)

 まず今のご質問の中で、繰糸所の中での動態展示、繰糸機を動かしてということなんですが、まず、それをすることで文化財としての価値を損ねてしまうと困るので、繰糸所ということで限定せずに、製糸場の内外どこかで動態展示ができないかということは、2つ目におっしゃられた観光庁のレガシー形成事業の中で検討しております。この観光庁のレガシー形成事業は、事業主体は関東運輸局になります。令和4年度、5年度、6年度、本年度で3ヵ年目になりますけれども、実現可能性調査をする事業になっております。ここに、群馬県、富岡市、また絹関係の団体も関わっていただいて、様々な検討をしております。その1つとしてこの動態展示があります。

 実際に、製糸場は糸を引く場所ですので、そこで繭から糸を引く、それを見ることができるということは、世界遺産としての価値も高められると思っております。ただ、先ほど記者がおっしゃられたように、繰糸所と限定してしまいますと、文化財、国宝になっておりますので、そこを損ねてしまうということは避けなければならないので、どういった形で動態展示ができるかっていうところは検討していきます。今年はより深く、本当に具体的なところを、可能性調査をやっていきたいなと、そういうふうに考えているところです。

 

(知事)

 最後の部分が結構大事だと思うんですけど、動態展示みたいなね、いろんな知恵を使って、より注目を集めていくっていうことなんだけど、今新井部長が最後に言ったようにね、文化財としての価値を高めるっていう流れでやんなきゃいけないんで、いろいろ知恵はあるんですけど、これ全体が文化財としての価値をおとしめてしまうみたいなことを気をつけながらやんなきゃいけないっていうことが、とてもポイントだと思うので、そこをちょっと気をつけながら、この動態展示を進めるということだと思います。

 

(記者)

 わかりました。繰糸所内外というふうな言い方をしたんですけど、それは富岡製糸場も離れた外も含めてってことなんでしょうか。それともどちらかというと富岡製糸場内をイメージしてるんでしょうか。

 

(地域創生部長)

 そこは限定せずに申し上げたらよろしいでしょうかね。やっぱり繰糸機を動かすために必要な水の問題ですとか、動力の問題、何を使うかという形にもなりますので、一番いいのは確かに製糸場の中っていうのはありますけれども、そこにあまりこだわりすぎて、できなくなるよりはもう少し可能性は広げたほうがいいかなと。実施主体ではないので、あくまでも希望です。

 

●「サウナ・スパ関連商品等開発支援事業」について

(記者)

 今日の(知事定例記者会見と)同時刻にですね、県主催でサウナ・スパの事業支援説明会っていうのをやっていて、それも取材させていただいているんです。サウナ事業を県が支援するっていうのも、なかなか珍しいものかなと思うんですが、知事のサウナにかける思い、どうしてこういった事業を行っているのか教えていただきたいと思います。

 

(知事)

 産業経済部長が来てるからまずは部長から。

 

(産業経済部長)

 この事業に着目いただきましてありがとうございます。ちょっと少し事業の説明をさせていただければと思うんですけれども、このサウナ・スパの事業なんですけれども、まず、群馬県が今力を入れて取り組んでいるリトリート。ここに着目をしまして、リトリートと非常に相性がいいだろうということでサウナに着目したっていうところなんですね。

 この着目は職員のアイデアになるんですけれども、着目をしまして、サウナ・スパに関する新たな商品開発を行ってもらうというそういった事業になっています。昨年度からやりまして今年が2年目というものです。

 具体的には、サウナの関連事業者の方であったり、或いはサウナの愛好者の方、そういった方のニーズ、或いはアイデア、そういったものとですね、県内の企業さん、県内にはすぐれた技術を持つ企業さんいっぱいいらっしゃいますのでそういった企業さんをマッチングさせまして、実際に商品開発につなげていこうと、そういったものなんですね。昨年度の事業の中では、例えばですけれども、サウナにマッチする料理。「トトノウスープ」とか「トトノウガパオ」とかがあるんですけどそういったものとか、或いはシルク製品、旅館で着用いただくシルク製の作務衣であったり、或いは夏用の布団であったり、そういったものを開発されました。実際にその2件については、商品化もされているという状況です。この事業をきっかけにこのサウナ・スパの商品っていうのが、当然リトリートのいいコンテンツになるといいなとも思いますし、ものを作ってる企業さんの新たなチャレンジになるといいなっていうことで、やらせていただいてるそんな事業になっております。

 

(知事)

