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令和6年度第7回定例記者会見要旨(5月23日)

更新日:2024年5月23日 印刷ページ表示

■日時    令和6年5月23日(木曜日)午後2時30分~3時18分
■会場    記者会見室
■出席者  県:知事ほか
      記者:記者クラブ所属記者等17人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 令和6年5月23日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料 (PDF:1000KB)


会見項目

■知事冒頭発言

 1.はじめに

 2.クリエイティブ企業の群馬進出

 3.オンラインによる不登校支援

 4.新たなクマ対策

 5.直滑降ストリーム

■質疑応答

■知事メッセージ


知事冒頭発言

1.はじめに

 それでは定例の会見を始めたいと思います。記者の皆さんにはJR東日本との合同記者会見に続きお集まりいただきましてありがとうございます。早速ですが今日の会見の中身に移りたいと思います。スライドをご覧ください。主な項目です。「クリエイティブ企業の群馬進出」、それから「オンラインによる不登校支援」、そして「新たなクマ対策」等について発表させていただきます。

 

2.クリエイティブ企業の群馬進出

 まずクリエイティブ企業の群馬進出についてお話したいと思います。群馬県では近未来構想の1つに「クリエイティブの発信源」というものを掲げています。この実現に向けて、クリエイティブ企業の誘致に取り組んでおります。このたび誘致活動が実を結び、クリエイティブ企業の拠点設置が決まりましたので、発表させてください。今回アニメ制作会社「颱風(たいふーん)グラフィックス」が、群馬県内に新たな拠点を設置することを決定いたしました。颱風グラフィックスは東京都武蔵野市に本社を置くアニメ制作会社で、テレビアニメとか劇場アニメの制作を中心に映像制作を行っているところです。過去には「デジモンアドベンチャーtri.(トライ)」の劇場版作品とかですね、「とーとつにエジプト神(しん)」ご存じでしょうか。こういうテレビアニメ作品などの制作に携わっております。新拠点の設置場所はJR前橋駅前「アクエル前橋」の2階で、群馬県が運営するクリエイティブ人材育成施設「tsukurun」の隣ということになります。来月6月3日から業務を開始するということです。群馬県内で実際に稼動するアニメ制作会社は、颱風グラフィックスが初めてということになります。颱風グラフィックスは業務拡大に伴って新たなアニメ制作スタジオの設置を検討していました。そうした中、群馬県の「tsukurun」の取り組みに共感し、子どもたちにアニメ制作の現場を感じられる環境を作りたいという思いから、「tsukurun」の隣にスタジオを設置したということです。今回の拠点設置は昨年度創設した「群馬県クリエイティブ産業移転促進補助金」というものを活用いたしました。これが初めての誘致事例ということになります。また、拠点の設置に伴って、群馬県内の専門学校から7名の学生を採用していただいております。私はクリエイティブの発信源の実現には、人材育成、企業誘致、それから活動支援の3つが好循環するエコシステムの構築が重要だと考えています。今回の事例はエコシステム構築に向けた第1歩だととらえています。群馬県としては今後もより多くのクリエイティブ企業に進出していただけるよう、積極的な誘致に取り組んでまいりたいと思います。

 

3.オンラインによる不登校支援

 続いて「オンラインによる不登校支援」です。スライドをご覧ください。群馬県では4月から伊勢崎市にある群馬県総合教育センターの中に、不登校に関する相談や支援のワンストップ相談窓口「つなぐん」を開設いたしました。

 「つなぐん」は、子どもや保護者、教員などが相談することができ、いつでもどこからでもいろいろな方法で相談できるというものをコンセプトにしています。具体的には、電話でいつでも相談を受け付ける「24時間子供SOSダイヤル」をはじめ、来所、訪問、それからメールなどの方法で相談を受け付けております。開設からまだ2カ月足らずですけども相談件数がもうすでに400件を超えています。子どもたちやその保護者の方々など、多くの皆さんからの相談が「つなぐん」に寄せられている状態です。そして今回「つなぐん」のサポート体制をより充実するために新たな取り組みを始めることとしましたので、ご報告をしたいと思います。

 次のスライドをご覧ください。この度、不登校の子どもたちのための学びの場「つなぐんオンラインサポート」、略して「つなサポ」というものを6月3日から開設いたします。「つなサポ」は、3Dメタバース上で様々な学習や活動を行うという取り組みです。これによってこれまで学校に通えなかった子どもたちが、自宅のパソコンからでも、他の子どもたちや教員と繋がることができる。そしてその可能性をさらに広げることができるというふうに考えています。いわば新しい学びの形を作っていく取り組みになります。

 それでは「つなサポ」について詳しく説明させてください。次のスライドです。「つなサポ」を利用できるのは、群馬県内の学校に在学中の小中高生です。利用時間は平日の10時から15時までですが、決まったカリキュラムはありません。子どもたちが自由に学習や活動の時間を決めることができます。また「つなサポ」では主に3つのサポートを行っています。

