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■日時 令和6年5月23日(木曜日)午後2時00分~2時20分
■会場 記者会見室
■出席者 県:知事、副知事ほか
記者:記者クラブ所属記者等16人
■記録作成 メディアプロモーション課(報道係)
令和6年5月23日群馬県知事・JR東日本高崎支社長合同記者会見動画(You Tube)<外部リンク>
(知事)
それではJR東日本と群馬県による合同記者会見を始めたいと思います。本日はJR東日本高崎支社の樋口達夫支社長にお越しいただいております。お忙しいところご出席いただきましてありがとうございます。樋口支社長には後ほどお話を伺いたいと思いますが、まず私の方から、JR東日本と連携した夏の大型イベントについて発表させていただきます。
7月1日から31日までの1カ月間、高崎駅をぐんまちゃん一色に染めちゃおうということで、「ぐんまちゃん駅」にしようというプロジェクトです。題して、「ぐんまちゃん高崎駅ジャック」です。
今年はぐんまちゃん活動30周年と高崎駅開業140周年が重なる年となります。こうしたことから、群馬県とJR東日本とで今年しかできない記念事業を一緒に行いたいと考えて、今回のイベント実施に至りました。私としてもこのように盛大にイベントをJR東日本と一緒に開催できることを大変うれしく思っております。地方自治体とJR東日本が連携して、ご当地キャラクターをテーマとして大規模なイベントを実施するのは、今回が初めてだと伺っています。それでは、実際に高崎駅がどのようにぐんまちゃん駅に変わるのかについてご説明したいと思います。次のスライドをご覧ください。
高崎駅の西口と東口のエントランスをはじめ、東口壁面や駅コンコースなどをぐんまちゃんの世界観に装飾いたします。このような駅舎全体の大規模な装飾はJR東日本としてもあまり例がないと聞いておりまして、これ自体大きな話題になると考えています。スライドの画像ですが、これはイメージで、実際のデザインは今作成中ということです。今回だけのオリジナルデザインとなる予定ですので、ぜひ皆さんには楽しみにお待ちいただきたいと思います。
それでは今回のイベントにおけるJR東日本の取り組みについて、樋口支社長からお話をいただきたいと思います。樋口支社長、よろしくお願いします。
(JR東日本高崎支社 樋口支社長)
ご紹介いただきましたJR東日本の樋口でございます。知事より発表していただきましたが、今回、「ぐんまちゃん高崎駅ジャック」として、非常にインパクトのある取り組みの舞台として、高崎駅を選んでいただき、非常に光栄でございます。今回、県の宣伝部長である、ぐんまちゃんの活動30周年という機会を、高崎駅開業140周年という節目の年に、共に大きく展開する機会をいただけたことに、群馬県に感謝申し上げます。知事からもお話いただいたとおり、群馬県の玄関口である高崎駅を「ぐんまちゃん駅」とし、駅ビルや期間中に運転するSLも含め、駅全体でコラボ、表現することは群馬への誘客促進、地域の活性化に繋がるものと考えております。さらには、交通の重要な結節点である高崎駅において、群馬の魅力PRに官民一体となって取り組むことで、PRのみならず、群馬のプレゼンスそのものを向上することに寄与できると考えております。この貴重な機会を、群馬県が期待する以上の成果につなげるために、当社グループ一丸となって盛り立てていければいいなと考えております。続いて、具体的な実施内容について説明させていただきます。次のスライドをお願いします。
まず高崎駅での取り組みです。先ほど、山本知事からご紹介いただいたとおり、期間中、高崎駅は大規模な装飾を施し、「ぐんまちゃん駅」となります。これに加えて、7月の1カ月間、毎週土日祝日に「ぐんまちゃんによるグリーティングイベント」を実施いたします。グリーティングでは、直接ぐんまちゃんと触れ合えるほか、記念カードの配布も行います。また、一部の日程では「ダンスパフォーマンス」などの特別な企画も開催予定でございます。この他にも、ぐんまちゃん駅のいたるところ、様々な場面にてぐんまちゃんを感じることができる仕掛け、取り組みを実施してまいります。次のスライドをお願いいたします。