 サウナは記者さんもご存じだと思うんですけども、群馬県の掲げているリトリートの趣旨にとってもかなうものなんですよね。とにかく心と体を癒すっていうことでいうと、サウナの効能って素晴らしいと思うし、特にフィンランドに行ってから改めてサウナのことをすごく調べたんだけど、最近は若者の間でもとても流行っているじゃないですか。少し高齢者の間でも、サウナに結構行く人多いんだけど、意外とスタートアップの経営者とかでもサウナ大好きな人たちがいて、何か整う合戦みたいのやっているんですよね。いろいろ調べてみたら、まずものすごく体を暖めて、冷たい水を浴びるとか冷たいお風呂に入るとか、自律神経を整えることにすごく役に立つと思うし、あと前から北欧の友達と話しているんだけど、やっぱりフィンランドはがんが少ないと。それ多分サウナのせいじゃないかっていうね。やっぱ体を温めるってことによってがん細胞の繁殖を抑えるっていうのがあったりとか。いろんな意味でやっぱり健康志向の人達にもサウナっていいと思うのと、あと知事の思いっていうことで言うとね、やっぱり群馬県の最高のキラーコンテンツは温泉なんで、温泉とサウナってうまく結びつけると、すごい強いなと。また、サウナに入った後は駄目かもしれないけれど、温泉の効能とサウナを結びつけるっていうことができるとすると群馬県ぐらいだから。だからこういうのも少し考えてみたらいいのかなと思います。さっき言ったようになんかまだ飲んだことないんだけど、トトノウスープとかね、ガパオとかあるからちょっと試してみようと思うんだけど。サウナは帽子かぶる人もいるしね。特にインバウンドを考えたらね、作務衣みたいなやつもいいんじゃないかなと思って。これはこれでサウナやろうっていう人たちに元気を与えるっていうのは、群馬県のリトリートにも繋がるので、とても時宜にかなった理屈にかなった取り組みかなと思ってます。

 

(記者)

 ちなみに知事もサウナ入られたりするんですか。

 

(知事)

 はい。サウナ、最近ちょっとあんまり入れていないんですけれど、今、家庭用サウナって何年前からものすごい大人気なんだけど、ほとんど手に入らないんですよ、人気があって。だから、どっかでまたサウナ組み立てようかなと。昔、随分前ですけど、すごい安いサウナを組み立てて、結構大変なことになったことがあるで、これ以上言いませんけど。

サウナ本当は入りたいけど、なかなか入れない。もっというと温泉も毎日入りたいけど、入れないんで辛い思いをしています。

 

(記者)

 好きなんですね。

 

(知事)

 はい。

 

(記者)

 今後もこのような支援事業とか今回は商品開発などに特化した事業かと思うんですけれども、サウナ自体の例えば支援、経営の支援とか、そういった、何か今後もこのような事業を行っていきたいとか、県の今後を教えてください。

 

(産業経済部長)

 まず、昨年度始めた事業として、いい商品ができてきました。今回の事業、説明会まで取材に行っていただいているということなんですけれども、やはりアイデアを持つ方、それからその技術を持っている方、そういった方が参加をしてですね、そういったところをつなげていきながら、新たなチャレンジ、新たなイノベーションというんでしょうか、そういうのを起こすような形ですね。ですので、まずここのところをしっかりやっていきたいなと思っています。

 

(記者)

 知事もいかがでしょうか。

 

(知事)

 まずは、こういうふうにサウナ事業をしっかり応援して、その流れを見ながらリトリートっていう群馬県のコンセプトに合うような、いろんな事業があったらそれも積極的にやっていきたいと思います。サウナは本当にいいと思ってるんで。ぜひ期待してくださいこの事業の成果に。

 

●ぐんまちゃんアイドルフェスティバルについて

(記者)

 ぐんまちゃんのアイドルフェスティバルについて伺いたいんですが、まずこのにぎわい創出目標ということで、実際に集客目標であるとか、あと、きっとファンの方がたくさん来て宿泊とか飲食影響あると思うんですが、期待してる経済効果、お聞かせいただけますか。

 

(知事)

 これは下山総務部長から。

 

(総務部長)

 一応ですね、期待している集客人数は3,000人程度を期待しております。アイドルですので、かなり県外の若者も訪れてくれるものと期待しているところでございます。具体的な経済効果とかはまだ見込んではいないんですけれども、ぜひ県外から来た方々には県庁来るまでの間等、あるいは宿泊していただいて、ぜひいろいろお金を使っていただければと考えております。

 

(記者)

 それと、今回、Re:born会議で知事が座長でいらっしゃったわけですけれども、今、アイドルイベントたくさんある中でこのタイミングでこのアイドルのフェスを行うこの意味合い、期待の部分も改めてお聞かせいただけますか。