 1つ目は「オンデマンド学習サポート」です。メタバース上で授業の動画を見た後に、ドリル学習に取り組めるオンデマンド教材を提供して、自分のペースで自主学習を行うことができます。2つ目は「個別学習相談サポート」です。「つなサポ」のスタッフが、チャットや音声通話を使って、学びをサポートいたします。またカウンセラーが進路や友人関係など生徒が抱える悩みの相談も受け付けるということになります。3つ目は「コミュニケーションサポート」になります。スポーツやイラストなど多様なデジタルツールを使って、友達づくりをしたり、自分の特技を伸ばしたりすることができるようになります。また学習だけでなく、スタッフ引率の元で、メタバース上で山登りやスポーツを楽しむ集団活動も予定しています。

 「つなサポ」の概要は以上です。詳細はスライド記載のこのQRコードからホームページをご確認ください。群馬県としてはすべての子どもたち、一人一人に合った学びの場を提供するため今後もきめ細かい支援を進めていくことにしています。

 

4.新たなクマ対策

 続いて「新たなクマ対策」です。近年クマの目撃件数や人身被害が増加しています。令和5年度の全国の人身被害の発生は皆さんご存じだと思いますが過去最多となりました。こうしたことから、政府は今年4月に、クマを集中的かつ広域的に管理を図る必要がある「指定管理鳥獣」に指定いたしました。政府においても具体的な対策を検討しているところだと思いますが、県民の命と暮らしを守るため、群馬県は先行してクマ対策に取り組んでまいります。本日は群馬県が実施を計画している新たなクマ対策について説明させていただきます。

 スライドをご覧ください。新たなクマ対策は大きく分けて2つです。1つ目は「クマの適正管理」です。先ほど申し上げましたがクマの目撃件数や人身被害が増加しています。今後は人がクマを適正に管理し、棲み分けを進めることが重要になります。そこで群馬県はクマの生息状況や頭数の把握、生息域などのゾーン分け、ゾーン別の対策の検討などを進めていきます。今回まずはクマの生息状況や頭数を把握するために、県内各地にカメラを設置いたします。そこで得たデータや専門家の助言をもとに、生息頭数を推定していきます。

 2つ目は「人身被害の防止」です。人への被害を防止するためには、まずクマに遭遇しないことが重要です。そこで群馬県では、インターネット上に「リアルタイム出没状況マップ」というものを新たに公開いたします。このマップは、市町村職員の方にクマの出没情報を入力いただくことによって、リアルタイムで出没状況を確認できるようにいたします。これによって県民の皆さんが今どこにクマが出没しているのか、リアルタイムに把握することができるようになります。マップは今年の7月ごろ県公式ホームページで公開予定です。ぜひ多くの方にご利用いただきたいと思います。

 そしてクマが出没した場合、人への被害を最小限に抑えるためには速やかな捕獲が必要となります。特に市街地など銃が使えない状況では、麻酔銃での捕獲が効果的です。そこで群馬県では「麻酔銃対応支援策」を新たに実施いたします。麻酔銃の使用には、専門的な資格や知識が必要で、扱える人は限られております。これまで麻酔銃が必要なケースでは、クマが出没した市町村が麻酔銃を取り扱える事業者に捕獲を依頼していました。しかしながら近年クマの生息域が広がり、新たにクマが出没した市町村にとっては、麻酔銃取扱事業者への捕獲依頼というものが大きな障壁となっていました。そこで今年度、群馬県が市町村の代わりとなって、麻酔銃取扱事業者と契約し、出没地域へ派遣する仕組みを構築いたします。これによって迅速にクマを捕獲できるようになります。

 以上が新たな取り組みとなります。この他にも、動画やパンフレットによる注意喚起、あるいは人身被害の原因調査などにも取り組んでまいります。なお本日ご紹介したクマ対策の中には、明日開会する令和6年第2回定例県議会で補正予算をご審議いただくものも含まれております。県議の皆さんに丁寧に説明し、議決をいただけるように進めてまいりたいと思います。

 クマ対策に関連して、県民の皆さんに知事からお願いがあります。クマは冬眠前後の活動が活発になるということが分かっておりまして、これから夏ごろまでは、冬眠明けのクマに遭遇しやすい時期になります。山に行かれる際には、クマとの遭遇を避けるため、クマ鈴、ラジオ、さらには万が一の遭遇に備え、クマ撃退スプレーの携帯をお願いします。

 

5.直滑降ストリーム

 最後に「直滑降ストリーム」についてお知らせします。直滑降ストリームは知事とゲストのディスカッションを通じて、群馬県の新たな可能性を見つける、チャレンジできる群馬県を感じてもらうというトーク番組です。