このぐんまちゃん駅を一層盛り立てていくために、特別な列車を運行いたします。名付けて、「SLぐんまちゃん号」でございます。高崎支社が持つ大きな資産であり、群馬県の皆さまにも、長年ご愛顧いただいているSLに、今回だけのオリジナルヘッドマークを装着し、「SL/ELぐんまちゃん号」として運行いたします。期間中は14本の運転を計画しており、ぐんまちゃん駅から水上と横川まで、それぞれ運転いたします。乗車されたお客様には、特製記念乗車証の配布も予定してございますので、ぜひご乗車していただき、SL/ELぐんまちゃん号での楽しい旅の思い出を作っていただければいいなと思ってございます。運行初日には、ぐんまちゃんはもちろん、山本知事にもご出席いただき、ぐんまちゃん駅にて出発式を実施いたします。私も山本知事と一緒に皆さまをお見送りさせていただきます。次のスライドをお願いいたします。
さらに、群馬県から飛び出し、首都圏エリアでもぐんまちゃん駅のプロモーションを展開いたします。首都圏の約450駅でのデジタルサイネージや、ポスター掲出を図り、ぐんまちゃん駅を、首都圏エリアを中心に宣伝してまいります。また、品川駅など首都圏の主要駅にて5回程度、「ぐんまちゃんキャラバン」を実施いたします。ぐんまちゃんを実際にご覧いただくことで、ぐんまちゃんの認知度向上や、ぐんまちゃん駅の来訪に繋げていければいいなと思ってございます。このような官民一体となったぐんまちゃんをキーとしたプロモーションを図ってまいります。7月に実施されるぐんまちゃん駅にご期待ください。私からは以上となります。
(知事)
樋口支社長ありがとうございました。「ぐんまちゃん高崎駅ジャック」のイベント情報については、本日からぐんまちゃんオフィシャルサイトに掲載する予定です。さらに現在特設ページを準備しております。準備ができましたら、皆さんにお知らせしたいと思います。
高崎駅は、皆さんご存じだと思いますが、1日当たりの平均利用者数が約3万人にもなり、単純計算で期間中に延べ約90万人の方がぐんまちゃん駅を利用することになります。群馬県としては今回のイベントがぐんまちゃんや群馬県のPR、そして観光客の増加に繋がることを確信しています。イベントをきっかけに、家族連れなど多くの方々に群馬県を訪れていただきたいと考えています。今後も引き続き、JR東日本としっかり連携して、このイベントの準備に取り組んでまいりたいと思います。
それではここで樋口支社長とのフォトセッションを行いたいと思います。
~フォトセッション~
それでは記者の方々からご質問があればお受けしたいと思います。皆さんからご質問ありますか。
(記者)
ぐんまちゃん30周年と高崎駅開業140周年記念のイベントということで、なかなか面白そうな企画だと思いました。それで、この取り組みについてはどちらからのお話なのかとか、その辺りのことをご説明いただけますか。
(知事)
担当部から説明させます。どうぞ。
(戦略セールス局長)
今回のJR東日本さんとの連携事業については、JR側から駅を活用した群馬県のイメージアップ施策、この支援の一環として今回の企画提案をいただいたという状況であります。
(記者)
それで、「ぐんまちゃん駅」と呼ぶということなんですけれども、実際に例えばアナウンスですとか、きっぷですとか、そういうところにも「ぐんまちゃん駅」という(名称を)反映した形で、この1カ月運用されるんでしょうか。
(JR東日本高崎支社 樋口支社長)
きっぷそのものは印刷するデータが固まっていて、ちょっと厳しいので、どこまで駅のアナウンスとかで変えられるかというところをですね、今ぎりぎりまでぐんまちゃんに染まれるようにやろうかと考えているところでございます。お楽しみください。
(記者)
それで駅をジャックするということですけれども、何パーセントぐらいとか、100%になっちゃうのかなとか、ちょっといろいろ想像するんですけれどもいかがでしょうか。
(JR東日本高崎支社 樋口支社長)