 

(知事)

 Re:born会議、ご存じのとおりメンバーが結構素晴らしい方々で、特にこういうアイドル系のプロデュースということでいうと何人か専門的に非常にすぐれた実績を持っている人が入っているんですよね。そういう方々のアイデアをいろいろ聞いて練り上げたっていうとこもあるので。今やっぱりこういうフェスって結構きているし、群馬県でやって十分な効果があるっていう、みんなの、そういう専門家の方々の分析もあってやってるんですけど、このタイミングっていうのあるかもしれませんけど、今こういう流れが全体にきてる中で、このアイドルフェスみたいな形で群馬県の発信力を高めていくっていうことは、非常に効果があるだろうなと、私自身もそう思ってるんで、ぜひこれはやって欲しいと思ってましたんで、形になってよかったと思います。

 

(記者)

 出演のアイドルは県外県内両方というイメージでよろしいんですかね。

 

(総務部長)

 県に関係するアイドルも出演していただくことになっております。違うアイドルさんもいらっしゃいますけど、様々なアイドルさんに出演していただこうかと考えております。

 

(記者)

 群馬県ゆかりのアイドルもいるし、そうでない方もいらっしゃる。

 

(総務部長)

 おっしゃるとおりです。

 

(知事)

 順次発表していくんですよね。

 

(総務部長)

 はい。

 

(記者)

 (特設ホームページでの詳細情報の公開は)明日ということですが、これは明日(7月5日)の深夜0時という意味合いですか。

 

(総務部長)

 深夜0時というわけにはいかないと思いますが、明日ということでご理解いただければと思います。

 

(記者)

 (明日から、)何段階かに分けて発表ということですかね。

 

(総務部長)

 そうですね。

 

(記者)

 あと、今後ですけれども、これも上手くいった場合は来年度以降も続けていきたいというお考えはあるんでしょうか。これは単年度でということですか。

 

(総務部長)

 とりあえず今年度をぜひ成功に導いて、その結果を受けて来年度以降については検討させていただければと考えております。

 

(知事)

 最初からシリーズ化でやろうとは思っていないけれど、今回のイベントがものすごくうまくいけば、1つまたシリーズ化をするという考え方も出てくると思うので。そこは、まずはこのアイドルフェスを成功させて、みんながもう次もやって欲しいみたいな流れを作ることが大事だと思っています。

 

●旧優生保護法の裁判について

(記者)

 冒頭でありました旧優生保護法の関係なんですけれども、昨日の違憲判決を読むと、戦後できた旧優生保護法は議員立法でできて、それが立法当時から違憲状態であったということの指摘ですとか、その後2019年ですけれども、救済法として成立した一時金支給法も、これも中途半端で、却って解決を遅らせたのではないかという最高裁からの意見がついています。当時、一時金支給法が検討されているときには、知事も参議院議員をなさっていた時代と重なりますけれども、これ振り返ってみて、議員立法でできた法律が問題視されているわけですけれども、今振り返って知事の考えをお聞かせいただけたらと思います。

 

(知事)

 そうですね、ちょっと国会議員時代のことを振り返るってのはちょっと変な感じなんだけど、でもその岸田総理のおっしゃるとおりで、もう基本的あってはならないことというか、本当に人の尊厳を踏みにじるような行為だと思うんですよね。それが、今記者さんがおっしゃった、いろんな理由があるんですけども、今まできちっと手当がなされなかったってことについては本当に反省しなきゃいけないと思うし、そういう意味で言うと、私も当時国会議員の1人でしたから、そこはやっぱり何でこんなに対応が遅れたのかっていうのは反省しなければいけないと思います。総理が言っているように、これから他の方々にもどうやって対応していくのかっていうこともちゃんと考えなきゃいけないし、できるだけ早く会ってお詫びをしたいということはしっかりやっていただきたいと思います。国にはそういう形でやってもらうとして、記者さんおっしゃったように、参議院議員時代、私も国会議員として関わる立場だったということを考えると、やはり反省すべき点が多いと思います。

 

●朝まで生テレビについて

(記者)

 案件外なんですけれども話が、ちょっと変わってしまうんですけれども、「朝まで生テレビ」の関係です。長く続いてきた番組ですけれども、10月に地上波の放送が終わって、BSの方に移行すると。長寿番組ですけれども、出演されてきたご経験もあろうかと思います。そのあたり何かご感想があればお聞かせいただけないでしょうか。

 

(知事)