 スライドをご覧ください。約1年ぶりの配信となる今回のゲストは、子宮頸がん予防の情報をSNSやメディア等で積極的に配信されている、産婦人科専門医の稲葉可奈子さんです。テーマは「HPVワクチン接種って大丈夫なの?」です。今回の動画では稲葉先生に子宮頸がんの予防方法、HPVワクチンの安全性、それからワクチン接種の受け方などを分かりやすく解説していただきました。番組は3回に分けて配信します。今月30日木曜日から6月1日土曜日にかけて3日連続で、17時からYouTubeのtsulunosチャンネルで配信いたします。ぜひご覧ください。子宮頸がん予防の積極的な情報発信は、昨年度の高校生リバースメンターから提言のあった内容でもあります。群馬県としてもワクチン接種を含む予防対策の普及啓発に力を入れているところです。今回の番組もぜひ多くの方に見ていただきたいと思います。

 


質疑応答

 

●クリエイティブ企業の群馬進出について

(記者)

 颱風グラフィックスが拠点を前橋に作ってくれるということなんですけれども、拠点というのは本社ではなくて、支社のような形なのか、そのあたりのご説明をお願いします。

 

(知事)

 戦略セールス局長から詳しく正確に説明してください。

 

(戦略セールス局長)

 今回、颱風グラフィックスさんの方で群馬県内に事業所を設けていただくという話です。本社は引き続き、東京都の武蔵野市に所在しているという状況です。

 

(記者)

 スタッフの人数はいかがですか。

 

(戦略セールス局長)

 先ほどスライドで少しご説明をさせていただいたんですけれども、今回新たに群馬県内に事業所を設けるというタイミングで、群馬県内の専門学校を卒業した学生の方7名を新たに雇用していただいたと。この7名を中心として、まずは群馬の事業所内で業務を行っていただく、そこに本社からスタッフが複数名お見えになって、指導に当たるというような状況になります。

 

(記者)

 そのスタッフの方々が、隣にあるtsukurunの利用者さんたちをアドバイスされると、そういう流れになるんですか。

 

(戦略セールス局長)

 すぐにtsukurunとの連携ということではないんですけれども、将来的には、颱風グラフィックスさんと隣にあるtsukurunが相互にどういう連携ができるか、その辺りはしっかりと考えていきたいなと思っています。

 

●オンラインによる不登校支援について

(記者)

 続いて、「つなサポ」についてお伺いしたいんですけれども。

 

(知事)

 どうぞ、担当者。

 

(記者)

 不登校の児童生徒への対応ということですけれども、県内で学校に通えていない不登校の生徒さんが大体どのくらいいらっしゃるか、メタバースの学習の場は、みんなが利用できるのか、もしくは登録制なのか、人数制限があるのかなど、そのあたりのご説明をいただけますか。

 

(総合教育センター所長)

 現在、群馬県の正式な数ですが、4,000名超の小中学生の不登校者がいると報告されています。そのうち、1,000名以上が学校や教育支援センターからの支援を受けていない状況にあります。今回、開設する「つなサポ」については、そういった、どことも繋がりのない子に対して、先ほど知事の説明にもありましたが、すべての子どもたちに新しい学びを提供するという意味から、その1,000名の子どもたちに対して、新たな学びの場を提供していきたいということで始めています。

それから、(希望する)すべての生徒が申し込みできるのかということについては、小中高校生の中で、原則として30日以上学校に続けて行けていない児童生徒を対象にしています。申し込みにつきましては、知事の説明にもあったとおり、(スライド記載の)QRコードから手続きをしていただくという形になります。

 

(記者)

 そうすると特に定員などはなくて、意欲があれば、申し込むと誰でも受けることができるという趣旨でよろしいでしょうか。

 

(総合教育センター長)

 原則として、同時接続できる人数については、回線の限り(により限度)があるわけですけれども、申し込みについては制限を設けない予定でおります。

 

●新たなクマ対策について

(記者)

 続いて、クマのカメラを設置するというところを伺いたいです。

 

(知事)

 どうぞ、担当者。

 

(記者)

 先ほど、クマの出没状況などを把握していくためにカメラを設置されると、ゾーン分けをされるということでしたけれども、ゾーン枠をいくつに分けて、カメラはどれぐらい設置するのか、いつ頃(設置)なさるのか、その辺りのご説明をお願いします。

 

(鳥獣被害対策担当参事)

 設置する場所ですけれども、主なクマの生息地域であります、奥山森林地帯の22地点に赤外線のセンサーカメラを設置いたしまして、生息状況、生息データを収集します。県内に広く設置するということであります。実施時期につきましては、これから業者の方へ委託いたしまして、6月ごろから調査を開始する予定でございます。

 

(記者)

 ご説明の中で、いち早く群馬県が取り組むというご説明がありました。昨年、人身被害もいくつか報告されていますけれども、知事の意欲ですとか、これをどのように生かしていきたいか、お話を聞かせていただけたら、ありがたいです。

 

(知事)

 せっかくなので、環境森林部長。その後、私(からコメントします)。

 

(環境森林部長)

 昨年の人身被害の件数は4件ということで、過去最多ではなかったにしろ発生してしまったということで、これは限りなくゼロに近づけたいと考えています。そのために、今日ご紹介した出没マップ、それから麻酔銃対応支援、その他にもマニュアル作成など、いろいろ事業展開は考えていますので、とにかくクマに遭って、被害がないように、ということで推進していきたいと考えています。