そうですね、今はいけるところまで、とにかくやってみようかという気持ちでやっています。今日ご紹介したのも全部ではなくてですね、まだまだもっともっと、せっかくだからジャックされちゃおうぜと思っていますので。本当にお楽しみとしか言えないです。
(記者)
イメージ図で装飾の絵があって、本番は違うかもしれない(資料の絵はイメージ図)ということなんですけれど、ここには「山」と「だるま」があるんですが、例えば、ぐんまちゃん以外にどんなものが登場しそうというのはあるんでしょうか。
(JR東日本高崎支社 樋口支社長)
そうですね、このイメージ図でいくと、キーとなるイメージとしては今回お出ししているものが中心になりますので、これもですね、そのほかまでいけるかどうかは、時間とアイデアとでいきたいと思っています。
(記者)
では山などの群馬の自然と、ぐんまちゃんそのものと、だるまなどが登場しそうということですね。
(JR東日本高崎支社 樋口支社長)
はい。
(記者)
あと駅名のところ「高崎駅」(という表示)の上に「ぐんまちゃん駅」と書いてあるということで、ダブルネームみたいなことで装飾するということですか。
(JR東日本高崎支社 樋口支社長)
そうですね。もう、どんどんぐんまちゃんにジャックされたいんですけれども、本当に高崎駅という名前がなくていいかというと、やっぱりちょっと気になるところなので。
(記者)
(「高崎駅」という表示がないと)人が迷ってしまいますものね。
(JR東日本高崎支社 樋口支社長)
これはですね、一応こんなイメージで今考えております。
(記者)
SLのオリジナルヘッドマークとか記念乗車証というのは当然両方ぐんまちゃんが入っているものということでいいんですよね。
(JR東日本高崎支社 樋口支社長)
そう思っていただいていいと思います。
(記者)
あと首都圏の418駅・・・
(JR東日本高崎支社 樋口支社長)
450駅ぐらいですね、今。デジタルサイネージとか(のプロモーションを行う駅の数)ですね。
(記者)
例えば東京駅とか、(実施する駅の)その例はありますでしょうか。
(JR東日本高崎支社 樋口支社長)
新宿とか品川とかターミナル駅は大体いけそうだという話は聞いています。その他、極力大きい駅で出してくださいという話を今、社内で調整しているところです。新宿、品川などですね、今のところ。
(記者)
ちょっと直接絡まない話なんですが、今同じ時間体で、吾妻線の検討会が開かれていると思うんですが、ちょっと当事者のトップの2人、県(知事)と支社長という形でいらっしゃるので、ちょっとその見解についても聞かせていただいてよろしいですか。
(知事)
ちょっとまずは県側の方から、その後支社長もコメントしてください。
(DX推進監)
まず、群馬県としての考えなんですけれども、以前こちらの記者会見でも申し上げたと思いますけれども、まず地域住民の方の移動をより便利に快適にしていくこと、これが一番重要だという考えでおります。その考えに基づきまして、今回の会議では群馬県としては中立的な立場で臨んでいきたいと考えております。
(記者)
知事としては・・・
(知事)
もう今のことに加えるところはありません。県としては今、岡田DX推進監が言ったように、中立的な立場で調整をしていくということに尽きると思います。
(JR東日本高崎支社 樋口支社長)
弊社の方からですね、関係自治体の方にお話をして、こういう議論する場を作りましょうということで、今回、第1回目が立ち上がったということになるんですけれども、関係する皆さんにお集まりいただいて、こういった議論が始まるということは大変うれしく思っております。これからの未来に向けていい議論ができればいいなと思っております。
(記者)
(検討会と)同じ時間帯(に記者会見を開催している)ということで、正直、最初に私が時間を聞いたときに、検討会の方はあんまり重視してないんじゃないかなという印象を持ったんですが、その辺についての見解も知事と支社長にお伺いしてよろしいですか。
(知事)