 何か地上波が今度BSかなんかになるんですか。それはちょっと事情もよくわからないんですけども。田原総一朗さんはもう90なんですよね。あの番組、やっぱりある意味エポックメイキングっていうか、政治をより国民に身近にした番組だと思うんですね。それから結構朝まで生テレビで発見された若手議員とか多いんですよ。安倍元総理もそうだし、石原伸晃さんもそうだし、渡辺喜美さんもそうだし、河野太郎もそうだし、今ちょっと状況変わってきているんですが、私が若手議員だった頃っていうのは、特に小泉総理が出てきたってこともあって、テレビ政治の全盛期みたいな。それこそ小泉劇場って、特にテレビメディアがつくり出したようなところがあってですね、いろいろその功罪いろいろあると思うんですけども、ただ1つ、若手政治家として思ったことは、やっぱりああいう番組って若手議員にとってはデジタルの翼だったんですよね。つまり昔は若手が目立つところなんてなかったですよね。ほとんど。当選回数を重ねないと。でもああいう番組ができた。ある意味、あれは本当にそういう意味で言うと時代を作った番組だと思うんですけども、ああいう番組が出てきた。田原さんもサンデープロジェクトっていうある意味これも大変な番組やってたんですけど、そこに出た総理が変なこと言ったために退陣に追い込まれたことさえあったから。だけど、これはこれで本当に、大きな足跡を残してきた番組なんだけど、時代の流れに従って、やっぱり今までとはまた違った、形にならざるを得なかったっていうとこもあるんじゃないでしょうか。それから田原さんが余人をもって代えがたい人なので、なかなかそういう問題もあったのかわかりませんが、本当にでも一応BSで続くわけですよね。それはそれでしっかりなんか頑張って欲しいなと。

 ちなみに朝生出演回数で言うと、おそらく舛添さんとかが圧倒的に一番なのかもしれませんが、(舛添さんは)政治家になる前から出てるんで、政治家になった後っていうか国会議員の出演回数は、一時、私と辻本さんが同じ回数だったということがあって、一番多い方だったので、ある意味とっても思い入れがあるし、もうやめますけど、あそこで鍛えられたところがあるので、何回も出て全然うまくいかなくて、もうボロボロになって戻ってくるってことよくあって。その後だんだんしゃべれるようになったので、そういう意味で言うと、この番組はとっても思い入れがあるし、本当に時代を作った番組だと思うし。それから、前のプロデューサー。亡くなられたんですけど、朝生だけは絶対に断らないようにしてくれって約束を最後まで守ったんで、本当に徹夜で群馬県に来ることもあったんですけど、プロデューサーとの約束を守って、それだけは最後までちゃんと果たしてよかったかなというふうに思いますので、ぜひ田原さんにも、朝生のスタッフの皆さんにも、地上波からBSに変わっても頑張っていただきたいと思います。

 

駐日韓国大使との面談について

(記者)

 さらに続けてなんですけれども、先週話題になりました追悼碑の関係なんですけれども、よろしいでしょうか。群馬県と韓国大使館側の面談を見送られたということで、群馬県、山本知事のご説明では、なかなか信頼関係が結べないところがあるんじゃないかという発言がありました。これは事務方レベルの交渉で何か問題があったというそういうご趣旨だったんでしょうか。

 

(知事)

 韓国大使館と信頼関係ができないということじゃなくて、この問題の経緯は、もう記者さんもずっと(取材されているので)ご存じだと思うんですけども、やっぱり外交って非公式のルートとか公式のルートがあって、非公式の話っていうのは外に出ないことになっているわけじゃないですか。だから、ずっと私は非公式の話はしなかったわけですよね。公式のことだけを言っていたわけですけれども。そういう中で、例えば冒頭だけマスコミを入れて、後から報告するみたいな形になったときに、こっちがお話したことが正確に発信されるかどうかという確信が持てなかったということです。例えば、韓国大使館とは生涯つき合わないみたいなつもりはなくて、よく分かりませんが次の大使も来られるわけなので、また何かの機会があればお目にかかれることもあると思いますが、この問題の今までの経緯を振り返ってみて、この問題に対するいろんな報道等を見たときに、話し合いをして、本当にその中身が正確に伝わるかどうかっていう確信が持てなかったので、すべてオープンにしてもらいたいと。こういうことを言ったんですけども、それについては合意が得られなかったので、これは一区切りにしましょうと、こういうことになったということです。

 

(記者)

 とすると、何か非公式な話題が出てしまったと、そういうご説明ですか。

 

(知事)