 

(知事)

 環境森林部長から話があったとおり、群馬県が全国の中で特に多いわけではないんですけれども、全国的な流れとして、これだけクマの被害が増えているということで、今までは大きな人身事故や(人が)亡くなる事故は起きていないんですけれど、秋田などそこの辺りでは、そういう被害もありますので、我々としてはしっかり注意していくべきだろうと。私も竹の子や山菜を取りに行ったりして、そういう(山の)奥まで入っていくと、クマに遭遇する機会も増えますので、ぜひ、そういうことが起こる前に、しっかり対策を取るということです。

 

●クリエイティブ企業の群馬進出について

(記者)

 クリエイティブ企業の誘致の関係で、(颱風グラフィックスは)アニメ制作会社なので、当然アニメの制作なのかと思いますが、業務内容や拠点の広さを伺えればと思います。

 

(知事)

 戦略セールス局長から説明をさせます。

 

(戦略セールス局長)

 基本的にこの颱風グラフィックスさんの業務に関しては、アニメ制作、一部映像の制作また編集という業務も実際に行っていただいていますけれども、アニメ制作が中心と伺っております。

 もう1つ、先ほどご質問のありました広さですね、今回新たに群馬事業所として、アクエル前橋のtsukurunの隣に、事業所を開設いただくんですけれども、面積としては約180平米と聞いております。

 

(記者)

 制作会社で7人を採用するということなんですが、群馬県内の専門学校にもそういうアニメ制作関係を学ぶ場所があるということなのか、(また、これまで、)基本的に都内に(就職のため)行ってしまっていた学生が、この制作会社の設置で、県内に留まることができるようになるという効果があったりするんでしょうか。

 

(戦略セールス局長)

 おっしゃるとおり、群馬県内には現在4つの専門学校で、クリエイティブ関連の分野を学んでいただけます。この4つの学校のうち、今回、颱風グラフィックスさんに新たに就職された7名の方は、太田市の情報商科専門学校の卒業生なんですけれども、この学校を含めて、先ほど申し上げた4つの学校で、現在、クリエイティブ関連の業務を学んでいただいている方が約700名いらっしゃいます。700名の方々の多くは、首都圏等に就職されるというケースがこれまであったと聞いておりますので、今回の新たなクリエイティブ企業の進出によって、少しでも群馬県内で(やりたいことを)実現できるという環境が整うと考えております。

 

(記者)

 知事に伺いたいんですが、エコシステムのいろいろなパーツを作っていらっしゃる状況で、制作会社という大きなパーツを1つ県内に誘致できたということで、県内のクリエイティブ関係(の企業)に勤めたいと思っている学生さんたちの働く場にもなると思いますが、改めてそこの辺りの意気込みをお願いします。

 

(知事)

 前にもここでお話ししましたけれども、Netflixのスキャンラインというすごい会社を誘致しようと思って、当然うまくいかなくて、みんなに笑われたんですけれど、それでも群馬県のやる気だけは認めていただいたので、また(現地まで)行こうと思いますが、その時にNetflixのプロデューサーから言われたのは、「もしエンタメ産業を誘致したいのであれば、エコシステムが必要である。そこで、ある程度完結できるような、例えばプロダクションがあったり、1つの作品を作って、配信できるまでの、そういう仕組みが必要なんだ」という話がありました。いよいよそこに向けての第一歩、漫画で言うと、「はじめの一歩」みたいな感じで、この颱風グラフィックスが来てくれるのは本当に嬉しいです。調べてみたら、ここ(颱風グラフィックス)はとても良い会社なんですよ。だから、こういうところが群馬県に事業所を設けてくれるのは本当に嬉しいし、ぜひここで、颱風グラフィックスの皆さんがもう少し事業を広げようとなってくれたら嬉しいし、知事としても最大限サポートしていきたいと思います。何しろtsukurunを見て、感銘を受けて、決定してくれたというのはすごく嬉しいなと思っています。ここから、何度も言っていますが、記者さんご存じのとおり、tsukurunがさらにサテライトになったり、TUMOも来ます。デジタルクリエイティブ産業(において、)人材の育成は群馬県が先頭に立つので、その中で、例えばこういう良い会社が来てくれたことは、とても嬉しいので、これを契機に、だんだんプロダクションなど、そういう制作会社も群馬県に集めていきたいなと思います。エコシステムに向けた野望への「はじめの一歩」みたいな感じですね。

 

●副知事人事について

(記者)

 宇留賀副知事の再任案の関係で、明日議会が開会になって、再任案の議案が提出されると思います。自民党県議団の方では、まだどうするか対応を決めていない状況で、不透明な状況が続いています。改めまして、知事として議案提出に向けた思いを伺えればと思います。

 

(知事)