検討会を重視していないということはありえません。我々としては、もちろんその中立的な立場ということですけれども、この検討会というのは鉄道の存続や廃止、こういう前提を置かないで地域にとって最適な交通サービスを選択するために関係者で議論を行うというものだと認識をしていますし、群馬県としては、大事なことは、やはり地域住民の移動をより便利で快適なものにしていくことだと認識しております。その認識のもとで、もう一度言いますが、中立的な立場で、JR、長野原町、嬬恋村の調整に努めていきたいということです。
(JR東日本高崎支社 樋口支社長)
その検討の中で、メンバーをどういうふうにアサインするかという意味でですね、県庁であると課長級、あと弊社でいくと担当部長ということ、それぞれ議論するに適切なメンバーをアサインして(日程を)調整した結果、たまたまですね、この時間帯になったというだけであります。私としても、吾妻線の協議が大変大事であることはもちろん変わりませんし、今回の参加するメンバーのご都合という意味で、この時間帯になったということで、ご理解いただければいいなと思ってございます。
(記者)
樋口さんに伺えればと思うんですけれども、JRさんから今回提案をされたというようなお話を先ほど聞きました。なかなかJRさんとしてもないような、珍しい取り組みだと思うんですけれども、この「ぐんまちゃん30周年」とコラボしようと思った、その背景といいますか、思いというか、その辺りをもうちょっと詳しく聞かせていただければと思います。
(JR東日本高崎支社 樋口支社長)
きっかけとしては、ぐんまちゃんの30周年のイベントが県庁の前であったと思うんですけれど、そういった機会を見ていて、なかなかすごいインパクトあるなと思ってですね。その頃、高崎駅の140周年をずっといろいろ企画していたところだったんですけれども、5月にやったときには単体でやっていたんですけれども、長丁場のイベントですので、この機会に一緒にやれたらいいなと、率直にですね、報道を見て、気が付いて、お声掛けしたというところから始まっています。
(記者)
ターミナル駅をこういう形で(ぐんまちゃん)一色にするというところもなかなか思い切ったチャレンジだと思うんですけれども、そういう意味でも、会社としても新たなチャレンジみたいな、そういう認識でしょうか。
(JR東日本高崎支社 樋口支社長)
鉄道会社からするとですね、コロナも明けて1年経ってきましたけども、やはりライフスタイルが変わってきて、全部が全部、元に戻らないんだなというのは感じているんですね。そういう意味ではですね、やっぱりこれからのポストコロナの時代で勢いを付けたいという意味ではですね、今までと同じことをやっていてもしょうがないなと思っていますので、我々としてはチャレンジとして群馬県さんに、宣伝部長(ぐんまちゃん)に、「ぜひ1カ月出てください」とお願いしたわけなんですけれども、願いが叶って大変よかったなと思っています。
(記者)
(樋口支社長が付けているぐんまちゃん柄の)ネクタイからもぐんまちゃんへの愛情を感じます。ありがとうございました。
知事はどうでしょうか、最初その話を聞いたときというのは率直にどんなことを感じましたか。
(知事)
いやもう大変ありがたいなと思って、JR高崎駅は中核の駅ですし、今日申し上げたとおり、本当に大勢の方々が利用していますので、そこでやっぱりぐんまちゃんをアピールできるというのは素晴らしいと思います。ぐんまちゃんの知名度は、もちろんかなり上がってきているんですけれど、まだまだ年代によっては知らない方も多いんですよね。そういう方に多く知っていただくためには、我々としても非常にいい機会だと思いますし、ぜひ全部ジャックされちゃうつもりでお願いできればと思います。
他の記者さんはよろしいでしょうか。ありがとうございました、他になければこれで(JR東日本高崎支社との合同)会見を終わりにさせていただいて、少し休憩の後、引き続き定例記者会見を行いたいと思います。皆さんありがとうございました。
( 以上で終了 )
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。