 いや、その非公式の話についてはもう申し上げるまでもないんで、ここで説明する必要はないと思うんですけど、もう1回言いますが、非公式な会、例えば話し合いっていうのは外に出ないっていうことが前提なんですよ。外交ってそうじゃないすか。例えば、誰かが誰かに非公式にお目にかかりたいと、外には出しませんっていうふうにお目にかかったとしたとしますよね、その話は外には出ないはずの話なんですよ。だから、そういう意味で言うと、私は非公式のことについても触れていないので、細かいことは言いませんが、今までのいろんな経緯とか報道のされ方を見ると、例えば直接お目にかかって話し合ったことが、本当に正確に外に発信されるかっていうことの確信が、このケースでは持てなかったということで、我々は完全にオープンにしてくださいと、オープンにすることについて、特におかしいことはないんじゃないかということだったんですけれども、向こう側は、やはりそれはクローズにして欲しいと。(報道機関の取材は)冒頭だけで、あとはクローズにして欲しいということだったので、韓国大使には韓国大使のお考えがあったんだと思いますが、そこは我々と合意できなかったということで、これは一区切りにしましょうということになったということです。

 

(記者)

 それで、朝日新聞の取材に対して、在日の韓国大使館側がコメントを発表しました。もうご承知かもしれませんが、例えば、韓国大使館側は、これまで群馬県知事との面談を先に提案して進めてきたところ、受け入れられない条件を提示されて最終的に実現しなかったと。群馬県の知事は、これ山本知事のことですけれども、追悼碑の撤去が歴史認識とは無関係であると自ら示しているだけに、今後、追悼碑の移転などに積極的な姿勢を示すべきだと、韓国大使館がコメントしたんですけれども、これについて所感をお願いできますでしょうか。

 

(知事)

 まず、韓国大使には大使のお考えがあるんだと思います。この追悼碑の話っていうのはもう何度も説明しているとおり、最高裁の判決に従って粛々とやるべきことをやったということで、これはこの問題でしっかりと我々としては道筋をつけたというふうに思っています。それ以上のことは特にコメントするつもりはありません。

 

(記者)

 先日、群馬県の条件として(面談を)全面公開して欲しいと。会議のフルオープンですね。

 

(知事)

 はい。

 

(記者)

 面談する際には、それを全面公開を求めたということですけれども、今回面談実現しなかったということではありますが、例えば追悼碑をめぐる様々な発信ですとか、例えば開示請求に対する姿勢ですとか、これはどんどん公開していくというお考えなんでしょうか。

 

(知事)

 それはケースバイケースだと思います。どんどん公開するというのは中身にもよると思います。

知事メッセージ

 それでは最後に知事の方から少し県民の皆さんにお話をさせていただきたいと思っています。今日もいろんなご質問をいただきました。サウナの話もちょっと取り上げていただいて、産業経済部も喜んでいたんですけども、サウナは何度も言いますけども、なかなかこういうサウナ事業を支援するような予算を付けているところはないと思うんですけれども、群馬県が目指しているリトリートの流れに非常に合っているということもありますし、群馬県の、なんて言ってもキラーコンテンツが温泉だっていうことで、いろんな形でサウナが少し広まればいいなと思っていますので、ぜひ県民の皆さんにも関心を持っていただきたいと思いますし、ぜひこういう政策も応援していただければと思います。

 それから、今日、子どもたちの意見を取り入れるお話もしました。高校生リバースメンターもやっていてですね、やっぱり子どもたちの意見、あるいは若者たちの意見、こういうものをもっともっと自治体として取り入れていくべきだと思っています。この点でも、まず高校生のリバースメンターというか、アドバイザーを持っている知事は、私しか全国でおりませんので、これもしっかりと活用していきたいと思います。やっぱり知事として常にいろんな世代の方々の意見をオープンにしっかりと聞いていくと。こういうことをこれからもしっかり大事にしていきたいと思っています。

 ここからも、未来構想フォーラム、県内ずっと続いてまいりますので、これもご興味のある方、地域の方、応募していただければ参加していただけますので、こういうところにもぜひ、皆さんには関心を持っていただきたいと思いますし、ふらっとCafeには30組以上の応募が来て、3組しか対応できなかったんですけれども、(ふらっとCafeには)最初からシナリオありませんので、何でも結構ですので、ぜひ知事と話したいという方がいれば2回目のふらっとCafeに応募していただいて、県庁までふらっと来ていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 急に暑くなってきたんで、なんか湿度の高い日もありますが、皆さんぜひお身体に気をつけてお過ごしいただければと思います。今日も(会見時間が)1時間になりましたが、メディアの皆さんには最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

 

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。