 何度も申し上げているんですけれども、この間、井下幹事長を中心とする新しい執行部の5人の方々が来てくれて、ブログにも書いたんですけれど、なかなかいいメンバーだなと思ったんですが、相手が何を言ったかということは言わないですが、私の方からは改めてその宇留賀さんの副知事再任を求めている理由はお話しました。要はシンプルに言うと、宇留賀さんが残るということは、別に私欲から言っているわけではなくて、本当に宇留賀さんに残ってもらうことが群馬県のためになると、群馬県民のためになると信じているんです。宇留賀さんも群馬県に残ってもいいと、群馬県知事と一緒にやりたいというのは、何の私利私欲もないので、何か(知事の)後釜をねらうとかいろんな意見もありますけれど、そういうつもりは全くないんですよね、ご本人も。今日も(宇留賀さんと)改めてその話をしたんです。そういう理由で、同意人事を出すと。県議団の側も知っている方も大勢いるし、いろいろな立場もあるので、あまり批判するようなことは避けたいと思うんですが、なぜ、いけないのかという理由ですよね、同意人事を否決するという、否決の動きが強いみたいな、噂なのでよく分かんないですけれど、まだ決まっていないみたいなことなんですけれども、そういうお話があるんであれば、なぜなのかということをぜひ示してほしいと思うんです。私は宇留賀さんの同意人事を出す理由は明確で、(宇留賀さんの副知事再任が群馬県のためになることを)確信しているので、それが駄目なのであれば、こういう理由で(否決する)というのを示していただきたいんですけれども、残念ながら、それはまだ出てこない。ちょっとブログを書き過ぎて、お叱りを受けているところもあって、子どもみたいな知事なので(それは)本当に申し訳ないと。一人一人の県議の皆さんに思い入れもあるし、自民党との県議団と対立したいわけではないんです。(それでも、)「知事、書き過ぎじゃないか」と言って、怒っている人もいるというので、もしそこで不快感を持たれたのならお詫びしたいと思います。「知事、けしからん」ということであれば、いくらでもお詫びしますけれども、そのことと「宇留賀副知事の同意人事に反対する」ということは繋がっていないと思うので、ぜひ、もう一回言いますけれど、私も、ものすごい子どもっぽい知事ではありますが、ちゃんと理屈があって、宇留賀さんが残ることが群馬県のためにならないと思えば、引くんですけれども、(現時点で、)残念ながら反応もない、何の説明もないという中で言うと、これ(同意人事案)を取り下げるということは難しいなと思っています。今日もお目にかかれるかどうかは分かりませんけれども、(開会の)前の日ということで、井下幹事長にはどこかでお話ができればなと思っています。もう1回言いますが、知事が子どもっぽくて、ブログに書き過ぎて、不快感を与えたのであればお詫びしたいと思うんですけれども、ぜひ群馬県と群馬県民のことを考えてご判断をいただければと思いますし、私は、最後は自民党県議団の皆さんの良識を信じているので、明日しっかり同意人事は議決していただけるであろうと思っています。

 

●クリエイティブ企業の群馬進出について

(記者)

 クリエイティブ関連で、先ほどの補助金を使って誘致されたという話ですが、どのぐらいの補助金をこの颱風グラフィックスに・・・

 

(知事)

 それでは、戦略セールス局長。

 

(戦略セールス局長)

 昨年度から設けております「クリエイティブ産業移転促進補助金」がございまして、そちらの補助金は、1件当たり上限が200万円というものであります。具体的には、対象の経費として、初期費用、事業開設なり、事業所を新たに借り上げる上での償却資産の取得費であったり、また事業所自体の年間の賃料等の運営費用、さらには雇用の助成に関しても含めているという補助金であります。(こちらには、)いくつかの交付の要件も設けておりまして、まずは県内から2名以上の人を雇うという条件も付けております。また、さらに5年以上の期間、継続的に事業を行うといった要件なども併せて付すことによって、継続的にこういった事業者の方が群馬県内で事業を行っていただけるような仕組みにさせていただいております。

 

(記者)

 関連して、そうすると5年は少なくとも(群馬県内に)いてくださるということだと思うんですけれども、先ほど、ぐんまちゃんの話が前の会見でありましたけれども、ぐんまちゃんのアニメとか、県に絡むコンテンツもいろいろ考えておられますけれど、そういったことの連携もやっていかれるお考えはあるんでしょうか。

 

(戦略セールス局長)

 そうですね。今現在は、このアニメ、映像、いわゆるクリエイティブ産業自体の市場規模が非常に大きくなっていまして、人材不足で、かなり厳しい状況にあるという話も聞いております。ただ今回、初めて群馬県内で実稼働していただくアニメの制作事務所ということになりますので、ぜひそういった点に関しても、今後、いろいろと前向きに連携できれば、ありがたいかなと考えています。

 

(知事)

 群馬県は、何度も申し上げているとおり、クリエイティブの発信源になろうと、ある意味エンタメ産業の集積地を目指しているんですよね。今回、颱風グラフィックスさんに来ていただいたってことをとてもうれしく思っているので、5年っていうんですけど、ぜひもう群馬県に居たくなるように、やっぱり群馬県いいじゃないかみたいに思ってもらえるような環境をぜひ作っていきたいと思います。

 例えば、アクセンチュアも30階でスタートしたんですけど、かなり人数が増えてきていますし、それからデロイトトーマツも相当たぶん人を増やしているので、特にこういうプロダクションを含めた制作会社みたいなところが来てくれた時には、むしろみんながもうずっと居たくなるような、あるいは活動を拡大したくなるような、そういう環境を作っていければと思います。

 日経新聞さんにTUMOのことをちょっと書いていただいて結構話題になって、友達からも連絡きたのでありがとうございました。実は、ここからクリエイティブでいうと、映画とか映像、結構トップ企業もあって誘致していますので、ロケのスペシャルチームもここで発表しましたが、知事を頭にするチームってないので、ぜひ注目していただければと思います。ここも実は補助金を使っていて、一番最大限、自治体としては最高額ですよね、2,000万円なんですけど。もちろん経産省のもっと大きな補助金を使ってもらえばいいと思うんですけど、この2,000万円は非常に使い勝手はいいんですよ、お弁当代とかですね。だから結構相当引きがあるので、ぜひ、群馬県のロケ地として活性化していくプロセスにも注目していただければ嬉しいなと思います。

 

(記者)

 もう1点だけ最後に、今回こちらの方で採用されたのは太田の専門学校の方っていうことなんですけれども、例えば群馬県内で高崎でも堤ヶ岡飛行場の跡地のあたりもこういった会社をお招きする対象になるのかなと思うんですけど、例えば県の東部とかですね、もうちょっと県内の地域バランスっていうのは今後、拠点として考えていかれるんでしょうか。例えばですね、専門学校がありましたらその近くで何かこういったtsukurunじゃないですけど何か作って一緒にやるとかですね・・・

 

(戦略セールス局長)

 tsukurunという意味で言いますと、今日もちょっと新聞報道されてますけれども、tsukurun桐生が6月14日の日に新たにオープンするということがございます。またそれ以外にも県立高校と連携して、tsukurunのサテライトというものも今年度、順次拡大をしていきたいなというふうにも考えておりますので、そういった意味で地域バランスにも、しっかり配慮して、また集積がうまくバランスよく展開できるように考えていきたいと思っています。

 

(知事)

 これが初めての試みなので。この颱風グラフィックスに来ていただいて、特に専門学校の人材を活用してくれるって、とてもいいモデルだと思うんですよね。これがうまく回れば、こういうモデルをいろいろ横展開してくっていうことはまたその時に検討していくことになると思いますので楽しみにしていてください。

 

●外国人による犯罪等について

(記者)

 外国人の犯罪の関係でまたちょっと質問をさせていただきたいんですが、昨今安中市とか、栃木、長野、福島で強盗事件が相次いで発生して、何らかの事情を知っていると見られる、もちろん有罪確定前で犯人扱いできませんけれども、何らかの事情を知っていると見られるベトナム人の2人組が逮捕されたという状況になっています。

 我々の取材ではっていうところですけども、その2人は技能実習生だった部分があり、事件が起きていた時期には、群馬を拠点にしていたという情報もあるということです。うち1人は不法滞在、オーバーステイの容疑が持たれているということです。

 強盗となってしまうと、これまでによく世間で騒がれたような大麻草の違法栽培ですとか、大規模な窃盗事件とかとちょっと違って、人の体とか命に1歩間違えば関わってしまうような凶悪なものであったというふうに言うことができると思います。

 1年半前にも、ここで同じような質問をさせてもらったんですけれども、日本人の県民もそうだし、正規滞在の外国人の方も安心して安全に暮らせるっていうことがすごく大事なわけで、そういう観点から不法滞在者に対するアプローチに知事として、今はご関心は持っていただけていますでしょうか。

 

(知事)

 今日は関係者来ていないので、まず今、お話をいただいたのは、確定した事実じゃないので、事実関係が全然分からないので、そのことについてちょっとコメントは控えたいと思うんですよね。ただ一般的に言って、おっしゃったとおり、やはり外国籍の方々の犯罪が増えていることは事実なので、これはですね、よく県警本部長にもお話をするんですけども、ここから群馬県が多文化共生の社会を目指していくという中で、やはり外国人の犯罪っていうのは相当きちっと取り締まってもらわないと、そもそもそういう事件が起きただけで(外国籍の方たちの)イメージが下がってしまったりとか、誤解を与えたりするので、外国籍の方々の犯罪の取り締まりをしっかりして、群馬県でそういうことをやったら例えば必ず捕まるみたいな状況を作るってことはとても大事だと思っています。

 だから多文化共生というのは、1つはそういう治安の問題についてもしっかり対応しながら、外国籍の方々、いい人材を受け入れていくっていう、これはバランスよくというか、しっかり両輪として進めていかなきゃいけないという、そういう意識を持っています。

 

(記者)

 関連というか続けてなんですが、その他のいろいろな分野で、知事がよく東京に行かれたり、国政、中央の人脈を生かしていろいろ意見を発信されたり、群馬の状況を伝えたりってされていますけれども、群馬県警の中ですと、摘発された人の中に占める外国人の割合が5年連続で全国1位でしたりとか、そういう現状もデータとしても出てきてしまっている部分がありますので、この不法滞在者関係のテーマについても、中央へのアプローチといいますか、今ちょうど国会でも技能実習を育成就労にすることも議論されているところですので、そういうアプローチっていうのもご検討したり・・・

 

(知事)

 今おっしゃったようなデータはちょっと耳にしたこともあるんですけども、特殊詐欺みたいな、例えばケースで言うと群馬県警の検挙率って全国1だったりとか、相当県警本部長に頑張っていただいていると私は評価をしています。そういう、特に外国籍の犯罪なんかに関して、例えば国にいろいろ要請した方がいいっていう事例が出てくれば、それはよく県警本部とも相談しながら、また政府に要請していくっていう、そういうことはあり得るかなというふうに思っています。

 

●クリエイティブ企業の群馬進出について

(記者)

 クリエイティブ企業の関係です。先ほど補助金の話もありました。この他にも、例えば今回の補助金を使って、またちょっと進出に関心があるとか、そういう話は担当部局に来ているのか教えていただければと思います。

 

(戦略セールス局長)

 今回のクリエイティブ産業の移転促進補助金、今回第1号ということですけれども、実はもうすでに他にもご相談をいただいてる企業がございます。企業情報ですのでこの場ではお答えすることはできませんけれども、複数の企業と継続してご相談をさせていただいているという状況です。

 

(記者)

 やはり需要があるというか、そういう実感、手応えというかいかがでしょうか。

 

(戦略セールス局長)

 先ほどもちょっと申し上げたんですけれども、やはりクリエイティブ産業自体が人手がかなり不足してるというような状況、それと業務も増えてきているということで、地方に進出していきたいというような企業さんの声も多く聞いております。そういったことも1つ大きな要因かなというふうに思います。

 

(記者)

 知事もデジタルクリエイティブ産業というふうに銘打って、集中的に誘致をかけていますけどもやっぱりそういう、今のお話もあって、非常にそういった業界からは歓迎もあるのかなと思うんですけれど、その辺の手応えとか思いはいかがでしょうか。

 

(知事)

 例えばさっき言ったロケ誘致のチームってありますよね。こういう新しい試み、群馬県のいろんな補助制度みたいなものを、例えば御三家とか、主要ないわゆる映画制作会社みたいなところに説明をすると非常にポジティブな反応がありますので、おそらくですね今、映画業界なんかでも、群馬県はとっても元気だなと、知事すごい一生懸命だなと、そういうのは多分結構口コミで広がっているんじゃないかと思うんですよ。実際、この補助金についての、まだ結果が出てきていないんですけども、反応はいいですよね。すこぶるやっぱりいいんですよね。やっぱり問い合わせみたいな。ここから結構群馬県での大型作品のロケというのは増えると思いますし、その中でどういうふうにロケ誘致とか、映像制作の誘致みたいなものをですね、群馬県の観光産業に結びつけていくかっていうところはここからの課題だと思いますけども。そういう意味ではいい流れができつつあるし、もう1回言いますが、例えばOECDの非認知能力の調査で、群馬県元気だからって声かけてくれたように、やっぱり元気だといろんなチャンスが生まれてくるんで、これ群馬県の勢いの1つかなと思いますけども、ぜひそこは期待をしていただければと思います。

 

●オンラインによる不登校支援について

(記者)

 もう1点「つなサポ」についてです。私も昨日取材させていただいて、実際にその空間上にも入らせてもらって、想像以上にいろいろ自由にできるっていうことに驚きました。今お話で定員の数もあって20名程度一度に接続できるということで、これ登録はいくらでも大丈夫ということで、逆に言うとこれがうまく機能すると、20人しか入れないという事態も想定されると思うんです。入りたくても入れない。今後の展望といいますか、拡充していきたいとか、今のところの思いとかあれば教えていただきたいと思います。

 

(総合教育センター所長)

 今の質問に対してはですね、想定としては、増えていった場合に現段階で行っているのは、午前の部、午後の部、夕方の部というふうに、何部かにすることで、複数の子が定期的にその学校に顔を出すことができるような形を検討しているところです。

 その対応でまた、うまくいかない場合についてはですね、予算要求をして、何とか事業の拡大を希望としては持っているところであります。

 


知事メッセージ

 それでは最後に県民の皆さんに知事の方からお願いをさせていただきたいというふうに思っています。今日JR東日本の(高崎)支社長と合同会見をやって、高崎駅をぐんまちゃん駅にするっていうプロジェクトが進行中で、ぜひ皆さん楽しみにしていただければというふうに思います。ぐんまちゃんで高崎駅をジャックしてしまうみたいな、本当に初めての試みなので、ぜひ皆さんに期待をしていただきたい。今着々と準備を進めています。

 それと1つお願いはですね、前回の会見のときにも申し上げたんですけども、今宇留賀副知事の再任の問題について、最大会派である自民党県議団とですね、いろいろやりとりをしています。なかなか難航しておりまして、明日、議会の初日に、副知事の再任を求める同意人事というものを提出させていただきたいというふうに思っています。

 先ほども記者さんの質問についてお答えをしたんですけども、昨今、私の書くブログの視聴率がまたさらに上がっておりまして、アメブロランキングで政治部門ずっとトップなんですけども、昨日も2人の女性から「ブログ読んでます」って言われたんです。1人はお母さんが読んでるっていう話だったんですけども、そんなことでちょっと「頑張ってください」みたいに励まされたんですが、私の方でですね、そもそもいつも言ってるように、人格者にはほど遠い欠点だらけの子どもっぽい知事なんで、時としてかなり過激なって言いますか、書き過ぎじゃないかということで、少し自民党県議団の県議の皆さんにも、不快な思いをさせているようなので、そういうところがあったとすればやはりお詫びをしたいなというふうに思います。知事としてこれまで、本当に4年10カ月一生懸命やってきたんですけども、その中で私なりに県議会との関係、特に自民党との関係も大事にしてきたつもりなんですが、いろいろまたそのやり方について、もうちょっとちゃんとコミュニケーション取ってくれとか、もう少し自分たちの言うことを聞いてくれみたいな話があれば、そこはしっかり言っていただければ、問題のあるところはしっかり私は改善をしていきたいというふうに思っています。

 しかしながら宇留賀副知事を再任したいというのは、これはですね、全く私利私欲はありません。これまでの仕事ぶりから言っても、ここから群馬県がやらなければいけないことを考えても、彼の続投が群馬県のためになり、群馬県民の幸福度の向上に繋がると、そういう確信を持って、実は同意人事を出したいと思っているんですね。

 自民党県議団の方もいろんなご意見の方はいると思うのですが、残念ながら、決して批判をするつもりはないんですけど、今までのところ、なぜこの同意人事がいけないのか、なんかこういろんな意見があって、否決をしろという方々もおられるようなんですけども、その理由が示されていないと。

 何度も言うように私もですね、もし、宇留賀さんを続投させることが群馬県のためにならないと、県民のためにならない、マイナスになるっていうことがちゃんと分かれば、当然これを引き下げるようなことも考えますが、今のところそういう理由が見当たらないんです。説明もないんですね。だからこの段階では、なかなかですね、この同意人事を下げるということはできません。個々の県議の皆さんはそれぞれ独立自尊の皆さんで、もちろん地域の声を代表している方々なので、これは関係を大事にしていかなければいけないというふうに思うんですけども。1つだけ申し上げると、ブログ書きすぎだってあるかもしれませんが、これまでの執行部とのいろんな打ち合わせの中で、これぜひ県民の皆さんに知っていただきたいんですが、ただの1度もポジティブな言葉はないんです。ただの1度もこれを通すための条件とか、ただの1度も選択肢とかが示されたことがないんですね。だからそういう状況の中で言うと、いつも言ってるように手をこまねいているわけにはいかないので、ブログで内外に今の状況を発信し続けてきました。たった一言でも、こうすれば望みがあるんじゃないかとか、例えばこういう条件なら少し話し合えるとかいう言葉があれば、あるいは県議の1人から、県民に理解されないと進まないんだっていう言葉がなければ、こんなに50以上ブログを書くことはありませんでした。そのことだけはですね、欠点だけのわがままな子どもみたいな知事ですが、それだけはぜひ県民の皆さんにわかっていただきたいと思うんですね。そのくらい私は宇留賀さんに続投してもらいたい。それが群馬県のためになるというふうに信じています。

 どうか皆さんの中で、近くのご地元の県議のお知り合いの方がいたらですね、ぜひこの知事の言葉を受けとめていただいて、少し話し合ったらどうかとか、賛成してやったらどうかとか、少しでも言っていただけたら、本当にうれしく思っています。何度も申し上げますが、最大会派の自民党県議団と対決したいと思っているわけではありません。ただ、もう1回申し上げますけども、理由がないので。ちゃんとした明確な理由がないので、そういう中でこれだけ有能な人を今、群馬県として手放すっていうことは、あまりにも私は損失が大きいと思っているので、こういうことを言っているということだけは、県民の皆さんにお伝えしたいと思います。

 昨今、記者会見は県議の皆さんにも見ていただいているので、ぜひ皆さん賛成していただけるように、いろいろあると思いますけどもぜひですね、同意人事に賛成していただけるようにお願いを申し上げまして、最後ちょっと長くなってしまいましたが、これで今日の定例会見を終わりたいと思います。

 記者の皆さんにはJR(との合同記者会見)の方にも大勢来ていただいて、これで支社長もすごい張り切ると思いますので、今日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

 

 

( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。